何かすいませんでした(土下座)
「落とし前付けてもらうわよ!」
私は颯爽と現れ相手を威圧するファーストコンタクトは上々ね
……それよりも
余裕綽々で来たように見せたけど鳳さん、御手洗君の前に躍り出て二人を守るように出たんだけど現場は芳しくない。
理由は単純明快、二人を護りながら戦うのはキツい。
一兄と弾君は現在こっちに向かっているんだけどまだかかりそうだし…
「…おい!てめぇら!女二人だけだっ!ビビってんじゃねぇよ!」
「「「「おう!」」」」
早速マズイわねぇ…
時間にして放課後、生徒はいない者として考えよう。
先生は来ないとして…
御手洗君は躰の傷から考えて…
いける…かな?
「御手洗君…鈴さん…走るわよ…体育館から出なさい」
「え…?何て?ちょぇっ!?」
私は御手洗君と鈴さんの手を掴み走る。
てか鈴さん「ちょぇっ!?」って何よ。
「逃がすな!行け!てめぇらっ!!」
モブ敵達が現れた!
つぼみは「立ちふさがる」をした!
鈴は逃げた!
御手洗は逃げた!
「御手洗君!鈴さん!教室へ急いで!」
「行かせるかよ!」
私の武器は教室から拝借した箒一本だけ。
これ一本だけでこの狭い空間で大きな立ち回りはできない
それにしても本当に弾君には感謝しないとね。
別に私がやられる分にはいいんだけど周りがやられると気に食わないし。
…そう考えると私は一体何やってんだか…
まぁ、話は五反田食堂初来店の日、途中で切った話の続きから始まる。
♢
「絶対風紀委員会について聞いたんだけどさ
篠ノ之って言ったっけ?そいつを虐めてた奴の中に教員から問題児認定されてる奴がいたらしいんだよ。
しかも何回か警察にお世話になってるらしい奴。」
「そうだったのか。知ってたか蕾?」
「いや、知らないけど」
正確に言うと興味がない。
いや、もっと正確に言うと素性に興味がない
姉さんを虐めてたという事から嫌悪感に似た興味はある。
「そしてそいつが仕返しを計画してるっていう噂が回ってきてな。」
「…は?」
ふぅーん、私にやる分なら別にいいんだけどね
「噂がマジなのかは知らんが内容がやけに具体的でな、囮を使ってターゲットを体育館に誘導してボコボコにする、そしてボコした奴を囮に蕾さんを呼び出すってのを聞いたんだよ。」
…………ふーん、へぇー…ほぉー……
私の友達を狙うんだ…
ボコボコに…ねぇ
「つ、蕾…?顔…何か凄い怖いぞ?」
ヤダナー優シゲナ顔シテルデショー?
「締め落とす…」(何とかしないとね…)
「建前と言ってる事逆々!」
「蕾さん!?締め落とすって何を!?」
いやぁ…ちょっと意識とか諸々を。
何なの虐めてたのあっちなのに逆ギレにも程があるでしょ
本当に私にする分なら何してもいい。
私は死ぬのもめんどくさいと思ってるから別に痛めつけようがどうも思わない。
けどそれが友人なら話は変わってくるわね。
「お、お兄…蕾さん…何か怖い…」
「お、お兄ちゃんがいるから大丈夫だっ!」
締め落とそうとする私とビビる一兄と五反田兄妹、
順調にカオスを作っていた。
「まぁお巫山戯はここまでにして、一兄」
「ああ、どうするか…だな。」
「おい、一夏」
「ん、何だよ弾。」
「あの…さ、俺も手伝っていいか?」
これは願ってもない事ね
人数は多い程いい。この数の暴力で来る相手には立ち向かうには策と少しの数が必要になってくる。
「いっその事委員会入ったらどうだ?」
一夏がちょっと買い物付き合ってよ。みたいな軽さで提案する。てか一夏…何で会長を通さないで…
「い、いいのか!?」
「わ、私も入っていいですか!?」
一夏は此方をチラッと見て
「まぁ最終的に決めるのは会長の蕾だけどな。」
そんな期待の眼差しで見られても…
まぁそんな心配しなくてもーー
「いいわよ。役職を決めなさい。」
「ほらな?」
そのドヤ顔イラっとする。
「んじゃ俺副会長!」
「副会長って既に俺が「了解、二人目の副会長ね」って蕾ぃっ!?」
一夏煩いよ。会長は一人でいいけど副会長は二人いてもおかしくないでしょ?
それに私を通さなかった罰よ。罰。だからおかしくないわ。
おかしくない…よね?
「それじゃ私は副議長でもいいですか?」
副議長ね。…副議長?副?
「副議長?議長じゃなくて?」
「ほらそこは一夏さん、議長は鈴さんでどうですか?」
「いいね、それ。さて、五反田兄妹、会長である織斑 蕾より通達です。五反田 弾君、貴方を副会長に、そして五反田 蘭ちゃん、貴女を副議長に任命します。」
たりらったらったー(ドラ○エSE)
五反田兄妹が仲間になった!
