吸血鬼のヒーローアカデミア   作:カラー・ロザリオ

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勢いで書きました。


ゴールド・エクスペリエンスその①

始まりは中国。発光する赤子が産まれたと言う"奇妙"なニュースだった。勿論誰もが信じる筈もなく、専門家までもが否定した。そして、そのニュースは人々から忘れ去られた……訳ではなかった!!

その"奇妙"は世界各地で次々に産まれた!人を越えた能力を得た赤子が次々に産まれ、その"超常"は少しずつ増えていった!

"超常"いつしか"日常"に!"架空()"は"現実"に!それは"個性"と呼ばれるものとなる。

 

そして、その"個性"を悪用する"(ヴィラン)"それと戦う正義(ヒーロー)!世界はいつしかそんなふうに回るようになった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぬぅぅ!!灰になる前に!帰らなくては!」

 

俺の名前はジョメル・ジョバァーナ。日本人さ……日本人……だよな?時々俺もこうやって自信が日本人だと言うことを疑う。そんなことよりもだ。俺は今人生最大のピンチに立っている!

俺の個性は"吸血鬼"。運動神経は人間の限界を越え、夜の帝王だ。しかし、しかしだ!吸血鬼は太陽が弱点なのだ!!幸い個性が発現したのは産まれて暫く経った後、つまりは後天性。それのおかげで人間の頃に太陽を浴びていたから少なからず耐性はある。

しかしだ!日焼け止めが尽きてしまった!随分日に当たっている!このままでは太陽にこの身を焦がされてしまう!(太陽)に近すぎ過ぎた英雄は翼をもがれ、地に落とされると言うがこのジョメル・ジョバァーナ!!その翼でさえ耐えられるこの地で尽き果ててしまう!

 

「最後に見るのがあの太陽なんていやだーーッ!!」

 

「日傘をさして、そうすれば日光は防げます。折り畳み式を今度からは持ち歩いて」

 

「お、親父」

 

学校の帰り、命の危機を救ったのは親父であるジョルノ・ジョバァーナ。今日は決して夏でも炎天下でもない。そんな日に太陽の光で死にかけている俺は端から見れば哀れなアホウドリだ。

 

突然だが俺は転生者である。爆発事故に巻き込まれ、飛んできた鉄工に腹をぶち抜かれて給水塔に激突し、そのまま息を引き取った。

目覚めるとそこは真っ暗でよく分からない場所にいた。体は動かせないし口から呼吸もできない……でも……心地良かった……とても安心する。どこから声が聞こえてくる。そうか、ここは母のお腹の中だ。こうして産まれた俺は、五歳に"個性"が発言した"吸血鬼"と言うなの個性。

親父はジョルノ・ジョバァーナだった。ここは"ジョジョの奇妙な冒険"の世界だと最初は思った。しかし、"個性"というよりは単語を聞いたことで、この世界がどこか別の世界だと知った。

 

親父、ジョルノ・ジョバァーナは日本とイギリスのハーフでありであり母さんは知らない。"スタンド"は持っていたようだが"ゴールドエクスペリエンス"であり、レクイエムの事を知らなかったりとジョジョの奇妙な冒険の5部の主人公とは少し異なっていたが、お金持ちであり、教えては貰ってないがギャングスターであるからこその財力なのだろう。

そして10才の時、俺にも"スタンド"が発現した。"世界(ザ・ワールド)"だ。最も最強に近いDIOの"スタンド"だ。俺は発現してからは毎日"スタンド"の修行をした。現在でもまだ時は止められないしアニメで見たようなあのパワーよりも少し劣る。が、射程距離は十メートルと、14才の俺にしたは上出来だと思う。100才越えのDIOとは違い成長期の俺ならもっと強くなる。

 

そして今、俺はヒーローになるために雄英高校を受験するために志願書を貰った帰り道、俺は死にかけた。今ここ。

 

「親父、俺はヒーローになる。なのに何故許可をしてくれない。その為の準備はしてきた」

 

前々から俺は親父にヒーローになる!と宣言した。しかし、親父は一向に認めなかった。ただひとつ、「準備はしておいてくること」とまるで認めてくれたような事を行った。

 

「本当に、準備をしてきたのですね」

 

ジョルノはそう言うと近くの公園に寄った。少し広い公園。いつもなら誰かしらはいるが今日は偶然にも誰もいなかった。

「ああ、してきた!ヒーローになるために、この9年間!」

 

「……そうですか、してきたんですね。『覚悟』の準備を」

 

その瞬間、"ゴールド・エクスペリエンス" の拳が俺の腹に入る。

 

「ぐぅ?!」

 

突然の攻撃に少し怯むがすぐに距離をとる。

 

「いきなり何するんだ!」

 

「"ヒーロー"とは、戦う運命を背負う事です。『覚悟』が無ければ潰されてしまう、いや、倒されてしまう」

 

親父は俺から数歩離れ、俺の方へ真っ直ぐと見据え、目を見る。

 

