ISー転生旅行ー(未完)   作:にしきの店長

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冒頭の日朝についてのセリフは作者の心の声です


#4 「絶対風紀委員会」

場所は学校、特に何事もなく授業が終わって

今は俗に言う放課後。

現在私は日朝とかいうシステムに囚われ

昼に掃除をしたにも関わらず日朝の仕事で

もう一度するという理解し難い現実に直面している。

とかいう御託を並べたが簡単に言うとめんどくさい。

そういう理由も合間って私の気分は

現在進行形で急降下している。大暴落である。

そして更に火に原油をぶちまけるように気分を

奈落の底へ叩き落としてくれてるのがーー

 

「や〜い男女〜木刀はどうしたんだよ〜」

 

「……………木刀だ…」

 

ーーこの男女呼ばわりの男子を筆頭とした男子三人組だ。

他クラスのくせしてわざわざ放課後に箒さんに

ちょっかい出しに来るなんてよっぽどの暇人らしい。

てか掃除の邪魔なんだけど。

早く箒さん解放してどっか行って欲しい。

一応だが肉親が虐められてると気分が悪い。最悪である。

 

「そういえばよ〜こいつリボンなんかしてたんだぜ

男女のくせしてよー」

 

「何だよそれ笑っちぐほぉっ!?」

 

一夏が乱入して男子一人を殴った。

箒さんも呆気にとられてる。

余談だが一夏と箒さんは関係があまりよろしくない。

ウマが合わないのだろうか知らないが

直ぐに口論になり試合になるらしい。

昨日は箒さんが勝ったらしい。一夏が言ってた。

そんなあまり関係がよろしくない相手も

助けるからフラグが立つんだろーな。

この唐変木の鈍感フラグメーカーは。

 

「こいつがリボンしてたらおかしいのかよ…

似合ってたじゃねぇか!」

 

「な、何だよ織斑、男女の味方すんのかよ…」

 

「あっ分かったぜ!こいつら夫婦だろ!」

 

「「「は?」」」

 

ついうっかり声に出してしまった。

……よし一夏達は気づいてないな。

てか話が飛躍し過ぎでしょ、流石子供。

私は総年齢にすると20歳前半である。

それよりも最初に殴った奴復活したぞ一夏。

 

「くっそぉ!!」

 

「ぐっ!」

 

そいつが一夏の後頭部にグーパン。

そっからはもう殴る蹴るの応酬の喧嘩のスタート。

だが悲しいかな数の利で一夏が劣勢気味。

…………ってちょ、待て!椅子はマズイだろ!

 

ガァンッ!!(ゴキッ!)

 

「……っ………」

 

「つ、つぼ…み…?」

 

小学生とはいえ全力で振り下ろした椅子を

腕で受けたらどうなるか……考えるのはやめよう

変な音もしたけど今は無視だ無視。

そんでもうめんどくさいなぁ…

………よろしいならば八つ当たりだ。

 

「…お前ら邪魔……」

 

「は?転校生一人で何がーーがっ!?」

 

言い切る前に椅子をくらわしやがった奴に

振り向く遠心力も利用して鼻頭に向かって裏拳。

あっ鼻血出た。ま、いっか。

 

「それでいて目障りかつ耳障り…」

 

「どふっ!?ぐはっ!」

 

そのまま振り返りもう一人の男子のみぞおちへと

ストレートを打ち込む。そして右腕が利き腕だから

威力は半減しているだろうから肘鉄も食らわせる。

 

「何より掃除の邪魔…」

 

「どふぅっ!!??」

 

そして残りの一人のみぞおちへと飛び膝蹴り

脚力は衰えてないようで安心した。

やっぱ神の特典かな?ちょっと筋トレしてよかった。

よし、全員蹲ってるな。駄目押しのーー

 

「女子一人に対して複数とか男として

恥ずかしくないのかしらね……」

 

「「「がはぁっ!!!!????」」」

 

飛び回し蹴りを男子らの顔面に食らわせる。

全員ダウンっと…案外弱いわね。

さて、箒へやらない為にも釘を刺しておこう。

 

「…大切な人の妹虐めてんじゃねぇよ

次やったら承知しねぇからな?」

 

「「「ご、ごめんなさぁぁい!!」」」

 

見下ろしながらぐっと声のトーンを

落として呟くように言う。

小坊には恐怖を植え付ける方がいい。

逃げて行ったしこれで大丈夫でしょう。

ハァ……腕痛い………

 

