いつの間にかボスになってた。組織は滅んだけど 作:コズミック変質者
最初は暗チカッケーで始め、深夜テンションのノリと勢いの暴走で続いたこの作品が、全体数の多い作品で、まさか1ページ目に入るなんて考えてすらいませんでした。
今後はオレンジになったバーを真っ赤に戻すことを目標に、土曜日深夜から日曜日始めの間の投稿を続けていこうと思います。
これからも応援、そして評価お願いします。
平和の象徴オールマイト。
アメコミ風な彼は世界最高と呼ばれるほどのヒーローであり、事件解決数と救助者数は群を抜いてトップ。ヒーローランキングでは彗星のように現れてから常に一位の座に居続けている。
正しくナンバーワンヒーロー。彼が存在するだけで世界の犯罪が五割減するとも言われている。
彼が人気なのは最も人に笑顔を与えているから。そして単純故に強力な個性を持っているから。だがやはり一番大きいのは勝つからだろう。
どれだけ強い敵でも、絶望的な状況でも、破滅が目の前にあってもオールマイトというヒーローはあらゆる障害をその拳で打ち砕いていく。その姿に子どもは惹かれていき、いつか自分もオールマイトみたいなヒーローになりたいと、大きく果てしない夢を語るのだ。
そんなオールマイトは雄英高校の教師を務め始めた。理由は自らの後継者、緑谷出久の近くにいて、彼を育成すること。
オールマイトは五年前に、AFOという最悪の
だが今は、もうそれすらも出来ない。
オールマイトは骸骨のように青褪め痩せ細るトゥルーフォームという、とてもオールマイトだとは想像できない姿にまで弱体化してしまった。ヒーロー・オールマイトとしての姿であるマッスルフォームも、一日三時間ほどしか維持出来ず、変身後は吐血してしまう始末。
巨悪を撃退した代償は、あまりにも大きすぎた。
日々弱っていく自分の肉体。元
そして五年経った今、オールマイトは自らの個性、先人達によって受け継がれてきた『ONE FOR ALL』の9代目となるに値すると思ったヒーローを見つけたのだ。オールマイトと同じ無個性で、泣き虫で弱くて、けれど誰よりも心が強くヒーローとして満点のお節介さを持つ少年を選んだのだ。
数多の候補者達がいた。オールマイトの事情を知る数少ない者達が選び抜いた次代の平和の象徴に相応しい者達が沢山いた。強い個性に学生の段階でもプロヒーローに劣らない戦闘センス。そして何より笑顔とユーモア溢れる者。
沢山の候補者達を見たオールマイトは、しかし候補者どころか無個性ということ以外珍しさが何も無い、どこにでも居る中学生の少年を選んでしまった。
誰もが疑問に思った。中には彼を深く思ったが故に憤慨して仲違いした者もいた。
そんな数少ない意見を跳ね除けてでも、オールマイトは緑谷出久という少年を選び、緑谷出久を次代の平和の象徴、自分を超えるヒーローにすると決めたのだ。
故に、オールマイトが一番最初に選んだのは不自然なく教えられる立場、母校雄英高校で必ず入学するであろう緑谷出久のために教師になることであった。
だがあくまでもオールマイトはヒーローであり、教師ではない。教鞭を執るためには必然的に教員免許が必要になり、この個性社会における教員免許はヒーロー活動の片手間で取れるほど簡単なものでは無い。
オールマイトが頼ったのは雄英高校の校長であり個性『ハイスペック』を持つ人間以外で唯一個性を持ったネズミ、根津であった。根津はオールマイトの状況を知っている人間。候補者の数人を推薦したのも彼である。
根津も当初はオールマイトがただの無個性の中学生を選んだことに疑問を持ったが、柔軟な思考でオールマイトの考えを受け入れた。
根津を頼ったのは別に狡をするためではない。教員採用試験を受けるための勉強を手伝ってもらうためだ。
だが根津は雄英高校の校長という立場であり、何かと忙しい身。そしてオールマイトも根津も教師になることは絶対に必要だと考えているため、秘密がバレることを良しとした。
オールマイトは雄英高校に在籍する教員達、即ち教員免許を取ったプロヒーロー達に勉強を教えてもらうことにした。前述した通り、オールマイトはマッスルフォームには一日三時間程しかなれない。だから最初にトゥルーフォームで登場することによって、彼らの度肝を抜いた。それと同時にオールマイトの墜落が近いということを、トップヒーローである彼らに伝えたのだ。
返ってきた彼らの反応はパニックと驚愕。当然のことだ。現代社会において中核を担っていたヒーローが折れるということは、最悪個性暗黒期が再び訪れるかもしれないという事だ。
個性の後継者のことは伝えていない。そもそも個性を他者に譲渡できるということ自体が前代未聞である。おいそれと知られる訳にはいかない。
