転生。自ら望んだデスゲームへ 〜紅黒と蒼黒の剣士〜 作:レイン好き(初心者)
今回もよろしくお願い申し上げます。
観客席にて。
「どっちが勝つんだろうね〜。正直、勝つイメージも負けるイメージもわかないんだよね。」
「あぁ、俺もだ。勝敗を分けるのは、恐らく集中力の持続時間だ。キリトがそこまで持つかどうか…。」
「………始まるぞ。」
一気に距離をつめるキリト。
ヒースクリフは黙って盾で受け続ける。
キリトがずっと攻勢に出ている。
「……………。最悪だな。」
「何で?押してるように見えるけど。」
「いや、最悪だ。今の所すべての攻撃を完璧に受け流されてる。長期戦は避けたいが、ソードスキルは硬直するから不用意に出すと負けだ。
その癖、通常攻撃だけでイエローゾーンに持ってくるのは長引くからな。
それだと、さっきからずっと攻勢に出ているキリトの集中力が先に切れるのは明らか。カウンターでアウトだ。
…………………つまりはクソゲーだ。」
「おぉ〜、流石だねぇ〜。」
その時、HPがある程度削れて、キリトがスターバーストストリームを発動する。
早いな。もう習得してたのか。
「あぁ、でも良い手だ。集中力が切れるのと、HPの削れ具合のギリギリを見極めて、最後はシステムアシストに丸投げ。悪くない手だ。」
キリトの剣が盾に当たり、その次の2連撃で、盾ごと押した。
ヒースクリフの体勢が崩れる。
「ハアァァァ!!」
瞬間、時が止まったような幻覚が見える程の速度でヒースクリフの腕が躍動する。
「なっ……………!」
やはりこうなったか。システムのオーバーアシスト。
キリトはここで敗退。
…………………やっぱり、昂ぶるな。
招集場所の前に行くと、剣士が押しかけてきた。
アレは何だ。どうやったんだ。
うるさいなぁ〜。無視で。
カウントが進む。
装備を確認。
《白夜》と《黒陽》。
属性は、斬撃。
ヒースクリフは不敵に微笑んでいる。
その面、へし折ってやる。
…………………………3、2、1、0。
「……………アァァァッッ!!」
STRに任せて、AGIに任せて。
一気に距離をつめる。ここまではキリトと同じ。
だが。
「フッ………!!」
キイィィンと言う音と共に盾がいきなり飛ぶ。
ここで背後へ。
瞬間、さっき居た場所にとんでもない速度の斬撃が飛ぶ。
まぁ、結果回避できたから良しとしよう。
ーーーーホリゾンタルスクエア。
まずは盾を狙う。一撃。
次は剣を狙う。ニ撃。
復帰した盾を盾ごと下へ押し込む。三撃。
最後に胴体へ四撃目。
ーーーをオーバーアシストで弾かれる。
コネクト。
絶空。盾の合間を縫うように横薙。だが、相手の剣が飛んでくるのでそれを絶空で迎撃。
更に繋ぐ。コネクト。
緋扇。怒涛の三連撃。
全部胴体を狙う。が、当たらない。
頭痛がしてきたわ。ヤバそうだなこれ。
そして、俺の首に刃が当たる。
ひやりとした時、俺は絶対に発動させたくたなかったソードスキルを無意識に発動させてしまった。
「アアアァッッ!!」
ーーーーーーその名を、【冥送閃】。
「なっ………!!」
ここに来て初めてヒースクリフが声を出す。しかしもう遅い。
もはや見えない速度で紡がれていく奇跡は、
盾を三回。
剣を三回ずつ交互に叩き、
次に胴体を信じられない速度で刀を交差させて2撃同時にブチ込むと、最後に右から左へ旋回しながら、これまた同時に二発切り捨てて吹き飛ばす。
ーーーーーーーーーーーーー《You Win》ーーーーーーーーーーーーーー
瞬間、歓声が湧く。
それは新たな英雄の誕生を祝うものなのか、ただ単に見ている人々を奮い立たせたのか。
俺には、よくわからなかった。
「やったぁー!!勝ったよぉーーーーーっ!!」
「いや、戦ったの俺だから知ってるって。」
そして、次にヒースクリフが来る。
「いやいや、君には驚かされる事ばかりだよ。
賞品として、colと一緒にこれも送らせて貰おう。」
「……………?」
「それでは、また会おう。」
「なんだろうね?」
それは、ある住所の書かれた紙だった。
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「「「「「「カンパーイ!!」」」」」」
葡萄のジュースを乾杯した後、俺はとにかく質問攻めだった。
「ソウタ、あれは何だったんだ?もう何があったか残像も見えてすら無かったんだが。」
「俺のユニークスキルにあるオリジナルソードスキル2つの内が一つ。冥送閃だ。」
効果は、うってる間脳に過負荷が掛かる代わりに、全ステ5倍の力で十連撃が打てる。
「「「「「「5、5倍!?」」」」」」
「しっかしよう、お前さんもユニークスキルとは。俺ァ辛いぜ。」
「おいクライン。ここで泣くならお前だけ料金を頂こうかな。」
エギルが冗談かよくわからないことを言う。
「フフフ、ここも賑やかになりましたね。レインちゃん。」
「どれもこれも、全部ソウタ君のおかげなんだから〜!」
「いや、確かに頑張ったのは俺だけど、キリトも頑張ったのは確かだし、ここの店をちゃんと商売させてるのはエギルさんで、アスナ姉はキリトを支えて、レインも俺に付き合ってくれてるんだから。大して変わらないよ。」
「でも、団長ならのcolは破格だったんでしょ?」
アスナ姉が言う。
「あぁ、そうだな。ざっと7百万colぐらいかな。」
「「「「「「はぁ!?」」」」」」
「で、でも、これで豪華な家が買えるね!!ソウタ君との愛の巣だなんて、素敵だなぁ〜。」
「今度必ずや買いに行こうな。レイン。」
「うんっ!」
一々そういう素振りまでカワイイ。
「おいおい、お前さん達、イチャイチャシーンはよしてくれ。」
クラインが言って、皆が笑い出す。
やはり、なんやかんや言って、俺もここが好きなのだ。
「じゃあ、明日家を買うついでに、この住所のとこまで行くか。」
「うん!行ってみようよ!!」
果たして、そこで俺は何を目にしたのか。
どうでしょうか?
話数なのですが、中途半端な数字にオーバーしそうです。
頑張って十三話にしようと試みますが、ご理解とご了承お願い申し上げます。
下っ端もいいところなので、あまり困る人も居ないと思いますけど。(笑)