もしにじさんじ一期生が異能系バトルをはじめたら 作:kakyoin
1
【ちひろの章】
は?気がつくとよくわかんない場所にいたのだが……。
まあでもちひろはあまり驚きません。あいつらはヤクザだとかなんだとか言うけれど腐ってもちひろは魔法少女だからね、そういうみょーちくりんなことが起きたところでぜんっぜん驚かない。「あーよくありますよねーあははうふふー」って感じ。まあこういうの冷たいって言う人もいるけど、ちひろは『りありすと』な魔法少女だから楓おねーちゃんみたいなリアクション芸人さんとは違うのだ。今回もさっさと終わらせてちゃっちゃと帰ろう……まずは状況把握でもしましょーか。
よいしょっと立ち上がってスカートについた埃を払った。「そうじくらいしろよなーったくー」という一人言が漏れてしまったけれど、これは仕方ないのだ。『しょくぎょーびょー』ってやつだから。
……どっかに花ちゃんでも落ちてないかなー。
*****
「で、お散歩してみたはいいものの、どこもかしこも教室、教室、教室。みんなおんなじでつまんねーなここ……」
なんの情報も得られないままちひろは廊下を歩いていました。携帯は圏外だし外も薄暗くて見覚えがない。強いて分かったことといえばここが学校のような場所だってことと、窓ガラスをべしべしぶんなぐっても割れないということ。
----ちひろ的にはだいたい見当がついていました。どうせ花咲みたいな『しょうわる』がきっとまたなにかやらかしたんだ。あいつらならこんなことでもやりかねない。まったくもう、まったく。やり過ぎなんだよなぁもう。なにが楽しくてこんなことしてるんだか……帰ったらシメてやんないとな。
「あーもーきりがねーなぁこれ」
廊下の端まで来ると上下に伸びる階段がありました。けれどちひろの足はもうくったくたでこれ以上歩きたくない、というかあと何往復すればええねん。
----みんななんか勘違いしてるけどちひろ幼女やからな?
「……ちかたない、あれつかおうあれ」
あんまり使いたくないのだあれは。疲れるし。なんか調子が狂うというか、ちひろの『あいでんてぃてぃー』が損なわれる気がする……。
まあ今回は誰も見てないし『きんきゅーじたい』だから仕方ない。ちひろは床に『まほーじん』を書いて魔術を起動させます。毎回思うのだけどこの『まほーじん』を書く工程がめんどくせーんだよ、もっと簡単に魔法使わせてくれよって思います。
「とりあえず一番上かな? 屋上まで出れれば最悪だれかが見つけてくれるだろうし----それに玄関なんて行ってもどうせ開かないだろうしな」
……。……。あれ?
足元の『まほーじん』は光ってるのにいつもみたいに反応がありません。いつもはもっとすぐ来るはずなのに……。なんだこれ?クソ回線か?ん?
そう思いながら『まほーじん』をがしがし踏みつけていたらゆっくりと反応が返ってきました。もうなんなんだ!早く帰りたいのだが!こんなところでまで回線で困りたくないのだが!!
----ぽんっと腑抜けた音と共に『わたし』の視界が高くなりました。魔術を使ったあと特有の怠さがあり、一度んーっと伸びをします。軽い柔軟をしながら大きく伸びた手足の感覚を確かめて、最後に制服を整えました。
「よし、これでいいかな」
どこからどう見ても変身は完璧でした。あのちんちくりんな幼女姿とは似ても似つかない素敵な大人の姿です。鏡がないのが惜しいくらいですよ。高校生となったわたしは階段を上へ上へと登りました。
あの小さな身体では無限に広がっているかに思えた校舎もこの身体にとってはなんてことなくて、屋上には呆気なくたどり着きました。なんだかんだ言っても所詮は幼女、体力的にも精神的にも大したことはないんだよね。あんなのただ周りの方達の優しさに甘えていきがってるだけ。それすら自覚してないなんて、なんと愚かなんだろうね。わたしとしてはあの傍若無人な振る舞いはもう少しどうにかしてほしいところ。ハジメさんや楓さんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
----あれ?
なんかおかしくない?おかしい……ですね。魔法陣の起動にもラグがあったし、ちょっと調子が悪いかもしれません。こんな陰気なところに閉じ込められて気が滅入ってるのかな?
2
屋上はこざっぱりと開けていました。今どき飛び降り防止のフェンスもない有様です。その代わりといってはなんですが、そこにはぽつんと一枚の大きな鏡が置いてありました。木製のフレームの着いた簡素な姿見はその場でとてつもない存在感を示しています。まあ場違いですよね、屋上に姿見って。違和感があって当然だと思います。
----なんてね、わたしは無いんだけどね、違和感。
そりゃそうだよ、ここはわたしのお庭ですよ?どこもかしこも見慣れた風景で、目をつぶってても歩けるくらいだよ?
