いつの間にかボスになってた。組織は滅んだけど 作:コズミック変質者
過去かつてないレベルで書けなかったよ。なんとか一週間以内に投稿しようと躍起になってこれです。どうか嘲笑ってください。
入口に群がり、気合いの声を上げたりする人達から少しだけ離れてスマホを開く。開くのはゲームアプリやよく使う音楽アプリではない。確かにこの時間、試験前のリラックスには丁度いいかもしれないが、リラックスとして何かをするならSNSが一番だった。
中学のたくさんの友人が登録されたSNS。今この瞬間も更新されるグループではお互いを励ましあっている。みんな頑張ってヒーローになろう。今のご時世、個性を持つ人なら高校は記念受験か本命かでヒーロー科を受けるのが通例だ。
それを読み流しながらみんなと同じように在り来りの言葉を投げる。中学のクラスメイトとは高校で会うことはほとんどないだろう。もしかしたらこれが最後のメッセージになるかもしれない。
グループから出て、両親からのメッセージを見る。頑張れ、思うようにやってこい。ありがたい。
そろそろ会場に入った方がいいかもしれない。受験生達は続々と会場に入っていく。別に最後の方で構わないと思っているからか、積極的に人の波に飲まれようとは思わない。
スマホの電源を落とそうとしたところで一通だけ通知が来る。
送り主はこの1年で最も親しかった人。少し年上のどこか抜けている人。今来た通知も朝ごはん何だった?である。普通は巫山戯ていると思われるが、これは巫山戯ている訳ではない。分かるのだ。これで緊張をほぐそうとしてくれているんだろう。
その人のそういう所が、好きだ。
今度こそ電源を落とし、ポケットにしまう。その直前に新たなメッセージが来ていたのに気付かず。
この日、耳郎響香はヒーローの登竜門、雄英高校の門を叩いた。
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『はいスタート!!』
ヒーロー『プレゼントマイク』の大音量のアナウンスで生徒達が一斉に駆け出す、なんてことは無かった。まずあったのは一瞬の戸惑い。まるで体育祭のリレーで、前振りも事前動作もなく、唐突にスターターピストルを鳴らし、開始を告げたときと同じような感じだ。
だが運良く
一体一体は木偶の坊だが数が多い。数の差は戦闘では重要なファクターになってくる。そしてこの後雪崩のように駆け出し始めた受験生達が押し寄せてくるだろう。そうなれば混戦は必至。獲ろうとした獲物をほかの受験生に獲られるかもしれない。満足に動くことが出来ないのはいい事ではない。
逆に自分が受験生達の妨害をしてしまうかもしれない。雄英高校が求めるのは社会に貢献するヒーロー。そのヒーローが誰かを傷つけるのはどうしようもなく笑えない話だ。だから、
「大技を使うなら、誰もいない今しかないでしょ!」
ベルトにつけられている2種類4個のマイク型のサポートアイテムに耳郎の個性『イヤホンジャック』を挿して、マイクを手の甲にセットする。3ヶ月前にプレゼントとしてシクリーザから貰った専用サポートアイテム。当初は受け取れないと言って返そうとしたが、完全専用だから自分が持っていても埃を被るだけ、と押し切られて受け取った物。
この2種類のマイクの1つ。今耳郎が装備したのは耳郎の心臓音を個性で爆発的に増幅させ、増幅させた音を余すことなくマイクに通して更に数倍増幅させて指向性を持たせて放出する広範囲制圧攻撃。
「ハートビート・アンプリフィケーション!」
この世はいろいろな音に満ちている。早朝の鳥の鳴き声、朝の電車の音、街の喧騒などなど、朝目覚めてから眠りにつくまでの間、人は常に、意識するとしないとに関わらず、何らかの『音』を耳にしている。音とはつまり空気の振動に他ならない。空気が細かく振動するとき、人の耳はそれを『音』として認識する。
『音響兵器』という物がある。軍やたまにだが裏社会でも使われている音を用いた制圧兵器。ある程度の指向性を求められるその兵器は、テロなどの事態に対して誰一人殺すことのなく鎮圧できる物である。
だがあくまでも『兵器』。本質は破壊でしかない。
人の発する声がガラスを破壊するというのは有名な話である。これを行うにはある程度のトレーニングや、破壊する対象の形状などの様々な条件が必要になるが重要なのは何の支援も無しに、人の声だけで物を破壊することが出来るという点である。
