KMR「使命…ですか?」
上級騎士「ああ、君達には鐘を鳴らしに行ってもらいたい」
野獣「鐘!暴力!SOX!」
KMR「その鐘じゃないと思うんですけど(名推理)」
上級騎士「ここ北の不死院から抜け出した所にある地下不死教区という場所と病み村という場所にあるのだが…残念ながら私の力ではそこまで到達することは出来なかった」
上級騎士が続けて言った。
上級騎士「君達も不死人なら…どうかこの使命を継いで欲しい。私にはもう立ち上がる力さえも残っていなくてな」
KMR「そんな…」
MUR「ようやくまともな人に会えたのに悲しいゾ…」
KMRとMUR先輩が落ち込みながらそう言うと野獣先輩が前に出て上級騎士の元へと寄り添った。
野獣「いいっすよ。牢屋から出してもらった恩があります、その使命ってのをやりましょう」
上級騎士「………ありがとう。最後に君のような不死人に会えてよかったと思う。臭いが」
野獣「ウーン…」
上級騎士「君達にこれを」
上級騎士は自身の懐を探ると3つの炎が灯った瓶を取り出し野獣先輩に手渡した。
上級騎士「それはエスト瓶。傷付いた不死人の体を癒す事ができる」
野獣「いいんすか?こんな高価そうな物まで貰っても」
上級騎士「力尽きた私にはもう不要な物だ。そして、ここから抜けるには教会にいたデーモンを倒し先にある崖に行くといい。大カラスが君達を連れて行ってくれるだろう」
野獣「何から何まで…ありがとナス」
上級騎士「ナス…?まあいい。私はここで少し眠るとしよう。君達の幸運を祈る」
3人は返事をするように頷き部屋を後にした。
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3人は階段を上がると鍵がかかった鉄格子の扉を蹴りでぶち壊すとそこには3人の亡者が待ち構えていた。
亡者達「「「うんちして?」」」
MUR「あいつら喋れるのかゾ…」
KMR「ていうかうんちしてって頭おかしくないですか」
脱糞を強要してくる亡者達に困惑した2人だったが野獣先輩だけは違った。
野獣先輩はクソ汚い尻を亡者達に向けて
野獣「やりますねぇ!やりますやります!」
とMAXパワーで脱糞を行った。野獣先輩の周りは糞だらけになりKMRとMUR先輩は距離を取って、亡者達は━━━━
亡者A「え何これは(困惑)」
亡者B「ホントにするとかコイツ頭おかしい…」
亡者C「キ チ ガ イ」
と散々な言われようだった。当然である。
野獣「あっったまきたぁぁっっ!!」
突然キレ出してはKMRから借りパクしていた盾を勢いよく投げつけ亡者に盾が当たると反射して次の亡者、次の亡者に当たっては再び野獣先輩の手元に戻ってきた。
前に倒した亡者とは違い今度は盾を当てただけで亡者達は消滅したのだ。
野獣「foo↑!気持ちぃぃ〜」
とスッキリした顔をした野獣先輩とは裏腹に
KMR「MUR先輩、野獣先輩の盾の使い方間違ってませか?」
MUR「それは違うゾ。盾は投げたり殴ったりするものだゾ。なんかの映画で見たゾ」
KMR「えぇ…」
野獣「二人ともこいつら剣落としましたよ!これ使えばいいんじゃないっすかね?」
武器を拾った3人は奥に進むと霧がかかった入り口を見つけそこに入ると不死院のひでーモンがいる教会の二階の位置に当たる場所だった。だが肝心の不死院のひでーモンは…
不死院「zzzzz…」
幸せそうな顔をして寝ていた。
MUR「なあ木村ァ、野獣」
「「どうしたんですか?」」
MUR「俺あいつの寝顔見て…スッゴい腹立つんだがこれっておかしいか?」
「「いえすっごく同意です」」
閣下モードに入ったMUR先輩を見て激しく同意した2人
KMR「やっちゃいますか?」
野獣「やっちゃいましょうよ」
MUR「暴力!暴力!暴力!」
MUR先輩が飛びたして持っていた剣を落下速度と合わせてひでーモンに直撃させた。
不死院のひでーモン「ああああああああああ痛いっ!痛いっ!!」
続けてKMR、野獣先輩も攻撃を加えてひでーモンを悶絶させた事でひでーモンは倒れた。
不死院のひでーモン「ヤダッキッヤダッユウコトキクネッチョ、ユ゛ウ゛コ゛ト゛キ゛ク゛カ゛ラ゛ヤ゛メ゛テ゛!」
野獣「最後の一発くれてやるよオラァ!!」
雄叫びと共に盾を全力フルスイングしひでーモンの顔にダイレクトヒットさせ
不死院のひでーモン「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛も゛う゛や゛だ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
と、断末魔を上げて消滅していった。
不死院のひでーモンを倒して教会を抜けると3人は崖に立った。
野獣「……なんもないっすね」
KMR「大カラスが連れて行ってくれると言ってたんですが…」
とかなんとか言ってたがすぐに大カラスが現れ3人仲良く大カラスに運ばれたのであった
混沌の苗床はひで