この後活動報告でここのペットショップ名前募集します。何かいいものが思いついたら気軽にコメントで送ってください。ただしあまりにも酷かったらそれは候補から外しますし、誰も来なかったらペットショップのままにします。
例によって不定期更新。でも読んでくれる人がいるので書きます。
どうぞ〜!
我輩は自由に暮らしたい。
例によって俺だ。ペットショップ(仮)だ。
……なぜどこぞの
「クッソ!この鳥!」
「Kruaaaa」
人間と戦闘中だからである。どうやら俺がスタンドを使っている所を
絶賛戦闘中である。
「ウザいんだよ!さっきからちょこまかと!いい加減大人しく喰らいやがれ!!!」
「よせっ!殺す気かお前は⁉命令は捕獲だっただろ!」
……見た目からして予想はしていたが、どう考えても正規の団体ではなさそうだ。
というか、こいつらは
そうだとしても、仮にそうだとしてもだ。3人目はおかしい。顔が完全にトカゲにしか見えないんだが?というかそれもう完全に人外じゃないか。
唯一(見た目が)まともな人間も、鉄球やら何やらを弾丸のような速度で投げてくるし。化物しかいないのか、この世界は。
出会い頭に攻撃されてから早数時間。逃げるだけで何も進展しない。
とはいえ、解らないことだらけで全く収穫がなかったという訳でもない。
少なくともここにいる3人が、
「Kuraaaaa」
さて。いい加減鬼ごっこも飽きてきたし、これ以上収穫もないだろう。例え人間だろうが何だろうが、関係ない。
どうせこいつらは真っ当な一般人ではないのだから。
自然界は弱肉強食ということを、この森の強者が誰なのかを、教えてやろう。
―――先ずはトカゲ、お前からだ。
この時、3人の男たちは、生け捕りを命じられた獲物が木に止まったのをチャンスとしか思っていなかった。だから攻撃した。
たった一匹の鳥に何が出来ると、
いずれにせよ彼らは気付かなかった。
否、
そのハヤブサが瞳に
その目が示す、冷酷な本性に。
それが引き起こす、『魂の発露』に。
それが
気付いた時には、全てが遅かった。
最初に一人が殺された。『爬虫類の特性を得る個性』を持っていたそいつは、いつの間にか張り巡らされていた氷に足を封じられ、弱点である低温によって動きが鈍くなったところを巨大な氷柱に串刺しにされて死んだ。
肉を穿つ鈍い音と、仲間の絶叫――正しく断末魔の叫び。呆気にとられていた残りの二人が我に返った時には、その仲間は芸術品と化していた。
十数の氷柱に貫かれ、地を這う氷の蔦に絡みつかれたその様は、まるで罠に掛かった獲物のようで―――
「kyrrrrrrr……」
―――自分達が狩られる側だと、悟るには十分だった。
「あ、あぁ……あああああああああああああああああ!?!?!?!」
人生で一度も感じたことのない、死の恐怖。その鳴き声が、目が、
情けなかろうと悲鳴を上げるしかなかった。生きている2人はそれぞれ逃げ出す。『背の翼から羽を飛ばす個性』を持つ仲間が空に逃げようと飛んだ瞬間、狙ったかのように飛来した2本の氷柱が翼を貫き、炸裂した。
「ぎっ!!!!?」
衝撃で撃ち落とされた仲間の背は、焼け
響いた爆発音に驚き、後ろを振り向いてしまった最後の1人の目に写ったのは、あまりの痛みに声すら上げることの出来ない仲間に、容赦なく追撃をする隼の姿。
再び体を穿ち白い煙と共に炸裂する氷柱。翼の仲間は、死体すら残らなかった。
「……あ、あ…」
一歩も動くこともなく、瞬く間に2人の仲間を殺した隼が、翼を広げ飛ぶ。
恐怖によって動くことができない最後の1人、そのほぼ真上にある枝に止まる。
「……ァ…」
目が合った。同時に急激に冷える空気に気付く。
氷が有り得ない速さで、迫ってきていた。周囲の木が、草が、地面が、凍てつく。
言葉を忘れ、再び『ソレ』に目を向ける。
静かにこちらを見つめる『ソレ』が、最後の光景となった。
―――弱い。
氷像と化した最後の1人、その腕に止まる。
思い浮かぶことはこいつ等の使った
問題はこいつ等の使った力だ。どう考えてもスタンド能力ではなかった。それだけは断言出来る。ただの勘とは言え、中々馬鹿に出来ないんだこれが。
―――像を出していなかったとは言え、『スタンド使い』と
確かにスタンドの中には一般人にも見える類のものがある。3部に出て来た【アヌビス神】と【ストレングス】、4部の【ラブ・デラックス】や5部の【ベイビィ・フェイス】、7部の【スケアリー・モンスターズ】、8部の【ラブ・ラブデラックス】などがそれに当たる。スタンドの枠に収めていいのか不明だが、猫草こと【ストレイキャット】や【フー・ファイターズ】も見ることが出来たはずだ。
俺の【ホルス神】や対極のスタンドだと(勝手に)思っている【マジシャンズ・レッド】も、知覚出来るという点では当てはまるが、例外なのでカウントして良いのかは微妙な所だ。
若干話が逸れたが、こういった見えるスタンドにも、必ず
ともかく、こいつ等と相対した時、その気配が無かった。気付かなかったのではなく、全く無かった。
―――スタンドを知らないなら、説明はつくが。気配ごと無かったとなると……。
だからこそスタンド使いではないと確信したんだが、そうなると
―――ならここはどこなのだ?何の世界だ?
【ホルス神】がある時点で、こいつ等のような不可思議な能力がある時点で、何らかの作品世界だというのは想像がつく。ところがそれが思い当たらない。
……まぁ、分からないのなら
―――なぁ?そこで
何か長くなった気がする。気のせいかな?
ここで切らないと区切りが悪かったんだ。すまない……
次回もよろしくお願いします。