音は振動であり、振動は破壊を生み出せる。
かつて米軍が使用していた音響兵器『ローレライ』の基礎設計を元にしてパッショーネお抱えの開発会社が作り出したサポートアイテムである。
増幅された音を遮る物はなく、破壊の振動となって宙をかける。市街地を模して作られた試験会場のため、周りはただの街である。その街が『音』によって破壊されていく。街灯は真ん中からへし折られ、ビルの窓は振動に耐えきれず粉砕され、落ちている瓦礫は更に細かく破壊される。
用意されたロボットは外見が大きいだけの中身がほとんどない人形である。経費削減のために空洞の部分も多い。音は空洞の、反響しやすい場所であるほど、自らを反射増幅させる。
内側にある中身がぐちゃぐちゃにかき乱される。機体内で暴れ回る振動が内部から容赦なく破壊していく。
体感時間ではほんの一瞬、ロボットからしてみれば時間の概念がないので唐突に。耳郎の正面にいたロボット、ポイントにして80ポイント超が一瞬で粉砕された。
瓦礫の山を作り上げた少女は、密かにしていた耳栓を取る。この必殺技は本当に限られた状況でしか使えないもの。人が少なく、対象が人間ではなく、耳栓か何かで自分の耳を塞いでいること。自分の音で鼓膜を破ってしまうことだってあるのだ。もう少し修練を積めば制御は出来るのだが、まだ使い始めて三ヶ月しか経ってないので、下手な制御は命取りになりかねない。
諸刃の剣としては少々使い所に限られるが、それでも十分な効果は得られた。
「ポイントどれだけ溜まったか分からないけど、もう十分そうだよね・・・」
ふぅ、と軽く息を吐いて後ろを振り向けば起こった惨事に目を剥いている他の受験生達。彼らの反応は至極当然のものだ。何せ少しスタートが遅れて来てみれば、市街地がほとんど壊滅状態になっていたのだから。
「えっと・・・呆然としてるところ悪いんだけど」
完全に足が止まっている彼らに申し訳なさそうにしながら左右を指さす。彼らは耳郎に少しだけ怯えを見せているが、その反応を耳郎は仕方の無いことだと割り切る。学生にしてはあまりにもやり過ぎだし、何よりここまでの破壊は最早
「横から来てるよ?」
その何気ない言葉と共に、左右にいたロボット達が一斉に罵詈雑言を吐きながら襲いかかってくる。別にロボットは正面にいた物だけではない。各所に散らばっている中で最も多かったのが正面だっただけで、ロボットは他にもまだ沢山いる。
突然の奇襲にパニック状態になりながらも、遅れた分のポイントを稼ごうと戦闘を始める彼ら。そんな彼らを見ながらサポートアイテムを付け替えた耳郎は軽く笑いながら、
「じゃあもう一個のポイントも取ろっか」
そう呟いてロボットではなく受験生達目掛けて駆け出した。
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「なぁに、これぇ?」
雄英高校実技試験会場より、半径4km地点にあるカフェテリアのテラス席。テラスは貸切だから人はいない。甘くもなく苦くもなく、美味しいかと聞かれれば即答出来ないアイスコーヒーを飲みながら、スキューロと向かい合って白目になりかけている私。
思わず声が出るほど焦ったが、それを帳消しにするほどにこれは酷すぎる。なんだあの音波攻撃。市街地が一瞬で壊滅したぞ。いやいやおかしいだろヒーロー候補。制圧攻撃とかそういうチャチなレベルじゃない。あれは最早爆撃だろ。
いや、私はいたいけな中学生になんてもの渡しちゃったんだよ。サポートアイテムの形状的に、プレゼントマイクの増幅装置的な感じだと思って駄菓子感覚であげたら、中身が思っていたものと真反対な方向に爆進してやがる。
「ん?どうした」
純粋無垢なスキューロ君は何も知らないらしい。いや、知っているけどソレを当然だと思っちゃうんだろうな・・・。どこで教育を間違えたのか。
でもまぁヒーローだから実際に人間に使う訳でもないし、『類人猿にも分かる優しい説明書』には音量調節も出来るって書いてあったから、これはコレでいいのか?何らかのイレギュラーがあって彼女が落ちることだけは絶対に避けなきゃだからな。無理矢理にでも合格させるならこの位はしておくべきか?
