魔法少女リリカルなのは~転生者たちとパワードスーツとダイアツルハシ~ <<凍結>> 作:void0
2学期があと1週間後には終るころ
来徒は暇つぶしになれば、と思い海鳴市をサイクリングしていた。が
「アイェェェェェ!?ナンデ!?ビームナンデ!?じゃなくてマジでなんでこんなにビーム系モジュール
が落ちてんだよ!まだタンク系とはいえ反応あるし!」
海鳴に尋常じゃないほどのモジュールが落ちていたのである
サイクリングの間にウェイブ以外の、プライムシリーズのビームモジュールであるアイス、プラズマが揃ってしまったのだ
「この町には人外でも住んでいるのか…?あ、俺もある意味人外か」
来徒の予測はあながち間違ってはいなかったりする
たとえば翠屋の店主とその息子、そして月村一族などなど…
海鳴は人外の巣なのである
「最後の反応は……ここか。しっかしなんで公園の茂みとかにモジュールが落ちてんだか…エネタンゲット」
そういいつつ来徒は左手のみにスーツを展開し、タンクを回収する
これで付近のモジュールは全て回収したようだ
「さぁて、帰るか」
来徒はそういって家路に着こうとするが
「キャア!」
「ちょっと放しなさいよ!」
「黙れ小娘!」
「何をしている、急げ!見つかるぞ!」
すぐ近くの路地からこのようなやり取りが聞こえた
来徒は一瞬固まったが、すぐに復活し、溜息をもらす
「……俺ってあのウニみたいな不幸体質じゃ無かったよな?攫われた子達は助けるけど」
そう呟くと人目が無いことを確認し、壁を蹴って屋根の上に駆け上がり、屋根の上から誘拐犯らしき人物を目視、それを屋根の上から走って追いかける
が、やはりそこは車に乗った誘拐犯のほうが早く、少しずつだが引き離されていく
「ッチ…チョウゾの遺伝子を持ってしても引き離されるか。ある程度ついていってる俺もおかしいが」
そして車はとある廃ビルの前に止まり、誘拐してきたと思しき猿轡を噛ませ、縛られた少女二人をビルの中に運び込んだ。そして少女を誘拐した男達もビルの中へ入っていく
「というかあの少女、なんか見覚えが…まあ、いいか」
そして来徒は片方のみ壁を蹴って上るという物理法則に喧嘩を売るような動きで屋上へと移動。バリアスーツを起動し、ドアをチャージビームで吹き飛ばす
「さぁ、救出&蹂躙の開シダ』
そう呟くと来徒は変声機能を起動させ、ビルの中に入っていった
そのころ攫われた少女、月村すずかとアリサ・バニングスはどうにか抜け出せないかと縄の結び目を弄っていた
(駄目…やっぱり解けない!)
(何でこんなにしっかり結んであるのよ!逃げられないじゃない!)
当たり前だがほどける気配はない。
子供と大人の力の差と念が入ったことにしっかりと二重硬結びをして余った縄を捩ってさらに輪になっているロープに捩ってさらにそこでもう一度二重硬結びをしているのである
大人でもかなりほどき辛いものを子供がほどけるはずがないのである。たぶん
そして男達がアリサに
「依頼主はまだか?」
「今ここに向かっているらしい。そういえば先ほどの連絡で金髪の娘は犯すなりなんなりしていいととのことだ。ってなわけで犯そうぜ」
「ん?お前はロリコンだったか?」
「違う。けどヤれる時にヤっとかないと後が面倒だろ?TE○GAも飽きてきたし」
「それもそうだな」
その言葉は、他の子供とは比べ物にならないぐらいに精神が成熟しているアリサには死刑宣告にも聞こえただろう
現に顔が青ざめ、必死に逃げようとしている
「ンー!ンー!」
「何だよその年でわかるのかよ」
(本棚にそういう本があったのよ!仕方ないじゃない!)
