俺の千冬姉がこんなに可愛いはずが……あった   作:pluet

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第7話

 5月に入っての最初の休日、俺は外出届けを出して帰宅するついでに友人である五反田 弾の家に顔を出していた。

 

「で、何しに来たんだよ。このナチュラルボーンフラグメイカーめ」

「なんだよ、その称号は……」

「はん、女の園に迷い込んだ男の敵にはちょうどいいだろうが」

 

 俺だって好きで迷い込んだわけじゃねーよ。

 どうせそんなこと言っても聞きやしないんだろうけどな、コイツは。

 

「そんなことより、今日は相談があって来たんだよ」

「あん? 別に電話ですりゃいいだろうが。おい、テメェもしかして……!」

「ん? いや、ただ家に物を取りに帰るついでにな」

 

 主に千冬姉の服とかだけど。

 なかなか戻る機会がないから今の内に夏物を準備してたんだ、と言ってみるものの弾はどうにも話を聞いていないようだ。

 おーいと、目の前で手を振ってやると突然、激昂し始める弾。

 

「蘭に会いに来たんじゃねーだろうなぁッ!? さ・せ・る・かぁぁぁあああああっ!!」

「ちょっ、おま、やめ……ッ!?」

 

 ガクガクと俺を揺さぶる弾。

 ちなみに、蘭とはコイツの妹で俺等の一つ下の中学3生。

 この春、某有名私立の生徒会長に就任したそうな。

 

 それで、そんな妹を持ったコイツは超が付くほどのシスコンだ。

 弾の家に遊びに行って初めて蘭と会った時なんて、やれ色目を使うんじゃねぇ! とか馴れ馴れしく話すな! とか宥めるのが大変だったぐらいだ。

 ……それにしても、コイツを見てると既視感を覚えるのは何故だろうか?

 

 で、いい加減反撃してもいいよなッ!

 

「やめんかっ! このシスコンッ!!」

「がふっ!?」

 

 揺すって来る勢いそのままに頭突きを喰らわせる。

 額がひりひりするも、ようやくシェイクから解放された。

 相変わらず蘭の事となると急に戦闘力を増すな、コイツ…… 

 

 とりあえず、さっさと本題に入るとする。

 

「いや、だから普通に相談があったから来たんだよ」

「……まぁ、そういう事にしておいてやるよ」

 

 額をさすりながら不機嫌そうに言う。まったく、しつこい奴だ。

 ま、それだけ蘭の事が大事なんだろう。その家族を大切に思う気持ちは俺にもよく分かる。

 俺だって千冬姉に悪い虫が付いたらと考えると……一も二もなく雪片でぶった斬るかもしれん。

 

「んで? その相談ってのは何なんだよ」

「あー、それなんだけどな……お前鈴の事 覚えてるだろ?」

「鈴? おぉ、覚えてる覚えてる。いつだったか、中国の代表候補生になったとかテレビでやってたの見たぜ。ん? つーことは、アイツIS学園にいんのかよ」

「あぁ、この前 転入して来たんだよ。それでな、何か知らないけどアイツを怒らせちまったみたいでさ……」

 

 その理由が分からなくて、俺に隠れて内緒話をするぐらい仲がよかった弾に訊きに来たのだ。

 でも、付き合ってるとかではなかったらしい。というか、前に「付き合ってるのか?」って訊いてみたら鈴にぶっ飛ばされた記憶がある。

 

 抉るように俺の顎に吸い込まれたあの拳。宙を舞う俺。

 あの日の空は、とても近くに見えた。

 

「あーあー、なんとなく見えてきた。まぁたお前の朴念仁スキルが発動したんだな」

「なんだよ、その人聞きの悪いスキルは……」

「事実だろーが。それで? 何やったんだよ」

 

 くっ、他人事だと思いやがって……!

 あと、ニヤニヤすんな!

