(完結)閃の軌跡Ⅰ ~鋼の意志 空の翼~   作:アルカンシェル

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19話 魔都Ⅳ

「ふ……まさか向こうからわざわざキーア様を連れて来てくれるとはな」

 

 外で砦の監視させているマフィアの視覚を通して見た光景にヨアヒムはほくそ笑む。

 巨大な機械仕掛けの人形に乗って現れた遊撃士達は御子を連れて来てくれた。

 

「何のつもりか知らないが、命乞いのつもりか?」

 

 その少女が教団の御子であることを微塵も疑わないヨアヒムは予想外の攻撃を受けた憤りを忘れて悦に浸る。

 それは過信であり慢心でもあった。

 例え《叡智》をその身に宿していたとしても、結局はその情報をどう捉えるかは本人次第。

 人は信じたいものを信じる。

 自分以上に《叡智》を理解している者はいないという思い込みが、主観でしか物事を見えない思想が《叡智の目》を曇らせていることに気付かずにヨアヒムはその間違いに気付くことはない。

 

「ふふ……砦の扉は複雑な仕掛けを施したもの。ただの人間に――ああ、なるほどこれを予期してキーア様を連れてきたわけか」

 

 堅牢な砦の扉は複雑な操作がなければ開かないようになっている。

 しかし、キーアが三人の遊撃士によどみなく指示を出して、その仕掛けを解いていく。

 瞬く間に石の扉が開くが、ヨアヒムは危機感を感じるよりも鮮やかに開錠してみせた凛々しいキーアの姿に見惚れる。

 

「流石ですキーア様」

 

 したりとヨアヒムは頷く。

 あの程度の仕掛け、キーア様の叡智ならば当然の結果だと。

 そんな風に一人悦に浸っていると、侵入者たちは砦の城主の間へと一気に入り込む。

 

「やれやれ、図々しい侵入者たちだ。扉の番人たる悪魔よ。キーア様以外は始末して――」

 

『はああああああっ! 桜花無双! 鳳凰烈破っ!』

 

 無数の突きに滅多打ちにされて突き飛ばされた悪魔は火の鳥を思わせる大きな焔を纏った追撃を受けて爆散した。

 

「ふ……《アカ・マナフ》は私の戦力の中でも最弱……

 良いだろう。お前達には《グノーシス》の最終形、魔人の力を味わわせて――」

 

『魔技・雷光の牙』

 

 魔人化しようとしたマフィア達は一斉に金縛りで身動きを封じられ、雷光を伴う牙が疾走して的確にマフィア達に脳震盪と電撃の負荷を与え魔人化を防ぎ、無力化する。

 

「……ふ……所詮《紅い叡智》で正気を保てずに堕ちたモルモット……

 少々惜しいが、奥の手を使わせてもらおうかな。三倍に濃縮した《紅い叡智》を注入したというのに人の姿を保っている傑物。これなら――」

 

『破甲拳っ!』

 

 少年の拳に大の男がくの字に折れ曲がり、膝を着いて崩れ落ちた。

 

「――――ええいっ! アーネストッ!」

 

「お呼びでしょうか、司祭」

 

 ヨアヒムが苛立ちの声を上げて、部下にしてやった男に理不尽な罵倒をぶつける。

 

「何なんだ奴等は!?」

 

「おや、司祭は彼らの事を御存知ないと?」

 

 アーネストは嫌味を含んだ笑みを浮かべて答える。

 

「まずあの少女の名はエステル・ブライト。あの《D∴G教団の殲滅作戦》において指揮を取っていたカシウス・ブライトの娘です」

 

「っ――あの《剣聖》の娘だと!?」

 

「そして双剣の少年はヨシュア・ブライト。あの《D∴G教団の殲滅作戦》の影で各地の拠点を潰し回った《身喰らう蛇》の元執行者です」

 

「ちっ、あの新参の組織がまた邪魔をするか」

 

「そして太刀使い――いえまだ太刀は抜いていませんが、太刀を持っている少年はリィン・シュバルツァー。あの超帝国人です」

 

「超帝国人?」

 

「おや? 超帝国人を知らないと? 《真なる叡智》に至った司祭ともあろう御方があの《超帝国人》を知らないと?」

 

「ば――馬鹿なことを言うな。それくらい知っている。《真なる叡智》はこの世界の総てを見通す力を持っているのだから!

