(完結)閃の軌跡Ⅰ ~鋼の意志 空の翼~ 作:アルカンシェル
創の軌跡の情報が出てきましたね。
空の3rdみたいな感じになるのかな?
ただ一つ思ったのはロイドは《解放者》と呼ばれるようなことをしたのかが疑問です。
ロイドが碧でやったのは種死のキラのように代案も出さずに動いたものを否定しただけなんですよね。
その後も共和国と帝国の抗争は丸投げしていて、地下活動に勤しんでいるとか、それはありなのかと問いたい気分でしたし、閃Ⅳでのクロスベルの独立って結局は帝国の自爆の棚ぼたで得たようなものでしたし。
「よく集まってくれた同志諸君」
彼女は集まった同志達を前に厳かに語り始める。
「――時は至った。今こそ我らの鉄槌をもって罪深きあの男を断罪する刻っ!」
『……応っ!』
拳を握り締め、抑え切れない焔を胸に宿して叫ぶ言葉にいくつもの声が同調する。
「同志《E》……全ての準備は完了しているよ」
「よろしい同志《A》」
女の報告に彼女は満足そうに頷き、改めて同志たちに向き直る。
「静かなる怒りの焔をたたえ、度し難き咎人に鉄槌を下す……頼もしき同志たちよ。力を尽くしてくれたまえ」
「おおっ!」
同志《E》の演説に男女が入り乱れたその集団は雄叫びのような声を返す。
高まる士気。
「ここに作戦Aの開始を宣言するっ!」
*
「リィンさんっ!!」
事件は彼女、ティータ・ラッセルが第三学生寮に駆け込んで来て始まった。
「ティータちゃん? どうしたんだいそんなに慌てて?」
その日、エリオットと一緒に夕食の当番だったクリスは尋常ではない様子に目を丸くしながら落ち着いた様子で聞き返す。
「また博士たちが何かを爆発させたのかい?」
「えっと……確か今日はあの大きな機械人形のテストをグラウンドでやるって掲示板に張られていたよね? やっぱり何か爆発したの?」
何もティータがリィンに助けを求めて第三学生寮に駆け込んできたのは初めてではない。
なので全く動じた様子もない二人にティータは場違いながら故郷のことを思い出して申し訳ない気持ちで一杯になる。
「えっと……たしかにお母さんが原因なんだけど……とにかくリィンさんは!?」
「リィンさんは今日の昼休みにクレアさんが迎えに来て、帝都に行っているんだけど」
「え……」
頼みの綱がいないことにティータは固まる。
「ど、どうしよう……」
おろおろと狼狽えるティータにクリスは苦笑して落ち着かせるように声を掛ける。
「よかったら僕達が話を聞こうか? リィンさんほど頼りにならないかもしれないけど」
「クリスさん……えっと……」
気遣った言葉を掛けてくるクリスにティータが逡巡して口を開いたその瞬間、爆発の音が地響きと共に響き渡った。
「……今日のはまた一際大きな爆発だな」
「うん……でもまだ爆発は続いているみたい……っていうか銃声?」
窓を開けて耳を澄ませるエリオットは爆発に続く炸裂音に首を傾げる。
士官学院の性質上、授業で銃声が街に届くことは珍しいことではない。
しかし、爆発の音に重なって聞こえて来るのは重なり合った銃声。今までの博士たちが起こしていた騒ぎとは様相が異なる印象があった。
「ま、まさかっ!」
「何か知っているのクリス?」
「いや……確証はないけど、新型のオーブメントの実験での戦闘といえば、テロリストによる新型奪取イベント!」
「……えっとそれはお話の中だけの事じゃないかな?」
「そうかもしれないけど、現に襲撃されているみたいじゃないか、ティータちゃんがリィンさんに助けを求めに来るほどの事態――はいつものことだけど何かが起きているのは確かだよ!」
目をキラキラさせるクリスは徐に彼女を呼ぶ。
「シャロンさん」
「はい、ここに」
