話せることを探しましたが見つかりませんでした。
それでは本編をどうぞ。
窓から差し込む朝日で目が覚める。今日も晴れらしい。
「んんんんんー」
布団から出て体を伸ばす。背骨がゴキゴキと鳴る。 痛い、、、
「ふぅ、おはよう。紗良さん。」
支度をしてキッチンに行くと紗良さんが立っていた。
「おはよう。悪いんだけど春菜ちゃん、起こしてきてあげてまだ寝ているみたいだから。朝ご飯は作っておくから。」
「またか、、あいつが朝に弱いのはホントに直らないな。はは、分かったよ。じゃあよろしくね。」
そう言って春菜の部屋に向かう。
「おーい!おきろー。朝だぞ。遅刻していいのか?」
「やだぁ、まだ寝るー。」
「、、、、、仕方ない。」
自分は孫の手を取りだして彼女の足の裏をくすぐる。
「わははは、や、やめてーー」
ようやく起きたみたいだ。
「はえ?」
「朝だ。ほらさっさと支度しな」
「ふぁい。」
どうやらまだ寝ぼけているようだ。
「戻るぞ。」
そう言って部屋をでた。
しばらくしたら支度を終えて春菜がでてきた。
「ごめーん。また寝坊しちゃった。今度から気をつけてね。」
「お前、それ何回目だと思ってるの?」
「そうね、もう毎朝言ってるわよ。」
自分と紗良さんが続けて言う。
「うぅぅ。はい、、」
春菜が反省したような表情を見せる。でもまた明日やるだろう。なんたってこの会話はもう何年も繰り返しているからだ。
「まぁ、そのへんにして食べよ。冷めちゃう前にさ、ね?」
春菜は強引に話を終わらせた。
「「いただきます」」
自分たちは朝ご飯を食べながらニュースを見る。内容は最近話題のスイーツだ。
「わーおいしそう。ねぇ、今度連れてってよ。」
春菜が自分にねだる。
「今度な、」
自分は軽くあしらう。
「ごちそうさま」
自分はそう言って家を出る準備を始める。
「え?ちょ、待って、待ってよ!」
自分の姿を見て春菜が焦り始める。
「焦らなくてもいいよ。どっちみちクラスに関係を知られる訳にはいかないから時間をずらすんだし。」
「あ!そっか、じゃあ先に行ってて。じゃあ向こうで。いってらっしゃい。」
「いってきます。」
扉に手をかけて家をでた。
~昼休み~
それぞれがグループを作って食べ始める。そんな中自分は1人で校舎の屋根で食べてる。そこにやつが飛んできた。
「どうですか?君が来てから数日が経ちましたがクラスになれましたか?」
話しかけてきた。暗殺を考えるがその考えはすぐに消える。先生はしっかりナイフの間合いの外にいる。そもそもむりな話だ。話に応じる。
「まぁ、ぼちぼちですかね?」
「そうですかね?私から見たらまだまだですよ。君はクラスのほとんどを信用していませんね?」
「できるわけがないだろ。いつ裏切るか分からない。当然警戒するさ。まだ、信用した訳ではない。」
「ですが、君の警戒が原因で君はクラスとの間に壁ができてしまっている。君が人を信用できないのは分かります。ですが、彼らは君を裏切らない。どうか信じてあげてください。」
先生はそう言った。
「、、、、」
「にしても雰囲気が変わりましたね~。数日前は穏やかだった雰囲気が今は少しピリピリしている。何かありましたか?」
先生は自分にそう言ってきた。心当たりがあるとするならこの前の茅野の1件か、、
「いや、特に、何でもありませんよ。ただ、あんたを殺す算段をつけていただけだからね。」
自分はそう誤魔化した。
「そうですかそうですか。ではそろそろ時間ですね。」
「?何の?昼休みが終わるにはまだ早いよ。」
「いいえ、今日は午後から全校集会なのでそろそろ行かなくては、、、、」
先生は少し暗い表情で言った。
「いつものやつか、、、」
「ええ、いつものやつです。しかし、彼らはこんな中で立派に生きている。必要なのは場所ではなくそこで何をするかなのです。」
先生がそう言った。
「あ、そんなところにいたの?おーい」
下から渚の声が聞こえた。
「ふぅ、じゃあ行ってくるわ。」
「はい、いってらっしゃい。」
「ところで先生は来ないの?」
「烏間先生に目立つからダメだと、、シクシク」
