東方炎上人 〜森羅日下部が幻想入り〜   作:東方人

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今回は自己紹介回だから、そんなにシリアスじゃないかな?戦闘を期待してる人は次回書きますんで、そこんとこご理解とご協力を・・・


第弐話 自己紹介

「ではまず青年。君の名を教えて欲しい。」

一瞬、「?」マークが浮かんだがよくよく思えばまだ慧音には名前を明かしてなかったなかったことに気付いたので明かすことにした。

「俺は森羅日下部だ。」

「ふむふむ、森羅日下部か・・・」

「ではこちらの素性も明かしておこう。私は上白沢慧音。この近くの寺子屋で教師をやってる。改めて、よろしく頼む。」

妹紅から聞いたことだがしっかり聞いておいた。そして、

「おう、よろしくな!」

と返した。

「なぁ、妹紅から聞いたけど俺を拾ったのはアンタだよな?」

「あぁ、確かに森羅、お前を拾ったのはこの私だ。それが何か?」

確認が取れたので森羅は、前々から気になってたことを聞く。

「その・・・俺を拾った時、近くに白髪で白い鎧を身に付けた少年を見なかったか?」

という質問に対し、慧音は

「そうだな・・・確か、そんな白いヤツはいなかったし、目撃情報も聞いてないな・・・」

「そうか、分かった・・・」

森羅は少し落胆した。すると慧音は

「その、少年がそんなに・・・大事なのか?」

慧音の質問に対し、

「あぁ、すごい大事さ。」

と下を向いて返事した。その返事に続いて今度はショウのことについて話し出した。

「ソイツは俺の弟で象日下部って言う。昔、俺は自分の力のせいでてっきり殺したと思ってた。けど、ネザーで・・・やっと会えた。けど・・・ショウは・・・洗脳されてた。」

「それは・・・本当か?」

という慧音の声に

「あぁ。恐らく、一緒にいた白装束の女さ。あいつがショウを操っていた。その後、なんとかショウを連れ戻そうとした。だけど・・・ショウはアイツに奪われっちまった・・・」

今でも鮮明に覚えてる。ショウが連れ去られた時のことを。その時のことを思い出し、森羅は今怒りに満ちていた。

「クソッ!!」

思わず怒りの感情が口に出てしまった森羅に妹紅は

「まぁ、とりあえず一旦落ち着け。ここにはその女もいない。まあ、お前の弟もいないが・・・」

と言い、なんとか森羅を落ち着かせた。

「なるほど。だからお前はあんなにキズだらけだったのか。」

これを聞いた妹紅が慧音に一つ、質問をした。

「なぁ慧音。森羅を見つけた時の様子ってどんな感じだったんだ?」

この質問に対し、慧音は重い表情で答えた。

「ちょうど迷いの竹林の入口辺りに横たわっててな・・・なかなか酷かったな。なんせ全身血まみれでキズだらけ。それに胸には剣がグッサリ刺さってた。正直、どういうマネをしたらこんなことになるのかをこっちが聞きたいくらいだったよ。」

「じゃ、永遠亭に運んだんだな。」

「あぁ。剣が胸に刺さってるから細心の注意を払って運んだよ。」

永遠亭・・・?何だそれ?と森羅は疑問に浮かべる。

「あー、すまんすまん。永遠亭って言うのはな、さっき言った"迷いの竹林"という場所の奥にあるお屋敷さ。そこには"八意永琳"ってヤツがいて、そいつの所に運べばどんな怪我やキズ、病気だろうと治る。」

そんなヤベェヤツがいんのかよ・・・と思った。ここで急に妹紅が

「そーいえば、森羅にまだ幻想郷について何も教えてなかったな・・・」

と呟いた。

「なんだ、まだ幻想郷について教えてなかったのか。」

「ちょうど話そうと思ったところで慧音が帰ってきたからな。」

「そうだったのか。それなら幻想郷について森羅に話した方がいいな。」

「あぁ、それがいい。」

「よし、では森羅。ここが君のいた世界ではないということは分かってるよな?」

「あぁ、確か来る時に見た夢の中に出てきた変な女が言ってたな。」

とりあえず、ありのまま起きたことを言った。

「やっぱり紫の仕業か・・・」

という妹紅の独り言に森羅は

「紫って言うのか?その女?」

ということを口にした。すると妹紅が、

「まあ、推測だがな。"八雲紫"ってヤツがいてそいつはとにかく、神出鬼没なんだ。"スキマ"ってやつを駆使してどんな所にも行ける。無論、外の世界にもな。だから外から来る迷い人にはだいたい、紫が関わってることが多い。」

