それではどうぞ!
ダイチ side
俺達が家に帰ると、まずパクラに怒られた。
何も言わずに任務に行くなと。
そりゃそうだ、いつ死ぬかもわからないのに、
何も言ってなかったわけだし。
次に多由也を見ると嬉しいのか妬ましいのか、
複雑な表情をしていた。
一先ず多由也を寝室に運んで、
パクラに着替えを頼む。
流石にあの服のままじゃダメだろうしな。
〜数時間後〜
多由也が目を覚ますと、パクラを見て謝った。
嫉妬していたのなんだの言っているが、
お互い様だと最後は2人で笑いあっていた。
「多由也、目が覚めたんだな」
「ウチ、やっとダイチのもんになれたんだな」
…しれっとそうゆう恥ずかしいこと言わないで欲しい。
パクラまで笑いこらえてるし。
多由也の目が覚めた為、
火影の元へと向かうことにした。
「5代目、話があります」
「入りな」
「実は…」
全てを話した。大蛇丸潜入してた時のことを全て。
最初は怒っていた5代目も、
段々理解してくれたのか冷静に話を聞いて下さった。
最終的に俺の監視の元、一年以上何もしなければ、
里の者として認めてもらえることになった。
「という事で多由也。
これからはパクラに教わりながら、
家事とかやって貰うぞ」
「お、おう。頑張る」
その夜多由也が求めて来たので、一緒に寝た。
ナルト達は任務失敗に伴い、重傷者がいたり、
砂の手助けがあったりなど色々とあった。
まぁイタチが帰ってくると殴り合いになったのは、
また別の話だ。
そして1年の時が過ぎ、
多由也は里の者として認められた。
更に多由也と俺の子供も生まれた。男の子だった。
名前はユダと名付け、また子育てが始まった。
クイラは2歳になり余裕が出来たのか、
パクラにも時々手伝って貰ったりした。
クイラの修行に付き添いながら、ユダの世話もする。
これがなかなかの重労働だ。
だけど、それがとても幸せだった。
多由也と過ごす時間。パクラと過ごす時間。
子供と過ごす時間。
どれもが楽しく大切な時間で、
かけがえのない存在になった。
更に1年が経つと多由也とパクラは、
よく2人で出かけるようになった。
俺も2人が仲良くするのを見ると、
嬉しくてしょうがなかった。
だけど…その日の夜、俺は予知を見てしまった。
大切だと言っている家族が、
暁に殺されてしまう予知を。
暁の情報は常に集めていた。
誰がどう動いているとか、
誰が誰と組んでいるのかとか。
そして、ナルトが里に帰ってきていた。
自来也さんと共に。
暁の事を考えると、
そろそろ動き出すということになる。
最悪の事態が起こらないように、
妻達に出発の別れを告げて、
イタチ達には話さずに単独で行動を開始する。
さて、暁が勝つか俺が早いか…賭けだな。
俺は神眼を発動しながら、急ぐのだった。
side out
今回は少し短めです。
次回から疾風伝になります。
乞うご期待!