アリサは必死に暴れて男を遠ざけようとするが、男に頬を平手打ちされて硬直した瞬間に腕をつかまれ、胸元の服を裂かれる
アリサの膨らんでいない胸が外気に触れ、アリサが硬直、その間に男二人に押し倒される
そして男達の手がアリサの股間に伸ばされ
コォン!
「ギャッ!?」
「オイ!いったいどうsガッ!?」
ることは無く、階段の影からとてつもない冷気を発する弾らしきものによって肩を凍結させられた
どういう原理なのかは知らないが凍結された部分をその場から動かすことが出来ない
つまり逃げられないのである
そして弾が飛んできた階段の影からオレンジ色のパワードスーツを装着した人物、来徒が出てきた
『オクジョウカラハイッタノハシッパイダッタカ……』
「……!?」
(ロ、ロボット?)
(なんでこんなところにロボットがいるのよ!?)
アリサとすずかの目にはロボットに見えたらしいが些細なことである
アリサとすずかが呆然としている間に来徒はアリサとすずかを拘束しているロープをパワービームで切断した
「ちょっと!あのロープのほどき方はどうなのよ!」
「怖かった…」
『スマナイ』
猿轡を外したとたんアリサは胸を隠しつつ文句をいい、すずかは恐怖で少し震えている
「貴様ァ…何故邪魔w『ダマレ』ギャ!」
「な!?ミサイr『オマエモダマッテロ』ひでぶ!」
そんなことをやっている間に肩の氷が解けて、誘拐犯二人が動き出したが、来徒のミサイルであえなく退場
だがミサイルの爆音で下の階に居た残りの誘拐犯が来徒に気づき、銃を構えてこの階に上ってくる
「オイ今の爆音はなnハァ!?ロボット!?」
「驚いている間があったら撃て!俺達の姿を見た者はロボットだろうがなんだろうが潰せ!」
短いやり取りの後、誘拐犯は拳銃で来徒を何度も撃つ
が、やはりバリアースーツの防御力により、弾丸1発につきエネルギーに1ダメージというごく小さなダメージしか与えられていない
現在のタンク個数は3個。誘拐犯達の弾丸は8発のカードリッジ×3×4人
どう頑張っても半分程度のエネルギーしか削れないのだ
『…ナンダ?ソノジュウハ?マメデッポウトマチガエテルンジャナイノカ?』
「オイ!ぜんぜん効かねぇぞ!」
『モウイイ、ダマレオマエラ』
小さなダメージをチマチマ食らうのに嫌気がさし、来徒はアイスビームを誘拐犯達に連射する
「「「「…」」」」カキーン
哀れ誘拐犯達は愉快な氷像に(死んでいません)
来徒は構えを解き、下の階にある最後の反応に向かう
『…!!オマエタチハオヤデモヨンデカエルガイイ』
「え、ちょっとまちなs」
『ジャアナ』
アリサの言葉を途中でさえぎり、下の階にモーフボールで向かう
すずかは恐怖、アリサは服の前が裂けていることにより来徒を追うことは無かった
階段を転がり下りてすぐに人型に戻り、変声機能を停止させる
『ヨシツイた。というかこの反応ってスピードブースターだよな…」
そう呟きつつ回りを見渡し、アームキャノンを構える
「ッチ、こいつ等に依頼したのは失敗だったか。一人余分に捕まえてきたと思ったら侵入者にまんまと研究対象を解放されているじゃないか」
そんな言葉と共に後ろから白衣を纏った男が現れる
スピードブースターの反応はこの男から出ているようだ
そして男はすずかを研究対象としてしか見ていないようだった
「あ゛?子供が研究対象だと?ふざけるな」
「ふざけてないさ。というかキミはあの紫色の髪の少女のことを知らないのかい?」
「知らん」
「なら教えてあげよう。あの子は吸血鬼なんだよ。といっても伝承されている吸血鬼とは違うがね」
男の口から普通ならありえない言葉が飛び出す
すずかがここに居たら驚愕し目を見開くであろう
「ふ~ん。で?」
「は?」
