2月ですね。特に喋れるネタがありません。
それではどうぞ。
~高崎視点~
「カエデちゃん。後どれくらいかかる?」
「う~ん。地図で見るともう少しだね。あと5分くらい。」
鷹岡先生を追い出したあとみんなでスイーツを食べにいくことになった私たち。今回はクラスでも随一のスイーツマスターカエデちゃんの希望するお店になりそこに向かっているがなにか嫌な予感。
なんでかそれは簡単なこと。私たちが住んでいるのがこの街で、私たちがやっているお店もスイーツをだしているからだ。
でもそんな偶然あるわけないよね。たまたま私たちの住んでる街に来ただけだよね。
と心の中で祈りつつ、ついて行く。
「はい到着!」
こういう時に限ってよく嫌な予感は当たる。カエデちゃんに案内されて来たのは間違い無くうちがやっているお店だった。まだ大丈夫。この現状を打破する方法はある。今いる場所は店の裏口、だからこのまま閉まっていると勘違いしてくれて帰ればセーフ。
「ねぇ大丈夫?顔色悪いよ。また体調悪くなった。」
「え?うん大丈夫。」
渚くんが声をかけてくれた。顔色が悪いのは今絶賛ピンチだからで体調はなにも関係ない。それにさっきみんなに心配をかけたばかりだ。今は楽しんでほしい。
「ほんとに?さっきもすごかったけど。」
「うん本当に大丈夫。」
「そう?ならいいんだけど。無理はしないでね。気分悪いならすぐに言ってね。」
「ありがとう。」
さっきというのは鷹岡がいたとき。鷹岡に肩を組まれたとき昔のことを思い出して体がなにも考えられなくなっていた。今でもさっきのことはほとんど何をしたのか覚えていない。あの時も異変に1番最初に気がついてくれたのは渚だった。
「あれ閉まっているね。」
案の定入ろうと扉を開けようとしたカエデちゃんが気がつく。
「もしかして今日定休日じゃない?もしくは場所が間違っていたか。」
ここで桃花ちゃんのアシスト。心の中でナイスと呟く。
「う~ん。おかしいな。地図では場所は合ってるしHP見ても定休日は今日じゃないよ。」
「あ、インターホンあるよ。押してみたら?」
ここで陽菜乃ちゃんからまさかの提案。
「でもそれはマズくない?」
「う~ん。まぁ1回試してみよ。」
陽菜乃ちゃんは一切迷わずインターホンを押す。
「はいはい。」
中から翠が出てきた。
詰んだ。
~降谷視点~
結局殺先生に諭され自分は帰路につくことになった。あの後鷹岡がどうなったのか気にはなるが先生を信じることにした。ただ1つきがかりなのは春菜。昔のこともある。
精神状態が不安定になっていたのは間違いない。
今からでも迎えに行こうとしたときにLINEが来てこれから茅野オススメのスイーツを食べにいくと来た。文字だけでは向こう側にいる春菜の現状は詳しく知ることはできないがひとまずスイーツを食べに行けるだけの元気があることが確認できたのはよかったことだ。
「春菜これからスイーツ食べに行くって夜は遅くなりそうだね。」
「そう、分かったわ。ほら湿布貼るからこっち来なさい。」
「はいはい。」
今、自分は紗良さんから怪我の治療を受けている。
「結構きついの貰ったのね。相当強かったのその体育教師。」
「実力があるのは間違いないだろ。ただ過程が気に入らなかった。案外僕自身も冷静じゃなかったのかも。」
「そうね。暴力教師、、、色々なことあったものね。」
少しあざ笑うような高さで話してくる。少しイラッときたが今はもうそこまでのエネルギーが残っていないので諦める。
「はい終わり。なるべく動かさないこと今日は店も臨時休業にするから休みなさい。
「はいはい。」
手に湿布を貼り終えた直後裏口のインターホンが鳴る。
「おかしいわね、発注した物は既に届いているから今日はもうなにも来ないはずだけど。」