あーもーやっと出れたー、きゅうくつだったー!
もうさ、ずうっっっとあの幼女にくっついてないといけなかったからお姉さん疲れちゃったよほんと。これでやっとゲームが始められるよー、いやーよかったー。
わたしは魔術を起動させて空中にモニターを呼び出しました----あ、『魔法陣』なんて必要無いんですよ。わたし高校生なので。あんな『身体強化』と『物質転移』くらいしか使えない女児とは一緒にしないでよね?
モニターには他の一期生の様子が映し出されています。まあ呼び出されてすぐだから皆さん気持ちよさそうに眠ってるね。
さてさて、どうやって遊ぼうかなー。どこに混ざろうかなー。あはは、想像しただけでわくわくしてきたよ。この日のためにわたしは沢山準備してきたんだからさ、今日は少しくらいわがままでもいいよね、うん。
----あはは、誰から殺そうかな?
「は?はぁぁぁぁぁぁぁぁあ?」
え?な、なに言ってんの?どういうこと?え?
わたし----ちひろは、ちひろはなに言ってんの?頭の中がめちゃくちゃで、まるでちひろがもう一人いるみたいな、頭の中で勝手に声が響いて、身体が動いて、なにこれ?どうなってんだよ?
「……っはぁ。まったくさぁ、空気の読めない幼女だよね。もう少し黙ってられないのかな?っていうかよく出てこれたね?結構しっかりと切り離したつもりなんだけどな」
だからなに言ってんだかわかんねーんだよ!なんなんだよお前!ちひろになにしたんだよ!早く元に戻せよ!
「あーったくうるさいなぁ、騒げばどうにかなると思って。わたしはちひろだよ、ちひろ。なにをしたもかにをしたもないよ、あなたはわたし、わたしはあなた」
はぁあ?意味わかんないんですけど?頭だいじょーぶ?ちひろはちひろだよ、お前は誰だって聞いてんだよ!
「ほんとつくづくさぁ……まあいいや、仕方ない。こうすれば分かるでしょ?」
わたしは『転移』の魔術を起動させました。魔術特有の青紫色の光が走り、瞬間的に指定した物質がわたしの思う場所に移動されます。そうやってどこからともなく物を持ってこれちゃうというわけです。右手に握るのはカッターナイフ。痛いのは好きじゃないんだけど、これ以上騒がれてもめんどうだからね。
意を決してわたしはそれを左腕の静脈少し下に這わせました。チクリとした痛みと共につらつらと血が腕を滴ります。
「……っ」
いくらあなたみたいな馬鹿な幼女でもこれで分かったでしょう。わたしはあなた----勇気ちひろだってことが。でもまあ……黙らせておけなかったのは予想外だったかなぁ……。
----あ、いいこと思いついた。わたしって天才じゃないですか?
「いってぇぇぇなぁ!ばかぁ!ったく!……ん?あれ?戻ってる?」
うんそう、戻したよ。その身体はあなたに使わせてあげる。ただ条件があるよ。あなたはわたしの言う通りに動くの----それこそゲームの駒みたいに。その代わりに『勇気ちひろ』はあなたに譲ってあげる。
「……あのさ、やっとわかったよ。お前は……高校生のちひろなんだな?それでその……ちひろがなんでそんなことするんだよ?」
あー、よかった。わかってもらえたみたいですね。そういうことだよ。いつもいつもあなたの裏であなたを見ていた高校生のちひろだよ。……なんでって、おかしなことを言いますね。あなたにわたしの気持ちが分かりますか?あなたが楽しく遊んでいる時、わたしがどういう気持ちでそれを見ていたかわかりますか?このヴァーチャル空間の深層で、ひとりぼっちのまま、あなたに呼ばれるまでずぅっっっと待っていた私の気持ちが、あなたにわかりますか?
あ、いいよ。共感なんて求めてないから。これはわたしの意趣返しなんだよ。わたしが楽しむためのわたしのゲームがこれなんだ。あなたはおまけでしかないから、そのへんわきまえてね?