 

 ぶん殴りたくなる衝動を抑えて、その時の事を思い出しながら説明する。

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 鈴と再会した日の夜。

 鈴が突然俺の部屋……と言うか千冬姉の寮長室に尋ねてきた。

 

「い、一夏……あのねっ! その、約束の事なんだけど!」

「約束……? 何かしてたっけ?」

「い、意地が悪いわねッ……ま、まぁ、そりゃあ気付かなかった私も悪いんだけどさ」

 

 いや、だから何の話だよ。

 勝手に自己完結されても分からねぇよ。

 そんな俺の心情など知らず、鈴は顔を赤くしながら俺の事をチラチラと上目遣いで見てくる。

 

 ……そんな期待したような顔をされても、分からないものは分からない。

 さて、どうしたものか……と頭を悩ませてる俺を見かねたのか、こちらの様子を見ていた千冬姉が助け舟を出してくれた。

 

「一夏、あの事じゃないか? お前、酢豚がどうとかと言って喜んでいただろう」

「!」

 

 千冬姉の助言に驚きつつも、全力で頷く鈴。

 ええと、酢豚、酢豚……と。

 

「……あぁ、思い出した! 確か、鈴の料理の腕が上がったら毎日酢豚を――」

「! そうっ、それよ!」

「―――奢ってくれるってやつだな」

「うん!……うん?」

「………(ニヤリ)」

 

 確か小学生の頃だったか、そんな約束をした気がする。

 そういや今日、酢豚を頼んだ時に何か思い出しそうになったのはこの事だったんだな。

 

「あ、アンタ、いったい何を……ッ」

「ん? だから、鈴が料理できるようになったら飯を奢ってくれるって約束だっただろ?

いやー、アレ聞いた時嬉しくてな! 千冬姉に自慢したもんだぜ!」

 

 千冬姉も「そうか、よかったな。毎日“ご馳走してくれる”とは、いい“友達”を持ったな、一夏。“友達”は大切にしなければダメだぞ」って、一緒になって喜んでくれたのを覚えてる。

 心なしか、ご馳走とか友達とかを強調してたような気がするけど……。

 

「ま、まさか、千冬さん……! 私の約束を……ッ!!」

「さて、何のことだか」 

「ん? 何か違ってたか?」

「~~~ッ! 最ッッ低! 何でちゃんと覚えてないのよ! せ、せっかくあたしが勇気を出して言ったってのに……ッ!! もう知らないッ!!!」

 

 最後に「バカ、朴念仁!」と、一気に捲し立てて鈴は部屋から出て行ってしまった。

 ……なんか知らんが、怒らせてしまった事は確からしい。

 ちゃんと覚えてない? って事はやっぱりどこか間違ってたのか?

 

 などと、鈴を怒らせた理由についてアレコレと頭を悩ませていた俺には、後ろで「計画通り」と哂っていた千冬姉に全く気付くことはなかった。

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

 なんて事があり、その次の日から鈴は俺が話しかけても露骨に顔を背けたりしてくるのだ。

 昔っから、こういう事は根に持つタイプだから余計に厄介だ。 

 

 で、俺の説明が終わると弾は何か分かったのか一人で戦慄していた。

 ……今の話のどこにそんな要素があったのだろうか?

 

「ま、マジで震えてきやがった……ッ! 千冬さんは本当に頭の良い御方だな。俺も見習うべきか」

「なぁ、結局 俺はどこを間違えてたんだ?」

「お前、いっぺん死ぬべきじゃないのか? 黒○号に蹴られて」

「なんでだよ」

 

 あれに蹴られたら原形残らないだろ。ひでぶってなるわ。

 この後、弾はいくら鈴が怒った理由を訊いてもを教えてくれなかった。

 

 で、結局 俺はそのまま弾とゲームをしたり、弾の祖父である厳さんがやってる五反田食堂で昼飯を食べたりと極普通の休日を過ごしたのだった。

 んー、やっぱ男同士っていうのは余計な気を遣わなくて楽でいい。

 鈴の問題は何の進展もなかったけど、リフレッシュできたから良しとしよう。

 