「任命祝いにこれをあげるわ。ついでに一夏も」
「俺はついでかよ」
そして私は各自にブローチを渡す。
一夏のブローチは碧色の宝石を用いていて銀の装飾を用いおり、爽やかな雰囲気を覚える。
弾君のブローチは緋色の宝石を用いていて蠢いている様な錯覚を覚える。
蘭ちゃんのブローチは紅色の宝石を用いていて燃え上がっているような、それでいて綺麗と思わせる。
「絶対に肌身離さず持ってて、それには携帯みたいな効果もあるんだし貴方たちを守ってくれる御守りよ。」
「へぇー御守りかぁ」
「てかそれより蕾さん?携帯みたいな効果とは?」
「ん?それを握り締めながら誰か人と言葉を想うとその人にその言葉を音声として飛ばせるの。
まぁざっくりというとテレパシーを使えるブローチね。」
ISでいうプライベートチャンネルみたいな
でもこれはISじゃないんだけどね。
「あっそれを使って情報共有するんですね!」
「まぁそういう事、さて作戦会議を始めましょう」
♢
色々と作戦を決めたのでお暇しようとした時
完全に閑話であるが……
「つ、蕾さん!」
「ん?何かな?」
「お姉って呼んでいいですか!?」
「「「………え?」」」
「んじゃ俺のこと夏兄って呼んでくれ」
「「「は?」」」
♢
そして話は戻り体育館から脱出して教室へ逃げている途中
(此方、正面玄関!弾君!蘭ちゃん!夏兄!現在理科室へ向かっている!皆の現在地は!?)
(マジかよ!?俺は今三階だぞ!?)
(蕾さんそこ!?俺今体育館に付いちゃった!)
(お姉!私今屋上!)
「マジかよ…」
現状は最低にして最悪、後ろには大量の不良。
前からも大量の不良。進んでも不良、止まっても不良な今は近い理科室に逃げ込まないといけない。
逃げ込んでもヤバい。逃げ込まなくてもヤバい。
「でも逃げ込んた時の方がマシか…」
箒で鍵を思い切り突き破壊して理科室へ逃げ込む。
武器…何か武器を…ロッカー!
箒が三本、雑巾が二枚、塵取りが一つ…
「最悪…」
この「そんな装備で本当に大丈夫か?」状態の私を助けて下さい。鈴さんと御手洗君が危ないです。
「やっと追い詰めたぜこの野郎……」
「ぶっ殺してやる…」
正に阿鼻叫喚…死ねだとぶっ殺すとか汚い言葉を吐きながら数の暴力で三人を潰そうとしている。
「つ、蕾…大丈夫なの?」
「鳳さんは下がっていて」
「…鈴でいいわ。」
「………分かった。鈴、下がってて。」
さて、どうするかな…
私だけをやるならいいんだけどそうは問屋が卸さないわね…どうしまょうか。
(ちょ、多っ!?やべ!助け…!)
(うおっ!?ちょ、まっ蕾さん…!)
(何なのこれ、一夏さん!お兄!お姉!)
突如ブローチからアクセス…ヤバイ(震え声)
「あはは…これは…マズイ…かな?」
「え?どうしたの蕾?」
「何か覗いてたけどこいつらお友達かぁ!?」
「離せよ!」「やめて!」
(やっぱりか…)
夏兄、弾君、蘭ちゃんを確保され鈴と御手洗君はもう動けない…どうしたら…いいのよ!
そうしていると終始ニヤニヤ顔のリーダーであろう男がー
「おい、織斑ぁ…賭けをしないか?」
……え?
「賭け?どんな?」
「俺らVSお前。お前が勝ったら全員の解放。
負けたら全員ボコボコな。もうお天道様の下を歩けないってぐらいの写真もオマケ付きだがなぁ」
「「「「「なっ!?」」」」」
「ただし!蕾、お前が勝負を投げるならお前以外の五人をボコボコで済ませてやる。その間お前はボコボコにされる五人を見ていろ。」
「「「「「はぁっ!?」」」」」
…ゲスが
「投げーろ!」
誰かのコールを皮切りに投げろコールは増える。
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「………」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「………」
煩い…
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「蕾…!俺らはいい!投げろ!」
「蕾さん!投げてくれ!」
だから煩いって…
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「お姉!私からもお願いする!」
「蕾っ!私の事もいいから投げなさいっ!」
黙れって…
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「あのさぁ…」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「投げーろ!」
「ちょっと黙れぇ!!」
そして私は箒を構え、
「その賭け…乗った!」
「ぷっ…くくっ…」
「「「「「「ぎゃははははははは!!!!!」」」」」」
「乗りやがったぜこいつ!」
「バカだろ!くくっ」
「んじゃお前ちゃちゃっとやって来い」
「んじゃいっちばーん、行きまぁーす!」
男、モブでいいわね。モブはゆったりとへらへらした下卑た気持ちの悪い反吐の出る生理的嫌悪を催す笑いを浮かべながら近づいてくる。
「恨まないでよぉー君が乗るから悪いん「黙れキモい」ぐはぁっ!?」
だから私は箒で頭をおもっきしどつく。
よし、一人目無力化成功。
「くっ、くそぉ!!いけぇ!お前らぁっ!」
人数は多いがこの空間でいうと一度に襲える人数が限られてくる。敵の武器は金属バット、メリケンサックなどの不良アイテム。対するこっちは箒。
馬鹿正直に攻撃を箒で受けると武器の耐久度がやられる。
だからここは受け流すのがベスト。
面打ち、次、籠手打ち、次、正逆速反、しゃがんで足払い。
「な、何なんだよこいつっ!!」
躱して躱す、腹部への突き、正逆速反の要領で顎への箒でアッパー、次、首打ち(いい子は真似しちゃダメだよっ!)、次、腹部への肘鉄と同時に違う奴の腹部へ突き、次、次、次、次、次ぃっ!まだまだやるわよっ!!!