 

「お前らはバカだな、特に蕾。」

 

「俺もかよ…まぁ蕾はそうだな。

俺を護る為とはいえーー」

 

「…な、何よ……」

 

「「怪我をする奴がいるか!」」

 

「………………」

 

現在右腕は包帯グルグル巻き。

箒さんの巻き方荒かった。痛い。

一夏も自業自得みたいな目で見てたし

 

「……しょうがなかったじゃん…

一夏が殴られかけたんだしさ…」

 

「ゔっ…で、でもそれで大怪我を

負ったらどうするんだよ!」

 

実に正論である。

そう言われればどうしようもない。

現に怪我を負ったので

『誰も怪我してないからいいじゃないか』

という詭弁も展開出来ないので八方塞がりである。

 

「あー、もう分かった…次は気をつける……」

 

「だからーー」

 

そっから長々と説教が始まった。

長いから半分聞き流してるんだけどさ

そういえば今思ったら転生前とかにも

こんなことした事無かったな…

…悪くはない。

 

 

…………だが話長い。

 

 

「分かった、分かったから…続きは明日聞くから…!」

 

「はぁ…千冬姉に報告したから説教されろよ?」

 

「ゔっ………」

 

あの人に報告するとか鬼か鬼畜か鈍感かこの唐変木。

女殺し、フラグブレイカー、人の心を簡単に盗むな。

一夏と喋ってたら嫉妬の視線が刺さる

ハァ…それより千冬さんの拳骨は覚悟しないとマズイかな…

 

「はぁ…帰る…んじゃ一夏、箒さん…」

 

「ああ、んじゃ後でな蕾。」

 

「ああ、また明日…それと蕾。」

 

「…何か?……」

 

「さん付けだとかいう他人行儀では無く、

姉さんとでも呼べばいい。

蕾は私の大切な双子の妹だからな。」

 

「……………んじゃ、また明日ねーー」

 

そんな悲しそうな顔しないでよ。

分かってるわよちゃんとねーー

 

『姉さん』

 

「…あ、ああ!また明日な蕾!

それと………その…ありがとう!」

 

「…ええ、どういたしまして。」

 

…嬉しそうな顔…私もそんな顔出来るのかな?

 

 

帰って念の為ということで千冬さんに

連れてかれて病院行ったら骨折れてたので検査入院した。

それから一夏と千冬さんと姉さんに

当然の如く数時間説教された。

変な音したけどまさか折れてるとは……

そうして私は学校を2、3日休む事になった。

 

…そして私は知らなかった。

苛めっ子、つまり悪者を飛び回し蹴りとかいう

アクロバティック極まりない技で退治して

あんな啖呵を切ったらどうなるのかを…

学校内での私の知名度を…!

 

 

「俺を蕾さんの手先にして下さい!!」

 

「は?」

 

これが検査入院を終えて学校に登校時の最初の会話内容。

…状況が掴めないとか言わないで欲しい。

私もである。ポルナレフ状態である。

 

『ありのまま起こった事を話すぜ!

検査入院を終えて帰ってきたらいきなり手先にしてくれとクラスメイトが言ってきた!な、何を言ってるか分からないと思うが俺も何を言ってるのか分からない!』

 

である。まさにこの状況。

 

「ど、どういう…事?」

 

事情を聞いて要約するとーー

 

『飛び回し蹴りで撃退とかかっけえ!

え、蕾?あのクールビューティの?

すげぇぇ!よし手先にしてもらおう!』

 

………いや待ちなさい。

『よし手先にしてもらおう!』って何。

その『すげぇぇ!』の間に何があった。

事情を聞いても訳が分からないんだけど

てか見られてたのあれ。

唯一分かるのが手先にしてもらおうという奴が

学年を超えて地味に多いという事。

まぁ答えは決まっている。答えはーー

 

「…断るわ」

 

勿論、断わる。

人と関わるのが苦手なのである。

転生前の事が起因で人が信じられない。

所詮、トラウマという奴である。

束さんのあのグイグイ来るので緩和され

一夏と千冬さんと姉さんでかなり解消されてきたが

今だに少し残っている。

 

「いいんじゃないか?」

 

そう思っていたら一夏がそう言ってきた。

 

「…何でよ」

 

「俺ら以外の人と関わってみたらどうだ?」

 

「…嫌よ。」

 

関わりをもっている人間が姉さん、束さん、

千冬さん、一夏の数名しかいない。

てか何よ一夏その目は具体的にはお父さんみたいな目

まぁ私のお父さんは特殊だったので推測に過ぎないのだが

てか何なんだこの目は…

 

「………蕾が会長で俺が副会長な!」

 

ちょ、一夏!?待て

 

「ちょっと待って勝手に話をーー」

 

「団の名前どうするか?」

 

一夏が言って

 

「だかーー」

 

「絶対風紀委員会はどうだ?