 まさか貴様、私の《グノーシス》を愚弄する気か?」

 

「いえいえ、滅相もありません……それで次は私の番と言うことですね?」

 

 ムキになるヨアヒムにアーネストは彼が自分を呼んだ意図を汲み取る。

 

「ああ、どいつも役に立たん失敗作だったようだからな。貴様が行ってキーア様を取り戻して来い」

 

「御言葉ですが、司祭……

 あそこにいるのは言わばアリオス・マクレインと同等の猛者ばかり、私一人では些か荷が重いでしょう」

 

「むっ……」

 

 アーネストの反論にヨアヒムは霊体を斬られたことを思い出して唸る。

 

「ですが、付け入る隙はあります……

 彼らは遊撃士。何よりも民間人の安全と保護を最優先にする者たちです……

 後の研究に使う予定だったモルモットに《グノーシス》を与えて戦わせれば、それだけで彼らの足を止めることはできるでしょう……

 つきましては牢の鍵をお借りしてもよろしいでしょうか?」

 

「ふむ……なるほど、良いだろう」

 

 アーネストの献策に頷いてヨアヒムは牢の鍵を投げ渡す。

 

「モルモットがいくら壊れようが構わん。必ずキーア様を私の下に連れて来るんだぞ!」

 

「ええ、朗報を待っていてください」

 

 アーネストは一礼して踵を返す。

 

「ふふ……」

 

 地底湖の中に造られた祭壇。

 その一角、かつての殲滅戦の経験から造られた脱出路を一瞥してアーネストは笑みを浮かべて歩き出した。

 

 

 

 

「やあ諸君。さっきぶりだね」

 

 目の前に現れたアーネストの顔をしたワイスマンにリィン達は一斉に顔をしかめた。

 

「おやおや、つれないね。せっかくヨアヒムからこの先の牢屋の鍵をいただいてきたというのに」

 

「あんですって!?」

 

 これ見よがしに鍵を手の中で弄ぶワイスマンにエステルが叫ぶ。

 

「エステルうるさい」

 

 その傍らで耳を抑えたキーアが半眼になってエステルを睨む。

 

「ふむ、やはり君は御子ではなくレンだったか」

 

 そんなキーアにしたり顔でワイスマンは頷く。

 

「それが分かっていてどうして貴方がここに?」

 

「そうよ。牢屋の鍵をわざわざあんたが持ってくるなんて何を企んでいるのよ!?

 まさか……失踪者に《グノーシス》を投与してあたしたちと戦わせようなんて考えてるんじゃないでしょうね?」

 

「おや、エステル君にしては良い所を突くじゃないか。準遊撃士の頃から君たちを見ていた者として中々に感慨深いものだ」

 

「そんなことはどうだって良いわよ。それより答えなさい!」

 

「安心したまえ、ヨアヒム・ギュンターにはそう言っておいたが、私にそれをやる気は毛頭ない。この鍵は君たちが好きに使うと良い」

 

 そう言ってワイスマンはレンに向けて鍵を放り投げる。

 

「牢屋はこの先の通路を右に曲がった先にある」

 

 そしてさらにレン達が欲しい情報をワイスマンは与える。

 

「どうしてあたしたちに手を貸すのよ?」

 

「街でも言ったが《教団》は《結社》にとっても忌むべき存在だからさ。だからこそ、確実に彼を滅するために私は動いているだけだ……

 これでも元は七耀教会の聖職者でね。悪魔を崇拝する《D∴G教団》は個人的にも相容れない存在なのだよ」

 

