あいりすミスティリア 〜少女達の秘跡と仮面の軌跡〜   作:Krescent

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それは既に過ぎ去りて
終わってしまった物語。


第1章「聖印を抱きjumping!!」
幻のnightmare


世界を揺るがす程の轟音がした。

 

その音で目を覚ました

私の目に入ってきたのは

粉々に砕けた私の大事な後輩の手甲。

 

(これは!?一体何が起こっているの?

それにこの場所は一体?)

 

次に私の目に映ったのは

採石場のような場所に

アイリス達の武具が散らばっていた。

汚れた甲冑と折れた剣

折れた杖と裂けたトンガリ帽子

持ち手が折れ刃先が砕けた戦斧

地に落ちたホワイトプリムと折れたクナイが

少し離れた所に転がっており。

 

更には折れた刀と落ちた棒付き飴

真っ二つになった巨大な盾

ズタズタにされたケープと扇

粉々になった沢山のフラスコに先端が砕けた杖

千切れたキャンパスに折れた絵筆に

半分になった炭化した杖が見えた。

 

(そんな!それに先程から続くこの轟音はこの先から

聞こえてくる…ならこの惨状の原因もこの先にいる筈)

 

そうして先へと進む私の目に

次々と入ってくる他の仲間達の武具

落ちた矢筒と弦の切れた弓

落ちた帽子の近くにある壊れた銃に

千切れた赤いスカーフに土に塗れた鉈

中身が散らばったバッグに折れたダガー

バラバラになった薬草鞄に折れたロッド

破れたブレザーに砕けたペンデュラム

穂先の砕けた槍

折れたハープと落ちた額飾り。

 

(また轟音…これが、世界の終わり…?)

 

更に先へと進むと

折れた旗に割れたティアラ

それに砕けたティアラとズタズタにされた本が

重なるように落ちており

千切れた帽子に折れたサーベル

そして砕けたハンマーの近くには

白い羽根が散らばっていた。

 

(皆はどこに?それにツカサ君に冥王様もいない…あれ?ツカサ君って()()()()()()《アイリス》達は2()4()()の筈。)

 

すぐ近くで爆発音が聞こえた

どうやら爆心地はすぐ近くのようだ。

 

(これは……はっ!今は急がないと!

冥王様…皆…どうか……無事で…。)

____________________________________

 

そうしてたどり着いた

私の目に映ったのは

マゼンタ色に輝く人形(ひとがた)と戦い合う

黒いモヤに包まれた人形。

そしてその少し離れたところに

倒れていたのは白い粒子が立ちのぼり

消えかけているユーさんだった。

 

「ユーさん!?」

 

「あ…クリ…ス…さん……。」

 

どうやら意識を保つのが

難しくなってきているらしい。

すぐに神聖魔術で治療をしようとしたのだが

 

「どうして…どうして!?()()()()()()()()()!!」

 

「アハハ……やっぱり…ダメ…でしたか……。」

 

そう言った彼女はそのまま

1枚の真っ白なカードへと姿を変えた。

 

その時だ。

私が来た頃から

沈黙を保っていた2つの異形が

お互いへ向けて走り出したのだ。

その拳にはマゼンタ色の光と

黒い靄を纏っており決着をつけようとしているのが容易に見てとれた。

 

「駄目!2人が戦ったら世界がー!!」

 

そして2つの拳がぶつかり合い

世界が白く染まっていった…。

 

____________________________________

ここは聖樹協会本部にある

 

 

「ハッ!ハァー!ハァー!……今のは…夢…?

あれ?どんな夢を見たのか…思い…出せない。

でも凄く…悲しい夢だったような…。」

 

その時彼女の瞳から一筋の涙が流れた。

 

「あれ?…どうして…涙が……

あぁ、ツカサ君、ツカサ君…会いたい。」

 

___________________________________

 

ごめんな。○○○

 

『悪い、俺はお前の家臣にはなれない。』

 

『う〜ん、じゃあ!家臣じゃなくていいからさ!俺の相談役兼友達になってよ!それならいいでしょ!』

 

『ハァー。お前ってほんと物好きだよな。』

 

『へへーん!だって俺は、王様になる男だからね!!』

 

俺とお前は最初の出会いから仕組まれていたんだから。

 

『ハハハハハハハハッ!!』

 

光弾を放つアナザー○○○

 

□□□も◇◇◇もいなくなっちまった。

 

だから...俺は......。

 

ガッ!!!!!

 

『貴様!?』

 

『△△△ッ!!!!!』

 

止めるしかなかった。俺が。

 

『なんで!なんで△△△が!』

 

マスクが割れる、どうでもいい。

ベルトに罅が入る、どうでもいい。

こいつを助けられるのなら。

 

『なぁ○○○、人を助けるのが☆☆☆なんだろ?』

 

そうだ。最期に聞きたいことがあったんだ。

 

『俺もなれたかな?()()()()()()に。』

お前の友達に。

 

そこで俺の意識は消えた。

 

今でもその時の夢を見る。

 

俺の世界が終わったあの時を...。

 

 




これは主人公が彼女達《アイリス》と
そして冥王に出会わなかった世界で
自分は破壊する事しか出来ないと
全てを諦めて(受け入れて)彼は破壊者となってしまった。
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