それではどうぞ!
三人称 side
ダンゾウを探してはいたが、
おおかたサスケにやられたと見て間違いない。
そして3日後、忍連合軍の連合会議が開かれた。
「あーみなさんお揃いで」
「遅いぞ!ダイチ」
「とりあえず、俺の用件だけ。
この2人は俺の妻なんで、
先に手を出さないでほしいと約束してほしい」
「あんたは…!灼遁のパクラ!」
「そちらは音忍だった気がするが?」
ダイチが会談に来た理由、
それはパクラと多由也の存在を、
教えるためでもあった。
「どう言うことだ、説明しろ」
「あー色々あって、
砂に消されかけたパクラを助けた。
んで多由也は、
俺が大蛇丸の所に潜入してたときに知り合った。
だから影達には言っておく。
俺の妻に手を出そうもんなら…死を覚悟しろと」
全員ダイチによる殺気で一瞬身が竦んだ。
そして全員が納得したと感じると、
ダイチは会議の場を去る。
「おっと、去る前に言わなきゃいけないことがあった。
俺達は連合の中でも別で動く。
それを覚えておいて貰いたい。
そんじゃな」
ダイチは里に帰ると、
イタチとシスイを連れて例の祠に向かう。
「ダイチ、一体ここで何をするんだ?」
「お前らは時期に視力が無くなって、
写輪眼が使えなくなる。
その前に目の移植をする」
「だがそれは…」
「大丈夫だ。シスイには別天神の目を。
イタチにはフガクさんの目を移植する」
ダイチがここに来た目的は、
イタチ達の瞳術強化であった。
そもそも、万華鏡写輪眼は目を移植しなければ、
次第に視力が落ちて使えなくなってしまう。
その為に、ここに飛んできたという事だった。
「それにしてもうちはの目が何故ここに…?」
「神王家はうちはの忍達に頼まれて、
目を預けられる事が昔にあったそうだ。
別天神や強い瞳術なら余計に他者には、
奪われて欲しくないということでな。
さ、そこに2人とも寝転がってくれ。
移植を始める」
2人が手術台みたいなのの上に寝転がると、
ダイチが目を持ってきて移植する。
しばらく叫び声が響いた後、
無事に移植が終わったのかほっとした表情で、
ダイチはイタチ達の目を保存し、しまう。
そんな時だった。
そこにうちはソラの死体が現れた。
目はくり抜かれており、
ダイチは目をくり抜いた際に、
発動する術が発動したのだと理解した。
「ふぅ、何とか発動してくれたみたいだな。
えっと、ソラの為の目は…これだな」
ソラの死体に目を移植し、ダイチは影分身を出す。
影分身のダイチがある術を使い始めた。
「神眼・蘇生」
うちはソラの顔に生気が戻りながら、
影分身は消えた。
途端にダイチも崩れ落ちる。
「どうしたんだ?大丈夫か?」
「なに、気にするな…。
この術を使うとチャクラをごっそり、
持ってかれるんでな…」
神眼・蘇生。
それは術者のチャクラ量によって、
生き返らせられる人は変わってくる。
チャクラ量が多ければ多いほど、
日が経っている死体を甦らせることが可能なのだ。
だが、リスクはもちろんある。
並の精神力では耐えられない上に、
時には術者の命すら奪ってしまう禁術だからである。
「さて、俺は少し休む…。2人とも、あとは…頼む」
ドサッとダイチは倒れ、
2人は目が見えない為、
何が起きているか分からなかった。
4時間ぐらい経った頃、
2人は目が慣れたのか目を開いて、
ダイチを横にしてソラを見る。
ソラは息を立てて眠っていたのだ。
「生き返った、のか?」
「…ダイチ。やはりお前は」
「…ん?ここは」
ソラの目が覚めると、イタチが全てを説明する。
そしてダイチも目が覚めると、ソラを叱った。
なぜ俺達に何も言わなかった!と。
少し口論になったが、結局仲直りしたらしく、
ダイチの避雷針で祠を後にする。
「それで、なぜ俺を?怒りたいだけじゃないだろ?」
「実はな、カブトとマダラが手を組んだらしい。
カブトの方にソラとイタチで行って欲しい」
「なるほどな、別天神はどうするんだ?」
「最悪、お前が穢土転生した時に頼むつもりだった」
そんなこんなで、うちはソラが生き返り、
戦争中は顔を隠して、
カブトの元に向かうこととなった。
そしてダイチは用事がある雨隠れに寄った。
マダラと小南が戦い、
マダラが勝利した時に到着してしまった。
「おっと、あんた大丈夫か?
