絶対風紀委員会の設立の日の四時間目
ビーッ!!!ビーッ!!!ビーッ!!!ビーッ!!!
何の前触れもなくけたたましいアラームが鳴り響いた。
即座にこのアラームの正体が何なのかが話題に上がった。…が私はそれを私は知っている。
何故ならば発信源は私だからだ。
もっと言うと私の持ってる情報端末、
俗にいうスマホ、勿論お手製である。
これぐらい作れないとあの機体は作れない
取り敢えず今はーー
「…先生、気分が悪いので保健室へ
行ってもいいですか?」
後ろ手でアラームを切りながら先生へ許可を取る。
「ああ、いいぞ織斑妹〜てかお前ら静かにしろ〜
アラームの音は止んだだろ〜
俺も気になるが気にするなぁ〜」
これは深刻な状態に陥った際に鳴るアラームである。
これが鳴るという事、其れ則ち
『世界的な何かが起きた』
という事だ。
このレベルはというと巨大隕石の墜落とかの場合や
有名企業の株価の大暴落、災害予告などなどである。
今は何が起きたかは推測に過ぎない。
だからそれを確かめる為にある部屋へ行く。
その為にはーー
「…ちょっとふらつくので
一夏も連れて行っていいですか…?」
「お?ああ構わんぞー織斑兄〜行ってやれーい」
「は、はい!」
それを聞いた瞬間一夏の手を掴み早歩きで教室を出る。
その時に数名女子が羨ましそうな目と
刺すような視線を浴びたが気にしない。
今はそんな時じゃない。TPOを考えると妥当である。
そして私は廊下に出た瞬間に全力疾走する。
よし、小学生の中ではかなり速い部類までいってるかな
「つ、蕾!?」
ポケットに潜ませていた髪留めを取り出して、
伸ばし一本の針金にする。これを用いてーー
「蕾待てって!どうしたんだよ!ってかこれ…」
針金でとある教室の扉をピッキングする
この超アナログな鍵なら速攻で開ける事ができる。
…………よし鍵、開いたな。
此処はPC室。情報収集にはここが一番手っ取り早い。
目的地に到着した為、ハッキングの準備を開始する
「ちょ、蕾ヤバイってそれは…」
学校に無断持ち込みをしたヘッドホンとSDカードを
取り出し教師用PCに接続。
一夏が「それって校則違反だろ!」
とか言ってるけど全部スルー。
そしてSDカードの中のウィルスを
教師用PCに感染させ、起動させる。
【PASS ****************】
【マスターを認証しました。】
【システムスキャンを始めます】
【異常は認められませんでした。】
【AIウィルス『
「……調子はどう?『ファントム』」
『おお、バッチリだ。』
ファントム、私が作成したAI搭載のウィルスである。
操作方法は二つ。
マニュアル操作とインストラクション操作
・インストラクション操作とは
学習させた内容なら指示されれば行う事ができる。
デメリットはイレギュラーに対応できない。
なので私はあまりしない。
・マニュアル操作とは
その名の通り手動操作。実質手動の場合キーボードを
打ち込むのと変わらない。
変わらないというのは機能的な話であって
操作量などは格段に変わってくる。
このファントムの為に開発したのが思考リンクシステム。
専用のヘッドホンで脳波を感知しファントムを
マニュアル操作で動かす方法である。
ファントムはいわば私の右腕といった感じである。
ファントムの説明もここらへんにして
私は専用のヘッドホンを頭に装着する。
【思考リンクシステム起動】
【ヘッドホンに接続します。】
【成功】
「…最大レベルのアラーム鳴ったわね…理由は?」
『奴さんが全国の軍にハッキングかけたんだよ。』
成る程…白騎士事件か。
そこでミサイルの発射準備を整えたという訳か。
ってそういえばあれ?
「No.01(白騎士事件)は
(白騎士が出てきて撃ち落とすし出る必要ないから)
アラームかけないよう設定した筈だけど?」
『弾数がお前さんがいう原作知識での
2341発を余裕に超えているからだな』
…はぁ?どういう事?検索をかけーー
『夢見てる?何も見てない?』
ん、メール…?
このBad Apple!!は神様の着メロである。
理由は何と無く。目に入ったから。
そしてメールの内容を確認…………
……ふざけてんじゃないわよ…
『悪魔の介入によってミサイルの発射数が
予定数2341発の×4の9364に改変されました。
そして事件予定時刻は明後日の同刻でしたが
今日の二時間後に始まります。
現在此方でも対抗策を取ってますが
恐らく間に合いません。』
て事はあれよね…ISでカバーしきれるのかしら…
シュミレート開始…
【死傷者出現可能性 100%】
「…………………」
「どうしたんだよ蕾…」
「……一夏、この部屋の鍵を閉めて箒使って封鎖して」
言わずともここでの箒は掃除用具の箒である。
「で、でも蕾ーー」
「早く!」
「あ、ああ…」
一夏は命令通りに封鎖したわね…
さて、ハッキングをするのと同時に私は問う
「一夏…」
「ど、どうしたんだ蕾?」
ねぇ、一夏、君はさーー
「私が転生者って言ったら信じる?」
【ツボミラジオPC室支部】
蕾「次回は過去について話すわ。
私の忌々しい過去をね。」
一夏「あ、ああ…」
(ハキハキ喋れたんだ…)