降谷翠の暗殺教室 (連載休止)   作:リリーマクリーン

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新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

いよいよオリンピックの年ですね。みなさんは見に行きますか?自分はチケットが外れたので生では行けません。


今年中に簡潔を抱負にしていきます。

いよいよあいつの登場です。

それでは本編をどうぞ。


第27話 才能の時間

side烏間

 

7月になり訓練開始から4ヶ月が経過した。訓練の成果もありクラスの中にも可能性を持つ生徒が出始めた。

 

磯貝悠馬と前原陽斗。幼なじみの2人のコンビネーションはよく2人がかりならば俺にナイフを当てられることも増えてきている。

赤羽カルマ。一件のらりくらりとしているがその目にはイタズラ心が眠っており俺をはめようとしているのがよく分かる。

降谷翠。どこかたたかい慣れをしているような動きをする。最初は引き分けだったが今では動きに磨きがかかりナイフを急所に当ててくることが増えてきた。

 

女子の中だと元体操部で意表のつく動きをする岡野ひなたと男子並みのリーチと運動能力を持つ片岡メグ、そして降谷に近い動きをする高崎春菜が優秀なアタッカーになるだろう。

 

 

「そして殺先生。あれこそ教師の鏡だ。あんな人格者を殺すなどあってはならない。」

 

「人の思考に入ってくるな、失せろターゲット。」

 

他に目立つような生徒はいないが全体的に能力の向上が見られる。このままいけばやつを殺すことは不可能から可能になるだろう。

 

そう考えていたとき背後にいままでに感じたことがないような悪寒がはしった。まるで蛇に首をとられいまにも丸呑みされるような感覚だ。

とっさに俺は防御をする。

 

「いてて。」

 

振り向いた先にいたのは潮田渚だった。

 

「すまない。強くやりすぎてしまった。」

 

首を押さえている彼のもとにかけより問題がないか確認をする。幸いにも筋肉などには異常が見られなかった。

 

しかし今回のことは俺の中に強く印象つけられた。

 