都合のいいことに彼らはオールマイトが次代の社会を担うヒーロー達を育てていくと、当たらずとも遠からずな解釈をしてくれたおかげで、無事に協力を得ることが出来た。
久方ぶりの勉学に慣れない頭を回転させながらも、オールマイトは後継者を育てるという意地と、教えてくれた彼らに対する感謝を結果で表すという意志で、百点満点の結果で教員免許を取得できた。
オールマイトも来週の新年度から正式に雄英高校の教師の一人。既に諸々の準備を済ませて、後はヒーロー有精卵の新入生達を待つだけであった。
「ん?何を見ているんだい相澤君」
相澤と呼ばれた男は薄汚い外見をしているが、その正体は抹消系ヒーロー『イレイザーヘッド』という、アングラ系ヒーロー。そして来年度のヒーロー科A組の担任となる男だ。
相澤はもうこの時点でとっくに資料などの準備は全て終えている人間だと思っていたが、何やら難しそうな顔で沢山の資料を読んでいる。もしかしてA組の新入生になにか不満でもあったかな?と、若干一名非常に心当たりがあるオールマイトは、内心冷や汗をかく。
「ああ、去年のイタリアの事件関係のですよ」
相澤はどうぞ、と言って見ていた資料をオールマイトに渡す。受け取った資料を見ると、そこには今年一月と去年の四月のヨーロッパの子供達の麻薬使用件数と犯罪件数のグラフやそれを説明する文章が書かれていた。
それを見てオールマイトは、相澤が一年前にイタリアを中心にヨーロッパで起きた、大規模検挙に参加していたことを思い出した。その検挙には世界中からヒーローが集結し、無事に組織のボスを捕まえたと報道されていたので、鮮明に覚えている。
「凄いね。昨年から数十分の一まで減っているじゃないか。確か、パッショーネだったっけ?ヨーロッパで麻薬を流していた組織は」
「ええ。十年くらい前に現れたギャングで、構成員はかなりの数がいます。でも一年前の一斉検挙で幹部達含め、構成員のほとんどは捕まえて、残っているのも日が経つ毎に捕まっています。事実上の壊滅ですね」
「ならどうして今この資料を?」
「・・・誰にも言わないでくださいよ」
相澤は資料を持ってオールマイトを引き連れながら応接室に入っていく。防音性に優れるこの部屋なら、誰に聞かれることも無い。つまりは、上層部から何かに対する口止めが入っているということ。
ソファに対面して腰を下ろし、相澤はため息を吐きながら語り出した。
「イタリア警察は隠したがっていますし、ヒーロー達も沽券に関わるので情報統制がされていたんです。パッショーネのボスが、捕まっていないということを」
「え?」
驚くのも無理はない。世間では大々的にボス逮捕!と語っていた。オールマイトもそれを信じていた。彼らヒーロー達ならやってくれる!と。だが世間に報道されていたものと事実は全くの真逆だった。
「捕まえるどころか、何の手掛かりも得られませんでしたよ。一応記憶を読み取る個性や、言葉の真偽を見極める個性を持つ人達の協力を得ていましたが下っ端は勿論、捕まえた幹部の誰一人として顔どころか名前も知りませんでした」
怖いくらいの情報統制。パッショーネのボスは驚く程に自分を隠し通していた。そこに存在しない正体不明のボスという偶像を立てていたのだ。
「それに、実質的な問題は何も終わってないんですよ」
ホチキス止めされた資料を捲る。次のページは一面のグラフに記載された名前らしきもの。それらは全て、存在しているが逮捕されていないパッショーネの者達。
「パッショーネの組織構成は徹底したものでした。下っ端や縄張りを纏める幾つものチーム。その上に幹部がいて、それ以外には組織内にありながら独立したチーム。唯一ボスの手掛かりになりそうな親衛隊と呼ばれる連中も、ボス同様に誰一人として知りませんでした。
そして組織に所属していた奴らは全員が親衛隊を恐れていた。事情聴取で幹部の一人から聞き出せたのですが、ボスの正体を探ることは組織において禁忌だったようで、もし探れば親衛隊が裏切り者とみなして殺しにくるらしいです」
「それは・・・まずいね」
真に賢しい悪は闇に潜む。ヒーローというこれまでの長く深い経験が、彼らに警鐘を鳴らしている。こんな状況になった場合、碌な事が起きないのだ。
「問題はもう一つ。捕らえた幹部達が一ヶ月後に、特殊刑務所内で皆殺しになっていました。死因は全部同一のものでしたけど、まるで鮫にでも喰い殺されたような傷口でした」
「鮫・・・。幹部の始末の為に捕まっていない親衛隊が、刑務所内に侵入したということかい?」
「でしょうね。死体の全てにpunizione、『罰』と書かれた紙切れが乗っていました。まず殺ったのは親衛隊で間違いないと思います。ですが侵入経路も、個性も何一つ分かりませんでした。実質手掛かりは無しです」
