(完結)閃の軌跡Ⅰ ~鋼の意志 空の翼~   作:アルカンシェル

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127話 欺瞞

 

 

 猟兵によるクロスベル炎上事件。

 その被害は市街だけに留まらず、最初に占拠されたマインツ鉱山はもちろん東西の門にも襲撃は行われ、街道や鉄道にも破壊工作が行われた。

 もはやクロスベル全域とも言える被害。

 そしてそこで生まれた大小様々な負傷者は自治州に一つしかない聖ウルスラ医科大学に集中することになる。

 病院としての機能は持っているものの、施設の目的はあくまでも近代医療の研究。

 元々の入院患者がいることもあり、病床の数、医師の人手、物資、クロスベルの全てを賄う程のキャパシティは持ち合わせてはいなかった。

 

「大丈夫だから気を確かに持ってください」

 

 セシルは泣きそうになるのを堪えて怪我人の手当てに奔走する。

 手を動かし、懸命に患者を励ましながらセシルの気持ちは手術室に向いていた。

 明け方近くに搬送されてきた二人の男女。

 どちらもセシルにとって縁が深い友人と義弟。

 重篤な患者としてすぐに二人とも手術室へと運び込まれ、身内であり動揺が大きかったセシルは立ち会うことは許されなかった。

 

「ああ、女神よ」

 

 少しでも手が空けば、まだ終わらない手術室の前にやってきてセシルは手を合わせて祈る。

 思い出してしまうのは恋人の死。

 

「せめてあの薬がもっとあれば良かったのに」

 

 思わず漏らしてしまう愚痴。

 研究資料として帝国から送られてくる“霊薬”。

 早くに運び込まれ、彼らと同じく重篤と診断された警官たちや、二次被害として導力車に轢かれた双子を瞬く間に治してしまった“奇蹟の薬”がもっとあればと願わずにはいられない。

 もっとも手の施しようがなかった患者を五人も救えたことは奇蹟なのだが、やはり怪我人の数に対しては焼け石に水だった。

 セシルはすぐにその“霊薬”の製造元に連絡を取るべきだと主張したものの、セイランド教授はその進言に聞く耳を持ってくれなかった。

 

「イリアさん……」

 

「大丈夫だ、シュリ……イリアはこんなところで終わったりしない」

 

 手術室の前のソファでひたすらに祈るシュリと劇団長の姿は痛々しい。

 手術の成功率は低く、仮に成功したとしても後遺症が残る程の怪我。

 特にシャンデリアに押し潰されガラス片まみれとなっていた両足は切断も検討されているとセシルは聞いている。

 

「イリア……ロイド……」

 

 それにロイドもイリア程ではないが、それなりの重傷を負っていた。

 脳裏にちらつく三年前の“彼”を思い出し、セシルはシュリ達に言葉を掛けずに踵を返す。

 ロイド達は気掛かりだが、危険な患者は彼らだけではない。

 揺れる思考を無理矢理に集中させ、セシルは彼女の戦場に戻る――

 

「あ……あのセシルさん」

 

 そこでシズクが恐る恐る声を掛け、セシルを呼び止めた。

 

「あら……シズクちゃん、どうしたの?」

 

 笑顔を顔に張り付けてセシルは不安がらせないように対応する。

 

「ごめんなさい、今日のお散歩はできなくなっちゃったの」

 

「それは良いんです。それよりも……」

 

 幼くても、目が見えなくても今の病院の様子を理解できているシズクはセシルの謝罪を受け入れる。

 ならばなんだろうとセシルは首を傾げる。

 

「外から変な音が聞こえるんです」

 

「変な音……?」

 

「はい……飛空艇みたいな……だけど普通の飛空艇とは違うような……」

 

「飛空艇の音……っ――」

 

 シズクの言葉にセシルはすぐにその可能性に気付く。

 クロスベル市を襲ったテロリスト達は飛空艇を使って逃亡している。

 

