「ただいま〜」
「ただいまなのじゃ」
「ただいま戻りました」
「ただいま〜。あー腹減ったー」
見回りを終えたSPAS-12・AK74M・ナガン・AUGの4人。
時刻は昼を少しすぎており、4人以外のメンバーは飯を済ませ、当の4人は腹を空かせていた。
「おかえり、今作ってるから待ってて」
そう言ったのは食堂の職員でもなくパンジャンでもなく…
タワシである。
「え、タワシ君の!?」
思いっきり目を輝かせるSPAS。
この前の1件(ブラック基地参照)の時に食べたタワシの飯にやみつきになってからいつもこんな感じだ。
彼女曰く『ここのご飯はいつも美味しいけど、タワシ君のご飯が1番食べ慣れてる感じがしてて美味しい』らしい。
「ほう、タワシの飯か。前々から気になってたのじゃが…どうかの?」
「まぁ大丈夫だろ。アイツもなんだかんだ料理上手らしいし。」
「はい、本当に美味しいですよ。彼女があんなに喜ぶくらい…」
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「はいお待たせ、お代わりもあるからいっぱい食べな」
彼女達の前に美味しそうな料理が並ぶ。
ウィンナーシュニッツェル・シーザーサラダ・ハムとオリーブのフォッカチオ。
どれも彼女達にとっては美味であったようだ。
「おおっ!これはSPASがあんなに好きになるのもわかる味じゃ。本当に美味しいのじゃ!!」
「うめぇ〜、やっぱり仕事終わりの飯とウォッカは最高!」
「ŧ‹"((。´ω`。))ŧ‹”」
「…美味しいです。」
タワシはキッチン越しから見る彼女達の反応を見ていたが、それと同時に頭の中である思い出がよぎっていた。
「(……そういえばあの時もこんな感じだったかな。本当、俺の料理を幸せそうに食べてたよな。)」
タワシの料理に驚くナガン
ウォッカと共に料理を食べるAK
これ以上なく幸せそうに食べるSPAS
そして静かに微笑むAUG
多種多様な表情で彩られる食堂、タワシはそんな風景に過去を思い出されながらも、心の奥では楽しんでいた。
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50分後…
「ふぅ…ごちそうさまでした」
SPASの食欲は収まることを知らず、タワシが用意してた分全てを食べたのであった。
「えげつない食欲じゃのう…」
「あの馬鹿力もすげえけど食欲もすげぇ…」
「本当いつも通りですね、SPASは」
「あの馬力もあの食欲故だから仕方あるまい。
でも美味しく食べるから作る側の俺としても作りがいがあっていいものさ。」
「お、タワシか。美味かったぞ」
「それは良かった。」
「ウィンナー・シュニッツェル…私と同じオーストリアですね」
「あぁ、故郷の味でね。やってみたくなってやったけど…味は大丈夫だった?」
「ええ、とても…美味しかったです」
「そうそう、タワシ君のご飯はどんなのでも美味しいからいくらでも食べれちゃう♪」
少しほほ笑みを浮かべるAUGと満足そうにしているSPAS、それを見たタワシは安心すると同時に何か背徳感らしきものを感じた。
「ねぇねぇタワシ君」
「ん、どうしたSPAS」
「デザート、あるでしょ?」
「アッハッハー、やっぱりバレるよね。」
「「「?」」」
「ほら、ザッハトルテだ。特別だぞ。」
タワシは嫁達のために作っていたザッハトルテを4人分出した。
「(本当はあの娘達に食べさせたかったんだけど…まぁ、あと4人分あるしまぁいっか。)」
ちなみにザッハトルテも美味であったようで、4人からは好評だった。