「うーん、戦場で飲むコーヒーは旨いぜ。」
そうのたまっているのはヤークトティーガーに乗るシデンである。
ドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥル・・・
現在、エンジンがアイドル状態ですぐ動かせる用にしてある。
「さてと・・・」
ドォーーン!!
「発砲音!?不味いんじゃないかこれは!?」
シデンは自重80トン近いヤークトティーガーを緊急発信させる。
1530馬力のターボディーゼルエンジンに換装されたヤークトティーガーは特有の少し甲高い音をさせ、史実とは桁違いの・・・そう、MBT並みの加速をし、回避機動を行う。
数秒後、大口径の榴弾がシデンがいた場所に着弾する。
「危なかった・・・いくらヤークトティーガーとはいえ、大口径榴弾を喰らったらただじゃすまないからな・・・」
『シデン、大丈夫か?』
「隊長何が何があったんです?」
『ジュピターが一基巧妙に隠蔽されていた!今の砲撃で正確な座標を割り出せた。1-Pライン、地点ロの3だ。だが対地できる機体が・・・』
『俺がいきますよ。』
『夜桜・・・しかし・・・なるほどその30mmアヴェンジャーか・・・頼む。』
『任せろ!』
そうして夜桜の震電は急降下した。低空で接近して出来るだけ安全に攻撃するためである。
「くっ・・・ジェット機で低空侵入ミッションなんて久しぶりだぜ・・・」
地形追従レーダーと赤外線センサにより索敵をしながら超低空(高度50メートル)かつ複雑な地形を縫うように亜音速で飛行する震電。
「ん?あれか?」
低空でみると明らかにおかしい盛り上がり、そして赤外線でもジュピターの形がくっきりと写っていた。
「これより攻撃する!30mmアヴェンジャーを喰らえ!」
轟音とともに発射される30mm弾はしっかりとジュピターに直撃する。そして・・・
「よし、隠蔽用の網を吹き飛ばした!これでよく見えるはずだ!もう一回再攻撃をかける!」
『よし、でかした夜桜!やってしまえ!』
またアヴェンジャーを轟音とともに発砲する。
「有効弾確認!だが砲身には当たったみたいだが、効果はいまいちだな。」
『俺に任せろ!』
「シデン?」
『128mm砲弾をあいつの砲身にぶちあててやる!』
「夜桜のおかげで目標が良く見える・・・」
照準用電子スコープを見ながら射撃管制装置の緒言を弄くるシデン。
「よし、いい感じだな!」
ジュピターからシデンのヤークトティーガーまでおよそ3.5kmほど離れている。これはもう128mmでの狙撃と言われても過言ではない。
「fire!」
2030年の技術で再現された128mmPak44/L55対戦車砲が火を噴く。128mm炸薬入り
『ジュピターの砲身破壊を確認!よくやったシデン!このまま放置していたら地上部隊の大きな脅威になったことだろう・・・』
そのとき、ジュピターが大爆発を起こした。
『おそらく弾薬が誘爆したんだろう。砲身が破壊されたまま撃とうとすると砲身内部で砲弾が爆発するからな。これで完全に要塞砲ジュピターの全基撃破を確認した。一度航空部隊は弾薬補給のため、いったん帰投しろ』
『『『了解。』』』
『シデンは地上部隊の支援砲撃要請があるかもしれん、待機しておいてくれ。』
「了解、隊長。」
501FGではまずありえない討ちもらしがありましたが、なんとか撃破しました。航空部隊が少なかったのも原因でしたが、相手も巧妙に隠蔽を・・・