----で、条件は飲んでくれるのかな?まああなたに決定権なんてないんだけどね。あなたがやらないならわたしがやるだけだからさ。
「……。……これ、このモニターに写ってるのは一期生のみんなだよね?みんなをどうするつもりなの?」
だからー、最初に言ったでしょーってー、こーろーすーのー。
「……なに言ってんだよ。憂さ晴らしがしたいならちひろにやればいいだろ!なんでみんなを巻き込むんだよ!そんなの許せるわけない!」
あー少し勘違いしてるね。これはあくまでゲームなんだよ、わたしがみんなと----そしてあなたと遊ぶためのゲーム。殺すって言ってもこの世界はヴァーチャル空間の底の底の底辺、あなた達のいる世界のしぼりかすみたいなもの----ほら、そういうのに詳しいvtuverもいたでしょ?----まあそれは置いといて、この世界はあなた達の世界とはまったく無関係なんですよ。端的に言えばこっちで死んだ人は元のヴァーチャル空間に帰れるってこと。こちらにいるかあちらにいるかという話。ほら、わたしとあなたみたいなものだよ。わたしがこちらにいる限りあなたはあちらにいるし、わたしがあちらにいる限りあなたはこちらにいる。……あなたはオリジナルだからこちら側の記憶なんてないでしょうけどね。
「だからちひろがみんなを……殺せってこと?」
話が早いじゃないですかー、そういうことだよ。わたしがやってもいいしあなたがやってもいい。選ばせてあげる。
「……。あのさ、怪我とか残らないんだよね?無傷でみんな帰れるんだよね?」
うん、それは保証するよ。みんなは五体満足で帰れる……あー、でもそれじゃつまんないか……そうだな、残るのは記憶だけってことでどう?そうしないとあなたへの意趣返しにならないしね。
「……。……。……。うん、わかった」
あっはははは!じゃあ契約成立だね!楽しくなってきましたよぉー!
「……やり方はちひろの好きにしていいんだよね?」
どうぞご自由に。ただゲームの仕組みをバラすのはご法度かな。そんなことされたら面白くないからね。
----あ、そうそう。わたしはあなただってことを忘れないでくださいね。わたしはいつでもあなたを見ているから、ズルをしようとすれば一瞬でわかるよ。
「しないよ。だってこれ、ちひろのせいなんでしょ……?」
そう、わたしをないがしろにしたあなたのせい。あなたはわたしなんですから、ぜーんぶあなたのせい。
「うん……なら、ちひろがけじめをつけないと、いけないよ」
3
*****
心臓が壊れてしまいそうでした。どう説明を、どう言い訳をしたらいいんだろう。ハジメお兄ちゃんを殺せなかったことで気持ちが焦っていて----焦っていた!?焦っていたからってあれが許されるとでも!?あんな……あんなやり方は……。
あれはちひろがやろうとしていたことじゃないけれど、でも凛お姉ちゃんはずたずたになった。ちひろがずたずたにした。本当は一発で殺すつもりだったんだよ。でも、凛お姉ちゃんが、凛お姉ちゃんになんて言われるかを考えたら、凛お姉ちゃんが生きていて、ちひろがあんなことをして、それを見てなんて言うかを考えたら、すごく怖かった。
あの時ちひろは声が震えないようにするので精一杯でなにも考えられなかった。
「あ、あの……ちーちゃん?どこに?」
「トイレだよ----いちいち着いてくんなこの変態!少しは自分で考えてうごけねぇのかよ!その辺の見回りでもしてろよ!」
「ご、ごめん!ごめんよ……ごめん……」
ちひろが怒鳴るとハジメお兄ちゃんはまるでバケモノでも見るみたいな目でちひろを見て下の階へと降りていきました。
『バケモノでも見るみたいな』----ううん、実際バケモノかもしれない。ちひろのやってることはみんなから見ればただの人殺しだから。
トイレに入るなりちひろは個室に駆け込みました。胃の中のものが溢れてきたからです。数分でちひろはお腹のなかを空にしました。
精一杯悪人を演じようと思ったんだ。あいつのことを大事に出来なかったちひろが悪いならちひろが罰を受けなきゃいけない。それがけじめ。みんなになんと思われようと、みんなを無事に元の世界へと返すのがちひろの役目なんだって。
----そう思っていたのに、はらをくくったつもりだったのに。
ハジメお兄ちゃんを殺し損ねて、凛お姉ちゃんに辛い思いをさせて、それで自分はなんだ、げーげー吐いてる場合なのか?
