階段を登った3人は再び亡者と戦っていた。
MUR先輩は亡者とつばぜり合い、後ろからKMRが切り裂くという戦法で戦っていたお陰で迫りくる亡者を次々と殺していった。
野獣先輩はというと――――
野獣「ほら堕ちろぉ!」
と上から火炎壺を投げてくる亡者を木板の盾を投げて命中させ、亡者を落下死させていた。勿論その盾は野獣先輩の手元へと戻ってきている。
野獣「foo↑やっぱりあいつらに盾を、当てるのを、最高やな!」
KMR「先輩がどんどん人外になっていきます…」
MUR「もとから人じゃないだろいい加減にしろぉ!(小声)」
亡者を片付けたMUR先輩と木村は野獣をみながらボソボソ喋っていたがその会話は全て野獣先輩には届いていて……
野獣「誰が人間じゃないってオォォン!!??」
KMR「ヒェッ!」
MUR「お、落ち着くんだゾ!普通、盾を投げて使ったり盾で殴ったりする奴なんていないからそんな事ができる野獣が人害(褒め言葉)って言ったんだゾ!」
当然、MUR先輩はそんな事欠片も思っておらず単にうOこの擬人化やら忌み子の類いで放った言葉で、決して褒めてはない。
だがMUR先輩の嘘のお陰か野獣先輩の怒りはある程度収まった。
野獣「ホントですかねぇ…」
野獣の眼光で睨み付けながらMUR先輩に問いただしたが
MUR「ホントだゾ。俺がお前にいつ嘘ついた事があるんだ?」
野獣「何回も息をするようにつかれてたんですけど(困惑)」
自信満々に胸を張って言ったMUR先輩だが「アストルフォ君は女の子」だの「KMNライダービーストは野獣先輩の祖先」だのさんざん嘘をつかれ、その度に「うそだよ(迫真)」と馬鹿みたいに何回も言われてたのでどん引きした。
崖の階段を登ると下水道のような所を通っては亡者を次々と倒していき奥に進んでいった。だが、進んでいる途中で先輩はとある小屋を見つけた。いや、正確には小屋の中にあるものを見つけた。篝火だ。
野獣「ちょうどイライラしてたんでアレ抜いてキレイサッパリしましょ!」
KMR「え…いやそれはちょっと…」
野獣「なんだ木村ァ〜俺を怒らせてえのか〜?」
KMR「いや根暗の人が抜いたら火防女の人に殺されるって…」
野獣「大丈夫だって安心しろよ〜!平気平気、平気だから!」
そう言って野獣先輩は再び篝火の刺さっていた剣を抜いたのであった。
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篝火を抜いた後、橋を渡って(道中火炎壺を投げられたが)部屋にいた3体の亡者を野獣先輩の盾で(省略)し、すぐ出たところの部屋にいた剣を持った亡者倒すと奥に気配があったので3人はこっそりと近寄った。
恐る恐る見るとネット回線がないこの世界であぐらをかきながらパソコンのキーボードを叩いていた亡者がいた。
何故電源がついてるのか不思議ではあるが亡者は熱心にキーボードを叩いていた。題名は「やったぜ、投稿者:変態糞亡者」と書かれていた。
いちいち相手にするのも面倒だったので3人はその亡者を無視し、階段をかけ上がると再び亡者が3体いたが奥にいる奴だけ何故か警官帽を被っていて
警官亡者「警察だっ!」
と言って火炎壺を投げつけてきた。
野獣「はぇ〜…この世界にも警察がいたんですね…すっごい」
KMR「言っている場合ですか!」
投げられた火炎壺を避けてすぐに態勢を整えるとMUR先輩が
MUR「俺にいい考えがあるぞ」
と閣下の顔をして野獣先輩の肩を掴んできた。だが流石は野獣先輩と言ったところだろうか、キリリリンと例の天パよろしく脳内に閃光が煌めき自分がまた身代わりにされるであろうと予測したのだ。
野獣先輩は掴まれたMUR先輩の手を掴みMUR先輩の体ごと持ち上げた。
野獣「お前の考えに乗るわけねーだろバーカ!」
MUR「ファッ!?」
持ち上げられたMUR先輩はジタバタと暴れたがそれを手放す野獣先輩でもなかった。
警察亡者と横にいる2人の亡者も一瞬たじろいだがすぐに火炎壺を握りしめ
警察亡者「3人に勝てるわけないだろぉ!」
と豪語して火炎壺を投げてきたがニヤリと笑い
野獣先輩「馬鹿野郎お前!俺は勝つぞ俺お前!」
と言ってMUR先輩を亡者に目がけて投げつけた。
途中MUR先輩が「あっ…そっかぁ…」と小声で言っていたがそんなものはお構い無しにMUR先輩が投げれた火炎壺の身代わりとなりそのまま警察亡者達にぶつけて殺した。
MUR「ひ、酷いゾ…」
野獣「近くにいた先輩が悪い」
MUR「ポッチャマ…」
とグタッと倒れたMUR先輩だがそれに構わず野獣先輩はMUR先輩を引きずり出した。
野獣「という訳で先輩、
有無を言わさず階段の下に待ち構えていた鎧を着た亡者達に再びMUR先輩を投げつけ殺した。それと同時にMUR先輩も体力を全部持っていかれ死んでしまった。
KMR「ええっ!?三浦先輩が霧になって消えましたよ!?」
野獣「まっ、いいでしょ別に」
KMR「えぇ…」
階段を降りると大きな階段と小道があり野獣先輩はとりあえず小道の方へ進むと奥には野獣先輩より体格が遥かに大きい黒い鎧を着た騎士がいた。だが、手に持っている武器が可笑しかった。左手には大きな盾を持っていたが右手には
KMR「なんですかあれ」
野獣「んにゃぴ、僕もそう…わかんないです」
2人はとりあえず黒騎士に近付き、それにあわせて黒騎士も2人に気づいた━━━が。
虐待黒騎士「怒らしちゃったねぇ!叔父さんの事をねぇ!」
といい、野獣先輩とKMRの首を鞭で首を跳ねたのであった
デーモンはひでーモンになってるからひでの天敵の虐待叔父さんが黒騎士君じゃないわけないよなぁ?
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