ソレに他の会場も
くそぅ、ニートの初仕事がこんなにも心労がかかるものだなんて聞いてないやい。しかも微妙に疲れるんだよ。視界が二つあるから目が痛いし。
一旦切ろう、流石に疲れた。
「スキューロ」
「目薬だな」
「ありがと」
あぁ〜酷使した目に染み渡るぅ。
バカみたいな遠距離、数km単位で
無理矢理なステータスの再振り分けは莫大な精神力がかなり必要になってくる。『ベイビィ・フェイス』は誰にでも見えるので使えず、超長距離の
いや、例え私以外の誰かが見れたとしても、判断を下すのは私だから無意味なんだけどね。
疲れてもやる価値はあるのだ。というかやらなきゃ。異物が混じってないかの確認は絶対に必要な事だ。たった一つの見落としが命取りになるなんて笑えないからな。
「うん、もう大丈夫そう。だいぶマシにはなった」
「あまり無理はするなよ。俺は替えが利くが、アンタの代わりは一人としていないんだ」
嬉しい事を言ってくれるよ。別に一喜一憂するわけじゃないけど素直に頑張れそう。卑屈になるよりずっといい。さて、視界を再接続。
今度は違う会場。ここが最後の会場で、多分だけど緑谷出久がいる場所。何故よりにもよって緑谷出久が最後なのか。いや、狙ってそうしたんだから文句ないんだけどね。
上空からじっくり見渡す。ホントに『ホワイトスネイク』って便利。原理とか分かんないけどとりあえず滞空することが出来る。この時点でかなり便利なのに、能力も豊富でステータスも最高値ときた。ホントにルール違反だよ。
異物はいなさそう。一応視力MAXで見下ろしてもそれっぽいのはいない。探してるのは一応めちゃくちゃ顔のいい奴と、明らかに能力が個性の領域から逸脱しているの。見た限りでは誰もいないとは、なんと素晴らしいことか。
あ、0ポイント。知ってたけどここまで大きいのね。というか地下に格納されてたの?ホントに雄英の施設ってどうなってるんだろ。USJだったり、この試験会場だったり、明らかに街数個分は敷地にしてるよね。技術力だって周りよりも少しだけ進んでるように見えなくもないし。
ていうか出てくるタイミングがいいな。
迫力満点の大パワーで会場を壊して回ってる。アレ普通に怖くね?なんか体育祭の時になんでもないような事を誰かが言ってたけど、思ったより性能良いぞ?もう治安維持にはロボットの発展系使えよ。モビルス〇ツで十分だろ、こんなの。
いや、思えば全然足りないわ・・・。巨大化する奴とかジャイアントキラーとか普通にいるし、もしあったらあったで宇宙戦争とか起きそう。
お、主人公じゃん。ヒロイン助けるためにダッシュしてるよ。頑張れ頑張れ。やっぱり頑張らなくていいからペチャンコにでもなっていいよ。いやなったらダメじゃん。それこそイレギュラーじゃん。バカだな私。一人芝居アホみたい。
試験会場って案外音が響くんだなぁ。必殺技?決め台詞?どっちでもいいけど結構響いたよ。視覚だけじゃなくて聴覚まで接続してたのが仇になったか。反響して耳が痛い。
うわぁ、0ポイントぐちゃぐちゃになっちゃった。さっきの耳郎ちゃん以上にボコしてる。いや知ってたけどこれは酷い。ロボットも酷いんだけど、腕とかどうなってんの?筋肉の断裂じゃなくてアレはもう内部崩壊レベル。腕の内部にキラークイーンの爆弾を入れて破裂させたらああなるのかな?いやその前に爆散して塵も残らないか。
イレギュラーが存在しないことは確認できた。耳郎ちゃんだけなんか飛び抜けて凄かったけど、まぁなんとかなる。そして緑谷出久。こちらは、まぁ想定通りだった。