「そう……それじゃあ私が調べておくからシズクちゃんは病室に戻っていてくれるかしら?」

 

 

 

 

 

「あれは何だ……?」

 

 病院の中に納まり切らず、駐車場に簡易テントで診察を受けていた怪我人は聞こえて来たエンジンの音に空を見上げる。

 そこには空を飛んでいる導力車が二台。

 正確には飛空艇なのかもしれないが、サイズは導力車よりも小さく、運転手はごつい服を着込んで剥き出しその空飛ぶ導力車に跨っている。

 

「まさか……」

 

 未知の飛行艇に昨夜の記憶が刺激され、恐怖の感情が走る。

 空飛ぶ導力車はそのまま病院の屋上に着地する。

 

「あ、貴方達っ!」

 

 セシルは屋上に着地した不審な導力車とその運転手に向け、モップを構える。

 

「ここには怪我人と病人しかいないわ!」

 

 相手はクロスベル市を襲った凶悪なテロリスト。

 それも親友と義弟を生死の境に彷徨わせた相手。

 怒りと病院を守らなければという義務感に己を奮い立たせてセシルは声を張り上げる。

 

「帰ってっ! ここは貴方達が来るような所じゃないわ!」

 

 対する答えは――

 

「しゅごおー…………」

 

「しゅごおー…………」

 

 分厚い整備服を着込み、丸いヘルメットの奥から聞こえて来たのは声にならない呼吸音。

 年恰好は青年男性より少し下くらいの背丈が一人、もう一人はだいぶ小さい。

 不釣り合いな二人にセシルはよりいっそう警戒心を強め――

 

「あ、ああー。落ち着いて下さいセシルさん」

 

 手を挙げて無害だと主張する不審者のくぐもった声はセシルが思っていた以上に若かった。

 

「私を知っている? 貴方達はいったい――」

 

 その質問は横合いから聞こえて来たランディの声にかき消された。

 

「おい! ワジなんで止める!?」

 

「そうですよティオちゃん! 何かされる前に速やかに制圧しないと」

 

「落ち着きなよ二人とも」

 

「そうです。かなり不審な登場でしたが、むしろ心強い援軍です」

 

 今にも奇襲を掛けそうなランディとノエルを止めるのはワジとティオ。

 

「援軍って……」

 

 導力銃を手にしたエリィは二人の主張に困惑し、それでも納得がいかないと銃をホルスターに戻すことはしなかった。

 そんな彼女たちの様子にワジはやれやれと肩を竦める。

 

「昨日の襲撃で気が立っているみたいだから、さっさとそのヘルメットを外して顔を見せてくれないかな?」

 

 一目で判る独特な気配の持ち主にワジは声を掛ける。

 

「ああ、そうだな」

 

 不審者はそれに頷き、後頭部の留め金を外してヘルメットを脱ぐ。

 

「あ……」

 

 中から現れたのは白い髪。

 彼に続いてもう一人の不審者もヘルメットを脱ぐ、そちらから現れたのはスミレ色の髪の女の子。

 

「リィン・シュバルツァー」

 

 そして女の子は《殲滅天使》と呼ばれていたレンだった。

 ランディが絞り出した声は決して歓迎するものではなく、むしろ顔をしかめる者の方が多かった。

 

「何しに来やがった?」

 

 棘のある口調でランディが尋ねる。

 

「イリアさんを助けて欲しいって頼まれて……」

 

 リィンはランディ達に背を向け、小型飛行艇の中に固定しておいた荷物を取り出しながら答える。

 

「シュリとセイランド教授は何処ですか?」

 

 

 

 

 

「浮かない顔をしているな」

 

「アリオスさん……」

 

 荷物を渡し、クロスベル市へと向かったレンを見送ったリィンは手持ち無沙汰になり、セイランド教授の研究室にいた。

 

「……ええ、自分の軽率さを思い知らされたと言うか……」

 

