NARUTO―古き一族   作:神王龍

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今回はダイチが音隠れ(仮)に潜入する話です。
これからダイチがどうなっていくのか!

それではどうぞ!


第1話 ダイチと多由也

三人称 side

 

ー???付近の森ー

 

ダイチは忍が集まっている場所に向かう途中、

砂隠れの忍達に囲まれていた。

 

「貴様は木の葉の忍か。なぜこんな所にいる」

 

「あんた達こそ、こんなとこで何してんだ?

砂隠れはここには無いだろ?」

 

「ふん、どの道我らを見た貴様を生かしてはおけん。

悪く思うな」

 

ダイチに背後から1人の忍がクナイを持って飛び掛る。

当たった、誰もがそう思った時、ダイチは消えた。

 

「バカな!何処だ!どこに消えた」

 

「なぁ、黄色い閃光ってしってる?」

 

ザシュ

 

ダイチは忍を1人倒しながらそう言った。

そして次々に消えては倒しを繰り返す。

 

「お、お前が黄色い閃光だと言うのか!」

 

「残念、不正解だ。俺の髪の毛黒でしょ?

黄色い閃光は俺の師匠。

師匠を超える忍者になるのが俺。

つまりお前にあるのは、死だ」

 

ザシュっとダイチは最後の一人を倒す。

時空間忍術を得意とするダイチは、

初めての実戦にも関わらず、冷静であった。

 

ー音隠れの里(仮)ー

 

「やっぱり大蛇丸が忍を集めていたのか」

 

4代目亡き後、

3代目猿飛ヒルゼンがまた火影となり、

ダイチの最初の任務は、

忍が不自然に集まっている場所を調べることだった。

 

「なぁ、お前。何者だ?」

 

「!」

 

背後からの呼び掛けにダイチは咄嗟に後ろの木へと飛ぶ。そこに立って居たのは赤髪の少女だった。

 

「おいおい、ウチは声掛けただけだろ。

あんたも大蛇丸様に選ばれたのか?」

 

「俺は…クウだ。

大蛇丸様に連れられてきたものの、

どうしていいか分からなくてな」

 

「ふーん?ならウチが案内してやる。

ついてきな」

 

ダイチは偽名を使い、クウと名乗った。

少女に案内されながら、2人は色々と話をした。

どうゆう経緯でここに来たとか、

どうゆう思いでここに居るのか。

 

「そう言えばウチは名乗ってなかったな。

多由也だ。よろしくな」

 

「あぁ、よろしくな」

 

「ウチほんとは男は汗臭ぇ生き物だと、

思ってんだけどお前はなんか…違うな」

 

そう言いながら顔を逸らす彼女に、

ダイチはドキドキしていた。

優秀な忍と言えどまだ子供、

照れた多由也が初めての恋の相手と知るのは、

ダイチが少し成長してからだろう。

そんなこんなで大蛇丸のいる部屋にたどり着く。

 

「じゃあ、話が終わったら外で待ってるからな」

 

「おう、すぐに行くさ」

 

彼女に見惚れた後、大蛇丸の部屋に入る。

 

「あら、貴方は一体…」

 

「神眼」ギンッ!

 

そこでダイチは一族の力を発動させる。

黒い瞳が、青い透き通った目に変わる。

 

「あなたのその目…なるほど。

木の葉が嫌になって逃げてきたということかしら」

 

「…そんな所だ」

 

「そう、好きに暮らしなさい。

ここは貴方のようなものが来る場所よ」

 

その言葉に違和感を覚えながら、ダイチは部屋を出た。

勿論見た目も変え、

声色も変えているため身元はバレてはいなかった。

呪印とやらが与えられる心配も、

今は無いとダイチは考えたのだった。

 

「この服に着替えるのか…なんかやだなぁ」

 

そう言いつつ、大蛇丸に渡された服を渋々着て、外に出た。

 

「すぐに行くって言ったのは誰だ?」

 

少し不機嫌そうな多由也に下から覗かれ、

ダイチはドギマギしていた。

 

「いや、まぁ…悪かった。

所で、術の特訓とかできたりする場所はあるのか?」

 

「あぁ、地下にあるけど…何すんだ?」

 

「修行みたいなもんかな。見てくか?」

 

「見てみたい…かも」

 

恥ずかしそうに言う多由也の手を引き、

ダイチは地下に向かった。

土の中に巨大な空間があるだけの場所ではあったが、

支障は無いと術を使い始めた。

だが、その修行が異常であった。

まず、4代目より授かり、

自分用に改良した特注クナイを1つ地面に刺し、

もう1つを反対側に刺す。

 

「火遁・豪火球の術」

 

刺した位置から火遁を使ったかと思いきや、瞬時に避雷針の術を使い、水遁を放つ。

 

「水遁・水龍弾」

 

2つの術がぶつかり、蒸気となって消えていく。

 

「クウお前、一体何を…」

 

「ん?これが俺の修行法。

多由也も一緒にしてみるか?

いい修行になるぞ?」

 

「ウチ、幻術しか使えないから、

あんまりそういう術は…」

 

「なら俺が教えてやるよ。

多由也だってきっと覚えられる」

 

こうして、クウ(ダイチ)による多由也の修行が始まった。

最初はダイチとどの遁術が得意か確かめ、

次第に雷遁が得意と言うことが分かったのだった。

更に雷遁を極めつつ、ダイチは避雷針の術を教えていた。

そんなこんなで自分の任務を忘れたのかと思いきや、

ダイチはしっかり情報を集めながら行っていた。

そして中忍試験が迫ったある日の出来事だった。

 

「大蛇丸様!砂隠れの忍が襲ってきました!」

 

「なんですって?なにかの手違いよ。

私が出るから子供たちは避難させなさい」

 

これを好機と思ったダイチは、

この場所を離れる準備をしに、

避難すると子供達と逆に自分の部屋に向かうのだった。

 

「クウ?」

 

「これで準備よし、あとは戻るだけ」

 

「クウ、何してるんだ?」

 

「!」

 

ダイチは多由也に見られてる事に気づかず、

部屋に来ていたと悟る。

 

(俺、何やってんだ。多由也にバレたらダメだろ…!

考えろ!多由也を傷付けずにこの里から抜ける方法を!)

 

「…クウ、あんたほんとは大蛇丸様に連れてこられたわけじゃねえんだな」

 

「い、いやいや!そんな事は」

 

「ウチさ、クウに修行付けてもらってた時気づいたんだ。

あぁ、こうゆう奴が強い忍になるんだって。

だから、もう隠さなくていい。

ウチは…あんたを見逃すから」

 

泣きながら、多由也はダイチにそう言った。

別れを惜しむ普通の少女に、

ダイチは何も言わず何処かへ行くのは無理だった。

 

「俺の名前な、神王ダイチってんだ。

多由也…お前には教えとくよ、俺の本名」

 

「ダイチ…ダイチか。いい名前だな」

 

笑顔の多由也を見たダイチは、

笑顔で笑い返し、避雷針で里に戻るのだった。

 

side out




忍としては不出来なダイチ。
これからどう成長していくのか!

と言う訳でメインヒロインの多由也です!

次回も乞うご期待!
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