その日はおよそ一週間に行われる戦闘訓練の日だった。
戦闘訓練は戦術人形が導入された当初から行われていて501FG隊員のちょうど良い練習相手として戦術人形が注目されたのだ。
その戦闘訓練のモットーは、
『すべての者に平等に、そして冷徹に』というものだった。
実戦に近い訓練だが、さすがに実弾を使う訳にもいかないのですべて弾はペイント弾に変えられている。
その日、その時間ではちょうどその訓練が行われていた。
基本人形対501FG隊員となるのだが、ここで色々と問題が出てくる。
人形と隊員が結婚したのだ。そうすると他の相手にすると色々とめんどくさそうだったので、結婚した人形との伴侶である隊員が演習での相手となる。
ただ、結婚していなくとも人形側が望めばその限りではない。
演習場に発砲音が響く。
走る人形はUMP45,Vectoe,OTs-12。この基地に来てから一週間、合計4回演習を行った。それにより相当な連携を取れるようになった。
『聞こえる?兵長さんがどこから撃ってきてるか誰か分からない?』
『分からないわよ!?北の方から撃ってきてるのはわかるけど痕跡すら残さないでこっちに撃ってくる!』
『まさか3km以上先からバレットで狙撃かな!?前もそうだったし。』
『そんな単純な事をあの人がするはずが・・・ひでぶっ!!!???』
UMP45がペイント弾に当たり脱落。
ちなみにその頃たわしはその演習風景を見ながらG41にかまっていた。
「ねぇねぇご主人様~もっと撫でて?」
「はいはい、分かってますよG41.」
たわしの膝にちょこんと座っているG41.
「むぅ・・・G41さんずるい・・・えいっ!」
エリカがかまってもらえず左手に抱きつき自身の胸を押し付け(ry)
「あの、エリカさん・・・当たってるんですが・・・」
「当ててるんですよ。」
「ファッ」
そうするとネゲブも
「じゃあ私も。」
と言い、空いているタワシの右脇の方に抱きつくのだ。
「あの・・・ネゲブさんも当たってるんですが・・・」
「当ててるのよ」
「アッハイ。」
それを少し羨ましく思っているのが最近きたSPASとAUGである。
SPASに関しては自身の胃袋をタワシに見事に掴まれ、胃袋がタワシに人質にとられているので勿論タワシをそれはもう好ましく想っている。
問題はAUGなのだが、実はタワシに関しては一目惚れである。がその感情を押し込め、一見冷徹な人形であると演じているのだが・・・それはある一つのきっかけを元にデレデレに甘えまくる可能性をも秘めているのだ。
「「はぁ///・・・」」
その真隣ではシデンがタワシのえげつないほど甘い空間を見ないようにしながら、自身の嫁および妹属性な元鉄血ハイエンドのデストロイヤー、現医師なソフィラを構っていて独自の砂糖空間を生み出していた。
メガネはというと春田さん・・・おっと違った。スプリングフィールドのカフェでのんびりFAL,M14とともにコーヒーブレイクをしていた
「どうでしょうか?」
「あぁ、相変わらず美味しいよ。」
「そうですか、それは良かったです!」
パァッと明る笑みを浮かべ心底嬉しいと表現するスプリングフィールド。そしてそれにもう一回惚れ直すメガネ。そしてやはりスプリングフィールドは手ごわいと認識するFALとM14だった。
「むうっ・・・えいっ!」
M14がお酒がはいっているチョコ、ウヰスキー入りチョコレートを口に含み、メガネに口付けしてメガネにそのチョコレートをM14の舌で押し込み、メガネに口移しをする。
M14の耳を物凄く真っ赤になりながら、
「どう?」
と聴いたので
「美味しい。」
と答えたらポンッと音がして煙が出てくるレベルで顔を真っ赤にするのだった。
勿論、その後スプリングフィールドとFALも顔を真っ赤にさせながらメガネに口移ししてました。
さて演習に戻ろう。
UMP45が脱落し、残りはVector,OTs-12となる。
相手である兵長も姿を見せずに痕跡も残さず45を脱落させたのはまぁイツモノコトだが・・・VectorとOTs-12は考える。考えて考えて・・・兵長のペイント弾に当たるのだ。
―――演習が終了。これでその日のすべての演習が終わった。