「警察じゃないだろ。場所バレはしていないし。見てくる。」
自分は階段を登り扉を開ける。
そこにいたのはなぜか倉橋そしてみんな。奥の方で春菜がゴメンのジェスチャーをしているのが見える。ここで点と点が線で繋がる。
食べに来たのはうちの店だったのだ。
「え、なんで降谷くんがここに。」
茅野が驚いた様子で尋ねてくる。
「茅野が来たかった店がうちだったんだよ。まぁいらっしゃいませ。」
そう言って招き入れる。
「「「「あ、おじゃまします。」」」」
「いやーまさかここが降谷くんのお店だとは先生しりませんでした。」
最後尾にいた殺先生が声をかけてくる。
「まさかうちだとは、、、。」
「ところで少しサービスしてくれません?今月ちょっと、、、」
「いやだよ。」
「そ、そんな。」
今月金欠気味らしいがそんなの関係ないと切り捨てる。後ろで泣いているような声が聞こえたが無視だ。こっちも仕事だし。
自分はみんなが席に着いたのを確認すると棚からタバコと安物の中で1番度数の高い酒をコップにだ注ぎ込みタバコに火を付ける。
「降谷くんなにをやっているのですか未成年h」
案の定鼻の効く殺先生はタバコの煙に気がついて烈火のごとく説教を始める。自分はそんな先生をガン無視してグラスを先生の方に傾け中にタバコを入れる。すると引火して殺先生の体が火に包まれる。
しかし先生は音速に動きその勢いで火を消す。
「なるほど火を使った暗殺。即興ですが手際のよさ、そしてターゲットの特性をよく理解しています。しかし爪が甘かったですね。あと煙草もお酒も禁止です。」
「次からは気をつけます。」
「あら、随分大所帯じゃない。」
ここで紗良さんが戻ってくる。
「春菜の言っていた店、うちだったよ。」
簡潔に状況を説明する。
「ならちょうどいいわね。今日出す予定の分余っていたし。いらっしゃい。」
そこからはあらかじめ作っている分は3桁もないので1人2個でだけとう条件でみんなにスイーツを出した。
「このスイーツは降谷君が作っているの?」
「いや、スイーツは紗良さんがメインは僕が作っているよ。」
茅野からの問いに答える。この店は午後は喫茶夜はバーとしてやっている。
中でも紗良さんが作るスイーツは絶品らしく人気も高い。
「うっす。ただいま。」
裏口の扉から准が入ってくる。
「准!」
「え?だれ。」
突然の登場に周りがザワつく。
「同じ制服が一杯。こいつらお前が言ってた椚ヶ丘の連中か。へぇ。」
「えっとどちら様でしょうか。」
「あ、自己紹介遅れたね。俺は准。こいつの兄貴だ。」
「「「えええええ。」」」
准が私を指して紹介する。
「僕の兄貴です。」
「きょ、兄弟がいたんだ。」
みんなから驚きの声が上がる。
「こら、くだらない嘘をつかないの。」
私と准は春菜ちゃんにお盆で頭を叩かれる。
「いいじゃねぇかよちょっとくらい。」
准が春菜ちゃんに文句を言うけど春菜ちゃんはそれを無視して正しい情報を話す。
「ごめんね。翠と准は兄弟じゃないよ。私たちは翠、紗良さん、私、そして准の4人で暮らしているの。」
「そうなんだ。」
「そう。」
春菜ちゃんと渚くんが話している。心なしか春菜ちゃん嬉しそう。
「みんな帰っちゃったね。」
私が春菜ちゃんに話しかける。今日は一杯はしゃいだ。准はカルマくんと気があったらしくカルマくんと一緒にイタズラをしたりしていた。
他には何人かで翠の部屋に入って翠の勉強量に驚いていた。
翠はみんなに追いつくために一生懸命やってた。本人は後で知ったら怒るだろうけど知ってほしいと思ったから見せた。
「ほら片付けるよ。」
下から紗良さんの声が聞こえてくる。お皿はみんなも運んでくれたけど私たちには掃除が残っている。
楽しい時間の後に残るのは静けさと少しの孤独感だ。