たとえこの命が尽きても忘れない   作:石油爆発

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未だにリリカルなのはコラボで
なのはが当たらなかったこと引きずってます


経緯

男の急な変化により、既に交戦用意をとった

二人は男の出方を伺っていた。

 

「……それにしても、ここの軍は頭脳がおかしいのか。僕を鎖程度で捕まえておけると本気で思っておるのか?」

 

そう言うと男は両手で右足に繋がれた鎖を持ち、

引っ張って千切った。それにより、

鎖が派手な音をたてて地面に落ちる。

 

「間抜けな屑共だ。」

 

男はどんどん鎖を引きちぎっていく。

すると岡田切が口を開いた。

 

「君は、人なのか、禍憑なのか!?」

 

「…そうだな、今の状態は見ての通り禍憑だな。つまり半分禍憑、半分人間だな。」

 

「二重人格に近いものじゃな。」

 

「それで、僕らと今から戦う気なのかい?」

 

そう言って岡田切と小烏丸は構える。

 

「僕は今そんな事をしている場合ではない。それに腹も空いている。とてもそんな気にはならぬ。」

 

男がそう言ったのを聞いて、岡田切はバレないように

胸を撫で下ろした。

 

「龍平が僕と龍平について話さなかったようだな。現にそれを任されてしまった訳だが。」

 

「…話してくれるのか。」

 

「構わん。ただし一つ条件がある。」

 

「やっぱりそうなるよね。」

 

「僕は今までの事をある程度は話してやる。なに、話さない部分は貴様らが知っても意味はないところだ。そしてその対価として貴様についても話して貰うぞ。」

 

「取引、だね。」

 

「それに近いな。」

 

「僕らが話す保証もないし、君が話す保証もない。どうするんだい?」

 

「そうだな、だが僕が先に話す。その後貴様らが話さなかったとしても問題はない。」

 

「まぁ、そうだよね。」

 

「そうなったとしても外に情報が漏れる事はない。そして僕は腹も満たされる、多少だがな。僕には問題ではない。」

 

「そういう事でも、逆に全て話し終えた時に君が手を出す可能性も否定出来ないよね。」

 

「なら、僕は龍平に喋る事を許可する。この後は龍平から聞け。龍平はただの一般人と力も脳も大差ない。」

 

「なるほど、君達の間には大きい力の差があるんだね。」

 

「わかったのなら僕はもう行くぞ。」

 

「わかったよ。じゃあ交渉成立だね。」

 

すると男は先程変化した時とは逆の変化をした。

そして、変化の時に閉じた目を開く。

先程の目とは全く違い、その目は黒い藍色をしていた。

 

「……口が悪くてすまんな。」

 

「いや気にしないでよ。」

 

男、もとい龍平はため息をついて、胡座をかいて座る。

 

「さて、どこから話そうか。」

 

「君が収容される少し前程度からで良い。」

 

「……そうか。なら、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(ここが浅草か……思ったよりしっかりした所だ……。)」

 

龍平は始めて訪れた浅草の街並みに一つ一つ目を通しながら歩いていく。

 

「(本当にこんな所に禍憑なんか出るのか……?)」

 

「『龍平、出たぞ。』」

 

「……!!」

 

地飢狼鬼の声がした途端、龍平がいた場所から数キロ離れた場所から禍魂の怨めしい感覚が体を刺激した。

龍平はその方向へ走りだした。

 

 

 

「グルルルッ……。」

 

「あ、……ぁあ……っ!」

 

浅草より少し離れた小さな村に突如発生した禍憑により、村の住民は命の危機に陥りその中の少年は逃げ遅れ目の前に禍憑、という絶体絶命の窮地にいた。

 

「グルルルッ……ガアアアアッ!!」

 

「ああああああっ!!」

 

禍憑が少年に襲いかかった一瞬、少年の前の禍憑は体を横に切り裂かれ力なく倒れた。

 

「…………え?な、なに?」

 

「小僧、座ってないでとっとと立つんだな。死にたくなければだが。」

 

冷静さを取り戻した少年はすぐさま立ち上がり一目散に立ち去った。

 

「数はまぁまぁだ。デカいのはそんなにいない、どうする?」

 

「『大きいモノだけで良い、喰え。』」

 

「わかった。」

 

瞬間、彼の雰囲気は変化を始める。

何も纏っていなかった只の成人から殺意を剥き出しにしたまるで獣、いや、それを越えたなにかになった。

 

すると彼は雰囲気だけでなく体をも変化を始めた。

両の手は暗闇のように染まり、人の手の数倍の大きさに変わりまるで狼のような爪が現れ、腕にはおびただしい数の血管が浮き上がっていた。

 

「第一変化、[漆黒双凶]。』

 

変化を終えた彼は人を越えた速度で禍憑に接近し、その禍々しい右手で禍憑の頭を掴み握り潰し、引きちぎった。

 

元々形など表せたものではないが、禍憑の頭は原形を留めておらず頭を失った体は力なく倒れ消滅した。

 

次に近くにいた二体の禍憑に接近し両の手で体を貫いた。その体から手を引き抜いた彼は二体の頭を掴み地面に叩きつけた。叩きつけた地面には亀裂が走った。

 

そのように彼はまるで野生の獣ようにどんどん禍憑を狩っていく。

 

すると今までいなかったはずの禍憑の中でも大きい方に分類される[益荒鎧]が現れた。

 

「随分ト、喰イ応ヱがアリソウナ奴ガデタナ。』

 

獲物を見つけた獣は一瞬で益荒鎧に接近し、地面をおもいっきり蹴り益荒鎧の頭上に浮かぶ。

すると、両手を構えた獣は益荒鎧を切り刻みながら降下した。

 

すると益荒鎧の右手は切断され、益荒鎧は姿勢を崩した。それを獣が見逃すわけがなく、益荒鎧に飛び付き獣は益荒鎧の体にかじりついた。

 

「……マズイナ……。』

 

しかし獣はどんどん体を貪っていく。益荒鎧は成す術なく首、肩、腹、足と、いたる所を喰い千切られていく。

………やがて益荒鎧は消滅した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村に発生した禍憑を全滅させ、元の体に戻った彼はその日泊まる宿について悩んでいた。

 

「どうしたものか……。」

 

考えていくうちに彼に睡魔が襲いかかる。

禍憑には抗えど、睡魔に抗うことは出来ず龍平は一つの家の側に座り、家を背もたれにして眠りに落ちていった。

 

 

 

 

 

「……………ぉ………。」

 

「…………おぃ…………!」

 

 

「おい!貴様!」

 

朝一番に罵声を浴びせられた龍平は顔をあげるとそこには軍人が龍平を囲んでいた。

 

「貴様は何者だ!なぜここにいる!!」

 

「………。」

 

「黙秘か……まぁいい、こいつを連れていけ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つまり、そういう事だ…。」

 

 

 

 

 

 




なんか気が向いたんや。
ちょっと最後雑です、ごめんなさい。
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