歯を磨き顔を洗ったので父さんが待っているリビングへ戻ると既に朝食がテーブルに並んでいる状態だった
「さ、朝飯食べて この先の事を考えよう」
いつもの場所に座り手を合わせから食事を始める
この先の事、性別が一晩にして変わってしまったのだから色々と考えなければならない
この先、自然に男に戻るのか否かも分からないが戻らなかった場合、戸籍に登録されている情報の修正が必要になるし、俺達は学生だ今は幸い春休み中だから良いが いずれ学校へ行かねばならなくなる
だが性別が変わっているから、そのまま何事も無かった様に登校する訳にもいかない。下手したら研究所でモルモットの可能性だってある
、そして体格が変わっていて手持ちの服だとデカすぎて着辛いし、下着系統も買う必要が有るだろう
やる事は沢山有る
そんな事を考えながは朝食を食べ終え片付けた後、家族会議が始まる
「この先の事を決めよう、ん?」
父さんが口を開いた瞬間にピンポーンとインターフォンの呼び鈴が鳴って父さんが応対に出て数分せずにリビングに見慣れたお姉さんを連れてきた
「おはよ〜って、アレ?おっかしいなぁ2人は男の子だったと思うんだけど、な?」
気紛れに遊びにくる このお姉さんは篠ノ之 束、幼馴染であり千冬姉の親友であり、ISの産みの親であり、現在進行形で全国指名手配されている人だ
そんな束さんが俺達を見て不思議そうに言う
「えーっと・・・なんか朝起きたら性別が変わってて」
「ふぅん、そうなんだ」
俺の言葉に頷き珍しく真面目な表情になって腕組みして考え始める
彼女が真面目な表情になるのは珍しい、俺が覚えているだけ4回ぐらいだと思う
とりあえず長考状態の束さんは置いておく事にして仕切り直し
「これからの事、だったよね?どうしよう?」
「これから、か」
どうするも何も、普通に生活していくだけなのだろうけど
「学校へどう話をするか、だな・・・起きたら男から女になってました、なんて与太話にしかならないからな」
「確かに」
「そこが問題か」
父さんの言葉に頷き考える、さっきからブツブツと独り言を呟いてる天災なら戸籍の書き換えとか色々非合法な事も出来るのだろうが、父さんは一般市民だ
在宅業である事しか分からないが束さんや千冬姉みたいにテレビを賑わせたりしないし、政府に圧力をかけたりも出来ない
3人で頭を悩ませていると束さんが腕組みを辞めニコッと笑み
「よし、この天災 束さんに任せなさい!マルッと解決しちゃうよ、まず戸籍と学校の件は根回ししとくとして、最優先事項は2人の検査だね? 異常が無いかとか色々調べてみないと、元に戻れるか否かも含めて、ね?」
と、言い何処かへ電話をして1分かからずに電話を切り
「検査の後は買い物だね、この辺は獅郎さんの担当かな?私は人酔いするから人混み嫌いだしね?」
「そうだな、分かった」
父さんは束さんの言葉に頷く
「それじゃ、後20分ぐらいで迎えがくるから2人は着替えてきなよ、流石に寝間着のままだとね?」
そう言われ俺達は一旦部屋に戻り寝間着がら着替えるが、やはりブカブカで格好がつかないが仕方ないので諦めよう
多分、検査に行くだけだから着飾る必要も無いし
そんな感じでリビングに戻ると既に一夏は戻ってきていて、ジャージを着ていた
それから更に数分経って、ピンポーンと呼び鈴が鳴り
「来たみたいだね、行こうか」
束さんを先頭にリビングを出て玄関に向かい扉を開けると、
「準備は整っています」
「うん、ありがとうクーちゃん」
ニコニコと笑み束さんはクロエの頭を撫でて
「さ、行こうか。面倒な事は ささっと終わらせるに限るからね」
そう言い歩み始め、如何にもな黒塗りの車に乗り込む
束さんの事だ、俺達にとって面倒くさいって意味で束さん自身は面倒とか考えてないのだろうな、身内に甘いし
とりあえず束さんに続いて黒塗りの車に乗り込み運ばれる事、20分くらいで大学病院に到着する
「此処?」
「うん、木の葉を隠すなら森の中ってね?」
俺の呟きに答えた束さんの言葉に納得し、大学病院に入り移動しながら少し不安そうな一夏の手を握る
「大丈夫だって、どうにかなるさ」
「・・・ありがとう、涼」
一夏の気持ちも分かる、この数時間で色々有った訳だし検査して何か悪い物が見つかるかも知れないのだかは不安な気持ちが良く分かる
まぁ個人的には中身が一夏でも美少女は笑っていて欲しいだけなんだけどな、うん
とりあえず時間見て書いていきます
一夏が空気ですが、許して下さい