 

~~~

side降谷

 

今日の体育は1vs1での暗殺訓練だ。今は岡島と組んでいる。

訓練をしていると得体の知れない気配を感じたあいつに似た殺気を。

殺気を感じた方角を見るとそこでは烏間先生と渚がテストをしていて渚は倒されていたようだ。

 

今の殺気は一体。

 

 

 

後ろから弱い殺気がきたので反応する。岡島が隙だとばかりに仕掛けてきたが軽く避けて地面に置いておいた。

 

起き上がった岡島は鼻血がでていた。

 

「一切問題ないな。」

 

「大ありだよ。」

 

なにかツッコミを受けた気がするが気のせいと忘れる。運がなかったのだ岡島。

 

 

 

 

 

「今日はここまで。」

 

烏間先生の合図で授業が終わる。先生は生徒に目もくれずに校舎に戻る。

 

教室に戻ろうとすると下駄箱に、ここに来てから見たことのない両手で持ちきれないほどの荷物を抱えた男が立ってることに気がついた。

 

「よぉ、みんな俺は鷹岡明。今日から烏間の補佐で体育の教師をやることになった。よろしくな。」

 

鷹岡と名乗った横にも縦にも大きい男がグラウンドに下りた。

鷹岡はグラウンドに下りるとレジャーシートを広げて大量のスイーツを並べた。

 

「「「「うわー。」」」」

 

その光景に感嘆の声が上がる。

 

「これ、全部食べていいんですか?」

 

「ああ。もちろんだ。俺の財布を食うつもりでな。」

 

「よくこんな甘いものブランド知っていますね。」

 

「ぶっちゃけラブなんだよ。砂糖がな。」

 

鷹岡が舌をだしてお茶目な顔をする。

 

「でかい図体して可愛いな。」

 

「なんか近所の父ちゃんみたいですね。」

 

「いいじゃないか近所の父ちゃんで。」

 

烏間先生とは真逆の接し方でみんなの心をつかんでいる。そんな印象だった。

 

「春菜?どうかしたのか。」

 

春菜を見ると様子に違和感を感じた。何かにおびえるようなそんな空気を感じた。

 

「ううん、なんでもないよ。」

 

こちらの問いかけにそう答えるがなにかあるのは間違いないようだ。自分もなにかひっかかる部分はあった。自分も春菜も父親とは因縁があるから。

 

 

放課後自分は職員室に来た。中では殺先生と烏間先生の2人が話していたようだ。

 

「それでは私はイタリアに行ってきます。」

 

殺先生のほうはそう言うと飛び去っていった。

 

「烏間先生。あの男は何者なんですか。鷹岡と言う男は。」

 

「自衛隊時代の同期だ。育成に関しては俺より優秀と聞いている。」

 

「自分はあの男を信用できません。」

 

「上の決定だ。俺の力ではなにもできない。全ては地球を救うためだ。要件がすんだら帰ってくれこっちにも仕事がある。」

 

「、、、、失礼しました。」

 

結局なにも成果は得られず体育の時間を迎えることになった。

 

 

~翌日~

 

「よーしみんな今日から訓練内容を見直して新しい時間割でやることになった。よろしくな。」

 

配られた時間割に言葉を失う。平日は12時から夜の9時まで訓練。通常の授業はほとんどない。土曜日はもっとだ。

 

「待ってくれよ。授業これだけじゃ勉強時間が足りなくて成績落ちるよ。遊びにも行けないし。」

 

たまらず前原が抗議をする。鷹岡は前原の頭をつかんでみぞおちに膝で蹴りをいれた。

 

「出来ないじゃない。やるんだよ。」

 

うわべだけの気味の悪い笑みをしながらそう言い放つ。やっぱりこいつもそうだった。あいつらと同じだ。

 

「言っただろう?俺たちは家族なんだ。世の中に父親の言うことを聞かない家族が何処にいる?」

 

鷹岡の化けの皮が剥がれた。こいつは父親といい自分より力の無いやつを服従させてきたのだ。

 

「抜けたければ抜けていいぞ。その時は俺の権限で新しい生徒を補充するでもな父ちゃんはそんなことをしたくないんだ。みんなで殺したいんだよ。」

 

鷹岡はそう言うと歩き出し春菜と岡島の肩を組んだ。

 

「なぁ?お前らはついてきてくれるよな?」

 

どすのかかった低い声でささやく。

 

「い、い、嫌、、です。拒否します。」

 

春菜が震えながら答える。鷹岡は迷うことなく殴るために手を振り上げた。

 

「おい、鷹岡。」

 

振り上げた手をつかんで止めて蹴りをいれる。

 

「おいおいお前も父親に逆らうのか。」

 

角度が悪かったようでそこまでのダメージが入っているようにはみえない。

 

「悪いな、父親にはずっと逆らってばかりなもんで。」

 

自分もキレると思っていたが案外冷静だ。

 

「悪い子にはお仕置きしなきゃなぁ。」

 

標的が自分に移った。

 

「父親ってのはホントにくずしかいないな。」

 

煽り半分で本心を言う。いかにもキレやすそうな性格なのですぐにひっかかる。

 

「父親に向かってふざけた口をきいているんじゃねぇ。」

 

案の定プライドを傷つけたらしく顔を真っ赤に染めて殴りかかってきた。

自衛隊で訓練を受けただけのことはある。かなりの速度の拳が襲いかかってくる。

それでもキレていることから冷静さを失っているようで単調な動きしかしない見切りやすかった。

 

顔を右にそらして避け、腹に1発いれる。

 

「うご!」

 

今度はしっかり入ったようで鷹岡が空気を肺から吐き出す声が聞こえる。

間髪入れずに顎に向けてアッパーをいれる。

鷹岡が後ろによろめく。

 

しかしそれも一瞬ですぐにこちらになぐりかかってきた。腕でガードをするが体格の差もあり少し後退させられる間髪いれずに今度がこちらが顔面にパンチを受ける。

 

「っ」

 