クリスの呼び声に何処からともなくシャロンが現れる。
「ちょっと学院を見てきます。リィンさんが戻ってきたら事情の説明をお願いします」
「承りました。お気をつけてくださいクリス様」
恭しく頭を下げて飛び出して行くクリスをシャロンは見送る。
「あ、待ってください。クリスさん!」
「待って僕も行くよ!」
そんなクリスの後をティータとエリオットは慌てて追い駆けるのだった。
*
「これはひどい……」
トリスタから士官学院へと続く道はまるで嵐が通り過ぎたかのように荒れ晴れていた。
床石から突き出した折れた槍。
煙を上げている街灯の支柱に取り付けられた自動機銃。
爆発の後を思わせる焦げた塀。
そして死屍累々と横たわる生徒達の無残な姿。
「うう……」
「レックスッ! 何があったんだ!?」
導力ライフルを手に呻いたレックスにクリスは駆け寄って抱き起こす。
「っ……ひどい……」
その顔にくっきりと残る殴られた青痣にクリスは息を呑む。
「ク……クリス……俺はもうダメだ……」
「弱気なことを言うんじゃない! すぐにベアトリクス教官を呼んでくる。だから、だから……」
「お、俺達のことは良い。それよりもグラウンドのエリカ博士を助けてやってくれねえか」
「人のことよりも自分の心配を――」
クリスの言葉を掻き消すように校舎の方から爆発が上がる。
「俺たちは……大丈夫だ……だから早くエリカ博士を、あの男を――俺達の死を無駄にしないでくれっ!」
クリスの胸倉を掴んで最後の力を振り絞って叫んだレックスはがっくりと崩れ落ちる。
「レックス……くっ……」
クリスは涙を呑んで、レックスの身体を静かに下ろして立ち上がる。
「待ってクリス……っ! これは」
「あうあう……ごめんなさい。ごめんなさい」
そこで追い付いたエリオットとティータはその光景を前に、エリオットはクリスと同じように言葉を失い、ティータはひたすらに恐縮して謝る。
「ティータちゃんが謝ることじゃないよ。全部テロリストが悪いんだから」
「えっと、クリスさん。実は――」
「行こう! まだエリカ博士が戦っている。まだ間に合うはずだ!」
野次馬根性ではなく、クリスは純粋な気持ちで改めて戦う覚悟を決め、そして――
「死ねえええええええええっ! アガット・クロスナーッ!!」
グラウンドでは紅いトロイメライが中のエリカの声を響かせながら赤毛の男に襲い掛かっていた。
「エリカてめえっ! 学生巻き込むなんて何考えてやがるっ!?」
対する赤毛の男は大剣を手にトロイメライが叩きつける剛腕を躱しながら抗議の言葉を叫ぶ。
「だいたいさっきのティータの声を使った傀儡は何だ! 悪趣味にも程があるだろ!」
「それを容赦なくぶっ壊しておいて何言ってやがるのよこの人でなし!」
「あれ?」
思っていた状況と違う光景にクリスの足は思わず止まる。
そこでようやくティータが説明を始める。
「えっと、実は今日、リベールへの定時連絡でアガットさん、遊撃士の人が来ることになっていたんですけど……
アガットさんとお母さんはちょっと仲が良くなくて」
「仲が悪いだけでトロイメライを持ち出すのはやり過ぎじゃないかな?」
「ごめんなさい……」
「いや、ティータちゃんが謝ることじゃないと思うけど」
まるで我がことのように申し訳なさそうに頭を下げるティータにクリスは逆に自分の方が悪い気がしてしまう。
「それより、どうする?」
魔導杖を展開しながらエリオットが尋ねる。
「どうするって言われても……」
グラウンドでたった一人でトロイメライに立ち向かう赤毛の男の背中にクリスは目を向ける。
「そういえばどうしてレックス達は殴り倒されていたんだろう?」
