因みに束さんはパーティを終えた数日後に失踪。
行方は誰も掴めてないらしい。
とあるがちょくちょく私と束さんは専用の携帯で連絡を取り合っているのだが…
話を戻そう。
絶対風紀委員会のモットーは男女平等。
その効果かは知らないが男子のメンバーが多い事多い事。
あれ?まだ女尊男卑になってないよね?あれ?
まぁいっか、それは置いといて、女子の方も一夏が副会長だからだろうけど結構集まったし
(男子の方も蕾目当ての人がちょいちょいいます。)
そうしてちゃんと活動した結果なのか風紀も安定しだして先生からのお褒めの言葉を頂いたりして順風満帆な生活を築いていた。
だがしかし忘れていた。
出会いがあれば別れもあるという事を--
♢
「箒、最近なんか元気ないけど大丈夫か?」
「あ、ああ一夏か!大丈夫だ問題ない。」
そんなあからさまに反応したら何かあるって証拠だろうよ。
まぁ大体内容は想像がつくけどね。
んー…暇だしな。よし、一夏をけしかけよう。
「…一夏、箒の体温測って。」
箒を指差しながら言う。そうすると一夏は
「ああ、そうだな、どれどれ」
姉さんのおでこに自分のおでこを合わせる。
周りの女子が羨みの視線、嫉妬の視線とか色々あるけど無視である。
姉さんの顔も真っ赤だな、トマトか。
因みに私は今、苗字が織斑なので事情を知らない人達の前では姉さんの事を箒と呼ぶ事にしている。
「…熱は?」
「いや、無かった。」
「…なら良かった。」
原作知識を掘り起こすと分かっているので深く探るのも野望だな。推測している理由なら仕方ないけど。
「蕾!と、い、一夏!」
「「ん?」」
「放課後大事な話がある!」
……やっぱりか。一応推測の一つにあった一夏への告白なら私呼ばないもんな…
其処は原作通りに事が進んでしまうのか。
♢
「それで箒、大事な話って?」
時刻にして放課後、そして此処は篠ノ之道場、因みに私は家族の前では素で話す事にしてる。
そして中々話を切り出せない箒の代わりに私は話を切り出す事にした。
「……………引っ越し?」
「っ!?蕾!何処でそれを!」
「憶測だよ、宇宙進出の為に作ったのにアラスカ条約とか作ったけど今や軍事力はISに頼っている。
そしてそんなISを作った束さんの妹にあたる姉さんに何が起きるか分からない。
だから姉さんの身を護る為に行われるであろう重要人物保護プログラムの所為でこの地を離れる事を余儀無くされた。ってとこかな?」
まぁ半分は原作知識だけどね。
そしてもう一つ言うと姉さんを餌に束さんを釣ろうとしてる節もあるんじゃないかと私は思ってる。
「…………全くその通りだ。
それと蕾は苗字が織斑だし、社会に露見したのが織斑になった後だから存在が世間にほぼ知られてないからプログラムには含まれないらしい。」
まぁ分かってたけどさ。
地味に薄情なとこもあるな…
一夏と離れるのは釈だけどさ。
「ちょ、ちょっと待てよ!離れなきゃいけないって事か!?」
「ええ、そうよ。」
一夏、頭が追いついてないのかは知らないけど抗えないわよ、政府の決定には逆らえない。
逆らえれるけど逆らえない。逆らってはいけない。
「ど、どうにかならないのか!」
「無理よ。」
だから私は中途半端な希望を切り捨てる。
「でも……」
「無理、無理なのよ一夏。
もし決定を無視して姉さんをこの町に残しましょう。
もし何かが起きた場合責任取れるの?
私は取れるわ。でも、その何かが生死に関わる場合の時もあるのよ一夏。だから、諦めなさい一夏。
姉さんの命を天秤にかけるつもり?」
政府に逆らえない事はない。
ハッキングでもすればいいし、最悪、ISの進出で絶大になりつつある束さんの権限を使えばいい。
でも事実姉さんに危険が迫る可能性はかなり高い。
もし束さんが襲ったらIS止めるとか言ったとしても何してもIS反対派などからの危険も否定できない。
だからたとえ姉さんを餌にして束さんを釣るという不純な動機だとしても重要人物保護プログラムは利に適っている。
だからそれを利用するしか他に手がない。
あるが消去法をすればそれしかない。
「そっか…箒…ごめん…」
「いやいい、一夏…」
…と色々御託は並べたが
「あんたら何しゅんとしてるのよ、誰が一言でももう会えないって言ったのよ。」
「「え?」」
「重要人物保護プログラムで引っ越しするだけでしょ?
