スタンド使いになれたね!やったね達郎くん! 作:ダスビーさん
私はここ、五車学園の学園長を務めている井河アサギ《いがわ あさぎ》だ。学園長になったのはつい最近なのである。なんだけど…。
達郎「……。」ドドドドドド
ゆきかぜ・凛子「……。」
目の前の学園の生徒秋山弟から放たれる気迫で校長室にただならぬ空気が流れていた…。いや待って、貴方なんなの?その気迫、10数年対魔忍を務めていたけれど貴方の放つ気迫を持ったやつ今まで会ったことないわよ。何貴方、そんなただならぬ気を放つ子じゃなかったわよね?何があったの?エドヴィンブラックなの?いや、それ以上の気迫かもしれない。だって貴方の姉さんと幼馴染さっきから貴方のことチラチラ見てるもの…。
達郎「…アサギ校長。」
アサギ「は、はいっ!!」
ゆきかぜ・凛子「……ッ?!」
目の前の秋山弟は突然口を開き私に声をかけた。私は思わず丁寧に返事をしていた。いや、水城、秋山姉、何驚いた顔してるのよ。こっちだって今まで普通の子だと思っていた子が任務が終わっていざ、校長室に報告しにきて感じたことのないような気迫を出していたら誰でもビックリするわよ…。あぁ、おうち帰ってさくらをさくらしたい。
達郎「無事、任務を完了しました。敵地に行き、任務を遂行したのは良かったのですが敵の罠にハマり、俺たち3人まとめて捕まってしまいました。」
ゆきかぜ「ちょっ、言わないでよ!!達郎のくせにっ!!」
達郎「…ゆきかぜ、お前は今まで食ったパンの枚数をいちいち覚えているのか?」
ゆきかぜ「な、何言ってるのよ!!」
私が軽い現実逃避をしていると、秋山弟はどうやら任務報告をしているようで、水城はどうやら知られたくないことを言われたようだが、秋山弟は「そんな事忘れた」みたいなことを言い放った。いや、痴話喧嘩すんなし。私だって許嫁と上手く進展してないのよ?怒るわよ?
達郎「…それじゃあ続けましょうか。」
ゆきかぜ「ちょっ、まだ話しが…。」
達郎「後にしような。」
ゆきかぜ「うわぁああん!!、達郎の癖に生意気~!!凛子先輩~!!」
凛子「よしよし。」
秋山弟が痴話喧嘩を中断し、水城はまだ話し足りなかったようだが、秋山弟は後でと言いそれに泣いた水城は秋山姉に包容されていた。いや、なんか秋山弟ってこんな素っ気なかったかしら?
達郎「それでは校長、話しを戻しましょうか。」
達郎くんはそう言い私は「分かったわ」と返し、達郎くんの報告を聞いた。
達郎くんの報告によると、達郎くん達は捕まったものの、達郎くんはなんとか豚共を制圧し、敵地をなぎ倒しながら任務を遂行したようだった。…いやいや、お前未だに見習い対魔忍だろ。どうやって豚共制圧したの?その為に水城達と同行させたのよ?なんで貴方がリードしてたのよ!?訳分かんないわよ…。あぁ、頭痛い…。
達郎「それとアサギ校長。」
すると、秋山弟がまだ何か言おうとしていた。私はまだ報告が終わってないのかと思い、秋山弟の方を見直した。
達郎「アサギ校長は、今回の任務で何を思って俺達三人を選んだのですか?」
…どうやら秋山弟は私の作戦に疑問を持っているようだった、その言葉を聞いていた秋山は達郎に注意をしようとしたが、私は「構わない。」と言いその場を収めた。そして私は秋山弟の質問に対し、こう返した。
アサギ「秋山、それと水城に秋山姉。私はただ、貴方達に任務の経験をして欲しかったの。それで、秋山の弟の方は、秋山の姉の方と水城にフォローしてもらいつつ、三人とも成長して帰って来て貰いたかったのよ。」
達郎「…なるほど。なら、相手の情報を調べた上で俺達ならいけると思ったのですね。」
私の話を聞いた秋山弟はどうやら理解したようだった。
アサギ「えぇ、そうよ。あの程度私でもいけるもの、貴方達なら余裕なハズよ。」
達郎「…。」ピクリ
だが、私の当然な事を言った瞬間、秋山弟の様子が険しく感じた。そして秋山弟はこう言い放った。
達郎「つまり、『貴方が行けるから』と言う理由でこのメンバーにした訳ですか?」
アサギ「え?えぇ、そうだけど…。」
秋山弟の言った言葉に私はそう答えるしかなかった。だって、あの程度の任務なら私が行けるのだから秋山達3人で行けるはずよ…。なのになんなの?この気迫は…?