 苦笑してリィンはため息を吐く。

 最初は怪我人の手当てや力仕事で作業を手伝おうとしたが、帝国人であるリィンにクロスベルの市民からの視線は冷たかった。

 通商会議の時に帝国が《赤い星座》を雇っていたこともあり、今回の襲撃は帝国の“暗闘”に結び付けたのが原因だった。

 

「ユウナの言っていたことならあまり気にするな。あの子の弟妹もお前の“霊薬”があったからこそ助かったんだ。今は気が動転しているだけだ」

 

「……ええ」

 

 病院に入った瞬間、殴りかかって来た少女のことを思い出してリィンは俯く。

 クルトが割って入ったおかげで殴られることはなかったものの、彼女の言葉はロビーに響き渡り、帝国への罵詈雑言をリィンに浴びせた。

 もっともそれは彼女だけではなく、彼女の言葉に賛同するような非難の眼差しが集中し、針の筵の悪意はリィンの足を竦ませるには十分だった。

 その目はランディ達も同じで、レンが有無を言わさず手を引いて動いてくれなければ暴動が起きていたかもしれない。

 

「もっと人目を忍ぶやり方もあったはずなのに……」

 

「だが、それをしていたらイリア・プラティエを始め、手の施しようがなかった重症者は五人命を落としていた」

 

「だけど助けられたのは五人だけです……それ以上は……」

 

「リィン……」

 

 まるで自分が悪いと言わんばかりに思い詰める弟弟子の姿にアリオスは罪悪感を覚えずにいられない。

 

「俺が一言、頼むって言うだけでこの病院にいる全ての怪我人を癒すことだってできるんです……

 だけど俺はそれをしないくせに、“霊薬”の奇蹟を振る舞う……本当はイリアさんを見捨てなくちゃいけないのに……」

 

 己の半端な行動に悩むリィンにアリオスは閉口する。

 “霊薬”以上の奇蹟がどんなものかアリオスには想像もつかないが、奇蹟の行使に苦悩する少年の姿に複雑な思いを感じずにはいられない。

 

「リィン。それでも――」

 

「それにシュリに言われたんです……

 『ノーザンブリアを救ってくれたんだったらオレ達の事も助けてくれたっていいじゃないか』って」

 

「…………」

 

 その言葉にアリオスは言いかけた言葉を呑み込む。

 

「俺はただ、降り掛かって来た火の粉を払っていただけなのに、どうしてこんなことになったんでしょうね」

 

 リィンの独白の重さにアリオスは目を伏せる。

 

「それは……」

 

 その気持ちはアリオスも理解できる。

 親友を裏切り、娘の治療費のために遊撃士の仕事に没頭していただけなのにいつの間にかクロスベルの守護神などと祭り上げられていた。

 そう呼ばれるたびにアリオスは後ろめたい気持ちになる。

 

「すまない……」

 

「いえ、俺の方こそすみません。こんな愚痴を……」

 

「…………ところでリィン。お前は《赤い星座》を雇ったのは誰だと思う? やはり通商会議に続いてあの《鉄血宰相》が怪しいと俺は考えているのだが」

 

 強引な話題転換をしてアリオスはリィンの推測を尋ねる。

 

「いえ、それは可能性が低いと思います」

 

 しかし、返って来た答えにアリオスは顔をしかめる。

 

「それは何故だ?」

 

「理由はいくつかあります……

 アリオスさん達にとっては不快に聞こえてしまうかもしれませんが、クロスベルと言う自国民を虐殺する行為は帝国にとってはタブーになります……

 そんな後で真相が漏洩してしまった時に、“悲劇”を繰り返した帝国に対する風当たりを考えるとリスクとメリットが釣り合っていません……

 仮に《鉄血宰相》が今回の黒幕だったとしたら、こんな中途半端な被害で済ませるはずはないでしょう」

 

「中途半端? この被害で?」

 

「ええ、半端です」

 

 聞き返すアリオスにリィンは頷く。

 