「よく分からないんですけど、お母さんがみんなに協力してもらったみたいです」
前情報でティータに手を出したロリコン野郎と言う風評を吹聴されていたことを知らないティータは不思議そうに首を傾げる。
「あのお願いです。アガットさんを助けてください」
改めてティータはクリスとエリオットに助けを求める。
そんな懇願にクリスは気を取り直して頷いた。
「分かった。確かにこれは見過ごせないよ」
エリカとアガットにどんな因縁があるのかクリスには分からないが、それでもトロイメライは個人に向けるには行き過ぎている。
もしかしたら呪いの影響を受けて箍が外れているのかもしれない。
ならばここにいないリィンの代わりにエリカを治めるのは自分の役目だとクリスは意気込む。
「で、でもあんな大きな人形とどうやって戦えば……」
「リィンさんはこれと同じ機体とリベールで戦っていたんだ。なら僕達にだって戦えない相手じゃない」
尻込みするエリオットを励ますようにクリスは言う。
「それにエリオットの援護があればきっとできる」
「クリス……」
真っ直ぐに自分の力が必要だと言ってくれたクリスにエリオットは覚悟を決めたように顔を引き締める。
「僕が先制するよ。ハイドロカノンッ!」
水砲の導力魔法を駆動してエリオットがトロイメライを撃つ。
「何っ!?」
突然の援護に驚くアガットにクリスが素早く隣に駆け込む。
「トールズ士官学院Ⅶ組のクリス・レンハイムです。エリカ博士の制圧に協力します」
「っ!? レンハイム……だと……」
返ってきた反応にクリスは首を傾げる。
「まあ良い……おい、エリカ。これで四対一だ。いい加減観念しろ!」
首を振ってアガットはその思考を放棄し、ティータを含めたクリス達の援軍を受け入れてエリカに降伏を促す。
「はっ……甘いわね赤毛。赤毛が一人増えたくらいでもう勝ったつもり?」
「え……僕だけ名指し?」
「こんなこともあろうかってこっちは露払いの用意はしてあるのよ! あんた達っ!」
「ふっ! 任された――ドラグナーハザードッ!」
エリカの声に応える声が空から降って来たと同時に龍気を纏った蹴撃がグラウンドを穿った。
「ほう……躱したか。やるじゃないか」
「ちっ……今の殺気……マジで殺すつもりだったな……」
「ふっ……当然だ」
アガットの言葉に応えるのは異様な人間だった。
全身を頭まで覆い隠す鎧。
しかもただの鎧ではなく所々にオーブメントの装置が搭載されている真紅の全身鎧。
「そして、君に鉄槌を下すために集まった精鋭は私だけではない」
徐に彼女が手を挙げると、それに合わせて彼女の横に四人の全身鎧が校舎の屋上から跳んで着地した。
「ちっ……また奇抜なもん造りやがって」
「最新の導力鎧というものだ。そして我が名は《ロスヴァイセ・レッド》とでも名乗らせてもらおうか」
そう言って、真紅の導力鎧を着込んだ彼女は鎧とは異なる趣のガントレットを装着した腕で拳法の構えを取る。
「ふっ……我が名は《ジーク・ブラック》」
彼女に続いて名乗ったのは二丁拳銃を装備した漆黒の導力鎧。
「私は《オルトリンデ・ホワイト》」
次に名乗りを上げたのは双銃剣を装備した純白の導力鎧。
「《グリムゲルデ・ピンク》!」
ヤケクソに勢い任せに叫ぶのは巨弓を装備した桃色の導力鎧。
「わ、私は……シ、《シュヴェルトライテ・ブルー》」
そして最後の一人は羞恥心を捨て去れずに尻すぼみに名乗った大剣を装備した青い導力鎧。
「度し難き犯罪者(ロリコン)に鉄槌を下す……そのために集まった集団だよ」
「誰が犯罪者だ!」
レッドの言葉にアガットがすかさず反論する。
そして、彼女たちの登場に呆けていたクリスは我に返って口を開く。
「って言うか、アンゼリカ先輩ですよね?
