あいりすミスティリア 〜少女達の秘跡と仮面の軌跡〜   作:Krescent

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主人公の使用武器

R武器
渾棒・ネメア
棒とは振れば剣、払えば矛、突けば槍と
幅広い使い方がある万能武器だ。
ただの棒だってナメるなよ。

SR武器
破棍・ヴァナルガンド
滅茶苦茶硬いゴーレムの希少素材を
ふんだんに使った魔狼の名を持つ棍棒だ。
この力で俺達に立ち塞がる全てを破壊してやる!

SSR武器
生死魂・ダグザ
この武器と、俺の命と
あの"力"に改めて誓おう。
奪われてしまった生命の分
いや、それ以上の生命を守り
世界を救ってみせる!!

EX武器
次元箱・ライドブッカー
無限のエネルギーを生み出す
クラインの壷に通じていて
切ってよし、撃ってよしの
万能武器にもなるカードホルダーだ。
これが無いと変身も出来なくなるから
奪われないように注意しろ。

クリスちゃんの絵のスリーブを
衝動買いしてしまいました。
人生で初めてスリーブを買ったので実質初投稿です。


俺と彼女とドライバー

襲ってきたモンスター達と

戦闘を始めた俺たち《アイリス》。

そしてその戦闘中に種子を宿したモンスターが

混じっている事にユーが気が付いた。

 

「ハッ!あの中に種子を持ったモンスターがいます!!」

 

という事で俺たち《アイリス》は種子を

回収する為に種子持ち、村人達の護衛

群れの掃討と手分けして戦う事になった。

 

ツカサside

 

こいつ強いな。

流石は種子持ちといったところか。

種子を宿したモンスターと対峙するのは俺

アシュリー、パティ、ラウラ、クルチャの5人。

村人達の護衛に就いているのが

クリス、クレア、ティセ、ファム、エルミナ。

残りのメンバーがそれぞれ群れの掃討に当たっている。

あ、冥王とユーは村人M、精霊Uとして

村人達と一緒にいるからな。

 

「唸れ!疾風の刃」スパッ!

 

「全力です!!」ドゴン!!

 

「本気、出す!」シャキン!

 

「フレー!フレー!み・ん・な!!」キラーン☆

 

「フッ!!」バコン!!

 

「スラーーーー!?」

 

確かに強いが予想より下ってところか。

そう考えて周りの様子を少しだけ見てみたのだが

遊撃隊として空からのブレスや苦無や煙幕で

ベア先生とソフィとシャロが全体を撹乱しつつ

ウィルが魅了の歌で敵を魅了したところで

イリーナとポリンとセシルが

弾丸や薬品、精霊魔術で焼き払い。

そしてまた別の所ではフランの踊りで

敵を惹きつけ、その隙を逃さず

ヴァレリアとコトが息のあったコンビネーションで

翻弄したところをラディが

魔術で薙ぎ払うといった光景が繰り広げられており

このままいけば勝てると思っていた次の瞬間。

 

「"スラーーーーーー!!!!!"」

 

スライムが突然大声をあげ

全身に幾何学模様が走ったと思うと

()()()()()に覆われていったのだ。

 

「な...な、何ですかアレはーーー!」

 

〈冥王side〉

《メイオウアイ、発動!》

※説明しよう!!

メイオウアイとは魔力などのエネルギーの流れを

読み取る事が出来る分析眼である!

 

「何か分かりましたか!?冥王様!?」

 

どうやら体内の種子とは別に

何やら別の力が流れている事が読み取れた。

 

《どうやら種子とは別の力が働いているみたい》

 

「種子とは別の力?それは一体?」

 

『☆¥%#○*×〆$♪!!!』

ブゥンッ!!!!!!ドゴーーーン!!!

 

「ってそんなことよりあの怪物と

戦っているツカサ君達がピンチです!!」

 

その時俯いていたクリスが顔を上げたとおもうと

ツカサ達の所へといきなり走り出した。

 

「ちょ!?クリスさん!?」

 

()()が必ず必要になる筈...!

無事でいて...ツカサ君...!」

______________________________

 

〈ツカサside〉

なんでこの世界に()()()()がいる!?

そんな驚愕を隠せなかった俺に

この()()()()へと流れ着く直前。

友と交わした最後の会話が蘇った。

 

幾つもの地球が浮かぶ白き世界

 

新たな世界へと巻き戻る中

 

友はある頼み事をした

 

俺はそれを受け入れた

 

そしてこの世界へと

流れ着いた俺は彼女と出会った。

 

_______________________________

 

「まさかこれが()()()が言っていた...。」

 

そうして考え込んでいたところ

緊迫した声が聞こえた。

 

「みんな!避けて!」

 

『☆¥%#○*×〆$♪!!!』

ブゥンッ!!!!!!ドゴーーーン!!!

