火継ぎレOプ!不死人と化した先輩   作:ウルトラネオン

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<悲報>
デーモンと名のついた奴は例外なくひでになる。
ヒョロヒョロは亡者の事だよ!間違えないでね!

後、文章が短いのは許してちょんまげ


1.

野獣先輩達は牢屋から出てとりあえずは続いている道通りに進んでいくとヒョロヒョロの人こと、亡者が立っていた。

 

野獣「あれ人なんすかね?」

 

MUR「わからないがとりあえず話しかけて見るゾ」

 

MUR先輩は亡者に近づき肩を叩いて言葉を発した。

 

MUR「すいません、ここが何処か教えて欲しいゾ」

 

MUR先輩は気持ち悪い動きで亡者のほぼ真横に顔を近づかせて言ったのだが聞こえてないのか何の反応もなかった。

 

MUR「あの〜」

 

亡者「………」

 

MUR「すいません」

 

亡者「………」

 

MUR「…………ポッチャマ…」

 

MUR先輩は若干半泣きになりながら両手で顔を抑えた。

ここにいても進展もなさそうなので亡者を後にした。進んでいくと水浸しの部屋があったが特に問題もなく潜り抜けて近くにあった梯子を上ると、巨人でも入るのだろうかと思えるくらい大きな門と地面に一本の剣が刺さっていた。

 

KMR「野獣先輩あれ見てください!剣が刺さってますよ」

 

野獣「何これ?」

 

野獣先輩達は刺さっていた剣に近づいた。特に変わった様子もなく触ってみてもうんともすんとも言わなかった。

 

MUR「これもしかしたらゼOダみたいな勇者の剣に違いないゾ!」

 

野獣「とりあえず引き抜きましょうよ〜」

 

KMR「先輩!危険ですよ!」

 

野獣「大丈夫だって安心しろよ〜。平気平気、平気だから」

 

と意気揚々に剣を抜き始めた野獣先輩だがが全力を出しても剣が抜けることはなかった。

 

野獣「あっれれ〜?おっかしいぞぉ〜?(コナン)」

 

MUR「俺もやるゾ」

 

MUR先輩も剣を抜こうとしたがやはり抜ける事はなかった。

 

MUR「木村も早くしろ〜」

 

KMR「え、僕もやるんですか…?」

 

野獣「俺もやったんだからさ、頼むよ〜」

 

KMR「……わかりました」

 

KMRも挑戦してみたが、やっぱりというか当たり前だと言うのか抜ける気配が全くなかった。

 

KMR「これやっぱり抜けないんじゃないんですか?」

 

野獣「頭来ますよ!(憤怒)」

 

KMR「はえっ!?」

 

情緒が不安定なステハゲ先輩は怒りを露にした。KMRとMUR先輩は野獣先輩が怒っている理由も分かっていないが、理由はただ剣が抜けないからというかなりシンプルなものだった。ただ、抜けないから。

 

読んでいる皆には分かっているとは思うけど今、先輩が抜こうとしてるのは篝火に刺さってる剣だからね。皆は抜かないようにしようね!

 

野獣「ヌゥン!ヘッ!ヘッ!ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!」

 

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ブッチッパ!

 

野獣先輩が目力の如く叫び散らすと遂に篝火の剣が引っこ抜けた。が、それと同時に糞と小便を漏らしてしまった。元々叫び声がえげつなかった為MUR先輩とKMRはもだえ苦しみながら耳を抑えていたが、当の本人はまるで何かを見つけたかのような虚無の顔になっていた。

 

そして、野獣先輩が引き抜いた剣は光となって消滅してしまった。

 

野獣「ファッ!?消えたんですがそれは…」

 

KMR「ここまでの努力は一体…」

 

MUR「ポッチャマ……ま、まあとりあえずあの大きな門通ろうゾ」

 

三人は気を取り直し自分達よりはるかに巨大な門に近づくと勝手に扉が開き出したので少し驚くいた。

 

MUR「なんか凄いところにきたな」

 

野獣「そぉですねぇ…」

 

門をくぐり抜けるとそこは教会らしき所だった。が、辺り一面が荒れ果て一般的な教会に有るであろう椅子や祭壇といった物が1つもなく完全に廃墟のような場所だった。

 