「人的被害に対してクロスベルにおける重要な施設はほぼ無傷。これは明らかに不自然です」

 

 派手に爆破されたIBCもその機能のほとんどが新設されたオルキスタワーに移動が完了しており、クロスベルの機能そのものを損なう打撃にはなっていない。

 

「アリオスさんがオルキスタワーを防衛していたと言っていましたが、クロスベルにはジオフロントという隠し通路が網の目に広がっています……

 《赤い星座》や《結社》がそれを見逃すはずはないでしょう……

 本当にこれが《鉄血宰相》の引いた絵図なら、一手でクロスベルにとって致命的な傷を与えているはずです」

 

「…………そうか」

 

「それから通商会議では《赤い星座》を雇うのに一億ミラを支払っています……

 あれはオリヴァルト皇子とオズボーン宰相を守るための護衛としての値段だとしたら、今回の襲撃は少なく見積もってもその三倍は必要だと思います……

 そしていくら帝国が広く豊かな国だったとしても、そんな予算をこの短い期間で用意する余裕はないはずです」

 

「なるほど……確かに筋は通っているな」

 

 予想以上に真相に近付いているリィンにアリオスは平静を装いながら相槌を打つ。

 ノーザンブリアで《鬼の力》を暴走させて戻らなくなってしまったとしかアリオスは聞いていなかったが、リィンの白い髪にグノーシスで変色したヨアヒムの髪の印象が重なる。

 この話題を選んでしまったことにアリオスは後悔する。

 

「どうやら思っていた以上に根が深い――」

 

 コンコン―、アリオスの言葉に重なるタイミングでドアがノックされる。

 

「あのーリィン、おきてる?」

 

「その声はキーアか。どうした――」

 

「入るなキーアッ!」

 

 迎え入れようとしたリィンの言葉を遮り、初めて聞いたアリオスの一喝が室内に響き渡る。

 

「え……?」

 

 しかしその制止は空しく、キーアが開いてドアが開く。

 片手に缶ジュースを抱え、ノブを捻った手を固めたままアリオスの声に碧の少女は立ち尽くして固まっていた。

 

「――っ――」

 

 碧の少女を見た瞬間、リィンの目の奥に激痛が走る。

 それに伴いキーアの体に淡い光が灯る。

 

「キーアちゃん……君は――っ!?」

 

 背後に感じた殺気にリィンは咄嗟に身を捻り、その斬撃を躱す。

 

「――アリオスさん」

 

「どうやら気付かれてしまったようだな」

 

 空振りに終わった一撃にアリオスはため息を吐く。

 

「リィン、これ以上踏み込むな。これはクロスベルの問題だ」

 

「アリオスさん……それは本気で言っているんですか?」

 

 峰を返していた太刀を戻し、その切先を突きつけるアリオスをリィンは睨み返す。

 アリオスの言葉が、態度が、暴走した《識》で辿り着いた真実は紛れもない本物だと裏付ける。

 

「ああ、俺は本気だ。ようやくここまで来たんだ……邪魔をするのなら――斬る」

 

 凄むアリオスにリィンは――動揺を抑え込み切り替える。

 

「どうしてこんなことを?」

 

「それは――」

 

「だって……しかたがなかったんだもん……これが一番マシだったんだから」

 

 答えたのはアリオスではなく、目に一杯の涙を浮かべたキーアだった。

 

 

 

 

 その後、ツァイス工房製の有人着陸装置の空路でクロスベルを訪れたリィンはヘイワース夫妻の無事を確認したレンと陸路で導力車を使って迎えに来てくれたダン・ラッセルと合流してトリスタへの帰路へと着く。

 短い間とはいえ遊撃士として活動していた期間があったにも関わらず、リィンを好意的に見送る者は誰もいなかった。

 

「真実というものは容易く隠蔽され、人は信じたい現実のみを受け入れるか……」

 

「それはレーヴェの言葉よね? それがどうかしたの?」

 

