試着室で父さんから受け取ったワンピースを試着する、慣れていなくて少し手間取ったが何とか着れたので試着室の仕切りを開ける
「どうかな?父さん、着方合ってる?」
「似合ってるぞ涼、コレもだな」
優しく笑み そう言い父さんは白のリボンで俺の左サイドの髪を結う
「やっぱりお前にもソレが似合うな」
満足そうな父さんから一旦、試着室の鏡へ目を向けて確認すると母さんに更に似た俺と、その後ろに父さんが写っていた
「・・・ありがとう父さん」
「俺こそありがとう涼、杏子も喜んで・・・るか?息子が娘になっちまったからなぁ複雑な心境だろうが、まぁ前向きに元気ならアイツも嬉しいだろう」
途中で父さんは腕組み考え言い苦笑して言う
確かに手放しでは喜べない状態だが、母さんも俺達の性別が変わった所で変わらず愛してくれる、そう確信できる
「でも何か下が心許なくて落ち着かない」
「ははは、最初はそうゆう物じゃないか?」
父さんは笑って言い俺の頭を撫でる
とりあえず そうゆう物という事にして一旦ワンピースから元の服へ着替えリボンも外す、父さんに昔の母さんの事を聞きながら服を選んで行き母さんが使っていたリボンに似た物を幾つかカゴに入れて一夏達に合流する
「くぅっっ」
何個か有る試着室に2人は居たのだが、服のせいか ますます千冬姉に似た一夏が顔を赤くしながら何でか俺達を睨んでくる
「似合ってるぞ一夏、どうせいつかは通る道だから」
一仕事終え満足気な千冬姉は放置し、思った感想を言うと一夏は更に睨んできて
「なら涼も着てみろよ!」
「え?分かった、千冬姉 選んで?」
そう千冬姉に言うと任せろと言い姿が消える
「・・・千冬姉って忍者だっけ?まぁ言いか、でも一夏 似合ってると思うけど、嫌なの?」
「・・・嫌、ではない。けど恥ずかしいんだよ!実の姉にグイグイ迫られて無理矢理着せられて!」
今にも泣き崩れそうな半泣きの一夏の言葉に少し同情する、千冬姉は大分振り切ってるし一夏の話を全く聞かなかったんだろう
「あ〜・・・その、ごめん一夏」
とりあえず一夏に謝り数分慰めていると
「待たせたな涼!!」
いつになくキラキラしたオーラを出している千冬姉が戻って来て俺に服を手渡す
「あ、ありがとう千冬姉」
そのオーラに押されつつ一夏と入れ替わりで試着室に入り渡された服を広げて確認する
ブラウス、黒のノースリーブ?なジャケット、ロングスカートの組み合わせの落ち着いた感じだ
千冬姉自身、あまり派手な組み合わせを好まないからだろう
あまり時間をかけると一夏が怖いので、さっさと着て仕切りをあけると真ん前に千冬姉が立っていて一夏が目を丸くしていた
とりあえず千冬姉が満足そうでよかった
お待たせしました
千冬さんが選んだ服は
一夏→ 東方 魂魄妖夢
涼 → 東方 小悪魔
なイメージです