KMR「なんだか建物が崩れそうで怖いですね…」

 

野獣「大丈夫だって安心しろよ〜」

 

MUR「そうだゾ。木村は少し心配しすぎだゾ」

 

三人は向かいの扉に行こうとすると━━━━

 

不死院のひでーモン「ぼくひで」

 

「「「えぇ…(困惑」」」

 

1つの巨体が大きな音を立てて先輩達の前に降り立った。体だけを見ればかなり太った体型、藍色に棘が幾つも生えて大きな棍棒を持った、まさしくデーモンと呼べるにふさわしい姿だったが顔だけが()()()()()。しかも喋る。

 

野獣「え、何あれは」

 

MUR「あの顔よく道場に来てたクソガキゾ」

 

KMR「きもっ」

 

と、わりと言いたい放題の先輩達だがその言葉に切れたのか不死院のひでーモンは手に持っていた棍棒を振り回し先輩達に攻撃を仕掛けた。

 

だが腐っても空手部、見事な身のこなしでひでーモンの攻撃を回避し、ひでーモンに対してパンチやキック、そこら辺の棒切れを拾い攻撃していたが効いてる気配がない。というか先輩達が攻撃してる最中、欠伸をしているくらいだ。

 

野獣「あれどうやって倒すんでしょうね?」

 

KMR「先輩!あの奥のほうに階段があります!そこに一旦逃げましょう!」

 

MUR「そうだよ(便乗)」

 

KMRが発見した階段に急いで向かう先輩達だが━━━

 

ひで「ああ逃れられない(カルマ)」

 

その棍棒で野獣先輩達もろとも叩き潰したのであった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

野獣「ウーン…あれ?」

 

目が覚めるとまたあの牢屋に戻っていた。野獣先輩は辺りを見回すと隅の方に再びMUR先輩やKMRを見つけた。すると、間もなく二人は起き上がり正気に戻ると目を丸くしていた。

 

MUR「何がどうなってるんだ…」

 

野獣「んにゃぴ…んまそう…よくわかんないです…」

 

KMR「確かに僕たちは殺された筈なのに…」

 

三人が頭を抱えているとMUR先輩はあることに気づいた。

 

MUR「もしかして蘇ったのかもしれないゾ」

 

野獣「はえ?」

 

MUR「俺達は一度しんだんだゾ。死んだが何かの原因で再び蘇ったんだゾ」

 

KMR「でも何が原因で蘇ったんでしょうか?」

 

MUR「そこは俺もよく分からん」

 

野獣「駄目みたいですね」

 

はぁ…とため息をついた三人であった。

 

 

その頃上級騎士は━━━

 

上級騎士「あ゙あ゙あ゙も゙お゙お゙や゙だあ゙あ゙あ゙!!」

 

上級騎士は亡者から逃げていた。普段なら亡者ならば造作もなく倒すことが可能な上級騎士だが今追いかけられている3体の亡者は少し違っていたのだ。

 

亡者達「「「うんちして?君の可愛いうんちが見たいんだ……いいだろう?」」」

 

上級騎士がこの亡者に会ったときからこの言葉しか発言しない。斬っても殴っても全く倒れないし止まらないので逃げてきたのだが永遠と追いかけられていた。

 

上級騎士「お断りだ!誰がそんなもの見せるものか!!」

 

亡者達「「「なんで?(殺意)」」」

 

亡者達が喜びから殺意に変わった瞬間である。上級騎士は特にこの亡者達に言ってはならならい言葉を発したせいで亡者達の走るスピードが極限まで高められ逃げている上級騎士に緊迫していた。

 

亡者達「「「嫌って言っても見せるんだよぉ!!うんちを!!!」」」

 

上級騎士「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」

 

亡者達は迫っていた。




やめて!うんち提案亡者の特殊能力で、後ろの穴を触られたら、穴がガバガバになりすぎて上級騎士の精神まで燃え尽きちゃう!

お願い、死なないで上級騎士!あんたが今ここで倒れたら、野獣先輩やMUR先輩とKMRの約束はどうなっちゃうの? エスト瓶ははまだ残ってる。ここを耐えれば亡者達に勝てるんだから!

次回、「上級騎士死す」。デュエルスタンバイ!

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