出来る限り被害が少ない様にと考えたが、全く良い案が思い浮かばず困っていると
「・・・ウダウダしてても仕方ない、蘭よく聞け・・・ 一夏も女になっちまった」
腹を括った弾が蘭ちゃんを真っ直ぐに見据えて言う
すると蘭ちゃんの表情は曇り、信じたくない といった表情をする
それは当たり前の事だ、俺は単なる兄の友達で一夏は想い人だ、差が出て当たり前だと思う
「う、嘘・・・でしょ? ねぇ・・・お兄!? 」
見るからに動揺し、弾の胸辺りの服を掴み揺さぶる
「嘘じゃない、一夏と涼が女なっちまった。 今、元に戻る方法を探してくれている人がいるらしい、でも・・・見つかる可能性は低いってよ」
珍しく お兄ちゃんな弾は、蘭ちゃんへ説明をする
とりあえず弾に任せる事にして、俺は一夏の隣に戻り座り2人の様子を伺う
「でも、可能性は有るんでしょ? 」
「可能性はな? 仮に戻る方法が見つかっても、安全か確かめなきゃならないだろ? 短い期間なら大丈夫だろうけど、あまりに長い間 女のままで過ごしたら男に戻る意思がなくなってる可能性も有る。お前が動揺しているのも、辛い思いをしているのは分かってるが、今 1番シンドイのは一夏と涼だ 」
弾の言葉を聞き蘭ちゃんは弾を突き飛ばす様に弾から離れて部屋を出て行く
「・・・やっぱり泣いてたな? 弾」
「あぁ、知ってる」
2人で予想した通り、事実を知り部屋から自室へ戻った蘭ちゃんは泣いていた
きっと今は、そっとしていた方が彼女の為だろう
1人で考える時間も必要だろうし
「とりあえず、少ししたら落ち着くだろうから後で宥めておくわ」
「そうだね、無事を祈っておくよ弾」
蘭ちゃんが変な方向にシフトしない事を祈りつつ、弾がゲームの電源を入れ
「とりあえずゲームしようぜ? もう時期 数馬も来るだろしな」
弾は そう言うと一夏がコントローラーを受け取り格ゲーを始める
俺も一夏もゲームをする方では無いが、全くしない訳では無い。主に弾や数馬と遊ぶ時にやる訳だけど
ゲームをしながら蘭ちゃんの心配をする、鈴は精神的に強い方だからショックは有ったにせよ、すぐに立て直して俺たちのフォローをしてくれている
でも蘭ちゃん は良くも悪くも年相応だ、彼女は精神的に少し脆い印象を俺は持っている
これは時間が解決してくれると俺としては楽だ、でも そんな事は無い
。絶対にない
きっと時間だけでは解決しない問題だ、元に戻る方法が まだ見つかっていないし、仮に見つかったとして元の男に戻る意思があるか今の俺には分からない
女体化して約2週間だが、絶対に男に戻りたい意思は無い。そもそも可能性が低過ぎるし、手掛かりすら無い状態なのだから
はぁ・・・蘭ちゃんが変な方向にシフトしない事を本当 祈るしかない
お待たせしました