達郎「…、あっはっはっはっはっは!!」
すると、その気迫は何処へやら。秋山弟が顔を上げたかと思うと突然笑い出した。
達郎「なるほど、そう言う訳なんですね!!いやー、すみません。やっと理解出来ました!!」
アサギ「え、えぇ…。」
秋山弟はさっきとは違い、明る気に先程の質問を訂正するかのように言った。するとその瞬間、目の前の校長机が歪むかのようにベキベキに砕けた。
達郎視点。
おっと、アサギ校長に質問し、帰ってきた返答に笑ってしまい、校長机をキングクリムゾンでベキベキに砕いてしまった。反吐が出るほどクソな内容でつい怒りに任せてしまった。目の前にいるアサギ校長はただ、茫然と見ているだけで。それは、ゆきかぜや姉さんも同様だった。
達郎「貴様、今何と言った?『私が出来るから』?『ゆきかぜ達も出来るだろ』?本当に情報を確認したんだろうなァ…?」
アサギ「か、確認したわ!!それに敵地の場所と任務の内容があれば充分な筈よ。」
俺は目の前のアサギ校長に対し、そう質問した。だが、返って来た返答はそれだ…。やはりな…。俺は次にこう返した。
達郎「『敵自体』の情報等は…?」
アサギ「…へ?」
やはりそうか…。アサギ校長…いや、コイツは!!自分が出来るなら他の奴も出来ると思っているただの脳筋だ!!
達郎「貴方、もしかして何時もそう言う判断で任務を遂行しているのか?」
アサギ「え、えぇ…、そうよ。」
俺はアサギ校長のその言葉でやっと確信を持てた。コイツには、懲らしめが必要だと。
達郎「『自分が出来る』から?『他の奴も出来る』?バカ言ってんじゃねェよ、俺達は『初めて』の任務だったんだ…、そりゃ予想外の事だって起こるさ…。だがな!敵には中級やましてやそれ以上に該当する魔族もいたッ!!もし、俺がいなければこの二人は孕まれていて、最悪売り飛ばされてもおかしくないんだぞ!?」
アサギ「そ、それくらい行けると思って…。もし孕まれたり売られても救出すればいいし…。」
俺はアサギ校長に激怒しながら説得した、ゆきかぜ達を指差しながら説得したりもした。だが、俺の説得を聞いていたアサギ校長は縮こまった様子でそう言った。何だこの女、ふざけているのか?。
達郎「アンタに言っておくよ、だからアンタは捕まって野郎共に孕まれるんだッ!!」
アサギ「…ッ!?ぐ…ッ。」
俺はアサギ校長にそう言うとアサギ校長は胸に矢が刺さったかのように蹲った。
達郎「俺は貴方を尊敬しているよ…。だがッ!!アンタのツメの甘さだけは評価出来ないッ!!結果なんだよ…、どんなに頑張っても結果しか残らないんだ…。」
アサギ「…ッ!?…ごめんなさい、気をつけるわ。」
俺がアサギ校長にそう言うとアサギ校長は何かが突き刺さったような反応をし、俺の言ったことに納得したかのようにそう言った。そうして俺は段々と怒りが鎮まっていった。
達郎「分かって貰えて結構です。先程は申し訳ありませんでした。」
俺はアサギ校長に謝ると、アサギ校長は先程とは違う様子に驚いていたが、表情を戻しこう答えた。
アサギ「いえ、いいわ。ただ、机は弁償させてもらうわ。」
達郎「いえ、それには及びません。すでに『直している』ので。」
クレイジーD『……。』
アサギ「え?えぇ…ッ!?」
俺はアサギ校長に壊した校長机の弁償を言い渡されたが、俺はすでに クレイジーダイヤモンドで元に直していた。アサギ校長は一瞬理解に遅れるが、校長机を見ると元に直っておりそれに驚いていた。
達郎「…これが敵地を殲滅した、『スタンド』と言う能力です。」
アサギ「スタ…ンド?」
アサギ校長はスタンドという能力の存在に疑問を浮かべたようだった。俺は理解させる為に説明することにした。