 ワイスマンの言葉に嘘は感じない。

 しかし、どうしても素直にそれを信じることはできなかった。

 

「レン、それにエステルさんとヨシュアさん、三人は先に行ってください。こいつは俺がここで見張っています」

 

「リィン君……」

 

「こいつが何を考えているかはともかく、失踪者の安否を確認しなければならないのは変わりありません……それに――」

 

「それに?」

 

「ものすごく不服なことですが、一時期体を使われていた影響なのか、ワイスマンが本当に嘘を言っていないと分かってしまうんです」

 

「あー……」

 

「それは……」

 

「ちょっと同情するわ」

 

 ワイスマンの思考が読めてしまうリィンにエステル達は思わず同情する。

 

「えっと……それじゃあとりあえず失踪者たちの無事を確認してくるわね」

 

 ため息を一つ吐き、エステルはワイスマンではなくリィンの言葉を信じて切り替える。

 言われた通りに先の通路を曲がって見えなくなるエステル。

 そして目の前には相変わらず蛇を連想する笑みを浮かべたワイスマンがいて――

 

「やっと二人きりになれたな。リィン・シュバルツァー」

 

「破甲拳」

 

「ぐふっ!?」

 

 まるでどこかの皇子みたいなことを言い出したワイスマンをリィンはとりあえず殴った。

 

「気色の悪い事を言うな!」

 

「気色が悪いとは人聞きが悪いな。君と二人きりで話せるこの状況を作り出すためにいろいろと骨を折ったというのに」

 

「生憎だが、俺にはお前と話すことなんかない」

 

 リィンは話がしたいというワイスマンを睨みつけ拒絶する。

 

「まあ、私が過去にしたことを弁明するつもりはないが、問題は未来の事だよ……

 《黄昏》と《相克》。この二つについて君の今の意見を聞いておきたかったのだよ」

 

「っ――」

 

 聞き流せない単語にリィンは息を呑む。

 そんなリィンの反応にワイスマンは気を良くして口を開く。

 

「単刀直入に聞こう。私と手を組むつもりはないかなリィン・シュバルツァー?」

 

「世迷言を、ありえないな」

 

 リィンは即答で答えていた。

 

「私には《黄昏》を回避するための具体的なプランがあると言ってもかな?」

 

「っ……」

 

 思わぬ言葉にリィンは押し黙る。

 

「そこまでにしてもらいましょうか」

 

 唐突に二人の間に第三者の声が響き、ルフィナがその場に現れる。

 

「これ以上、その淫らな舌でリィン君を誘惑するのは許さないわよ」

 

 小さな人形の体躯からは不釣り合いな威圧感を放ってルフィナはワイスマンを睨みつける。

 

「誘惑ではなく提案だよ」

 

 そんなルフィナの視線を気にも止めずにワイスマンは続ける。

 

「逆に聞かせてもらうが、君たちは《黄昏》に向けて何をしているのかな?」

 

「それは――」

 

「ただ戦う力を育てているだけだというのなら、それは甘すぎる……

 その道はすでに《鋼の聖女》が通った道であり、確かに君と聖女殿が《相克》を果たすことで新たな境地に至るかもしれないが、あるかも分からないものを当てにするのは現実的とは言えないな」

 

 ぐうの音も出ない正論にリィンは押し黙る。

 

「相手は千年以上の時を準備に費やしてきた存在。盤上のルールを好きに組み替えることが出来る相手にただ武力だけで挑むというのはあまりに脳筋が過ぎると思わないか?」

 

「それは遠回しにリアンヌさんのことを侮辱しているのか?」

 

 思わずリィンは咎めるようにワイスマンを睨む。

 

「とんでもない……

 彼女は自分のできる範囲で考え模索してその道を選び、長い時間をそのために捧げて来た……

 だからこそ私はこう思うのだよ。君は聖女に追い付きこそすれ凌駕する存在になれないと。それだけ彼女の250年の歳月は重いとね」

 

