戦姫絶唱シンフォギア~別世界から来た吸血鬼~   作:開眼龍鬼

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第一話:終わりと龍鬼の死

二亜がウェスコットに向かって走り出すのを見ていた、士道は

 

士道「無茶だ!!二亜!!」

 

と叫ぶが二亜は

 

二亜「漆黒の巫女が願い奉る」

 

と呟きながら走っていると二亜の前方から魔術師(ウィザード)が二亜に向かってくるが、二亜の背後にいた龍鬼が

 

龍鬼「疾く在れ(きやがれ)、双角の深緋(アルナスル・ミニウム)!」

 

と叫ぶと緋色に煌めくたてがみと双角を持った巨大な獣が衝撃を放ち二亜を守る。

そして、二亜はそれを分かっていたかのように言葉を続ける。

 

二亜「世界の理、全ての力を持って」

 

と空中に飛ぶとウェスコットの上空で黒の槍をウェスコットに向けて

 

二亜「私に勝利をもたらしたまぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

と叫びながら、ウェスコットに槍の先を向けたまま地上に落下するとウェスコットは

 

 

ウェスコット「ナンダ、チカラガ、ヌケル!?」

 

 

とウェスコットが驚愕の声をあげるとマナの奔流が徐々に消えていくのを見ていた、龍鬼は赤色の剣と黒色の剣を取り出して

 

龍鬼「常闇の剣よ....紅の剣よ...その力を世界の平和と未来の為に目の前の敵を殲滅せよ!!」

 

 

と言うと二亜も

 

二亜「天の神よ、大地の神よ、海の神よ」

 

と呟くと、空から雪が振りだすと同時に二亜は

 

二亜「全知全能の神が命じます」

 

と言ってウェスコットに向かって走り出すと同時に龍鬼もウェスコット向かって走り出すと二亜と龍鬼の体が光出すと同時に

 

二亜「禁忌!神の終わり(ゴッド・オブ・エンド)!!」

 

龍鬼「終わりゆく世界の神(エンド・ワールド・ゴッド)!!」

 

と叫びながら二亜は黒い槍を龍鬼は黒と赤の剣でウェスコットを切り裂くと

 

ウェスコット「グッ、グァァァァァァァァ」

 

と断末魔を上げながら爆発する。

ウェスコットが爆発したのを見た士道達は急いでウェスコットがいた場所に向かって走り出すとそこには、無傷の二亜と血だらけ龍鬼がいた。

すると、龍鬼が

 

龍鬼「二亜、無事か?」

 

と静かに呟くと二亜は

 

二亜「私は無事だから」

 

と言うと士道達は二亜の元に駆け寄ると二亜が泣きながら狂三に

 

二亜「くるみん、お願い!!龍鬼を助けて!」

 

と言って頭を下げるので士道が狂三に向かって

 

士道「狂三、頼む」

 

と言うと狂三は

 

狂三「分かりましたわ。〈ザフキエル〉ー【四の弾(ダレット)】」

 

と言って短銃を龍鬼に向かって引くが何も起こらなかった。

すると、龍鬼はいきなり

 

龍鬼「時間を戻せば普通の怪我や傷は治るさ、けどな今回は訳が違う」

 

と言うので、二亜が

 

二亜「どういうこと?」

 

と龍鬼に問い掛けると龍鬼は

 

龍鬼「存在自体が消えかけてる存在を治せはしないさ」

 

と言うのと二亜は

 

二亜「そんな、ようやく会えたのに」

 

と泣いていたので龍鬼は

 

龍鬼「五河士道、貴方に頼みがある。二亜を幸せにしてくれよ」

 

と士道に伝えると士道は

 

士道「あぁ」

 

とうなずくので龍鬼は

 

龍鬼「ありがとう、五河士道。」

 

と言うと龍鬼の体は光の粒となって天に昇っていた。

 

こうして、暁龍鬼の物語は終わる筈だった。

しかし、神々はそれを許しはしなかった。




次回戦姫絶唱シンフォギア~別世界から来た吸血鬼~

死んだ筈の龍鬼が目を覚ますとそこは知らない土地だった。
そこで、龍鬼は一人の少女と出会う。

少女「貴方は一体!?」

龍鬼「ここから先は俺の聖戦だ!!」


次回『セレナ・カデンツヴァナ・イヴとの出会い』

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