それにフィーとアリサとラウラ……黒はクロウ先輩ですか?」
「アンゼリカとは誰の事かな? 私は《ロスヴァイセ・レッド》だ」
クリスの指摘にロスヴァイセは臆面もなく言い切った。
「いや、どう見てもみんなだよね?」
隠すつもりがあるのかと言うくらいにそれぞれの武器を装備している彼女たちと彼にクリスはひたすら困惑する。
「何でこんなことを……」
「何故と言ったか、クリス・レンハイム……
君もその男の罪深さを知れば、我らの同志となるはずだ」
ロスヴァイセはアガットを指差して高らかに叫ぶ。
「幼気な少女をかどわかして手籠めにする! これが罪と言わずに何と言うっ!」
「そうだそうだ!」
「やっちゃってくださいアン――《ロスヴァイセ・レッド》!」
「このロリコンがっ!」
ロスヴァイセの言葉にグラウンドを遠巻きにしているレックス達が野次を飛ばす。
「…………アン――《ロスヴァイセ》の理由は分かったけど、みんなもまさか同じ理由じゃないよね?」
「ふっ……俺はこいつにいくつか借りがあるだけだ」
「私はこの鎧を改造してもらうことになっているから、その代金みたいなものかな」
《ジーク》と《オルトリンデ》は特に動じた様子もなく答え、クリスはそのまま《グリムゲルデ》と《シュヴェルトライテ》に視線を向ける。
「わ、私だって本当はこんなことするつもりはなかったわよ。ただオーバルギア製作の見学をしたいって言ったら、なし崩しでこんなことに」
頭を抱える《グリムゲルデ》。
そして《シュヴェルトライテ》はそっぽを向いて、小さく答えた。
「ゼムリアストーン製の大剣……」
「…………つまり買収されたんですね」
「し、仕方ないだろ! 純ゼムリアストーンの武具だぞ! 武芸者ならいつかは握ってみたい最高の武具なんだぞ!」
「だからって仮にも子爵の娘がそんな簡単に買収されるなんて……」
「…………子爵の娘とは誰のことだ? 私は《シュヴェルトライテ》だ」
ロスヴァイセと同様に惚けるシュヴェルトライテにクリスは何も言えなくなる。
そして、微妙になった空気の中でエリカの笑い声が響く。
「対リィン用に準備していた同志たちの中でも最も強い精鋭よ! 露払いは任せたわよ!」
「いいやあの赤毛は私が直々に処す」
エリカとロスヴァイセの意見が真っ向からぶつかり、二人はそれぞれの装甲越しに睨み合う。
「では早い者勝ちと言うことで」
「そうね。恨みっこなしよ」
ロスヴァイセの提案にエリカは頷き、二人はアガットに向き直る。
「ええっと……」
「ククク……ま、そういうことだからお前達は俺達に付き合ってもらうぜ」
漆黒のジークはそう言ってクリス達をアガットから分断するように銃弾を撃つ。
「悪く思わないでね」
背中に搭載されている推進器を使ってオルトリンデは後衛のエリオットとティータに一瞬で接近して牽制する。
瞬く間に戦闘の主導権は奪われ、クリスはそのままジークとシュヴェルトライテの二人と対峙し、エリオットとティータはオルトリンデとグリムゲルデの二人と対峙する。
「くっ――」
最早時代遅れの鎧だが、彼らの速度はむしろ通常時よりも速い。
オーブメントの装置の恩恵なのだろうか、奇抜な格好からは信じられない速度と膂力にクリス達は反撃することもできなかった。
特にトロイメライとロスヴァイセに攻撃されているアガットは見る間に傷だらけになっていく。
しかし――
「調子に乗ってんじゃねえっ!」
絶望的とも言える状況だと言うのにアガットの眼光は衰えない。
「喧嘩は気合いだっ!」
そう叫ぶとアガットは重剣に炎の龍気を走らせて放つ。
「無駄よ! あんたの技は全部研究済み! このトロイメライには対火術式を搭載しているんだから!」
トロイメライはアガットが放った竜気を正面から受け止める。
「そんなこと――知るかっ!」
理屈などどうでも良いと言わんばかりにアガットは足元を砕く勢いで地面を蹴る。
背負う様に構えた重剣に放ったはずの龍気の炎を再び纏わせてトロイメライに飛び込むように跳躍する。
「ちょ――あんた何を――」
トロイメライは未だにアガットが最初に放った龍炎を受け止めたまま、その竜をなぞる様にしてトロイメライに二の太刀を繰り出す。