 来週の頭にはもうクラス対抗戦だからな……それまでには何とかしないとマズイ。

 何がマズイって、鈴から愚痴でも言われたのか箒やセシリアまで俺の事をやたら冷たい目で見てくるのだ。

 まぁ、さすがに鈴みたく無視とかしてくるわけじゃないんだけど、精神的につらいものがある。

 このままだと胃に穴が開きそうだぜ。

 

 ……帰ったら千冬姉に相談してみるか。

 千冬姉なら当時の事覚えてるだろうし、何か分かるかもしれない。

 

 そんな事を思いながら、IS学園へ向かうモノレールに乗るのであった。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 ~ 一方、その頃の五反田家 ~

 

 

 蘭が厨房に飛び込んできたのは、食堂の方の手伝いをしているときだった。

 

「お兄(にぃ)! 何で一夏さんが来てるの教えてくれなかったのよッ!!」

「ダメだ! お前にあんなすけこましと会わせるわけにはいかねー!!」

 

 一夏の奴に会いたかったと食って掛かる蘭。

 くっ、やはりアイツの毒牙にかかってしまっていたか……相変わらず息をするようにフラグを建てる奴だな。

 それさえなければ、気のいい奴だが、それとこれとは全く別問題だ。絶対に蘭は渡さねぇッ!

 あんな朴念仁のシスコン野郎なんてお兄ちゃん認めないからな!

 

「うっさいっ! お兄の馬鹿ッ! 大ッ嫌い!!」

「なっ……! き、嫌い? 蘭が? 俺の事を……? ……欝だ、死の……あだぁっ!?」

 

 蘭の痛恨の一言(いちげき)が胸に突き刺さり、膝から崩れ落ちる俺にじーちゃんから拳骨が飛んできた。

 年中 中華鍋を振っているじーちゃんの一撃は非常に重い。本当に80過ぎてんのかよ。

 

「馬鹿言ってねーでさっさと皿洗え。終わったら、客んとこ行って皿下げてこい」 

「何も殴ることないだろじーちゃんっ!」

「いいから手ぇ動かせ」

「はいっ!」

 

 五反田ヒエラルヒー最下層の住人である俺は一夏への呪詛を吐きつつ、必死で皿を洗うのであった。

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 試合当日。

 ここ、第2アリーナでの第一試合の組み合わせは俺と鈴。

 

 俺と空中で向かい合ってる鈴は、自身のISの主武装である青龍刀? を構えて“ニタリ”と笑っている……口元だけ。加えて言うなら、頭には井桁が浮かんでいたりする。

 お察しの通り、今日まで何の解決にも至らなかったのである。

 

 果たして、これから始まるのは試合なのか公開処刑なのか……それが問題だ。

 

「さぁ、一夏。あんたの罪を数えなさいッ!」

「……ひぃ、ふぅ、みぃ……」

「ホントに数えてんじゃないわよ!!」

「理不尽な」

 

 そんなふざけた会話はさて置いて、どう戦ったものか……

 鈴のISは黒と暗めの赤を基調とした機体で、その名を『甲龍<シェンロン>』というらしい。

 どうにもアレを連想してしまうな……漢字違うけど。うん、これからあの機体はポルンガって呼ぼ……うと思ったけど、鈴の睨みが一層きつくなったからやめよう。

 

 鈴が手に持ってる青龍刀を見る限り、戦闘スタイルは主に近距離型だろう。

 まぁ、武装がアレだけとは限らないけど……あの肩の所にある非固定浮遊部位《アンチロック・ユニット》とか怪しいんだが……

 まさか、セシリアのブルー・ティアーズみたく飛んで来ないよな? 棘とか付いてるし、アレぶつけられたらすげえ痛そうだ。

 

 なんて考えていると、試合開始のアナウンスが。

 