「厳しいね、それは」
親衛隊か、組織お抱えの暗殺者か。どちらにせよ、組織は刑務所内の囚人達を暗殺することが出来る能力がある。それは個性によるものか、単純な技能によるものか、もしくは両方の組み合わせか。
「それでも一応は、問題解決になっているのが厄介なところです」
資料にあった通り、ここ一年で麻薬使用者の数は激減している。最近では目を付けていた売人が真っ当な職に転職している。傾向としてはこの上なく良いことなのかもしれない。巨大組織は潰れ、取り扱っていた麻薬は無くなり、少年少女の犯罪件数は激減した。
「この結果に、警察上層部は満足したんですよ。もう麻薬が出回っていないなら追う必要は無いと。逮捕者達を殺した奴についても、傍らで捜査する様な杜撰なものに」
最早パッショーネという組織に対して、これ以上の人員を割くつもりがないのは明白だった。やるせないが、納得せざるを得ない。ヒーローと警察では見ている視点が違うのは事実だ。更には日本とイタリアでは方針などもまるで違う。日本のヒーローである彼らがイタリアのやり方に口を出すことは出来ない。
徹底して追う日本と、統計的な数字の回復があればそれでいいイタリア。
目的も込める思いも、差異は明確であった。
「でもまだこれを見ているってことは・・・」
「ええ。パッショーネは必ず蘇る。来年か再来年か、はたまた十年後か。それとも明日か今この瞬間か。ボスや親衛隊が捕まっていないなら、近いうちに必ず。そしたら、今度こそ刑務所に入れてやりますよ」
根拠なんてものは無い。このまま闇に潜み続けるかもしれない。だが相澤の見立てが間違っていなければ、いずれパッショーネは蘇る。
「分かった!」
ボンッ、という煙と共にマッスルフォームへと変身する。スーツはピチピチになり、ボタンは千切れそうになる。ネクタイは今にも筋肉の壁に押し出されて破れそうだ。
オールマイトは巨腕に力こぶを溜めながら、快活に笑う。
「その時は私も手伝おうじゃないか!今度こそ引っ捕らえて刑務所にぶち込んでやろうぜ相澤君!」
「それは頼もしいですね」
NO.1ヒーローの協力を得られるのであれば、どれだけ心強いことか。少なくとも親衛隊の一人や二人は捕まえられることは間違いないだろう。
だが、それまでオールマイトが生きているかは分からない。いつ力尽きるとも知れないこの身体。強靭な肉体の核となっていた『ONE FOR ALL』は既に無く、残った種火だけでどうにか誤魔化して生きている。
それにパッショーネだけではなく、未来には山程の、大なり小なりの問題が跋扈しているのだ。一番大きいのが生きている可能性がある宿敵にして怨敵であるAFO、比較的小さめな目先の問題が、入試中に0Pをぶっ飛ばした緑谷が落下している最中に目にした、宙から見下ろす謎の人型。
態々それを伝える必要なんてなかった。誰かの個性かもしれないし、もしかしたらただの見間違いかもしれない。だが緑谷はそれをオールマイトに伝えた。言わなければならないと思ったからだそうだ。
緑谷曰く、アレを見ている時「途轍もなく嫌な予感がした」らしい。
似たような存在を知っている。AFOだ。オールマイトはAFOを見ているだけで同じような感覚に襲われる。絶対にどうにかしなければいけないと心をつつかれる。
もし、緑谷の感じたものがオールマイトがAFOに対して感じるものと同種のものなら、その人型はきっと、最悪の存在なのかもしれない。
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暖かな春の日差しに照らされ、美しい桜に囲まれる校舎。和気藹々とした真新しい新入生達と、自分の子供の入学に喜び泣く親御達。
はて、雄英高校から与えられた資料に、入学式に保護者を連れてきてもいいなんて書いてあっただろうか。
配属された教室はヒーロー科1年A組。ヒーロー科の教室は他と離れている。少し大きめに作られているのかもしれない。学校中の扉は異形個性向けに大きめに作られている。ヒーロー科も例外ではないそこは扉を開ければワイワイガヤガヤ。A組合計20人。現時点で半分ほどしか集まっていないのに、良くもまぁここまで盛り上がれるものだ。
いや、分からないでもない。その浮かれる気持ちは勿論自分も持っている。表に出ていないだけ。
自分の座席と定められた場所に座る。窓側から2番目、前から2番目。中学生時代なら最悪と誰もが嘆く席だろう。教師達からは丸見えで、何をやっているかバッチリ見られる。
けれど嘆く必要なんてない。ここに居られる者の中に、不真面目なんているはずもないし居られない。なんて言ったってここは雄英高校。最先端のヒーロー育成校であり、自由が売りの学校なのだから。