でも会えない訳じゃないわよ。
だからまたいつか会えるわよ。
だからそんな顔しないの、分かった?」
「あ、ああ!」「おう!」
(流石転生者人生経験が違う…)
「まだ二十代よ一夏。」
「心読まれたっ!?」
「考えてる事よく顔に出てるよ一夏は、さて、その引っ越しの日まで稽古とか遊びましょう。ね、姉さん?」
「ああ!そうだな蕾!」
「んじゃ剣道の稽古始めましょう!」
「おう!(ああ!)」
それから私達は引っ越しの日まで私達は遊び倒し稽古三昧な日々を送っていた。余談だがその引っ越しまでの間に姉さんがシスコンに目覚めたっぽいのだが。
頭撫でられるの恥ずかしいから出来たら控えて欲しい。
♢
そうして時は流れ引っ越しの時、場所は空港。
耐えてるけど二人とも涙腺うるうるだな。
………人の事言えないんだけどさ。
このままだと湿っぽいままのお別れになるな…
「あー、えと姉さん、前にも言ったけど永遠にお別れじゃないよ。だからさこれあげる。」
私は姉さんにブレード部分がデタラメな白いラインが入った紅い鍵がついている、赤と白を基調としたブレスレットを手渡す。
「手作り…か?」
「あぁもうそんな涙目で言わないでよ。まぁ手作りよ。
それとこの髪飾りを……」
私が生まれてこの方肌身離さず持っていたお気に入りの髪飾りを箱の中に入れ、鍵と同様に白いラインが入った紅い南京錠をかけて取り出せないようにする。
「それは蕾のお気に入りの…」
「ええ、そうよ。そしてこの南京錠はそのデタラメな鍵しか開けられないわ。」
「じゃ、じゃあ何で「だからさ」な、何だ?」
「次会った時はその鍵貸してよね?」
「…?……っ!あ、ああ!約束するぞ!」
そして私は一夏にも合図を送る。
そうすると一夏は頷いて何かを取り出す。
打ち合わせは何もしていないが本当に用意してたんだな。
箒も皆に愛されてたって事ね。
「ほ、箒、これ…リボン、ポニーテール似合ってたから」
何の偶然かカラーリングは私と同じ赤と白を基調とした物だった。
本当に全く打ち合わせしてないのにな。
そう思ってたら笑ってしまった。
一夏も同じ事考えてたのか笑っていた。
「な、何を笑っている!」
「いや、あげる物が蕾とカラーリング被っててさ。
全く打ち合わせしてないのにさ…考える事一緒だなぁって思って。」
「よくカラーリングなんて言葉覚えてたね偉い偉い」
「ちょ、撫でないでくれ蕾!」
「あははははっ!」
そうして結局、最後まで馬鹿やってた。
泣いてるよりいい、永遠のお別れとかそういう訳じゃないんだし。
そして離陸時国になり私達は箒と別れた。
勿論別れの言葉は『さよなら』ではなくーー
「またな箒!」「それじゃまたね姉さん!」
「ああ、またな蕾!一夏!」
この一連の出来事が突然の別れである。
個人的にはまた会うつもりなので然程気にしていない。
……つもりだったがモヤモヤする。受け入れ難い感情に苛まれている。
これが寂しいという感情…ね。
そうして私は気付いたら一夏の手を握ったまま家へ向かっていた。
余談だが手を握られていた一夏の顔は真っ赤だったらしい。
♢
箒との別れがあってちょっと一夏の布団に侵入したりした事があって時期にして小五の始め。
絶対風紀委員会の仕事も中々に忙しかったりして先生の仕事も入ってくるとかいう訳の分からない委員会になっていた。
これって生徒会の仕事だよね!
……この小学校には生徒会無かったよ畜生!