後ろにとばされるが着地する。

 

手首に痛みがはしる。手の付き方が悪くひねったようだ。

 

「どうした?あんな女になんの価値があんだよ。父親の命令にも従えないあんな女に。」

 

鷹岡の一言に冷静だった自分の心が一気に熱くなるのを感じた。

 

「てめぇ。」

 

「いいぜいくらでもお仕置きしてやる。」

 

「そこまでだ。」

 

ここで騒ぎを聞きつけた烏間先生と殺先生が割って入る。

殺先生が自分を烏間先生が鷹岡を抑える形となっている。

 

「降谷君落ち着いてください。」

 

殺先生の説得も頭に全く入ってこなかった。それだけこいつの今の言葉は許せなかった。

 

「烏間先生あとはお願いします。」

 

気がついたら保健室にいた。

 

「放せ、先生。あいつは絶対に許さない。」

 

「落ち着いてください。鷹岡先生について見抜けなかったことはこちらに非があります。すみません。だからこそ後は任せてもらえないでしょうか。」

 

「、、、分かったよ。」

 

「降谷君今日は帰ってください。一応応急措置はしますがもし痛みが消えないようでしたら病院へ行ってください。」

 

「、、、分かったよ。」

 

自分は一足早く帰ることになった。

 

 

~side~

 

「渚君、君に託したい。」

 

僕は烏間先生にそう言われ本物のナイフを差し出されている。

 

なぜこうなったか、殺先生が翠君をどこかへ連れていった後鷹岡先生からこう提案した。

 

ここは教育で勝負をしよう。お前が育てたなかで1番優秀な生徒と俺が戦うもし1回でもナイフを当てられたらここを出て行ってやると。

 

ただし使うナイフは対殺先生用ではなく本物のナイフ。みんなが萎縮した。殺してしまうかもしれないという恐怖で。

 

「まず聞いてくれ。」

 

そう言って烏間先生が話し始める。

 

「地球を救う暗殺任務を依頼した側の人間として君たちとはプロ同士だと思っている。だからこそ我々が支払うべき最低限の報酬は当たり前の中学校生活を保障することだと思っている。無理にナイフを受け取る必要はない。そのときは俺が鷹岡に頼んで報酬を維持してもらえるように努力する。」

 

 

僕はこの人の目が好きだ。僕の目をこんなに見て話してくれる人は家族にもいない。

だからこの人の渡すナイフは信頼できる。それに前原君たちのことは絶対に許せない。

 

少し考えてナイフを受け取った。

 

「やります。」

 

力強く答える。

 

「烏間お前の目も曇ったなぁ。そんなチビをよこしてくるなんて。」

 

「気にするな渚君。いいかい、鷹岡にとってこれは見せしめのための戦闘。対して君は暗殺。鷹岡のようにみんなに力を見せつける必要も鷹岡に力を示す必要もない。ただ1回だけナイフを当てればいい。そこが鷹岡との違いであり勝機はそこにある。」

 

烏間先生が鷹岡先生に悟られないように僕に言った。僕は静かにうなずく。

 

いざ鷹岡先生と相対するとどうすればいいのか困った。

 

ここで烏間先生のアドバイスが頭をよぎった。

 

そうだ、なにも戦って勝たなくていい。

 

 

 

 

 

 

 

 

              殺せば勝ちなんだ

 

 

 

 

 

 

 

それに気がついたら体の震えがなくなった。迷いもいつの間にか消えていた。

 

 

 

 

 

 

僕は笑顔で先生に近づいた。学校に行くように普通に近づいた。

そして鷹岡先生とぶつかる。

ナイフを先生の顔をめがけて振った。

ここで初めて鷹岡先生は自分が殺されかけていることに気がついた。

先生はギョッとして後ろにのけぞった。

誰だって殺されかければギョッとする。

前から当てようとすれば防がれるから服をつかんで後ろに倒して回り込み確実に、、

 

 

~side烏間~

俺の予想をはるかに超えていた。殺気を隠す才能、殺気で相手を怯ませる才能、本番に物怖じしない才能、これは、、暗殺の才能。咲かせてもよい才能なのか。

 

「今回は随分迷っていましたね。」

 

「悪いか?」

 

「いえいえ。」

 

「ふざけるなよ、、、」

 

生徒の方を見ると鷹岡が起き上がり今にも襲いかかろうとする勢いでキレていた。

 

「今のはなしだ。もう一回だ。次は絶対に勝つ。」

 

俺がでようとするとタコがとめた。

 

「確かに次やれば僕が負けます。でもはっきりしたのは僕らの担任は殺先生で教官は烏間先生ただ1人です。僕らには父親を押しつける鷹岡先生よりプロに徹する烏間先生の方が温かく感じます。だからごめんなさい。大人しく帰ってください。」

 

 

潮田君が鷹岡にそう言い放った。

 

「生徒が教師の問いに対しはっきりと答えを出したとき我々もきちんと答えなくてはなりません。」

 

タコにそう言われたときにはすでに動いていた。俺は鷹岡を気絶させて担いだ。

 

「身内がすまなかった。上にはこれからも俺が教官を務められるよう脅してでも交渉する。」

 

 

「「「「烏間先生」」」」

 

今回はこの選択でよかったのだろう。

 

その後はごねる鷹岡を理事長が直々に首することで事態は収束した。

 

「ねぇーねぇー烏間先生?今回あたしたち頑張ったんだし臨時報酬があってもよくない?」

 

「仕方ないな。財布は預ける好きな者を頼め。」

 

「やったー。」

 

「そうだ、私行ってみたいお店があるの。そこにしましょ。」

 

茅野さんの一言で店が決まる。

 




完全に正月が過ぎました。すみませんでした。
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