『ホワイトスネイク』に戻ってくるように命令して視界を戻す。やることを終えたと理解したスキューロは、労いの視線を送ってくる。労いの視線ってなんだよ。自分で言ってても訳分からん。
「どうだった」
「想定通りだよ。決して
スキューロにはオールマイトの後継者のことを知られている。緑谷出久だということは知らないが、オールマイトが個性を引き継がせたということを知っている。
私は教えていない。自分でその真実に辿り着いたらしい。スキューロマジ規格外。オールマイトが必死こいて隠してきた真実を容易く見破るとか凄すぎる。
「所詮相手は人間だ。吸血鬼でも生物としての位階が違う生命体でも無い。心臓が全身に血を送り、脳で命令している人間だよ。人間が相手である限り、お前が負けることは無い」
「ふっ、それはボスもだろう?ボスの
いや『グレイトフル・デッド』とか分かっても防げないからな?『ビーチ・ボーイ』は捕えられれば終了。『マン・イン・ザ・ミラー』は引きずられれば抵抗出来ない。『ベイビィ・フェイス』は良い個体を産み出せれば最強って言ってもおかしくないんだぞ?
「私達で張り合う理由はないだろう。敵対するであろうヒーローを始末できるか出来ないか。大切なのはそれだけだ」
「それが雄英高校A組に入る者達か?」
「そうだ。運命は彼らを選ぶ」
キンクリを見せつけるように傍に出す。うん、今日も絶好調。見事なまでのパワーだ。運命が私を選び、私に与えたコイツなら、油断なく全力で戦えばオールマイトだろうがAFOだろうが、緑谷出久だろうがぶち殺せる。
だが忘れるな、私よ。大切なのはいつだって私の『平穏』だ。例え誰が死のうが結果が『平穏』であればどうでもいい。些事と言っても差し支えない。確実を手に入れる、絶対に。
「運命がアンタに
「そうだ。そしてその一番前に立つのが緑谷出久。そして———」
スキューロが事前に用意した書類の一枚を取り出し、握り潰す。運命に立ち向かうのは緑谷出久だけではない。警戒するのは緑谷出久では無い。前にも言ったが、緑谷出久は警戒するに値しない。所詮はただの正しいヒーローでしかない。
本当に恐ろしいのは純粋なヒーローではない。ヒーローでありながら悪になれる素質を持つ者だ。
「爆豪勝己、だな」
そう、『爆破』だ。爆豪勝己の代名詞とも言える個性。何故恐れるのか?恐れるだろう、それが当然だ。
私はあらゆる可能性を考える。この世に都合の良いことなんてほんの少しだけで、後は都合の悪いことばかりだ。それはとても自然なことだ。世界は自分の思い通りになんて動かない。
そうだ、世界は思い通りになんてならないんだ。もし爆豪勝己の個性が、精神が、成長でも何でもして
だが爆豪勝己はどうだ?明らかに戦闘慣れをして、戦闘中に成長するという主人公属性を身に付けていそうなアイツがそれを持つだなんて考えるだけで恐ろしくなる。
その対策の一つ。
「なぁスキューロ、私が命令すればお前は、子供を皆殺しにできるか?一切の容赦なく、慈悲なく情なく、ただ私からの命令というたった一つの理由だけで殺せるか?」
殺るのは私じゃないのかって?やだよ、なんで私が殺さなきゃならないんだよ。めんどくさいし危険だろ。殺せればなんでもいいんだよ。誰がやろうがどんな手段だろうが、私が『平穏』から動く理由はない。
あぁでも、もし、だ。
「当然だ。アンタの命令は絶対だ。子供の命?比べることすら烏滸がましいだろう。俺にとってはアンタが全てだ。
「———」
ああ、そうだな。そうだよなぁ。考える必要なんてない。私にはスキューロがいる。私の全幅の信頼を与えられる私のスキューロがいる。だから考える必要なんてないんだ。
爆豪勝己が、世界のどこかにいる才能を持っている誰かが