 

「キャーー!?クルちゃんピーーーンチ!?」

 

そんな切羽詰まったラウラの言葉に我に返った

俺は前に出過ぎていたクルチャを

ギリギリのタイミングで助けた後

彼女達へと聞こえるように大声をあげ

懐から取り出したライドブッカーによる

銃撃で牽制を始めた。

 

「お前ら!こいつに触れられないように注意しろ!」

 

すると腕の中のクルチャが

こいつが何者かを聞いてきた。

 

「ツカサ君!こいつが何なのか知ってるんですか!?

それにその武器?はなんですか!?」

 

「あぁ、こいつはバグスター!

簡単に言えば病気を引き起こすウイルスだ!

それとコイツに関しては後だ!」

 

「なんで、ツカサが知ってるの?」

 

「だから詳しい話は後あと!今はとにかく避け続けろ!」

 

「ツカサ!避け続けるのには何か

理由があるのですか!?」

 

「さっきも言ったがコイツはウイルス!

触れられると感染する!

それに多分...もうそろそろあいつが来る。」

 

「アイツ...?一体どういう事ですかツカサさん!?」

 

※この間も彼らは避け続けています

 

「コイツを倒すには()()()が必要なんだよ!」

 

そうして時間稼ぎをし続けていた

俺たちのもとへと漸く()()が到着した。

 

「ツカサ君!!これを!!」

 

そう叫ぶ彼女...クリスが掲げる手には

マゼンタ色をした物体があった。

 

「良いタイミングだ!クリス!」

 

その物体...ネオディケイドライバーを目にした俺は

すまん!少しの間だけ持ち堪えてくれ!と

アシュ達へ伝え、急いで彼女の元へと走り

辿り着いた俺へクリスが話しかけてきた。

その顔はとても悲痛な表情で。

 

「ツカサ君、どうしても戦うのですね...。」

 

「あぁ、それが俺のやるべき事だから。」

 

「でも...その力は()()()()()完全では無かった筈...。」

 

片手を胸に置きながら泣きそうな顔で言う

彼女の手の中のネオディケイドライバーには

通りすがりが持つオリジナルとは決定的な違いがあった。

それは他のライダー達の力を引き出す為に必要な

()()()()()()()()()

ディケイドのものも含め、刻まれていなかったのだ。

 

「それでも俺は後悔してないさ。

お前を救う事が出来たから。」

 

「ツカサ君...。」

 

「だから俺は戦う。()()()との約束のため。

今度こそ、本当の()()()()()()になる為に...!」

 

クリスの手にあったネオディケイドライバーを

腰に宛てがうと自動で装着された後

ライドブッカーから1枚のカードが飛び出した。

それは辛うじて輪郭が分かるものの

絵柄や名前が消え失せたカードだった。

 

「やっぱり駄目か...。だけど!」

 

俺はそのカードを仕舞うとライドブッカーから

1枚のカードを取り出しドライバーへ装填した。

そして戦場へと高らかに響く音声。

 

ATTACK RIDE:SLASH

 

「お前ら待たせたな!ここからは俺に任せろ!」

 

そうして俺はスライムが変貌した

バグスターユニオンへと立ち向かっていった。

 

 




平成ライダー・タロットカード

________________________________
No.0ディケイド:愚者
正位置:自由な旅人
逆位置:激情を振るう愚か者
「俺は既に究極を超えている...!」

No.1龍騎:魔術師
正位置:新たなる可能性
逆位置:道に迷い自身を見失う
「折れたッ!?」

No.2ファム:女教皇
正位置:聡明な知性
逆位置:繰り返される犯罪
「やった♪」

No.3女帝:ツクヨミ
正位置:豊かな未来
逆位置:感情に呑まれる
「貴方のような...王はいらない!!」

No.4カブト:皇帝
正位置:天の道を行く強き意志
逆位置:傲岸不遜による孤立
「俺が正義だ。」

No.5響鬼:法王
正位置:尊敬出来る師匠
逆位置:お節介による反感
「鍛えたりなきゃ、鍛えるだけ。」

No.6キバ:恋人
正位置:血と音楽という深い絆
逆位置:縁を断ち切る
「人は...音楽と同じ。」

No.7W:戦車
正位置:完璧なバランス
逆位置:決断出来ない
「「さぁ、お前の罪を数えろ!!」」

No.8ドライブ:正義
正位置:公正な判断
逆位置:自信喪失による怠惰
「脳細胞が、トップギアだぜ!」

No.9ブレイド:隠者
正位置:孤独でも運命へ抗う
逆位置:思い込みによる誤解
(OMO)オンドゥルウラギッタンディスカ!!

No.10フォーゼ:運命の輪
正位置:結束による運命の変化
逆位置:すれ違うままに別れる
「宇宙ゥゥゥキタァーーーーー!!!!!」

もう半分は次回。

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