「双龍烈波ッ!!」
アガットは《八葉》を修めたわけではないが、カシウス・ブライトから剣の基本を教わった時期がある。
故にその基本の部分には《八葉》の影響が強く存在しており、その技は三の型を原型にしたアガットの奥義とも言える技となる。
二つの龍炎はトロイメライの腕を噛む様に上下から喰い合って砕く。
「どうだっ!」
トロイメライの腕を破壊したアガットは着地しその手応えに拳を握る。
彼の脳裏にはかつて一撃で同じものを粉砕した剣聖の姿が浮かんでいた。
そして、ロスヴァイセはその隙を逃さない。
「大したものだ。だがこれで終わりだ!」
残心を怠ったアガットの背中を取り、ロスヴァイセは拳が振り上げる。
「しま――」
アガットが遅れて気付くが遅い。
無防備になった背にロスヴァイセの鋼鉄の拳が突き刺さる――ことはなく割って入った掌に止められた。
「これは……何の騒ぎですか?」
ロスヴァイセの拳を片手で受け止めたのは昼から帝都へ行っていたはずのリィン・シュバルツァーだった。
「トロイメライの最終テストをするとは聞いていましたけど、これは何ですか? アンゼリカ先輩?」
「ふっ……私はアンゼリカ・ログナーではなく《ロスヴァイセ・レッド》……
この導力鎧は耐刃耐弾耐衝撃、そして耐術式を備え身体能力を倍加させえるSウェポン! もはや君に負ける要素は――ゴフッ!?」
鎧の性能を自慢していたロスヴァイセはリィンに拳で脇腹に触れられたかと思うと、次の瞬間膝から崩れ落ちた。
「た、泰斗のゼロ・インパクトを何故君が……がくり……」
「さて……エリカ博士。そこから出て来て説明をしてもらえますか?」
リィンは崩れ落ちたロスヴァイセに一瞥もくれずに片腕を失い、その衝撃で機能不全に陥ったトロイメライに向けて笑いかけた。
こうしてエリカ博士の作戦Aは幕を閉じるのだった。
後始末
エリオット
「何かすごかったね……」
クリス
「結局、また最後はリィンさん頼みだったけどアガットさんもすごかったね」
エリオット
「うん……ティータちゃんのお母さんにあんなに反対されているのに、あんな風に自分の意志を貫けるなんてちょっと憧れるな」
クリス
「あれがきっと“愛”の力だよ」
エリオット
「あ、“愛”!?」
クリス
「そう、人は“愛”のためならどこまでも強くなれる……
アガットさんがあれ程の強さを引き出したのはひとえにティータちゃんへの想い故、つまりアガットさんは“愛戦士”に違いない!」
エリオット
「“愛”の力……それに『喧嘩は気合い』か……僕も父さんにあんな風にぶつかった方が良いのかな?」
アガット
「おい、リィン……あのクリスって奴はまさか……」
リィン
「はい、お察しの通りオリビエさんの弟です」
アガット
「やっぱりそうか……」
ヴィクター
「ふむ、なかなか楽しそうな学院生活を送っているようだなラウラ」
ラウラ
「ち、父上!? 何故ここに!? 武術指南は来週のはずでは!」
ヴィクター
「実は帝都の夏至祭のことでオズボーン宰相に呼び出されてな……
リィン君が取り戻した《聖女の槍》と共に《宝剣ガランシャール》を博物館に展示したいと打診されたのだ……
今日はその帰りに立ち寄っただけなのだが。ふふふ……」
ラウラ
「そ、そうですか……」
シャロン
「ふう……いい写真がたくさん撮れました」
サラ
「今回の作戦に参加した生徒は後でレポート提出ね」
個人的には導力鎧ではなくまじかるシリーズを使いたかったんですが、説得方法を思い付かずに断念しました。
ちなみに《ロスヴァイセ》はワルキューレの九姉妹の一人で《騎乗の白き乙女》という意味を持つらしいです。どういう意図でこの名前をつけたんだか。
あと余談ですが、クロウの好みはライダーではなくレンジャーなのかと考えています。
ちょっと補足
導力鎧。
ガルシアさんから譲り受けたSウェポン。
簡単に言ってしまえば恒常的にバフ効果が乗って身体強化してくれる機械仕掛けのパワードスーツ。
今回の量産品は博士たちが技術を解析する段階で試しに作った試作機です。