 

 『―――それでは両者、試合を開始してください』

 

 

 そして、ブザーが会場に鳴り響き、同時に鈴が突っ込んでくる。

 そのまま振り下ろされる青龍刀を雪片で防ぐ……が、予想以上の衝撃に弾かれる。

 

 ……箒といい、コイツといい、その細腕のどこにそんな力があるんだか。

 まぁ、鈴の場合ISの補正があるんだけど。

 

 鈴の青龍刀は両端に歯が付いており、それをバトンの如く振り回し斬り込んでくる。

 俺は千冬姉に身体に教えこまれた(強制)三次元躍動旋廻《クロス・グリッド・ターン》で回避回避回避ィィ!!

 

「ふぅん? この双天牙月(そうてんがげつ)の攻撃をこうまでかわすなんてやるじゃない」

「こと近接戦での回避だけは負ける気がしない!」

「……なんで泣いてんのよ?」

 

 ……泣いてなんかない。

 セシリアとの決闘の後、千冬姉は白式の扱いだけじゃなく一層厳しい回避訓練を俺に課したのであった。

 時々、自分の首がちゃんと繋がってるか確かめてしまうのは仕方のないことだと思う。

 

「ま、でも甲龍の武装がコレだけだと思ったら大間違いなんだからね!」

 

 ぱかっと例の肩のアーマーがスライドし、中央に球体が見える。

 そして、その球体が発光した瞬間に見えない衝撃に『殴り』飛ばされた。

 幸いにして、正面に構えていた雪片弐型で防げたらしく、ダメージは最小限……が、その一撃で終わるはずもなく。

 

 再び球体が光り、次々とその衝撃が発射される。

 

「ぬわああぁぁぁッ!?」

「あーはっはっは!! 殴ッ血KILLッ!!」

 

 フィールドに爆音が響き渡り土煙が立ち上る。

 

 不可視の砲撃とか卑怯すぎるだろ!?

 つーか、鈴が滅茶苦茶笑ってるんだが。トリガーハッピーの気でもあったのか、アイツ。

 あと、そのセリフが似合いすぎだ。あかいあくま的な共通点が多い所為か。

 

 鈴が放ってきている『龍咆(りゅうほう)』は空間自体に圧力をかけ、衝撃を撃ち出す衝撃砲……って、白式が解析した情報にはある。

 セシリアのブルーティアーズと同じ第3世代型の武装みたいだな。

 射線は直線だけど、砲身すらない上に射角に制限がないため、真下、真上は勿論 真後ろでも全方位射撃可能。

 さらに、弾速も速く連射も効くっと……なんだよ、このチート武器。絶対修正されるべきだろ。

 と愚痴りつつもかわす俺。千冬姉の訓練様々である。

 

「よくかわすじゃないッ! でも、それだけじゃ結果は変わらないわよっ!!」

「ぐっ、分かってるよっ!!」

 

 武装がこの雪片弐型のみの俺では圧倒的にレンジが足りないのだ。このままだと嬲り殺される。比喩なしに。

 これだからブレオンは……! などと、千冬姉が聞いたら「お前が未熟なだけだ」と一刀両断にされかねない事を考えながら反撃の手立てを考える。

 

 龍砲を捉えようと、ハイパーセンサーで周囲の空間の歪みと大気の流れとかを探らせてるんだが、察知した時には既に放たれてるしなぁ……まぁ、ないよりはマシな程度だけど。

 空気の圧縮ってことは、少なからず温度変化があるはず……そっちから観測した方がいいか?