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助手席に座るボスは、疲れで寝てしまっている。仕方の無いことだ。『ホワイトスネイク』でずっと共有した視界を維持し続けて、一人一人を見ていたのだ。
それをボスはずっと出し続けていた。
雄英高校の筆記入試が始まってから実技試験が終わるまでの数時間。4kmも先の場所にだ。無理矢理なステータスの振り分け、そして4km先まで飛ばして維持し続ける精神力。ボスと同じ
だからこそ、悪いと思う。言いようのない罪悪感で胸が溢れてしまう。オールマイトの個性に対する疑いは、確信には至らなかった。俺が独自に雄英高校に
しかも聞き出せたのはオールマイトが自分の個性の後継者を見出したらしいということのみ。
その時オールマイトは自分の個性を『ONE FOR ALL』といった。その名前は、約一年前にボスの『平穏』を脅かした憎き敵『ALL FOR ONE』の対義語だ。AFOは個性を奪うという話がある。ならばオールマイトも同様のことが出来るのではと、考えついたのだ。
その確証を得るために、ボスに頼み込んで後継者を探し出してもらうことにした。本当ならばこれは俺がやるべき事だ。確証のないことでボスに動いてもらうなど愚の骨頂。だが俺では、確かめようがないのは事実だった。
「・・・来るな・・・奪うな・・・私から・・・」
いつもの寝言をボスが呟く。俺はそれを長年ボスの傍で聞いてきた。ボスは眠るといつもこういった寝言を吐く。ボスの平穏への執着。奪われることの恐怖。俺には計り知れない恐怖をボスは常に感じ続けている。
その恐怖から抜け出させる方法を俺は持ち得ない。結局はボスの命令を実行することしか出来ないのだ。俺という存在は、肝心な所で役に立てない。
先程のボスの問い。子供を殺せるかどうか。その問いを投げかけられた時にまた思った。ボスは俺が死ぬか、命令に従わないことを想定している。それに対して思うことは俺自身への不甲斐なさしかない。敗北か裏切りの可能性をボスに思わせてしまう時点で、俺は未だ完璧にボスのための存在にはなれていないらしい。
俺がボスに言ったことは本心だ。子供だろうが容赦なく殺せるし、自殺することすら厭わない。ボスがどう思っているかは分からないが、俺はそれだけのものをボスから与えられたのだ。命程度では替えがきかない物を与えられたのだ。
恩義なんてレベルで済ませていいものでは無い。俺の全てでもまだ足りない。
偶に思ってしまう。今までボスのためにと行ってきたことが、本当に正しい事だったのか。ボスにパッショーネを捧げることが正しかったのか。ボスの父親を殺すことが正しかったのか。
ボスの為、ボスの為と思ってきた自分の行為が信じられなくなることが一番辛い。ボスは普通の、フェリシータとしての生き方が本当の幸福だったのではないだろうか。シクリーザという人間を生み出さず、フェリシータを消すことなく、父親と生きていくことが。
俺は、本当にボスの傍にいるべきなのだろうか。
言いたい事は一つ。思ってたより入試編って書くことがない。
書いてみたらびっくり2000字しかなく、しょうがなくボスやスキューロの心理描写突っ込んだりしたけど話がよく分からなくなる。
大丈夫、本番は次からって自分に言い聞かせるのが日課になってきそうでした。
でも大丈夫。来週から耳郎ちゃんsideが増えるから!
ごちゃついたことは今回でしばらく終わりにして(出来たら)来週からは耳郎ちゃんのハートフル学園生活をお送りします。
ところで耳郎ちゃんに性格改変タグって付けた方がいいかな?一応の逃げ道として。