「なんで紅茶がないんですか!」
「パンジャンが飲んだからでしょ」
「そんな事言わないでください!隊長、私紅茶買ってきます!」
「まてパンジャンさん!この世に天然の紅茶はもうないんだ・・・」
「そんな事はない!探せばあるはず!」
パンジャンは恐ろしい速度で基地から飛び出し、どこかに走っていった。
「まて、パンジャン!おい夜桜、パンジャン追いかけろ」
「リョーカイ」
夜桜もパンジャンと変わらない速度で走っていった・・・のだが・・・数分で帰ってきた。
「どうした、夜桜、振り切られたか?」
「いえ、そんなことではなくてですね・・・」
彼は信じられない物を見たのだという。
「追いかけていたらパンジャンさんがスーッと消えていったんですよ。それで蜃気楼かと思ったんですがそんな事は起きるような時期じゃないですし、周りにもパンジャンさんらしき人も見当たりませんでした・・・」
「まじか・・・どうするか。まぁパンジャンのことだ、数時間か、遅くても1日で帰ってくる。」
「そりゃそうですね」
パンジャンside
「あれ、ここどこだ?ん?茶葉販売店?すみませーん、紅茶ください。」
「どの品種を、どの位で?」
「ダージリンのこれを、5kgほど。」
「5kg!?お客様大丈夫ですか?」
「大丈夫だ、これだけある。」
とかいって100£を見せるパンジャン。その100£でイギリスの茶葉販売店で紅茶を買った後は、なぜかティーセットを5セット買い、別の茶葉屋でセイロン(スリランカ産)と、アッサムを計6kg、アールグレイを2kg買い、ホクホク顔のパンジャン。
その時フーッとパンジャンの姿が薄くなった・・・
そして気ずいたら501基地の前にいた。
「只今帰りましたー」
「ん、パンジャンか。やっぱり紅茶買えなかっただろ」
「いえ、買えましたよ。ダージリンにアールグレイ、セイロン、アッサムを計13kg買えました」
「は?詐欺じゃあないのか!」
「いいえ違います。これは本物の茶葉ですよ。私が保証します。」
「なんか説得力ある・・・」
「そう言えば買うとき気ずかなかったんですけど、私£で支払ったんですよね~今思うとあそこ今は亡きイギリスだと思うんです。」
「まさかタイムスリップか、世界線軸がちがう所に跳んだんじゃないのか!」
「別にそんな事はどうでもいいいじゃ無いですか。」
「良くないわ!」
「しかし、パンジャンさん。そんなに紅茶飲みたいなら自分で作れば・・・」
「その手が有ったか!ありがと夜桜さん!」
そしてパンジャンは501の基地を飛び出した。
「夜桜・・・」
「私余計なこと言ってしまった気が・・・」
「どうすることもできないだろ、あの紅茶中毒者・・・」
「そうですね・・・」
そのときからパンジャンの挑戦は始まった。土地の完全浄化から土づくりなどなど、あらゆる問題を一つ一つ解決していった・・・全ては紅茶の為に!
紅茶を栽培している間も任務は有ったがパンジャンが1時間で終わらせ、すぐ紅茶栽培の続きに入った。
そして一年後・・・茶葉がついになった。最初の収穫量は1トン・・・どうやって収穫したか?パンジャンが基地外じみたスピードで1時間で終わらせ、発酵に入った。発酵だけは試行錯誤を重ねたが、無事本人が納得する物に出来上がった。ただ、本人は譲歩したらしく発酵については色々試行錯誤するらしい。
が、何せ1トンもあり、基地全員(整備員もふくむ)では1年では飲みきれない量であった為・・・
「パンジャン、紅茶の店を開いたらどうだ?」
「いいっすねー!」
パンジャンは近くの街で茶葉販売を始めることにした。天然の茶葉自体が全くないので恐ろしく売れ、501にも相当な利益をもたらした。
その紅茶茶葉専門店の名を
『501茶葉専門店』
といった。が、パンジャンや、501の人間は誰一人知らなかった。その近くの街がこの前AH1Fを贈ったD08基地の管轄で有った事を・・・