♢
「ハァ……ハァ……」
「お疲れかーい?つ ぼ み ちゃぁーん?」
あれからモブ共を半分程倒したけど……
箒一本真っ二つにしちゃったけど…キツい……
「でも……」
「あ?」
「負ける訳にはいかない……」
負けたら皆がやられる…私の所為で誰かが傷つくのは一番嫌なのよ。
「やるときゃやるわよっ!!!」
私は深く息を吸い、心を整え、精神を……無駄を……省く…敵の次の手を考えろ…足とか腕とか痛いのは二の次…!
「私はまだやれる…!」
やってやるわよぉっ!!!
三人まとめて顔面をなぎ払い、次、正逆速反、鼻頭に掌底、同時に違う奴へ首打ち、次、その勢いで回し蹴り
「やっぱ蕾って仮面被ってるよなぁ…」
「何のだよ…」
面打ち、籠手、突きぃ!
「何と無くだし憶測でしかないけど無意識に果てしなく近く意識的に仮面を被ってる。」
何の話してんのよ弾君と夏兄…
それにしても…いける…いけるわ。
「蕾!後ろぉっ!!」
何よ夏兄…ってヤバっ!椅子振りかぶってきやがった!
箒でガー「バキィッ!」ドって嘘だろ!?
「ぐっ!!??」
咄嗟に左腕で受けたけど…ヤバいかも…じゃなくて…ヤバい。痛い。これ骨いったんじゃない?
「大丈夫か蕾っ!?」
「バカ、大丈夫に決まってるじゃない。」
「今からでも勝負は投げてくれ…」
…はぁ……筋金入りのバカね。流石唐変木。
「別に私は死んでもいいのよ。殺すなら殺せ。ただし周りに危害を加えないで欲しいだけよ」
片手縛り…片手で持て広範囲にわたり強力な武器…箒はダメ、残りは一本だけだし雑巾は論外、塵取り以下同文。
椅子も敵の金属バットに比べてリーチに弱い。
どうする…どうすれば…そうだっ!
「ははっ!もう終わりか?」
「でぃあっ!!」
「「ぐべらっ!」」
武器が無ければ敵を使えばいいじゃない。
幸運な事に
モブを振り回してぶつけまくれば…!
「夏兄を離せっ!」
「ぐふっ!」
(よし、今の隙に!)
油断した奴さんの隙を見逃しなかった一兄と弾君と御手洗君も参戦して大乱戦に突入。それはもう殴る蹴るの泥沼戦の大混戦。
それは先生が来るまで続き先生にはたっぷり絞られた。
♢
「ばか…ばかぁっ!!」
こってり絞られた後、鈴に凄く泣かれた。
な、何を言ってるか分からな((
「何がよ…」
「だ、だって…その怪我…!」
私の腕は結果、想像通り物の見事に折れていた。
それは綺麗に粉砕。椅子は痛い(確信)
「こっちのとばっちり食らったんだから寧ろ被害者はそっちよ?」
「で、でも…!」
くどい。私は鈴の頭に手を置き、
「元気な貴女の方が似合うわ。だから笑いなさい。」
この笑わな過ぎて全く仕事のしない表情筋を奮い立たせて今現在の私の渾身の微笑みをする。
「っ……」
ちょっと急に顔を逸らさないでよ。
そんなに似合わなかった?まぁいっか。
まぁそんなこんなで一日は終わった。
最低最悪の腕の骨を一本持っていかれた一日だったけど少し楽しく感じたのは私の気のせいだろう。
【ツボミラジオ織斑家本部】
「ただいまー。」「…ただいま……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「」「」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ち、千冬…さん…?
「何だ作者さん?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ひぃっ!?な、何でもありません!
「さて一夏、蕾。」
「「は、はい!」」
「言い残す事は?」
「「すいませんでした。」」
冬姉にも絞られました。