無理はするもんじゃないぜ」
「どうせあとわずかの命だ。
水に沈めてやってもよかろうに」
「おーおー、怖い怖い。
流石うちはマダラなだけあるな」
ダイチとマダラはしばらく睨み合う。
先に動いたのはダイチだった。
避雷針で木の葉に戻り、火影に話をする。
雨隠れで忍が1人死んだと。
「小南か…わかった。木の葉で供養しよう」
小南は無事供養され、
ダイチ達は戦争の準備を始めた。
ダイチ達は先の会議で、
特別部隊として動くことが決まっていた。
人手が足りない所に飛んだり、
厄介な相手を任されたりと、
意外と重要な部隊としてである。
そしてついに忍連合軍が動こうとしていた。
隊長は、
戦闘大連隊・連隊長 我愛羅
第1部隊・戦闘中距離部隊隊長 ダルイ
第2部隊・戦闘近距離部隊隊長 黄ツチ
第3部隊・戦闘近中距離部隊隊長 はたけカカシ
第4部隊・戦闘遠距離部隊隊長 我愛羅&シカマル
第5部隊・戦闘特別部隊隊長 ミフネ
第6部隊・特別閃光部隊隊長 神王ダイチ
上記6名が部隊長である。
連隊長が我愛羅で大丈夫なのかという声が上がったり、
他里同士でいざこざがあったりする中、
我愛羅が声を上げて全員に演説をした。
その見事な演説により、全員の顔つきが変わる。
「だが少しだけ待って欲しい。
第6部隊がまだ着いていない」
その直後、ダイチ達が忍連合軍の前に現れる。
「パクラ様!?」
その中にいるパクラをみてざわめきが起こる。
それについて我愛羅が口を開いた。
「パクラ殿の事は説明させてもらおう。
かつて砂の上層部が霧と協力し、
パクラ殿を差し出すことで争いを収めようとした。
だが通りかかった神王ダイチ殿に救われ、
今は彼の家族となっている。
砂の英雄は作り上げられたものだったのだ。
それでもこの戦争に、
参加してくれると言ってくれた。
忍だからこそだ」
「色々と言いたいことはあるだろうが、
俺からも話をさせてもらう。
こいつらは俺の仲間だ。家族だ。
俺はこいつらを守る為、
世界を守るためにここにいる。
お前らもそうだろ?
仲間と、家族を、
大切な何かを守るためにここにいる。
だから俺達は出来る限り、
死人を出さないために動く。
あんたらが死んで悲しむものもいるからな。
じゃあ俺たちは行く。
何かあれば連絡よこしてくれ」
こうして、第6部隊は先に動いて行った。
奇襲部隊が狼煙を上げ、
地下を大群が通っていると報告を受け、
土遁で掘り起こすことが決まっていた中、
ダイチ達は二手に別れて行動した。
イタチとソラはカブトの元へ、
他は感知した穢土転生の忍の方へと向かった。
カカシ達が敵と接触している所に、
ダイチ達は辿り着いた。
「増援か!」
「おー、あれパクラのしりあい?」
「何呑気なこと言ってる!あんた達も構えろ!」
「あれは私と同じ灼遁使いのモアラだ」
「おいおい、パクラ生きてんじゃーん?
俺より生きてるとかおかしくねー?」
いらっときたのか、
ダイチはモアラに向かって業火球の術を使う。
「意味ねーじゃーん?」
「カカシさん、
あのイラッと来るやつは俺がやるんで、
後よろしく。
塵遁・限界剥離の術」
ダイチは塵遁で攻撃を始めた。
周りの者が驚きの声を上げていたが、
気にすることなくモアラを引き連れて、
森の奥へと行った。
「馬鹿な!塵遁だと!?」
「あれは血継淘汰の者しか使えないはず!」
などという言葉が飛び交う中、
ダイチがモアラを引き連れる際、
パクラと多由也にこう言った。
「2人は黄ツチさんのとこ向かってくれ。
ここはカカシさん達に任せてよさそうだからな」
2人は分かったと言い、
多由也の避雷針で黄ツチの元に飛ぶ。
ダイチの避雷針と多由也の避雷針は、
同じ術式で組み込まれているため、
リンクして飛ぶことが出来るのである。
「増援か!」
「2人じゃ少ない気がするけどね!」
黄ツチと黒ツチが言うと、
パクラが敵陣に突っ込んでいく。
パクラが灼遁で敵をミイラにしながら、
多由也は雷遁で蹴散らしていく。
「雷遁・鳴神」
多由也が上空に避雷針で飛び、
上から雷を打ち付ける。
「凄まじい雷遁だ。これは頼もしいな」
一方、パクラはミイラにし続ける数が、
一体ずつだと面倒になったのか、
複数の敵を狙い始める。
「灼遁・過剰炎舞」
先程まで2つだった玉が数十個現れ、
敵に向かって飛んでいく。
白ゼツ達が蹴散らされている頃、
ダイチはダイチで、
モアラに新しい事を試そうとしていた。
「お前弱そうじゃーん!」
「少しうるさいな、黙ってろ。
神力眼・成仏」
すると、モアラは声を上げ叫び出す。
「あぁぁぁぁ!」
段々モアラの穢土転生の体が崩れ始め、
魂が離れ始める。
そしてついには魂は浄土へと戻っていった。
「馬鹿な!僕の支配から逃れただと!?
一体何をした!神王ダイチ…!」
カブトは怒り心頭している模様。
所変わってパクラと多由也。
次々湧いてくる敵に、
流石に疲れてきたのか動きが段々鈍くなっている。
パクラが背後を取られ、
多由也も間に合わないと思った瞬間、
丁度ダイチが間に入り、白ゼツを吹き飛ばす。
「俺の嫁に触れるな。
大丈夫だったか?2人とも。
休憩するといい。あとは任せとけ」
2人はダイチを見たからか膝から崩れ落ちる。
ダイチが2人を抱えて黄ツチの元に飛び、
ついでに黒ツチにも挨拶をする。
「お、黒ツチじゃねぇか。元気そうだな」
「なんだよ、あたしになんか用か!」
「あー、こいつらを頼む」
そう言ってダイチは2人から離れると、
白ゼツの前に行き、韻を結ぶのだった。
side out
長い。今までで1番長い。
次回は忍界大戦の続きです!
乞うご期待!