火の無い灰はどうやらゴブリンスレイヤーの世界に来たようです 作:ロッキード
不死って彼の特徴だものね。
木箱は今回、ド〇えもんのポケット的な役割です。
苔玉だけでなく、一通りの武器や防具、道具がそろっています。
あと、今作は武器の性能や魔術の独自解釈や変更点等があったりします。大幅に変えるわけではないです。
ちなみに主人公のデフォの防具は逃亡騎士です。
洞窟についた。
ここにゴブリンが出たという。
地面にはメッセージがある。
『頑張れよ』
『この先、ゴブリンあり』
『この先、宝あり』
『嘘つき』
松明の火をつけ、洞窟に入っていく。
七色石を置き、直ぐに外に出られるようにしておく。
暗闇ほど怖いものは無い。
すると、脇に分かれ道が分かりにくいところにあった。
敵が潜んでいる可能性がある。進んでいこう。
奥の方まで行くと、ゴブリンが待ち伏せして挟み撃ちにでもしようとしていたのか、行く準備をしていた。
数は少ない。だが、油断は禁物だ。
近づこうとするゴブリン数体を弓で撃つ。
痛みでもがいている所を刺し、トドメを入れる。
『フォース』でゴブリンの集まりを吹き飛ばし、一体ずつ『パリィ』をして倒す。
そして、引き返して、先程の分かれ道からもうひとつの道へと進む。
案の定、ゴブリンはこちらに気づくと襲いかかる。
弓を放ってきたが、その程度は盾で防ぐ。
剣で一体を刺し、そのまま弓を持ったゴブリンに投げつける。
そして『雷の槍』を投げ、トドメを指す。
あとのゴブリンは松明で焼き、剣で斬る。実に単純だ。
奥まで行くと、集団で溜まるゴブリンがいた。
「面倒だな。魔術で一気に片付けよう。」
杖に持ち替え、『追う者たち』を展開させ、『闇の飛沫』でゴブリンの集団を片付け、デカめのゴブリンを『追う者たち』で片付ける。
残るは後ろにいた、魔術を使うゴブリンだったが、一体だけでどうにもならず、ゴブリンは倒される。
そこでボロボロの状態の娘が1人いた。
見たところ、ゴブリンの慰みものにされていたのだろう。
服も破かれた様子だったため、手持ちの盗賊装備を着させた。
これなら普段着だと言っても、さほど違和感はない。
村から攫われたと見て間違いはないな。
奥にはゴブリンの子供がいた。
ここで聖職者や善人ぶった者なら、見逃したりするのだろうな。
だが、私は『火の無い灰』に過ぎない。
目の前の敵は何であれ、殺すまでだ。
洞窟内は子供のゴブリンの悲鳴がしばらく響いていた。
洞窟から出ようとすると奥の方に、メッセージが幾つかあった。
『おれはやった!』
『この先に敵あり』
『心が折れそうだ』
近くの村に娘を返した。
「大丈夫…ではないな。これを飲むといい。
酒だが、傷には効く。それにそこらの薬草やポーションなんかより余程美味い。」
娘を恐る恐る『ジークの酒』に手を伸ばす。
1人の友に貰ったのだが、どうも勿体なくて飲めなかったものが溜まってしまっていた。
だから人のためになるならと思い、娘に差し出した。
「あり…がとう…ございます………」
「貴公よ。今は辛いかもしれん。だが、太陽のように大きく立派であれ。貴公が生きているだけで幸運だ。」
大した言葉はかけられないが、思ったことを口にしておく。
去り際に娘に言っておいた。
「貴公の幸運と我が剣に、太陽あれ!」
村の者な首を傾げ、何を言っているのかと口にしていた。
ただ、娘だけは彼の背中をじっと見ていた。
ギルドに戻り、一連のことについて報告する。
すると受付嬢は驚いた様子で言う。
「その規模を1人で…!?」
「あぁ、そこまで強くはなかった。落とし穴も難解な仕掛けもなかった。故に攻略はさほど難しくはなかった。」
「報告を聞く限りですと、最初に予想されていた規模よりずっと大きいんですよ?それを1人で…。」
どうやら、ゴブリン退治はよく死人が出るようだ。
しかも、生きて帰れても大きく負傷していることもあるそうだ。
私からしたら、不死街などの方が余程キツイ。
「私は依頼を達成させただけだ。特に変わったことはしていない。」
「そうなんですけど……」
そう話していると後ろから鎧を着た男がやってくる。
「ゴブリンだ。」
「ゴブリンスレイヤーさん!えっと、今日あったゴブリン退治の依頼、隣の方が達成してしまって…。
今日は無いんです…。」
「お前がやったのか。子供もやったか?1人を逃がしてはないか?」
皆殺しにしたと伝えると、彼は少しホッとしたように、良かったと言った。
「貴公よ。私は火の無い灰だ。貴公はなんと呼ばれている。」
「ゴブリンスレイヤーだ。」
2話でようやくゴブスレさんと会いましたね。
まだ、最初の方は不死院よりヌルゲーなので死にません。
ステ振りはかなり強いかと。
実戦で考えたら、放つフォースとフォースってめっちゃ役に立ちそうですが、ゲームだと精々、奈落に落とすための物な感じですね。