「僕に決定打を与えるんだ!」

 

「なあにぃぃぃぃ!!!!」

 

親父は"ゴールド・エクスペリエンス"を構える。

 

「いいか!僕は"(ヴィラン)"だ!"悪"だ!ジョメル!君の"正義"が『真実』から出たものなのか、それとも上っ面だけの『邪悪』からなるものなのか、その心は滅びずにいられるかな、ジョメル」

 

まさか、親父と、ジョルノと戦うことになるなんて、だが、『覚悟』の準備か……そんなものは……

 

「ザ・ワールド!!」

 

俺はザ・ワールドを出しジョルノにその拳を叩きつけるようとする。

 

「ゴールドエクスペリエンス!」

 

ジョルノは拳を地面に叩きつける。するとその地面から木が生え、急激に成長する。どんどん高く太くなる木にザ・ワールドの拳は防がれた。

 

「そんなものじゃあ俺のザ・ワールドは止まらない!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」

 

瞬く間に木の幹は折れ、木は倒れる。しかし、木の先にジョルノはいなかった。

 

「まさか!倒れた木にしがみついて俺の死角に!」

 

俺は倒れた木の枝が生い茂るてっぺん辺りを見るがジョルノはいない。

 

「じゃあいったいどこに!」

 

「無駄ァ!!」

 

「なにぃぃぃ!!ぐぅぅ!!前からだとぉ?!木を折った先の前にいなかったのに!その前からジョルノは現れた!」

 

俺は軽く後ろに吹っ飛ぶ。ゴールド・エクスペリエンスのパワーは決して高くないのが幸いだ。もしパワー型だったら吸血鬼の体とは言え負傷は避けられなかった!

 

「"ヒーロー"なら、細かく見るべきだ。僕はただ、しゃがんだだけだ。折れた木よりも低くなるように」

「そんな単純な手に!だが、木を生やしたのは間違いだったなあ!!無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

 

俺は木を殴り大雑把だが何等分かに切り分け丸太を作る。そのひとつを持ち上げザ・ワールドの掌で思いっきりぶん殴りジョルノへ飛ばす。

 

「時速160キロを越えた丸太を簡単に防御することは不可能!生物に変えた所でその勢いと衝撃は消えない!なら打ち返すかぁ?!メジャーリーガーのバッターがここぞと言うときにホームランを打つように!ゴールドエクスペリエンスと言うなのバットをつかってえなあ!」

 

「ゴールドエクスペリエンス!!木を成長させろ!」

 

「無駄無駄ァ!折れて地面から離された木が成長すると思うかぁ?!」

 

「ぐぅ!!」

 

ジョルノは両腕で防御するが勢いは死なずにジョルノの体は後ろにある鉄棒まで飛ばされる。

 

「まだ丸太は残っているぞぉ!!」

 

再度丸太を飛ばす。今度は避けられる距離は充分にある。しかし、ジョルノは避けるどころかまともに食らった!その瞬間!ジョルノの体は後ろへぶっ飛ぶ。しかし!鉄棒を掴んだ!ジョルノの運動エネルギーは後ろから鉄棒を軸に回転し!前えと!その方向を変えた!

 

「避けるんじゃあない!避けた所で単純に体が頑丈なジョメルには僕の攻撃は決定打にかける。しかし!君自身の攻撃なら!君自身がつけた勢いなら!この拳は、強く伝わる!」

 

「その『覚悟』は!それほどまでに!だが、そんな勢いじゃあザ・ワールドの拳は避けられない!」

 

こっちへ向かってくるジョルノにザ・ワールドの拳を叩きつけようとする。しかし、ジョルノの手には何か棒のようなモノが握られていた!

 

「それは、鉄棒?!」

 

「そうだ、今の僕に君の攻撃は避けられない。だが!まともに食らうつもりはない!」

 

ジョルノは鉄棒を斜めにしてザ・ワールドの拳に当てる。そしてジョルノ自身はそれにそうように身体を当てる。

 

「受け流しただと?!だが拳はまだある!」

 

俺はもうひとつの拳を振る。その瞬間、ジョルノのてんとう虫のブローチから何かが弾け飛んできた!

 

「なんだ!……しまったぁ!」

 

それはどうってことのない、別に痛くも痒くもない物だったし。しかし、いきなりのそれに俺は咄嗟に左手で防御してしまった。そして、その咄嗟からスタンドも同じ操作をしてしまいせっかく振った拳が外れてしまった。

 

「ガマの穂は弾けるんだ。植物の中でも特にね」

 

俺の拳は右腕だけだった。しかし、その右腕はゴールドエクスペリエンスの両手に捕まれて行動不能になっていた。

 

「場数が違う!実践が今日が初めての俺には到底決定打を当てることはできない!」

 

ジョルノは勢いのまま俺にその鉄の棒を刺す。おれ自身が入れた決定打になる攻撃は逆に、俺自身への負傷へと形を変えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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