達郎「えぇ。スタンドとは己の精神エネルギーを具現化した固有の能力を持つヴィジョンを生み出す能力です。そして、スタンドはスタンドを使える者にしか見えません。スタンドが傷つけば、自分も傷つきます。」
アサギ「そ、そうか。だけど見えないんでしょ?それをどうやって証明するの?」
俺は説明したが、確かにアサギ校長はスタンドを見ることは出来ない。仕方ない、アイツを使うか…。
達郎「ですが、このような例外もあります。『イエローテンパランス』…。」
イエローT『…ッ!』グジュルッ
アサギ校長「…ッ!?スライムッ!?」
ゆきかぜ・凛子「…ッ!?」
俺はイエローテンパランスを出したが、アサギ校長はゆきかぜ達と同様に魔物の類いだと思い、武器を構えた。
達郎「いえ、これがスタンドです。」
アサギ「え!?そ、そうなの…ッ?!」
俺がスタンドだと伝えると、アサギ校長は驚いた様子でそう言った。俺はさらにスタンドに関することを説明した。
達郎「スタンドとは、このように『見える』タイプも存在するのです。このようなスタンドは同化型と言い、電気や水、物体などの特定のものに同化する事ができます。」
アサギ「なんなのよ…スタンドって…。」
俺は同化型の特徴をアサギ校長に教えると、アサギ校長は頭を抱えながらそう呟いた。
達郎「そしてこのイエローテンパランスは、纏うことで姿を変えることができ、動物などの肉を食らう事が出来る能力を持ちます。」
アサギ「えぇ…、エグっ…。」
そして、今度はイエローテンパランスを指差しながら能力を説明すると、アサギ校長は引き攣りながらそう言った。今日なんか引き攣られる事多いな…。と言うかあんた最強の対魔忍でしょ。普通に心が痛むから引かないでくれよ。
達郎「とまあ、大体こんな感じです。」
アサギ「え、えぇ、大体わかったわ…。わ、割と便利なのね…、スタンドって。」
俺が最後にそう言い添えるとアサギ校長はスタンドというものを分かって貰えたようだ。そして俺達は三人揃って「失礼します」と言った。そして部屋を退出しようとした所、俺は言い忘れたことがあったので、その場で止まった。
達郎「それと言い忘れたんですが、もしまた、こんなことやらかしたら…容赦しませんよ?」
アサギ「…ッ!?ヒィッ!!」
アサギ校長にそう警告すると、等の本人は最強の対魔忍はどこぞとやら、情けない声が聞こえてきた。俺はそのままゆきかぜ達と退出した。
??視点
私は八津紫《やつ むらさき》だ、いつものように天上裏からこの学園のマドンナ的存在(紫の思い込み)のアサギ様を見守っていた。だが、なんだッ!?あの小僧は!!
そう、あの小僧は秋山達郎だッ!!優秀な秋山凛子の姉でありながらこの学園では、下位に存在しているあの小僧はアサギ様を威嚇するかの様に文句を言いつけていたのだッ!!初任務だった?俺がいなければ死んでいた?この無能雌豚女?バカ?ふざけるなッ!!何がスタンドだッ!!何がイエローテン…、テン…、テンプラ…?ま、まあともかくよくもアサギ様をバカにしてくれたなァ…。あの小僧、どう粛清してやろうことか…。あ、そう言えば明日の時間って…、そうだ…ッ!!これなら…ッ!!フフフ、待っていろよ…秋山達郎ォ…、必ずや貴様の首からチンポまで切り刻んでやる…。私はそう思いながらその場を後にした。
To Be Continued…。
次回!!達郎くん紫とバトる!!次回も対魔忍スタンバイ!!後オリジナルスタンドいつか出す!!途中からゆきかぜ達空気になってたけど多分達郎が怖かったんだろうなぁ…。
達郎「怖がらなくてもいいじゃあないか…。」WRYyyy…
ヒィ…ッ?!
ゆきかぜ・凛子「……(いや、普通に怖ェよ…。)」