(牛頭のデーモンにはまだいか)ないです
野獣「ウーン……」
目が覚めると野獣先輩は最初にいたあの場所、火継ぎの祭祀場に戻って来ていた。
野獣「はえっ??なーんでこんな所にいるんすかねー?」
なんせ野獣先輩は鞭を持った黒騎士にKMRと共に首を跳ねられたのだ。不死人だから死ぬことはないと聞かされていたのだが何故この場所にいるのかはわからなかった。
野獣「あっ、そうだ。木村は何処だ!?」
辺りを見回すとすぐ近くの所にKMRが寝転んでいた。どうやら野獣先輩と同じくここに来ていたようだ。
野獣「ふぅー↓、キツかったすねクォレハ…」
MUR「おーい、野獣」
ふと、聞き慣れた声がしたので振り替えるとそこには霧になって消えていったMUR先輩もこの場所に来ていた。どうやら致命傷をうけるとこの場所に転送されるみたいだ。
野獣「三浦先輩!」
と話しかけた野獣先輩だったが━━━━
MUR「オラッ!」
野獣「オォン!?」
と、振り向き様に野獣先輩の腹に渾身のMURパンチを喰らわせて続けさまに
MUR「オラオラオラオラオラオラァ!オラァッ!!!」
野獣「ンァァァァァァァ━━━━!!!!」
野獣先輩は全身をねねちゃんのうさぎさん並みに殴られて向こうの壁まで吹き飛ばされてしまった。岩の壁に深くまでめり込み悶絶したような汚い声を出しながら苦しんでいた。
MUR「(自業自得なのは)当たりまえだよなぁ?」
まあ誰でも攻撃の身代わりにされて挙げ句の果てには亡者に投げられて死亡したのだから怒るのは当然である。
ただ、忘れてはいないだろうか?最初、身代わりにされたのは誰なのか。
野獣「ヌゥンッ!!!」
掛け声と共に壁にめり込んでいた野獣先輩は壁を吹き飛ばし誰がみても分かる通り、全身の筋肉がはち切れんばかりに膨れ上がり、目が赤くなっていた。
足に力を入れて地面を蹴ると風より早いスピードを出し、MUR先輩の頭を掴んでは地面にぶつけて引きずり回した。
MUR「ま、待のだ野獣!そんな事したら凄く痛いゾ!」
頭から大量に血を流しながら真剣な顔で野獣先輩に訴えていたが、今の野獣先輩の状態に意識はなく本能で行動しているので聞く耳を一切持っていない。
野獣先輩はそのままMUR先輩を持ち上げ崖の下に落としていったのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
KMR「う、うーん」
目を覚ましたKMRは体を起こし、辺りを見回すと奇妙な光景が目に写った
KMR「何コレ(困惑)」
まずMUR先輩がぶるぶると震えながら縮こまっていて野獣先輩は海パン姿で首を傾けていた。
野獣「おっ、木村大丈夫か?」
KMR「あ、はい。それよりもどうしたんですかこれ?」
野獣「いや、俺にもさっぱり…」
こんな虐待された犬のようなMUR先輩を見た事がなくどうしてこうなったかも分からない状況だった。とりあえずKMRはMUR先輩に近付き話しかけた。
KMR「あの〜先輩?」
MUR「ポッチャマ…」
KMR「何かあったんですか?」
MUR「ポッチャマ…」
KMR「どうしてそんなに怯えているんですか?」
MUR「ポッチャマ…」
KMR「あ、あの…」
MUR「ポッチャマ…」
駄目だ話が通じない。
KMR「先輩が何かしたんじゃないんですか?」
野獣「いや…実はあの黒騎士に殺されて、そのあとこ↑こ↓で三浦先輩とあってからの記憶が、ないです」
KMR「えぇ……」
こいつ絶対何かやっただろという目を向けながらMUR先輩に向き直り、そこら辺に落ちていた顔くらいの大きさの岩を持ち上げた。
KMR「ちょっと荒療治ですけど…」
野獣「お、おい待てい(江戸っ子)木村なにするんだよ」
KMR「この岩で殴って三浦先輩の恐怖の記憶を消し飛ばします」
野獣「ファッ!?」
そう言うとKMRは持ち上げた岩をおもいっきり振り下ろし三浦先輩の後頭部にダイレクトヒットさせた。
KMR「堕ちたな(確信)」
野獣「(木村の頭が)やべえよやべえよ…」
気絶させたMUR先輩を篝火に近づけさせるとMUR先輩の後頭部の傷はみるみる直り目を覚ました。
MUR「?俺は…一体何をしてたんだゾ…?」
KMR「先輩!僕達の事分かりますか?」
野獣「おっ大丈夫か大丈夫か?」
MUR「ん?木村、野獣何してるんだゾ?さっき火炎壺を投げてきた奴らはどうなったんだゾ?」
KMR「やりました!成功です!」
野獣「やりますねぇ!」
MUR「何がやったんだゾ?」
KMR「あ、いえなんでもないです」
MUR「?」
首を傾け疑問に思いながらもMUR先輩は「まあ大丈夫だろ」と思い考えるのをやめていた。
野獣「それよりも…あの黒い騎士どうするよ?」
KMR「ですよね」
MUR「黒い騎士ってなんだゾ?」
KMR「ああ、それはですね…」
〜説明15分後〜
MUR「成る程、つまり虐待するような見た目をした黒騎士をどうにかしたいと」
KMR「虐待するような見た目かは分からないですけど…」
MUR「ならいい考えがあるゾ」
野獣「ホントですか先輩!」
MUR「無視すればいいだけだゾ」
「「あっ…(察し)」」
そうなのである。3人が行こうとしている道はあくまで大きい階段の道であり、虐待騎士がいる場所は行かなくてもいいのだ。それを確信した3人は次からあの道は通るまいと固く決心して再び歩き始めたのであった。
水着沖田さんまだですか?(半ギレ)