NARUTO―古き一族   作:神王龍

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今回は戦況が更に変わったり、
サスケが火影と会ったり…?

それではどうぞ!


第18話 サスケの選ぶ道

三人称 side

 

各戦場の穢土転生体達が光を帯びていく。

そう、ソラ達が穢土転生を解いたからである。

だがしかし、うちはマダラだけは違った。

霊体が抜けようとした瞬間に、

自分の穢土転生の口寄せ契約を解除したのだ。

鍾乳洞に1人取り残されたサスケは考えていた。

うちはとは何か、忍とは何なのか。

そんなことを考えていると、

そこに重悟と水月がやってくる。

そして巻物を見ると決断する。

大蛇丸に会い、火影達と会うことを。

ダイチの時と同じように、

サスケはカブトから細胞をアンコの呪印に、

そして解邪法印を使った。

そんなこんなで戦争に興味のない大蛇丸は、

サスケに興味があると言い、

火影達に会う手伝いをすると、

場所を移動した。

 

更にナルト達の方は外道魔像を相手に優勢だった。

だが痺れを切らした面の男が、

金角銀角を封印した忍具を魔像の口に放り投げ、

魔像の様子が変わっていく。

 

「まさか…!その魔像が十尾の素体か!」

 

十尾の復活を阻止しようとナルト達が動いた。

その前に立ちはだかるのは面の男。

第二ラウンドが開始された。

ガイがヌンチャクを使い、ナルトと連携していく。

そしてカカシの投げた雷切クナイを、

カカシの万華鏡で飛ばした時だった。

面の男の面にヒビが入る。

 

「ガイ、ナルト、ビーさん。

少し試したいことがある。協力してくれ」

 

それを見てカカシは何かを感じたのか、

行動に出た。

ガイがヌンチャクで岩を砕いたり、

ガイのヌンチャクで面の男を攻撃いていたときだった。

ヌンチャクが捕まれ、

ヌンチャクを飛ばそうとする。

だが、

ナルトが後ろから螺旋丸で追い討ちをかけた。

それをカカシが神威で飛ばした。

すると面の男の肩に螺旋丸が当たるのだった。

カカシは自分の神威と、

面の男の時空間が繋がっていると言った。

だがそれと同時に問い詰めた。

どこでその目を手に入れたのかを。

火影を馬鹿にする男に、

ナルトがそれを否定し火影になると宣言する。

面の男に対してカカシは考えていた。

まさか、あり得るはずないと。

ガイの呼び掛けに反応して我にかえる。

そして神威の発動にのみ集中し始める。

ナルトが影分身で螺旋丸を使い、

面の男が影分身を狙って攻撃する。

だが影分身が消えた、

そうではなく神威で飛ばし、

面の男の元に送っていたのだ。

ついに面が割れて顔が現れる。

 

「お前は…オビト…?」

 

「本当にオビトなのか?死んだはずだろ…」

 

オビトとカカシの問答があるなか、

ついにその場に本物のうちはマダラが現れる。

 

「こっちは楽しそうだな、オビト」

 

「何であっちのマダラがこっちに居んだよ!」

 

「さぁな、おそらく無事ではないな」

 

うちはマダラとも対峙しながら状況は悪化していく。

そう、十尾が復活したのだ。

十尾と対峙していくも、

九喇嘛と八尾のチャクラが減り、

一旦尾獣化をやめる。

終わりかと思われたところに、

忍連合軍が到着する。

全部隊が到着し、ダイチ達も到着する。

そこにはソラもいた。

 

「ソラお前…イザナミ使ったろ?」

 

「…すまない」

 

「全く、こっちこい。

今直してやる」

 

失明したソラに呆れながらも、

ダイチは失明を治す。

 

「大丈夫なのか?ぶっ倒れないのか?」

 

「馬鹿言え、前が前だっただけだ。

治す程度なら問題ねぇよ」

 

こうして忍連合軍とマダラ達が対峙するのであった。

まずは雲隠れが敵の目を眩ます。

さらに感知出来なくするために、

砂隠れが風遁を使う。

次に岩隠れが土遁で十尾の場所だけを下にずらし、

熔遁で動きを止める。

霧隠れが水遁で熔遁を広めていきながら、

木の葉が火遁でそれを乾かす。

なんとも連携のとれた動きをする忍連合軍。

だがそれでも十尾は変化し、

動きが止まることなかった。

十尾がどんどん尾獣玉を射っていく。

まだ狙いが定まらないのか、

どんどん地形が変わっていく。

そして連合の本部にも向かっていく。

 

「ソラ、行くぞ」

 

「ああ。本部だな」

 

避雷針でダイチが本部に飛ぶ。

時間はわずか、

早くこっちに来るようにシカク達に言う。

だがシカク達は動かない。

まるで自分達はここで終わる、

と言っているように。

 

「マブイさんは連れていけ。

俺達はここまでだ」

 

「…分かった」

 

「ソラ、急いでくれ」

 

ソラはマブイの手を引きながら、

ダイチに触れて避雷針で戦場に戻った。

いのに責められながらも、

シカマルは冷静だった。

父の意図を理解したのか、連合を動かし始めた。

だが作戦を遂行する前に、

十尾の木遁・挿し木の術が連合を襲う。

その中でナルトを狙った挿し木を、

ネジが命がけで庇っていた。

痺れを切らしたのか、

十尾がマダラ達をガードしながら、

連合に向かって尾獣玉の準備をする。

それをビーが尾獣化で無理矢理防ぎ、

ナルトも九尾チャクラモードになる。

そして影分身を使い、次々とチャクラを渡していく。

 

「俺にはいい、他のやつらを優先してくれ」

 

ここで一気に忍連合軍が攻めていく。

ダイチだけは受け取らない。

既にチャクラ量が異常だからである。

 

「ほら、お前ら須佐能乎出しとけ」

 

「ダイチはどうするつもりだ」

 

「俺は少しチャクラを練る。

3人でなんとかしててくれ」

 

3人が須佐能乎でマダラに向かっているとき、

ダイチはチャクラを練っていた。

膨大なチャクラを両手に集めて印を結ぶ。

 

その頃ボロボロ野家らしき場所で、

サスケ達は般若の面を取って木の葉に来ていた。

そして火影達の魂を呼び戻し、

穢土転生を行っていた。

そうしてサスケはうちはや里、忍について聞き、

選んだ道は戦場に向かい、

イタチの意思を無駄にしないことだった。

 

side out

 


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