「へ、へぇ〜・・・」

正直、なんの事なのかさっぱり分からなかった。

「話が脱線してしまったな・・・では気を取り直して、幻想郷について説明するぞ。」

「おう、頼む。」

「幻想郷というのは私達が住んでる世界のことでな、博麗大結界によって外界からは隔離されてるんだ。」

「幻想郷には人間以外にも様々な種族が住んでいる。例であげるなら妖怪や妖精、神に仙人・・・この他にもまだまだいるぞ。それに、かく言う私も人間じゃないしな。」

「慧音って人間じゃないのか!?」

思わず、口がポカーンと開いた。

「あぁ、私はこう見えても獣人でな。満月の晩には頭に角が生えて"白沢"に変身してしまうんだ。」

ポカーンと開いた森羅の口が更に大きく開いた。そりゃそうだ。確かに目の前で人が燃えるような現象は見慣れている森羅だが、目の前で普通に話してる人間が妖怪になるなど、森羅にとっては到底信じられない。まあ、慧音達からすれば人が燃える方が相当信じられないことなのだが。

「じゃ、じゃあ妹紅も妖怪なのか・・・?」

という森羅の咄嗟の質問に妹紅は

「いや、私はただの人間だよ。一応な・・・」

その一応がどういう意味なのかは知らないが別にそのことについて触れるつもりは森羅にはなかった。と、ここで我に返った森羅はひとつの質問を二人に投げた。

「そーいや、妖怪とかってやっぱり戦闘を仕掛けてきたりとかすんのか?」

森羅の純粋な質問に対し、妹紅が答えた。

「もちろん。特に妖怪などは好戦的な連中が多いからな。」

「へぇ、そーなのか。」

少し関心を持ったように思える感じで森羅は返した。

「また、話が脱線してしまった・・・」

慧音が横槍を入れた。

「あ、すまんすまん。」

森羅が慧音に返した。

「まあ、分かればいい。じゃ、話を続けるぞ。」

「急だが森羅、君に1つ問題を出そう。」

「えっ?おっ、おう。」

「この幻想郷での妖怪や妖精の戦闘はどんなものか、分かるか?」

これがどういう事なのかは分からないがとりあえず、

「普通に格闘戦とかじゃないのか?」

と返した。

「まあ、確かに格闘戦もする奴はするんだが、この幻想郷では主に「スペルカードバトル」というものを主な戦い方なのさ。」

「す、スペルカード・・・バトル・・・?」

何のことだか全く分からない。

「スペルカードバトルというのは、弱い妖怪と強い妖怪が戦う時、そして人間妖怪が戦う時に対等に戦えるように作られたものだ。そもそもの歴史を辿ると博麗の巫女のもとにとある妖怪がきてそそいつが「命名決闘法案」なるものを提出しそして・・・・・・」

「(長ぇ・・・)」

見た感じ、慧音はすっかり自分の世界に入ってしまったようだ。それを見かねた妹紅は

「おい慧音。お前また自分の世界に入ってるぞ。」

と慧音を注意した。

「おっと、すまない。どうもこうも、いつもの教師癖が抜けなくてだな・・・」

「全く、これじゃ説明するのに夜までかかっちまうよ・・・」

「あははは・・・」

なかなか見ていてこの二人は楽しい、森羅はそう心に思った。

「ま、まぁともかく。これがだいたい、幻想郷における全てだ。分かったか、森羅?」

「お、おう。なんとなくだけど分かったな。」

「そうか、それは良かった。」

話し合いはなかなか面白く進み、お互いに打ち解けてきた慧音達に今、一つの人影が忍び寄る・・・




いかがでしたでしょうか?にしても人影ってのは一体、なんでしょうかねぇ・・・?それと次回は戦闘シーンが描かれる予定なので戦闘を楽しみにしてる人はお楽しみに〜
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