「...そろそろお迎えが来るらしいが...」
俺のアパートの前で俺と蓮がただ立ちながら下らない話をする...
蓮「...あれかな」
目の前のソレに蓮が反応する。アレは...
「リム...ジン?」
車体の長い車...俗に言うリムジンが姿を現したのである。
蓮「アレは...夢だね」
「いや、違ぇだろ」
蓮のボケに対して俺が適当にツッコミを入れる...だが俺も現実逃避がしたかった。貧乏人の俺には一生乗れないであろう金持ちの象徴たるソレが俺たちの目の前に止まったのである。い、嫌な予感しかしねぇ...
それは蓮も同じなのか蓮も頭を抱えてしまう。
??「上杉様でございますか?」
運転席から降りてきたいかにも執事のような人物が俺たちの目の前に居座る。
「そうですが...お出迎えってもしかして...」
リムジンがお出迎えかつ送迎だってそんなアホな話...
??「左様でございます。おや?こちらのお方はどなたでございましょうか」
...あるんだな、世の中。俺もまだ勉強不足ってところか
蓮「上杉君の補佐をする雨宮蓮です。自分の方はただのボランティアのようなものです。迷惑がかかるようでしたら引き返しますが如何でしょうか」
...蓮、お前はこの場面でも冷静でいれるのだ?
??「いえ、そのようなことはございませんよ。こちらにお乗りください」
その言葉を聞くと蓮はあっさり中に入ってしまった
??「申し遅れました私、江端と申します。以後お見知りおきを。」
「こちらこそよろしくお願いします。精一杯頑張っていきたい所存です。」
そういい俺もリムジンに乗ることにした。
─風太郎sideout─
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─蓮side─
...それは苦学生たる俺そして風太郎のキャパでは取り込めない光景だった。
風太郎「なんだよ...これ。」
今いるのは高層マンションの30階。最上階にエレベーターで上がったところだったのだ。
「...まさかこのフロア全部が家なのか...」
江端「では私はこれにて」
江端さんはそう言うと乗っていたエレベーターでそのまま下に降りてしまった。
風太郎「...入るか」
重い口を開いて風太郎が発言する...
「...覚悟を決めよう」
そういい俺はインターホンを鳴らす。するとしばらくしたらインターホン越しから声が聞こえた
??『はい、どちら様でしょうか??』
...ん?この声...どこかで聞いたような...
風太郎「昨日の転校生...だよな?」
風太郎は声に出す。嗚呼そうか、聞き覚えも何も昨日聞いたばかりじゃないか
??『そうですが、どういったご用件でしょうか...出来れば手早く済ませて頂きたいのですが...これから家庭教師の人が来ると聞いて...』
...インターホン越しの人物は誰が家庭教師に配属されているのか分かっていないようだった。
風太郎「...その、家庭教師だ。開けてくれると嬉しい。」
??『えぇ!?い、今お開けしますね!!』
そう言うと彼女は少しして扉を開く...
「...縁が...あったようだね」
彼女は立ち尽くしたままであった。
風太郎「...家庭教師をしに来たんだけど生徒は君か?」
風太郎は核を付く。
??「それは半分正解で半分不正解です。」
「半分正解で?」
風太郎「半分不正解?どういうことだ?」
??「あなたが家庭教師として教えるのは私と4人の姉です。」
...だから5倍なのか。そう俺は他人事に...そして自分事に思考を張り巡らせていた。
風太郎「...その残りの4人はどこにいるんだ?」
リビングと思わしきフロアに入るも一向に他の4人にエンカウントする気配はない
「部屋にでもいるのかな」
??「そうですね...今日来るって言ったのに...!!」
名もしれぬ姉に対して彼女は腹を立てる...
風太郎「そういや俺、君の名前も聞いてないな。」
そっか、確かに昼食をとったときも名乗りはしなかったな。
「お姉さんの名前と一緒に教えてくれないかな」
??「私は中野五月です!そして姉は上から一花 二乃 三玖そして四葉です。」
風太郎「...2人で手分けしてやってみるか」
「そうだな。五月はとりあえず風太郎のテストを受けていてくれ。」
五月「わかりました!」
そういい五月は風太郎の作ったテストをリビングで解きだした。
風太郎「さて、どうしようか。」
「まぁ、探す他ないよな。俺は...一花と三玖にしようかな。理由はないけど」
風太郎「なら俺は二乃と四葉か。」
初日から不安要素たっぷりの家庭教師補佐生活が始まった。
妄想の書き連ねのような駄作ですがコメントを頂けると嬉しいです