丁度この学校には風紀委員はない。うん、それがいい」

 

姉さんもっ!?

 

「話聞きなさいよ…

そして何で姉さんもノってーー」

 

「んじゃ絶対風紀委員会で決定な!」

 

「話し聞けよあんたら……」

 

…結局私が何を言ってもスルーで

『絶対風紀委員会』が結成されました。

結成時のメンバーは以下の通り。

絶対風紀委員会会長:織斑 蕾

副会長:織斑 一夏

粛清部隊隊長:篠ノ之 箒

……ハァ…………

 

「………………もうヤダ………」

 

残りの時間が憂鬱だな

朝っぱらからこんなに疲れたのは始めてだと思う…

早く帰ってあの機体を最終メンテしないとな…

時期的にはもう白騎士事件が起こる頃だから…

 

 

一方その頃篠ノ之家。

其処には織斑 千冬と篠ノ之 束、

その間には後に白騎士事件を筆頭として

伝説の機体となる『白騎士』が鎮座している。

 

side:織斑 千冬

 

「《インフィニット・ストラトス》!

ISだよ!ちーちゃん!」

 

「何がだ主語を入れろ」

 

「まぁそれは置いといて〜」

 

「………」

 

思わず怪訝な顔をしてしまう。

早く話を言え話を。

てかISって何だ。この機械は何なのだ。

 

「まぁ我が子は一旦置いといて

先程大規模なハッキング事件が

あったんだよちーちゃん!」

 

「………」

 

また話に脈絡がない。それに我が子?

…世界に何か問題でもあるのか?

具体的に何処がハッキングされたのだ?

それで何が起こる?

 

「今週の土曜日っ!!!つまり明後日!!」

 

「明後日…?」

 

い、いきなり大声を出すな…

ハッキングされて明後日に何があるのだ?

 

「国会にミサイル2341発が発射されますっ!」

 

…………ん?

今この天災は何と言った?

ミサイルが発射される?

2341発?国会へ?

 

「……………どういう事だ束…?」

 

「それでね!ちーちゃんにこれ!

『白騎士』に乗って欲しいんだよ!」

 

「ちょっと待て束!ちゃんと説明しろ!」

 

そっから話を詳しく聞いて

(アイアンクローなどしていないからな。)

束の話を要約するとこうだ。

 

一つ、全国の軍のシステムがハッキングされた。

 

一つ、国会に2341発のミサイルが発射される。

もしそれが着弾した場合地図上から日本が消えるレベル。

 

一つ、決定事項かつ回避不可能であり

明後日の同刻に発射される。

 

一つ、この白騎士を使えば日本を救える。

 

「お願いだよ!日本を救ってちーちゃん!」

 

「……束、それは私にしか出来ないのか?」

 

「勿論だよ!ちーちゃん以外考えられないよ!

束さんが言うんだから間違いないよ!」

(つーちゃん達は小学生だしね!

身体能力を見込んでの頼みだよちーちゃん!

第一にちーちゃんだからだね!)

 

「分かった。任されるぞ束。」

 

「さっすがちーちゃん!明後日に備えて

初期化と最適化始めちゃうね!」

 

side:out

 

もう既に白騎士事件へのタイムリミットは刻まれていた。

白騎士事件を仕組んだ篠ノ之 束の思惑とは

かけ離れた方向へと…




【ツボミラジオ絶対風紀委員会支部】

蕾「………」

箒「えっと絶対風紀委員会に先生が入団している為に
先生権限で放送室を貸してもらってます。」

蕾「………何で皆がいるのよ…………」

一夏「副会長だからな。」

箒「粛清部隊隊長だからな。」

話を戻しますがやはりまたフラグを残しましたね。

束「そうだねそうだね!そんな事よりもつーちゃん!
お胸を!拝借ぅぅ!!!!!!」

蕾「…………」

束「あ、待って待って黙って蹴らないで!
ごめ、待ってごめ、ちょ、いや、ごめんなさぁぁい!!」

絶対風紀委員会は平和です。
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