ある日の夜、とあるバーに客が来ていた。
華やかで活気のある街だが、夜中になれば静かで優雅な街並みとなる。
「なぁタワシ…」
「なんだ?」
「俺、なんでああなったんだ?」
「いきなりどうした」
カウンター席で、旧友であるシデンの話を聞くタワシ
「いやいやおかしいだろ、百式来て少し頑張ってお茶に誘ったら懐かれて、その後LWMMGにも懐かれ今では餌付け係みたいな感じだし…」
「それは仕方ない気が…」
「おまけに鉄血のハイエンドモデルの兄ってどういうことよ?」
「ごめん流石にドンマイ」
「家族になんて説明すればええんや…」
アルコールの入ったシデンはもうヤケ気味に愚痴を言い、それを片目に純正品のジントニックを飲むタワシ。
ちなみにシデンとタワシの飲みはこれで初めてではなく、既に何度か行っていたが、ここまでシデンがヤケになるのは初めてだったりする
「そう気にすんなって。まだ盛られても襲われてもないだろ?俺なんてアレよ…」
「あっ…(察し)」
そりゃタワシなんて盛られて結婚してますからねぇ…
「いや別にG41が嫌いなわけないじゃん、好きだよ。むっちゃ好きよ、というかあんな娘が嫌いな奴の感性がわからんくらい大好きよ。
でもお薬はアカンって…」
「そういえばタワシはそうだったな…」
「それにエリカも最近積極的だし…遺言書と遺産ってまだ間に合う?」
「いやいや諦めんなよ…」
「せやな…」
タワシもタワシで色々悩みがあるそうだ。
「でもよ…」
「ん?」
「あの二人、好きなんだろ?」
「なぜバレたし」
「んなの分かるわ、大体お前萎えたとか言って結婚どころか彼女さえ諦めてたくせに、今更になって百式にアプローチとかお前なぁ…」
「百式可愛いからね仕方ない」
「しかも2人の餌付けだって正直楽しいし嬉しいし癒されるだろ?」
「まぁ一応…」
「ならよ…俺からはこれだけしか言えねぇしとやかく言う権利なんて元からねぇけど
…後悔すんなよ、お前の選択に」
「お前…」
口調が変わり、真剣に話すタワシ。
「俺はもう選択肢は無い道だ。
けど今の選択に悔いなんて1度も無い。
ましてやエリカに結婚を迫られるかもしれない。
そん時になったら…俺は彼女らの愛を平等に受け止める器になる。
G41もエリカも、俺が必ず幸せにする。絶対にだ…」
そう言って勢いよくジントニックを飲み干すタワシ。
それを見たシデンは決意した。
「タワシ」
「あ?」
「ありがとよ、お陰で色々決まったよ」
「ハッ、そうか…なら今日は俺の奢りだ、マスター」
「はいよ」
「ドイツのウイスキーを二人分頼む」
「少しお待ちを」
マスターは慣れた手つきでウイスキーを注ぎ、二人の前に置く
「「…新たなる決意に」」
二人はそう言って乾杯した。
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ちなみにこの時、ナガンはMP5の彼氏についての悩みを聞き、夜桜はAKのウォッカに付き合わされていた。