次の日一誠は目が覚めた。また夢でも見たのかと思ったがふととなりを見ると学園2大お姉さまのリアスグレモリーが裸で寝ていた。これには一誠も驚き何がどうなってるのかとあたふたしていたらリアスが起きた。
「おはよう一誠。」
「これは夢の続きかなにかで?」
「全て現実よ。あなたが体験したことも全部ね。兵藤一誠君。」
エピソード3 ルシの使命
朝
駒王学園に登校する一誠の横には赤い髪が特徴のグレモリー家次期当主リアスグレモリーがいた。それを見ていた松田と元浜はこの世の終わりのような顔で石像と化していた。
それからリアスとは放課後に使いをよこすと言われ別れた。
そして放課後
今日は主に質問攻めにあっていた一誠は疲れきっており机に突っ伏していた。すると
「兵藤一誠君はいるかな?」
一人のイケメンが教室にいた女子に話しかける。その女子は顔を赤くし、兵藤一誠のところを指差していた。イケメンは一誠のところまでくると話しかけた。
「君が兵藤一誠君かな?僕は木場祐斗。リアス部長の使いできた。ついてきてくれないかな?」
一誠はリアスの名で反応しうなずくと木場についていった。教室内では女子たちが騒いでいたが2つの視線は怪しげな笑みを浮かべていた。その視線に気づくものはいなかった。
旧校舎オカルト研究部
リアス達が活動するオカルト研究部。その部室にやって来た兵藤一誠。彼の目にする先にはこの学園でも名高い人達だった。
「ようこそ一誠。歓迎するわ。悪魔としてね。」
するとオカルト研究部のみんなは背中から黒い翼をだした。それを見て驚愕する一誠。しかし彼はさらに驚くことになる。
「まずは紹介するわ。私は3年オカルト研究部部長のリアスグレモリー。グレモリー家次期当主で彼女らの主よ。そして隣が3年副部長の姫島朱乃。そのとなりにいるのは1年の塔城子猫。そして彼は2年の木場祐斗。みんな悪魔であり私の下僕よ。そしてあなたもね。」
突然の悪魔発言に頭がついていけないはずなのに何故か納得する一誠。そんな自分に違和感を感じていた。それを察してかリアスは話はじめる。
「一誠あなたは何か違和感を感じている。そうでしょ?」
「!?はい。たしかに最近不可解なことがあってのこともあると思うんですけどなんかこぅ前から知っていたようなそんな感じが・・・・」
一誠はリアスに答えを求める。
「そうね。 その疑問の答えを言う前に悪魔の今の状況だとか歴史を話すわ。」
そしてリアスは語り出す。天界にいる神と天使、地獄の領土を取り合う悪魔と堕天使の関係。この3つの争い、そしてクリスタルの神話を。それを聞いても尚納得してしまう一誠。リアスは続けて話す。
「この世界の学校というシステムは一誠が知っている通り学問の神アースが作ったもの。これは昨日の夜お父様から聞いたことなんだけども学校の原初。つまり学校が初めてできた場所はここ駒王学園なのよ。そして世界中に学校を作った神アースはこの学園のどこかで眠っているとも言っていた。」
一誠はその事実に変な気持ちになっていた。自分の感じている違和感。始まりの学校がこことしって自慢したくなるほどの気持ちなのに同時にそこしれぬ恐怖をしている自分。そして一つ疑問が出てきた。
「あれ?たしか悪魔って神が関与している教会とかには入ったらダメなんすよね?」
一誠が疑問に思うのは当然だ。なぜならこの学校も神が作ったものであり、神が眠っているなら尚更である。
「学校は例外よ。っていうより神の種類が違うの。神話だとこの世界の外側からやって来た万能の神ブーニベルゼが学問の神アースを創ったとされているわ。つまりこの世界の神じゃないの。それに現にこうして大丈夫だしね。」
一誠はとりあえず納得したようだ。だがその納得も始めに疑問になってることなのだが。
「あなたは堕天使に殺された。その記憶はあるでしょ?」
一誠はそれを聞いてビクッとなるもはいと答えた。
「そのあとあなたを私が悪魔として転生させたのよ。このイービルピースというのを使ってね。そしてあなたは悪魔となった。でもそれだと今のあなたの違和感にはたどり着けない。そしてあなたの違和感の最たる原因。それは」
「それは?」
一誠は息をのむ。
「一誠。右腕をみなさい。服をめくって」
一誠は言われた通りにめくる。すると一誠の腕になにかしら紋章が刻まれていた。
「なっなんだこりゃー!!」
一誠は擦ったりしてなんとか消そうとするが無意味だった。
「それはルシの烙印よ。おそらくその紋章の形はこの学園のだわ。あなたは私が悪魔として転生させたあとこの学園のファルシに出会い、ルシに選ばれてしまった。そのせいであなたは神話や歴史について何か見たのだと思うわ。私もルシについては詳しくしらないの。ただルシに選ばれたものはファルシから使命を与えられるというのをどっかで聞いた覚えがあるんだけどあまり覚えてないわ。ただあなたをルシに選んだファルシなら心当たりがあるわ。よくも私の可愛い下僕を勝手にルシにしてくれたわね。後でいくわよ。」
リアスはオカルト研究部全員にアイコンタクトをとった。それに全員は真剣な眼差しで頷くのだった。それほどファルシというのは危険な相手なのである。
「それと一誠に言っておくわ。あなたの体にはもう一つ理由があるの。」
「まだあったんすか?」
一誠はルシにされたことがショックなのかまだ秘密があったことに驚く。
「ルシの烙印だけなら魔法が使えるようになるくらいで堕天使に狙われる心配はないのだけれどあなたの体の中には神器と呼ばれるものが入ってるの。それのせいであなたはねらわれた。」
それから一誠はリアスの指示通りに神器を発動させて左手に赤い籠手をまとった。
これがルシと赤龍帝の運命を背負った兵藤一誠の伝説の始まりなのだった。