ちょっと大学の合宿があったり、バイトだったりで執筆が進まなかったんです。
アズレンとFGOやってたのも理由の一つ。
イベントすっぽかしてたから北斎ちゃん間に合わなかったし、武蔵とメルト来てくれなかったし……。
あぁんまりだぁああああ(泣)。
まぁいいや。
今回ちょっと文章が読み取りづらいかもしれません。支離滅裂気味なのはわざとですごめんなさい。
寛大な心で読んでくれると嬉しいです。
ちなみに、サブタイトルは「めざめる」と読みます。
ではどうぞ〜
―――なぁ?そこでコソコソ盗み見ている奴。
―――気付かないとでも思っているのか?
―――だとしたら、それは慢心だな。野生動物ってのは勘が鋭いんだよ。
視線を向ける。その先には何もいない、
だが分かる。そこに隠れているのが、はっきりと感じ取れる。
「やれやれ。今日は様子見のつもりだったんだけど」
そうぼやきながら姿を現した人物。その顔を一目見て覚えたのは、驚愕と得心だった。
黒いスーツ姿というありふれた服装。首には
そして、
―――アァ。
俺はコイツを知っている。
あり得なかった非日常、即ち【超常】が日常化した世界にて、【超常】の黎明期から裏で暗躍し続けた悪のカリスマ。その世界の主人公にも関わってくる、因縁のある敵。
この世界のキーマンの一人にして、転換期の一つとなる障壁。
―――
その存在を目にした瞬間、2つにわかたれた。『心』が『
別に、頭の中で会話したとか、精神世界で…なんて漫画的な演出はない。
そもそもそんなものは必要ないようだった。
歓喜。測ることなど出来ない程のソレを湧き立たせる『
無情。感じ入ることもなく、横でソレを眺めるだけの『
やはり『俺』は後者の側に立っていた。
焦りは無い。困惑も無い。
『俺』の立ち位置を自覚して、当たりがついた。
『
そういうことなんだろう。
そして『コレ』は
《あぁ成る程。あの密猟者共の異形は、【個性】によるものか。》
《判ったとも。この世界が『僕のヒーローアカデミア』だということは。》
《解ったとも。この世界に【スタンド使い】は存在しないということが。》
『
《理解したとも。この化物は、
《コイツは、この『
理解が進むに連れて、『
《確かに、コイツは悪のカリスマとして君臨していたのだろう。》
再確認が一つまた一つと終わるごとに、『
《深すぎる傷を負って尚、君臨できているのだろう。》
そうして『器』と『精神』の乖離は終息していく。
そうして完結した『魂』の次なる情動は、
《―――だが……だがなァ……!!!》
―――そんなものは所詮
息を潜め再び返り咲く時を待っている?確かにそうだろう。
ただし、返り咲くのはコイツ自身ではない。
後継者の育成?成る程それも大事なことではある。そこに悪だ正義だなどと問う意味はない。この世界の主人公が正に『そう』だが、連綿と受け継がれてきた『モノ』は、いつだって強大な力となる。故にコイツの成そうとしていることは、間違いではない。
―――しかし、しかしだ。コイツは
身体機能が著しく損耗している?
宿敵の一人を仕留めた?
後釜に相応しい者がいる?
相手にも致命傷を与えたからイーブン?
巫山戯るな。
一度しか負けていない分際で、早々に後継者を用意することの何と女々しいことか。
お前のような者は、所詮小悪党に過ぎない。吐き気を催す邪悪など、悪のカリスマなど
―――やはり
―――この本能で以てッ!ソレを『理解』したッ!!!
―――理解したなら、
「見させてもらったよ、君の【個性】。シンプルな割に強力で、『いい個性』だ」
―――さぁ、近づけ。そして俺に触れるが良い。
「出力も上々、応用性の幅も広い。使い手次第では化ける【個性】だ」
―――お前の『
AFOは、『個性持ちの動物』の噂を聞いた当初、大して興味を抱かなかった。
前例ならあるし、その
だからこそ、気まぐれで放った偵察が持ち帰った情報に興味を覚えた。
明確な意思を持ち、知性で以て【個性】を操作しているという情報に。
自らが観察に来た理由も、その確認。適当なチンピラを金で釣り、
そして確信した。明らかな知性がその存在に有ることを。
観察に従事していた時間は決して長くなかった。それは
極めつけは虐殺劇の終わった後、此方に気づいたことだ。この感の鋭さには脱帽した。ステルス特化の個性を以てしても破られることは、完全に想定外だった。
この攻防とも言えない探り合いを通じて、AFOは目の前の標的を認めていた。
故に、
「でも、そんな個性だからこそ、君が持つのは相応しくない」
そして、その頭に手を置いた。
「
違和感を覚えた。
「……
いや違う。奪えないのは確かだが、違和感の正体はそれではない。
急激に
「やられた………」
目は見えないが解る。
ふと、視線を下げると、目が合ったような感じがして。
ハヤブサが、嗤った気がした。
『PyiaaaaaAAAAAAAAAAA!!!』
此方を見据えながら。
最近、自分の作品の文字数が少なく思えてきた。
皆さんはそこのところどう思ってるのでしょうか?