火の無い灰はどうやらゴブリンスレイヤーの世界に来たようです   作:ロッキード

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よく考えたら、どっちも変人ですよね。
ゴブスレ「ゴブリン…」
火の無い灰「薪の王…」

ちなみに、1の主人公と3の主人公は同じものと考えてください(プレイヤーが同じっていう意味で)


第3話 変人と変人

ひょっこりと後ろから少女が顔を出す。

「えっと…は、初めまして……。」

白い神官のような格好をした少女だった。

神官や聖職者には基本良い者が多い。

まぁ、例外は居るのだが……。

そういえば、聖職者が嫌いな奴がいたな。

思い出しただけでイライラしてきた。

本当は良い奴なのだと知った時は少し驚いたが。

「貴公は神官か?私も奇跡の類いを使える。何かと話が出来れば光栄だ。」

「そ、そんな…!私はそんなに立派じゃないですし…。仲間を守れませんでしたし……」

過去に何かあったのか、俯いてそう言う。

「守れなかったか………。私は数え切れないくらい救えなかったな。

気にするな、貴公ばかりが守れなかった者がいる訳では無い。」

「そう…なんですか…。あ、すいません!初対面の人にこんな話を…!」

申し訳なさそうに頭を下げるが、大丈夫だと言う。

どうやら悪い者では無さそうだ。安心した。

「ところでゴブリンスレイヤーと言ったか。

私は『火の無い灰』だ。うーん、短いのであれば『王狩り』や『不死人』と言ったところだな。」

「王狩りか。」

「そうだ。」

なんか似たもの同士の気がする。

少し近親感がある。

「そういえば、王狩りさんはパーティなんかは組んでないんですか?」

「組んでいない。今までずっと一人でやってきた。だから今回も別に1人で問題は無い。」

「でも白磁ですよね…?冒険者になる前に戦闘の経験が?」

「あぁ、倒せるものはなんだって倒してきた。」

「なんでも…ですか。例えば何を?」

何を、か。かなり難しい問いだ。

やるなと言われたことはやったし、とりあえず倒せるものは倒して後悔したこともある。

「うーむ、竜にデーモン。神に近い力を持った者も倒したな。自慢にはならんがな。何度も死んで倒せたんだ。強くはない。」

「え…?ど、どういう事です…?例えですか?それともそのままの意味ですか?」

明らかに混乱している。まぁ、こちらの世界は少し訳が違うのだろう。無理もない。

「まぁ、ゆっくりと理解していけば良い。」

ゴブリンスレイヤーとやらの装備。

私の視点からして中々好みのものだ。

なんというか、独特のカッコ良さがある。

不死人は物を収集することが良くある。

そのせいだろうか、彼の装備が無性に欲しいのだ。

綺麗な装備も良いのだが、こういう薄汚れたのはより一層好みだ。

私の装備は逃亡騎士の物。今は使い勝手もよく、気に入って使用している。

「良かったらパーティに入りませんか?

人手が増えればゴブリン退治も楽でしょうし。」

「冒険者ギルドとやらは、人を助ける場所らしいな。誓約を交わしたのだ。助けとあらば助太刀しよう。」

「それは入るってことですか?」

そうだと答えると、彼女は嬉しそうにお礼を言う。

「何が出来る?」

ゴブリンスレイヤーがそう聞く。

「近接や遠距離からの弓、魔術に呪術、奇跡も使える。武器も一通りある。様々な戦法に対応出来る。」

「す、凄い……。そんなに出来るんですか…。」

私は1人だったからそのくらい出来ないといけないのだと言った。

どうやら、明日からゴブリン退治に彼らと行くことになった。「仲間」という言葉は中々慣れないものだ。

今日は武器や防具の確認と入れ替えをしておこう。

閉所だと使いにくい武器も多い。

そうして今日は解散した。




どんな装備がいいかなぁー。
カタリナ装備で車輪背負う?それとも全裸車輪盾??
大扉とかもいいかも!
そんなことを考えるだけで楽しい今日この頃。
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