「いやだからそれがどうしたんだよ」
「いやいや、あの子は化け物なんだぞ?怖くは無いのかね?」
「そんなこと言っていたら俺はどうなるんだ。どこぞの宇宙人のDNAが組み込まれた存在がここに居るんだぞ?」
「!?」
が、ここにいるのは来徒
自身が人外のため、驚くことはない
「ならばこの装置の力を使って君を鹵獲、ついでにあの子も捕獲する!」
男はそういうと青い残像を残しながら高速で走り始めた
「…やっぱスピードブースターか」
「ほう、この装置の名前を知っているんのか」
「元々このスーツの機能だからな。お前倒すついでに回収する」
「出来るものならやってみせろ!」
そういいつつ男は残像を残しながら来徒に迫る
が、来徒はモーフボールになることによって回避する
そして男が驚いている隙に背中にプラズマビームを打ち込む
「! クソっ命拾いしたな!」
寸前にレーダーにこちらに向かってくる二つの物体が写り込んだ
さっき助けた二人だと都合が悪いため、プラズマビームからパワービームに変更し、不自然に強く光っている研究者の腰を撃ち抜いた。
「ふっ、その程度では……へぶぁ!」
すると、打ち抜いた部分から大量のケーブルにつながれたスピードブースターが零れ落ち、急激な身体能力の変化についていけなかった研究員が顔面から派手に転んだ
「回収!」
そう言いつつ、来徒はスピードブースターを掴んで窓から飛び降り、壁を蹴って屋上に出た
それと同時にスピードブースターが量子化、スーツに取りこまれ、メトロイドでおなじみのあのアイテム獲得アラートがスーツの中で鳴り響く
≪スピードブースターを獲得しました≫
≪一定の速度で5秒移動する、又は魔力を流し込むことによりスピードブースターが発動します≫
「仕様が変わってるな……とりあえず、バレる前に帰るか」
そういうと来徒はバリアスーツを解除し、屋上を伝って帰っていった
~三人称sideout~
~来徒side~
……冷静になって、さっきしたことを振り返ってみたんだが、酷いな。
外道とはいえ、なんで人を殺そうとしてたんだ俺は。
自分から外道になってどうするんだよ
まぁ、今はそれはどうでもいいんだ。重要なことじゃない
今は目の前にあるカラスの集まりをどうにかしないと。
うるさいとかそういうのじゃなくて、オートスキャン先生が
<内部に微弱な魔力反応を感知>
なんていうか、放っておけないんだよ
しかしどうやって助けようか
「ん〜……って悩む必要性ないな」
「ぬおおおおおおおおお!!!」
結局力技、もとい無理矢理群の中にいた微弱な生命反応改め半透明の猫を抱えて家までダッシュすることにした
それより今は追ってくる鴉がヤバイ。とりあえず家に入れば追ってこないdって痛い痛い!嘴が地味に痛い!
「あづづづ……どうにか振り切れた。結構突かれたな」
ああ、二の腕に痣が……
まぁいいか。そんなことよりこの猫をスキャンだ!
≪スキャン中…≫
≪魔道変異形体:リニス≫
≪猫が使い魔となることにより突然変異、人型と獣型を自由に変更可能になるほか人語の理解、魔法の行使などが可能となりました≫
≪魔力の欠乏により存在が希薄になっています≫
≪魔力を注ぎ込むことによって一時的に回復が可能です≫
うむっ、使い魔とは魔法らしいな。
とりあえず消えてもらったら困るし、感覚で魔力ぶち込むか
「ん~……お、いい感じいい感じ」
とりあえず見た目は普通の猫に戻ったな。というかなんか一気に疲れた
とりあえず今日はもう寝るか…
何故魔力をぶちこめたかって?
創夜に教えてもらったからです。
あと、寝るとか言っていますが結局眠れず、しっかり後で吐いてさらに暫く殺害するシーンが夢に出てくるようになりました。
8/12
さすがに殺るのはどうかと思ったので修正