「っ――」

 

 痛い所を突いて来るワイスマンにリィンは顔をしかめる。

 

「目的を履き違えてはいけないよ。リィン・シュバルツァー……

 君が目指す目的は《鋼の聖女》の打倒ではなく、《黄昏》を《黒》を超える事、聖女などその通過点でしかないはずだ」

 

「…………そんなこと分かっている」

 

 苦し紛れにリィンはワイスマンに言い返す。

 そんなリィンの様子にワイスマンは笑みを濃くして言う。

 

「その点、私は君に良いアドバイスができると思うのだよ。それこそルフィナ・アルジェントなどよりもずっと役に立って見せようじゃないか」

 

「あら、言ってくれるじゃない」

 

 ワイスマンの言葉にルフィナの声音に冷気が宿る。

 

「人を貶める事しかできない策略家にいったい何をアドバイスできるというのかしら?」

 

 ルフィナはにっこりと笑顔を浮かべてワイスマンに尋ねる。

 

「だからこそだよ。対極の意見とすり合わせを行うからこそ議論に価値が生まれるのだよ……

 その点、君とリィン・シュバルツァーでは似た意見しか出せない。それでは議論を発展させることはできないだろう?」

 

「そうね……それは認めるわ」

 

 交渉事においてリィンはルフィナの薫陶を受けた直弟子のようなもの。

 今はまだそうでなくても、ルフィナが伝えることが全て伝えた後では確かにルフィナがリィンにできる助言などなくなり、その方面では補佐くらいしかできなくなってしまうだろう。

 それを考慮すると、ワイスマンがルフィナを役立たずと呼ぶことは認めないわけにはいかない。

 

「というわけなので、体のいい駒として私を君の傘下に入れて欲しいと思うのだが、どうかね?

 裏切ることを心配するのならいくらでも暗示や法術で私の存在を縛ってくれて構わないよ」

 

「……どうしてそこまで……?」

 

 生殺与奪の権利まで差し出して来るワイスマンにリィンは不信を強める。

 言動はリベールで相対した時と同じなのに、そこに含まれる熱の質は明らかに違っていた。

 まるで別の人間かと思えるような印象にリィンはひたすらに困惑する。

 

「今の私には生前の執着は何一つない……

 ただ今は君が《幻焔計画》において何を成すのか、それを特等席で見たいというだけさ」

 

 やはりワイスマンの言葉には邪気を感じない。

 純粋な研究者の眼差しはそれこそラッセル博士やティータに通じるものがあり、認めたくないがあらゆる能力を駆使して彼を見ても本心だと判断している。

 

「とはいえ、すぐに答え出さなくても構わないさ。それだけのことを私はしているのだからね」

 

 リィンの迷いにワイスマンは鷹揚に頷く。

 

「なので、まずは君たちの役に立って私が有用だということを知ってもらおうか」

 

「何をするつもりだ?」

 

 動く気配を感じてリィンは身構える。

 

「大したことではない。今頃魔人化して特務支援課と戦っているヨアヒム・ギュンターを生け捕りにする手伝いをするだけさ」

 

 そう答え、ワイスマンはやはり蛇のような笑みを浮かべるのだった。

 

 

 

 

 