「よっ!オレ上鳴電気ってんだ!お前だろ!実技試験で初っ端からポイント取りまくった女子って」
右隣の席に座っている、明らかにチャラそうな男。コイツ本当に筆記試験越えたのか?と一瞬失礼な疑問を持ってしまった。でも見てると不思議となんかバカそうと思えてくる。
「って、なんで知ってんの」
「結構有名だったぞ!入試一位のクール系の女子が一瞬でぶっ壊しまくったって」
一体どこから話が広まったのか。そもそもこういった話はおいそれと広まる様なものなのか。
「なあ!お前も知ってるよな!」
「ん?ああ、風の噂で耳にしたな」
上鳴が前に座っていた人物に話しかける。異形型で肩から伸びる触手?には膜がついていて翼みたいになっており、巨体。異形型のお手本みたいな人物だ。口元にはピッタリと覆うようにマスクをしている。
「ウチは耳郎響香。えっと・・・」
「障子目蔵だ。マスクは気にしないでくれ。トレードマークみたいなものと思って欲しい」
なんだかいぶし銀や、縁の下の力持ちを思わせる。上鳴より確実に真面目そうだ。
「そういえば噂と言えば———」
「机に足をかけるな!」
耳郎の左隣で、誰かが怒鳴った。それは間違いなく独り言ではない。もしそうだったら確実にヤバい人だ。明らかに第三者へ向けられたその言葉は、一体誰に向けられたものか。耳郎が左を見てみれば、初日から大胆に制服を着崩して、一目で不良だと分かる人物がいた。
足をかけるなと言ったのは彼か。莫迦な。外見からして明らかに足をかける側の人間だ。いや、もしかしたら不良なのは外見だけで言動は真面目かもしれないが、目付きがあそこまで最悪の人間に有り得るのか、そんなことが。
言ったのは明らかに斜め前に立っている、The真面目という言葉が良く似合う方だろう。挙動がキビキビしているし、制服も着崩してない。
「雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか!?」
「思わねーよ!テメーはどこ中だよ端役が!!」
見た目通りの会話だ。真面目と不良が相容れないのと同じ。というか両者共に声が大きい。周りから凄い注目を集めている。面白そうだったり興味無いといった様々な視線。
そんな周りを気にせずに、二人の口論は続いていく。元気いいなぁなんてすぐ隣で起こっていることを遠い目で眺める。
「おっ、確かあの爆発頭の方は入試次席だぜ。すげぇ強個性でロボットを壊し回ったらしいぜ。ていうか口悪いな。本当にヒーロー志望かよ」
「人は見た目によらないと言うべきなのか、見た目通りと言うべきなのか」
近くで起こっていることに障子も少し迷惑そうだ。まぁ流石に真面目の方は硬すぎだろう。曲がらない一本の芯。見た目以上だ。
「そういえば障子は何を言おうと———」
「お友達ごっこがしたいなら他所へ行け」
先程障子が言いかけた噂の話を聞こうとしたら、下から誰かの声が聞こえた。1m以上、普通人が声を発する時には必ず1m以上の高さになるはず。座っていて1mに届いていなくても、大体それくらいになるはずだ。
だが声が聞こえたのは明らかにそれより低い場所。地面と同じくらいだ。
全員の注目が声の方に行く。扉の前にいるもじゃもじゃ髪の少年の後ろの寝袋から、エネルギーゼリーを一瞬で啜りながら小汚い男が這い出てくる。無造作に伸ばされた髪、剃ってない髭。
「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限。合理性に欠くね君達は。担任の相澤消太だ、よろしくね」
いや、コイツが担任かよって一瞬心の底から思ったが、先程言っていた合理性を重視しているのならば納得がいく。雄英高校にいるということはプロヒーローなのだろうが、見た覚えが全くない。恐らくは時間の無駄ということでテレビや雑誌の出演などを極力避けているのだろう。
所々に見える合理性。この人は徹底している人だ。
「とりあえずお前達・・・」
ゴソゴソと自分の入っていた寝袋を漁る。先程のエネルギーゼリーを出した時もそうだが、私物をあの中に入れる癖でもあるのだろうか。そしたら体積比とか色々とおかしい気もするが。もしかして寝袋はサポートアイテムの技術を使っていた?
「
二次創作で一番難しいのはキャラの口調だと思う。スポットが当たらないキャラとか三人称探すのも大変になる。面倒なキャラばっかり出したがるのが悪いんだけど。
作者はA組なら耳郎、障子、上鳴が好きですね。B組なら物間、小大、鉄哲。出番が少ないB組はともかく、A組はこの3人の出番が多くなるはずです。
最近感想欄読み返すことが趣味になってきた。感想って貰うとやっぱり嬉しいね。