 とはいえ、全方位に放てるから温度変化を感知してもどこに向かって発射されるかまでは分からないな。

 つまり避けるには実質 動き回るしかないわけだが……徐々にこちらが捕捉されつつある。

 さすがは代表候補生ってことだな。感心してる場合じゃないけど。

 

 それに反撃するにしても、まずは接近しなきゃ話にならない。

 ……となると、俺の取れる手段としては『瞬時加速《イグニッション・ブースト》』しかない。

 瞬時加速。これまた千冬姉に身体に叩き込まれた技能だが、後部スラスター翼からエネルギーを放出、それを内部にとり込み圧縮、再び放出する。その際のエネルギーを利用し、爆発的に加速するっていう技術なのだ。

 自分で説明してみても意味が分からんが、実際できるんだから納得しておこう。

 この加速があれば、もしあの衝撃砲が放たれても打ち負けずに接近できる……はず。

 

 考えてみれば、こっちから鈴に一直線に向かえば射線は限定される。

 それにタイミングはあの球体が発光した瞬間だから、弾が見えなくても何とかなる……案外 悪い手じゃないかもしれない。 

 問題はこれが何度も使える手じゃないって事だよな……割とシールドエネルギー食うし。

 ともあれ、この一回で鈴のシールドエネルギーを半分以上削れないと俺のジリ貧は必至。

 

 そのための手段……それも俺の手の中にある。

 俺のISの単一仕様能力(ワンオフ・アビリティー)『零落百夜(れいらくびゃくや)』。“自身のシールドエネルギー”を雪片のブレードへと転換し、相手のバリアー残量関係なく切り裂いて本体に直接ダメージを与えられる。そこでISの絶対防御を無理矢理発動させ、シールドエネルギーをゴリゴリ削るのだ。

 千冬姉が世界最強の名を欲しいがままにしたのはこの能力と千冬姉自身の技量がマッチした所が大きかったらしい。

 

 ただ、これを発動させると馬鹿みたいにエネルギーを喰うから諸刃の剣なんだけどな。

 この前のセシリア戦の時に急にエネルギーがなくなった原因がこれだ。あの時、調子に乗って無駄にミサイルとか斬らなきゃ俺の勝ちだったんだと。

 まぁ、今回は前回と違って残りのエネルギー残量には余裕があるから瞬時加速と合わせても数回は使える。

 

 となれば、後は覚悟を決めて……突っ込むだけだッ!

 

「鈴ッ!」

「なによ!」

「本気で行くからな」

「な、何を当たり前な事を言ってるのよ……。と、とにかくっ! 格の違いってのを見せてやるから覚悟しなしゃいッ!!」

「………」

「~~~ッ!!」

 

 沈黙がアリーナを満たした。

 鈴は青龍刀を構えたまま、顔を真っ赤にしてプルプル震えている。

 よっぽど恥ずかしかったんだろう。こんな大勢の観衆の前で盛大に噛んだからなぁ。

 

 だが、鈴が逆ギレして突っかかってくる前にこっちから仕掛ける!

 

「いくぞっ!!」

「!」

 

 背中に強い圧力を感じ、周りの景色を置き去りにして俺は一気に加速する。

 自身に掛かる急激なGで飛びそうになる意識を、ISの操縦者保護機能が防ぐ。

 

 突然の加速に鈴が驚きつつも、俺に向かって衝撃砲を放つ……が、今までの砲撃から弾速は大体把握している!

 

「ぜああぁぁぁッ!!」

 

 衝撃砲を斬り払い、追撃の暇を与えずに接近。

 そのまま、鈴へと斬り込もうとした瞬間―――――突如、上空に閃光が奔り、アリーナへと膨大な熱量をもった光線が突き刺さった。

 

 

 ズドオオオオオオンッ!!!

 

 

 凄まじい爆音とアリーナ全体を揺るがすほどの衝撃が響き渡る。

 巻き上がる砂煙。その奥に浮かぶ赤い光点が不気味に明滅していた。

 

 

 

 




読了感謝です。

クラス対抗戦の前半でした。
千冬姉の一夏フラグブレイカー教育は昔から行われていたようです。

<システム>
千冬姉がアップし始めました。

誤字脱字などありましたらご報告をいただけるとありがたいです。
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