 非公開資料 製作者:ロイド・バニングス。

 三名の遊撃士と協力者が正面から陽動を仕掛けている間。

 俺達特務支援課メンバーは協力者であるレンから提供された《太陽の砦》の見取り図より地底湖の祭壇からの脱出通路を逆に辿り砦の地下の《拠点》へ潜入した。

 不意打ちを仕掛ける形で一度は制圧できたものの、彼が使役する人形兵器の反撃を受けて拘束に失敗、戦闘となる。

 その戦闘の途中でヨアヒムは《グノーシス》の最終形と呼んでいた《紅い叡智》を服用し、魔人化する。

 移動中に合流し、伏兵として万が一に備えていたノエル曹長。

 彼女の参戦に加えて、正面から乗り込んできたエステルとヨシュアの二人が追い付き拮抗状態になるものの、その数分後に魔人化したヨアヒムは正気を失い暴走する。

 それまで決してキーアを攻撃したり、巻き込む素振りはなかったヨアヒムは無差別攻撃を行った。

 幸いなことにクルトがキーアと共に安全圏に逃れて事なきを得るものの、暴走した魔人ヨアヒムは手が付けられなかった。

 防戦を強いられ、追い詰められたと思ったところでヨアヒムは不自然に止まると、その体が塵となって崩壊し始めた。

 消滅していくヨアヒムを俺達はただ見ていることしかできなかったが、遅れてそこに到着したリィンと彼が伴って現れたルフィナとワイスマンの二人の法術によりヨアヒムは消滅を免れ人の姿に戻った。

 しかし、その精神は壊れて廃人状態となっていた。

 

 以上が《D∴G教団》の司祭ヨアヒム・ギュンターとの戦闘の一部始終である。

 

 

 追記

 廃人状態になったヨアヒムを逮捕しようとしたがそこでワイスマンがある行動を取った。

 その時の憑依先だったアーネスト・ライズからヨアヒム・ギュンターに体を移し替え、その上で彼は司法取引を持ち掛けてきた。

 ヨアヒムとして逮捕されることは前提として、彼の知識から《グノーシス》の治療方法、ゼムリア大陸に残存している《D∴G教団》の拠点についての情報提供。

 クロスベルに求める司法取引はゲオルグ・ワイスマンがリィン・シュバルツァーの庇護下にあることを認めさせることだった。

 

 また祭壇やヨアヒムと対面させることでキーアの記憶が甦るかと期待したが、残念なことにその兆候は見られなかった。

 

 

 

 




終焉を食い止める最悪にして最低の一手

ルフィナ
「ところでワイスマン。まだ貴方の事を認めたわけじゃないのだけど、具体的に《黄昏》にどうやって対抗するつもりなのかしら?」

ワイスマン
「ふふ、簡単なことさ……
 《黄昏》の主旨は《相克》を成り立たせるための熱を作り出すことが目的とされている……
 《鋼》を錬成するためにそれこそゼムリア大陸全土を揺るがす熱量が必要というわけだ。ならば簡単だ。帝国と共和国の軍事力を適度に間引けばいい……
 例えどんな因果を強制しようが、武器と人がなければ戦争は成立せず、その二つは簡単に補填できるものではないからね……
 ちょうど内戦の兆しがあるのだからそれに乗じて派手にやれば、それだけで十年の時間は稼げるのではないかな?」

ルフィナ
「…………流石、最悪の破戒僧と呼ばれていただけあるわね……
 正直、リィン君達の教育に悪いから近付かないで欲しいのだけど」

ワイスマン
「お気に召さないかな? ならもう少し穏便なところであの放蕩皇子の妹を篭絡する、というのはどうだろう?」

リィン
「…………え?」

ワイスマン
「帝国皇女の婿となりその弟の皇子に取り入り、彼の戴冠を早めさせてギリアス・オズボーンを宰相の地位から引き吊り落とす。そしてその後釜に君を添える……なんていう案はどうかね?」

リィン
「いやいや、アルフィンとは数える程しか会っていないし、そもそも俺に誰かを篭絡できるわけないじゃないか……
 それに俺が宰相になるなんて無理な話だ」

ワイスマン
(皇女を呼び捨てにしているというのに何を言っているのやら……八葉に連なる者はそっち方面に鈍いジンクスでもあるのだろうか?)

ルフィナ
(前者は論外として、後者はすでに条件の半分をクリアしているような……それに少なくてもオリヴァルト皇子は支持してくれるかも)

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