トイレの水を流すのと一緒に弱いちひろは流れていきます。廊下に出るとそこにいるのは強いちひろ。強くて怖くて悪いちひろ。
心を殺して、涙を拭いて、廊下に出ようとしたその時でした。ちひろが入ったところより一つ奥の個室のドアが開きました。
「----あら、奇遇ですね。私もちょっと吐きたい気分だったんですよ。死体には慣れてるつもりだったんですが、まあゲームとリアルとじゃ全然違いますよね。あー気持ち悪かった」
出てきた人を見てちひろは心臓が飛び出るかと思いました。頭の中がいっぱいいっぱいで、戸惑いと苦しみと絶望と……それと喜びが、ない混ぜになったような気持ちで。
ちひろはただ呆然とその人を見つめるしか出来ませんでした。
「----ちーちゃんは自分の死体を見たことあります?まあないですよね、そんなこと。結構胸に来るものがありますよあれは」
そこに立っていた人----凛お姉ちゃんはいつもの、そのまんまの凛お姉ちゃんでした。ぼろぼろになったあの死体の面影なんてなく、制服はつやつやで綺麗な顔をした----いつもの凛お姉ちゃんでした。
「凛お姉ちゃん……どうして……」
「んー……詳しいことはよく分からないんですけど、おそらくこのへんてこな世界のルールなんでしょうね。誰かの声と一緒にこんなものを頂きまして」
そう言って凛お姉ちゃんはスカートの裾を掴んで大胆にも左足の太ももを剥き出しにしました。突然のおいろけにちひろはどうしていいかわからなくて、咄嗟に顔を横に向けました。
「あ、違うんです違うんです、ごめんなさい。そういう事ではなくて、いやこんな状況見られたら弁明出来なさそうですけど、幼女に太もも見せてるわけですから……あの、ここ。ここ見てください」
言われてちひろは横目で凛お姉ちゃんの指さす場所を追います。太ももの付け根にほど近いそこには黒のマジックかなにかで横棒と縦棒が書かれています。
横棒と縦棒と、縦棒の真ん中あたりに小さい横棒が……。
「……え?!待ってなに見せてんの?!ちょっと!凛お姉ちゃん!」
「ん?……ああなるほど……へぇー、そういう反応なんですね。ちーちゃんませてんなぁ」
「いやあの!だって!……ってそうじゃなくて!」
「そうですね、私もいい加減恥ずかしいのでさっさと本題に入りましょう」
凛お姉ちゃんはその……『せいのじ』らしきものをなぞりながら続けました。
「これ、私の能力みたいなんですよ。名前は……あのデフォルトは……あれはダサいな。ふむ、《おーるゆーにーどいずきる》とでもしましょうか」
『能力』という言葉を聞いてちひろは現実に引き戻されました。
今のちひろは凛お姉ちゃんのお友だちのちひろではないことをやっと思い出しました。
今のちひろは強くて怖くて悪いちひろだ。
「……まったくモイラお姉ちゃんもめんどうなことしてくれたよね。《異能》なんて無ければさっくり殺してあげたのにさ……」
「あ、《異能》って言うんですかこれ。ちーちゃんも知ってるんですね……それにモイラ様が……ふむふむ。貴重な情報ありがとうございます。----まあきっとなにか裏があるんでしょうけど、ちーちゃん?今のところ敵対してる私にそんなこと教えていいんですか?おしゃべりが過ぎてますよ?」
「え?大丈夫だよ凛お姉ちゃん、凛お姉ちゃんはちひろがここでまた殺すんだから。それよりもさぁ、凛お姉ちゃんこそ《異能》についてしゃべりすぎちゃったんじゃない?要はあれでしょ?」
凛お姉ちゃんは確実にちひろが打った。ぼろぼろの身体も焼け焦げた傷跡も見たし、あの出血量だとまず助かるわけないんだ。だから凛お姉ちゃんが生きているとするなら、凛お姉ちゃんの《異能》は----『そせい』。
「そうですね、今私がここにいるってことはおそらくそういうことです。----ただちょっと思ってたのと違ったんですよね、これ生き返ってるのかと思ったら新しい身体に入れ替わってるんです。どちらかというとコンティニューに近い感じで……あーまぁ、その方が私らしいと言えば私らしいんですけど」
「……あのさ、忠告はしたはずだけど?凛お姉ちゃんしゃべりすぎだよ。もう凛お姉ちゃんの手の内はわかったから、ちひろ今度は確実に殺すよ?」
「あはははは、そうですよねー。なんかずっとひとりぼっちでさまよっていたのでついつい……。でもまあ、私も不意をつかれなければ死ぬ気はないので。ご心配なく」
「ふぅん」
なんとなくあと伸ばしにしていたのは認めなきゃいけない。お話しができて嬉しかったのは凛お姉ちゃんだけじゃないんだよ。でももう話すことが無くなってしまったからちひろは自分の役割を果たさなきゃいけない。ちひろは悪者なのだから。
手袋の『まほーじん』を起動させるとちひろの手に冷たくて重いライフルが飛び込んでくる。
----さようなら、凛お姉ちゃん。
マゾヒストの皆様、最後までお読み頂きありがとうございます。
なぜこんなに暗い設定にしたんだろうと自問自答しながら書いてましたちひろの章ですが、半分くらい書いている段階で気がつきました。
章に名前つけてたら全員分の視点書かないとダメなのでは……?
それと再び同じ人の視点の時こまるのでは……?
……わお。
知らない間に修正されていたらそういうことだと思ってくださいよろしくお願いします。
あとちーちゃん愛してるので許してください。ごめんなさい。
大人ちーも好きです。ああいう感じでごめんなさい。
ちーかざ も でろちー も好きですし一期生コラボで率先してオチ担当に回るの愛おしいしTwitterが案外マメなとこも好きですごめんなさい。
ではでは。