先生は泣きながらそう言った。
(まぁ、そりゃそうか、、)
自分は屋根から降りてみんなに着いていった。
椚ヶ丘中学校の全校集会は午後からある。そのためE組の生徒は昼休み返上で山を下って本校舎へ向かわなくてはならない。
「なぁ、渚。お前転校生と中がいいけど大丈夫なのか?」
杉野君が聞いてきた。
「あぁ、うん。大丈夫だよ。翠君は不良じゃないし。」
「でも、いつも無口で視線もこわいしよぉ、、、」
「なぁ?茅野はどう思っているの?」
杉野は近くにいた茅野に声をかけた。
「降谷君?悪い人じゃないよ。実はこの前困っているところを助けてもらったし、、」
「へーでもそれは上っ面だけじゃないのかなぁ?」
どうやら杉野君はまだうたがっているみたいだ。
「多分、人見知りじゃないかなぁ?話したら面白し、、じゃあ今日一緒に帰ろうよ。そうしたら分かるよ。ね?」
「あ、ぁ」
杉野君は弱々しいけど納得してくれた。
本校舎はもうすぐだ。
本校舎に着いた。みんな完全にバテている。まぁ、むりもないか。普通の道ならともかくこの山道を1kmだもんな。
「み、みんな疲れているだろうけど急いで並ぼう。」
そう声をかけたのは委員長の磯貝だった。
「「「は、はい」」」
みんなは力なく返事をした。
並んでいると周りがクスクス笑う。なるほど、このとき自分は初めてこのE組制度の意味を理解した。みんながこうなるのを嫌がるからだ。
今の惨めな姿に、、。
細い眼鏡をかけた生徒とデブでニキビのあるいかにも頭が悪そうな2人組が渚に絡んでいた。耳をすますと
「山からお疲れ様~」
など明らかにバカにしていた。
「みなさんは全国から選ばれたエリートです。この校長が保証しましょう。しかし、怠けてばかりいるとどうしようもない人になってしまいますよー」
校長は延々とこの話をしていた。気分が悪い。こっちだと滅多なことでイライラしない自分がイライラしている。それに拍車をかけたのは生徒会の時だった。
「えーお手元の資料をご覧ください。、、、、
生徒会という奴らが勝手に話を進める。ここで委員長の磯貝が
「すみません。僕らもらってません!」
そう声を上げた。しかし、回答は
「あぁ?すっみません~wE組の分忘れてしまいました~。でもほらーE組って記憶力も鍛えた方がいいとおもうんで~」
一切悪気がない。純粋な冗談でまるでさも当たり前かのようにあいつは言い放った。
もう、出てやる。そう決めてでようとしたその時体育館に突風が吹き始める。
それと同時に自分たちの手元には資料があった。
「問題ありませんねぇ~”手書きのコピー”があるので。」
みんなは提供元を見るとニコリと笑った。
「あ、大丈夫です。資料見つかりました。」
磯貝が報告すると生徒会のやつは少しだけとりみだしながら
「え?だ、誰だよ笑いどころ潰した奴、、」
と言った。そいつはすぐに失言に気づいて
「あ、、で、では報告を続けます。」
と言った。
集会が終わって帰る用意をしているとまた渚にさっきの2人組が絡んでいた。
その2人はやれ
「集会中に笑うな。」
(いや、お前らの方がもっと笑っていたし。)
やれ
「かわいい女といちゃつくな。」
(醜い嫉妬じゃねぇか。)
やれ
「E組は常に下を向いていればいい。」
などふざけた発言ばっかりしていた。
流石にこれには自分も烏間先生もカチンときて止めようとしたら殺先生に止められた。
「まぁ、2人とも見ててください。私の生徒はこんなものに屈したりはしませんから」
そう諭され大人しく見ていることにした。
しばらく見ているとさっきの内の1人が渚の襟を掴んで
「殺すぞ!」
と脅した。
すると渚はおじけづくことなく
「殺す?本当に殺そうとしたことないくせに。」
言い放った。その言葉には強い殺気が込められていた。
(なんだ?!今のは、、、渚、、、まさか、、、)
すると渚はこっちに気づいて寄ってきて
「待たせてごめんね。帰ろうか。」
一切殺気を感じさせずに言った。
もしかしたら渚はとんでもないモノを持っているのかもしれない。
誤字脱字等がありましたら教えてくださると幸いです。