パンジャンはたわしに依頼され、パワーパックの設計を行っていた。
「たわしめ…余計な仕事を…余計でもなく大切な仕事なんだが、私も忙しいんだ!」
実はパンジャンの過去を少しだけ話すと、彼は航空エンジニアを目指していた。だが、この世界、航空機というとヘリ程度しかなく、航空だけでなく、航空のことができれば船なんかや、車関係のこともできるのだが、船関係や車関係も第3次世界大戦前より完全に盛んではなく、(ぶっちゃけほとんどない)途方に暮れていたところ、501FGを立ち上げ1年くらいたった時の隊長が拾い上げたのであった。航空関連の学科はすべて習得しており、普通の人にはあまり関係ないと思われているが航空系だと案外使うプログラミングや無線、などもある程度は習得している。
さて、なぜ彼がパワーパックを設計しているかというと、航空機は滑空機等はエンジンがないがたいていはエンジンがあり、最低でもたわしよりかは、内燃機関に詳しいからである。というか専門分野だったりする。
ちなみに、パンジャンは基地の情報を抜かれないよう、独自のファイアウォールを開発した。航空機設計で使うありとあらゆる関数や定数を使い、150もの壁を作り、その壁一つ一つにはたとえば微分方程式やレイノルズ数、ダルシ―ワイズバッハの式、1000行1000列の行列の計算、ハーゲンポワズイユ流れの式、ベルヌーイの定理、古典的な10000桁の数列パスワードなどが使われている。これを破るには専門の知識が必要になってくる。また、その数字もコンピュータにより自動で変えられるため、作った本人でも破るのは至難の業…なんだがこの前5分で破ってしまったので、さらなる壁を作ろうと検討していた矢先にパワーパック設計の仕事が入ってしまった。
「お疲れ様です」
とリーエンフィールドがダージリンのレモンティ―をもってきて、
「ティータイムにいたしましょう。」
「ああ、ありがとう。今何時かな?」
「16:10です。」
「ありがとう。君はいい嫁さんになると私が保証する。」
「いいえ、私はまだ未熟者の身です。」
ボソッ(私はいつでも待ってます)
やばい、リーエンフィールドが好感度100まで行ってる(困惑)
「(。´・ω・`)ん?なんか言った?」
「いいえ何も言ってないです。」
「そっか」(やばい、結婚しよ)
↑こいつ聞こえないふりしてたな
製図台周辺には甘い雰囲気と少し甘酸っぱいレモンティーの匂いが漂っていた。
「それでだな、こんど私が作った茶葉専門店で一緒に茶葉売らないか?」
「はい、あなたがよければ…‼あの、聞かなかったことにしてはいただけませんか!?」
リーエンフィールドがカァーっと顔を赤くする
「うーん、それは無理だ☆」(めっちゃ可愛い…)
「無理ですか…ですけど私は…一緒に居たいです!」
さすがのパンジャンも空気は読んで誰と?とかは聞かなかった。
「ああ、いいさ」
「ほんとですか?ありがとうございます!」
その様子を夜桜が扉を少しあけて見ていたのだった。
「やべぇ、パンジャンに用があったのにすごい入りずらい」
「おい、何してるんだ夜桜?」
「おい、きずかれるだろ!」
「誰に?」
「そこにだれがいるんだ?夜桜か?たわしか?それともメガネか?」
「ゲッ」
リーエンフィールドは一部始終を聞かれていたことにきずき、顔を真っ赤にして走り去ろうとしたが、そうは問屋は降ろさず、パンジャンが素早く手を引き、自分の膝に座らせて、たわしがGr G41にやるように頭を撫で始めた。そしてリーエンフィールドは顔から煙が吹いてくるのか?というレベルで顔が朱くなっていた。
「何だ夜桜とたわしか…何の用?」
「俺は、パワーパックの設計がどれくらい進んでいるか見に来た。」
「うーん8割くらいは終わった。あと一日二日で終わる。」
「夜桜は?」
「俺の二式大艇のエンジンを換装したいんだけど、専門家の意見が聞きたかった。」
「ああ、なるほど。ぶっちゃけ、遠心式のロールスロイスニーン程度のジェットエンジンまでなら何とか載せられる。」
「できればジェットエンジンとかじゃなくてプロペラがいいんだが…」
「うーん、分かった、考えておく。」
その間も顔を真っ赤にさせているリーエンフィールドとその頭を撫でているパンジャン。
たわしは(なるほど、俺とG41って外から見るとこんな感じなんだな)とか思ってたりする。
パンジャンはちゃっかりリーエンフィールドの左手を握ったりしていた…のだが実は左手薬指のサイズを測ってたりする。
そして(思っていたより手が小さい…軍人気質とはいえ女の子なんだな…今は軍人気質の片鱗も見せないくらいになってるけど…)と胸の内で思った。
やべぇ、リーエンフィールドが恐ろしくキャラ崩壊していく…これもそんなことを書く自分の頭がダメなんだ!