…と色んな事があって勢いとノリで出来た絶対風紀委員会の権限も強くなってきた今この頃。
現在は朝の会である。
「おっまえら〜転校生が来たぞーー!」
知ってます。その情報の整理もさせられました。
便利屋じゃないんだぞ絶対風紀委員会は。
「喜べ男子共ぉー哀しみに打ちひしがれろ女子達〜
転校生はーー…女だぁ〜〜!」
「「「「うおおおおぉぉぉぉ!!!!」」」」
「…煩い。」
「「「「すいませんでしたぁー!」」」」
とのように比例するように私の発言力も高まっていっている。それよりもこの発生量であの大騒ぎが静まるって聴力凄いな皆。
「んじゃ転校生ー入ってーこ〜〜〜い。」
間延びが凄い先生の合図で入って来たのは活発系な見た目の茶髪ツインテールの小柄の少女。
「あ、あの『凰 鈴音』(ファン リンイン)でス
中国から来まシタ。日本語余リ上手くナイ。宜しくデす。」
「つー訳で凰 鈴音ちゃんだ〜。仲良くしろよ〜お前ら〜
小柄な体型に欲情するようなばぁーかは会長殿が締め落とすかんなぁ〜。」
「「「「すみませんでしたぁー!」」」」」
「「宜しくお願いします!」」
「……先生、何で私が罰ゲーム的ポジションなんでしょう?」
てか宜しくお願いしますって何よ。
しかもそれ男女両方ともの声が聞こえたわよ…
それに先生からの私の呼び方が会長殿になっている。
一夏は織斑なのに私は会長殿。
………解せないわ
「……それに凰さんが戸惑ってます。早く進めて下さい」
凄くオロオロしてるじゃないのよ…
この学校特有のノリだから仕方ないっちゃ仕方ないけどさ…
「了解っとーんじゃ鈴音ちゃんはこの絶対風紀委員会会長殿の席の横だぁ〜〜……そこぉっ!!!」
ビシィッッ!!!って音がなりそうな勢いで指を指す。
凰さんめっちゃビビってるってば…
普通に指差しなさいよ…はぁ……
「……私は織斑 蕾、宜しく、凰さん…」
「よ、よろしク…」
それと共に鳳さんの日本語の先生やれって言われた。
…おかしいよね?国語の先生の仕事だよね?
生徒会だったとしてもここまでしないよ?
あれ?もしかしてこてこての女尊男卑思想で我が正しいかのように演説を自慢気に披露する女を完膚なきまでに論破したからか?内容が一切重複せず、かつ長文で一息でそれを全て言ったからか?
それとも心を綺麗に叩き折ったからか次の日に雌犬(マゾヒズム的な意味で)になってた事に関する罰的なのか!?
ちょっと最近、風○谷○ナウ○カの少人数軽量飛行装置のメーヴェ作ってるんだけどさ…(千冬姉に束さんを見るかのように見られたのは大変遺憾。)
因みにメーヴェはPICと拡張領域搭載という素敵仕様。
待機状態どうしよっかなぁー…
まぁメーヴェは置いといて
「よろしく、俺は織斑 一夏!こいつの兄だ。」
「よ、よろしく。」
「んー…でも鈴音って言いにくいな…
…そうだ!リンリンってのはどうだ?」
「パンダ違う!」
「がはっ!?」
顔面にストレート入りましたー。
成る程、だから初対面なのに一夏の顔面殴ったのか。
まぁ自業自得だな。
「…渾名付けるんならもうちょい考えなさい。」
「す、すまない…鈴音…」
「あ、えと…私もごめンなさいッ!」
それから一夏は持ち前のコミュ力で凰さんと仲直りして友人となった。
私もその流れで友人に成った。
それと共に教育係にもなっちゃった。
これが鳳 鈴音との突然の出会い。
【ツボミラジオ鳳家中華料理店特設支部】
蕾「…鳳さんがツボミラジオにやって来ました。」
鈴「よ、よろしクでス…」
一夏「よろしくな!」
鈴「それよリ何でいきナりのメーヴェ?」
作者が金曜ロードショーでナウシカ見ててあっこれいいなぁー…って思ったからです。
蕾「……適当ね…」
一夏「IS仕様のメーヴェ…」
蕾「……起動源はスラスター。」
一夏「ISって名乗れよ。」
蕾「ISコア使ってないから違うわよ」
一夏「まぁそうだろうけどさ」
蕾「一々気にしてたらハゲるわよ?
さて、鳳さんこれ読んで」
鈴「は、ハい!次回!空へ飛翔シろメーヴェ!
蕾へ近ヅく黒い影!学校が襲わレ舞台ハ空へ!」
蕾「嘘です。」
一夏「おい。」