 不意に呟いたリィンの言葉にレンは首を傾げる。

 何でもないとリィンは首を振りながら力無く笑う。

 

「それが本当だったと思い知らされただけだ」

 

「…………自己欺瞞に覆われた都市。この街にエステルみたいな強い人はいるのかしら?」

 

 明らかに憔悴した様子のリィンにレンは思うところはあったが指摘せずに気付かない振りをする。

 

「どうだろうな……」

 

 言われて思い浮かべたのは今日は会えなかったロイドだが、果たして彼は“真実”に折れることなく立ち上がれるかどうかリィンには判断できなかった。

 

「はあ……人を信じてって言ったのに……俺の方が信じられなくなりそうだ……」

 

 レンに聞こえないように小さな声で愚痴を漏らし、リィンは頭を抱えた。

 

「――ん?」

 

 そこで鳴り響いた《ARCUS》の音にリィンは定時連絡をしていなかったことを思い出す。

 

「サラ教官からかな?」

 

 今日は平日、ルーファスに事情は説明してあるが授業をサボったことに変わりはなくサラの小言を想像してリィンは余計に鬱な気持ちになる。

 

「もしもしサラきょ――」

 

『大変だリィン・シュバルツァーッ!』

 

 耳に当てた通信機から聞こえて来た大音量にリィンは思わず仰け反る。

 

「あら? その声はブルブランね」

 

「はあ……一体何の用だ? 俺は今、お前達《結社》とこれ以上馴れ合いたくは――」

 

『そんなことはどうでも良い。大変なのだよリィン・シュバルツァー』

 

 焦った珍しいブルブランの声にリィンとレンは顔を見合わせて首を傾げる。

 

「あんたがそんなに動揺しているのは珍しいな」

 

『ああ、私も柄にもなく動揺しているのは自覚している。だから落ち着いて聞いてくれたまえ。実は――《聖獣の至宝》が盗まれたのだよ』

 

「《聖獣の至宝》ってリィンが聖獣のみんなから貰った聖石を集めて造っていたアクセサリーよね?」

 

「ああ、ブルブランにバリアハートの職人を紹介してもらって……最初は一つだけのはずだったのにいつの間にか七つ揃って……」

 

 リィンはため息を吐き、ブルブランに言い返す。

 

「それで、この通信は予告状の代わりなのか?」

 

「あらあら、ブルブランの遊びはレンもちょっと興味あったのよね」

 

『違う……そうじゃない』

 

 本気で取り合ってくれないリィンとレンへブルブランによる必死の説得が始まった。

 

 

 

 

 







クロスベル暗躍

ディーター
「なるほどリィン・シュバルツァーに気付かれてしまったと……やれやれ察しの良い子供はこれだから困る」

アリオス
「一応は口止めはしておいた。もっともこちらがこれ以上ことを起こさなければという条件でだがな」

マリアベル
「あらあら、仮にもあの《鉄血宰相》の息子がそんな口約束を守ると本気で思っているのかしら? 弟弟子に甘過ぎるのではなくて?」

アリオス
「だったらどうすると? ここで直接的な手段に出たとしても帝国に口実を与えるだけだ」

マリアベル
「ふふふ、私に良い考えがありますわ」


クロスベルタイムズ
 ―特報―
 クロスベルの襲撃に対して、誰よりも早く駆け付けた帝国貴族リィン・シュバルツァーはあろうことか治療のための薬に法外な値段で売りつけて来た。
 また重症を負ったイリア・プラティエを治療する条件にアルカンシェルに帝国の劇場での公演を交換条件として脅迫されたという証言が上がっている。

アリオス
「…………どうやら俺は煉獄行きのようだ……ガイ……」




帝国時報
 ―特報―
 あのリィン・シュバルツァーが不老不死の秘薬の生成に成功した可能性あり。

オズボーン
「…………ほう……やってくれたなクロスベルめ……」



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