新生IS<インフィニット・ストラトス>~英雄達集う~   作:武御雷参型

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タイトル詐欺に近いようで遠い様な感じをしている武御雷参型です。

最新話です。


第六話~災難と決闘申し出

翌日、キラ達はその日の講義に追われていた。

 

「--------であるからして、ISの基本的な運用にはそれなりの国家の認証が必要となり、もし、枠内を脱したISを運用した場合は厳しく罰せられる程です。一番重い刑罰は銃殺刑で-------」

 

教科書をスラスラと読んでいく山田先生。1年1組の生徒達は授業を真剣に受けていた………否、一人の生徒が頭をチンプンカプンになっていた。

その生徒こそが、この世界で四人の男性操縦者であり、一番最初の男性操縦者である織斑一夏であった。

 

「な、何かな?」

 

一夏は、隣に座っている女子生徒を見た。女子生徒はそれに驚きながら、一夏に尋ねた。

 

「い、いや。すまない。なんでもないんだ……」

 

一夏はそう言って、話をはぐらかした。

 

「そ、そう………」

 

女子生徒もそれに安心したのかそう答えた。

 

「織斑君、なにかわからないことはありませんか?」

 

すると、一夏と女子生徒のやり取りを見付けた山田先生が一夏に尋ねてきた。

 

「あ、えっと………」

 

一夏はどうしようかと迷って、言葉を捜していた。

 

「何か判らないことがあったら、言ってくださいね?」

 

山田先生は体系には似合わない胸を張った。

 

「胸の事は言わないで下さい⁉」

 

山田先生は天上に向けて叫んだ。それをみたクラス中の生徒達は目が点になる。これにはキラ達も例外ではなかった。

 

「先生っ‼」

 

一夏は何かを決心したかのか、手をピシッと上げた。

 

「ハッ⁉ な、何ですか、織斑君?」

 

山田先生は一夏の質問に喜ぶが、この後に来る言葉に呆然となる。

 

「全部判りませんっ‼」

 

この言葉に、クラス中の生徒がずっこける。逆にキラ達は頭を抱える。というか、呆れていた。

 

「織斑、入学前に届いた参考書はどうした?」

 

フリーズ状態の山田先生に変わり、織斑先生が一夏に尋ねる。しかし、その手には宝剣“出席簿”を手で叩きながらであった。

 

「古い電話帳と間違えて捨ててしまいました」

 

一夏がそう言った瞬間、一夏の頭に千冬の宝剣が斬りかかる。

 

「必読と書いてあっただろうが、この馬鹿者‼ ハァ~……ヤマト、アラスカ条約第四章、IS運用規定について述べろ」

 

織斑先生は、キラにそう命じた。

 

「はい。IS運用規定、通称アラスカ条約と呼ばれる物ですが、条約にはISの開発情報の開示と共有が命じられています。また、ISの開発の為に超国家研究機関の設立並びに軍事運用を禁止しています」

 

キラは、教科書を見ずにスラスラと答えていく。

 

「よかろう。では、ザラ。ISのコアの性質について述べろ」

 

今度は、アスランに命じた。

 

「はい。現在世界中に配備されているISは467機で、その全てのコアの製作者は篠ノ之束博士です。しかし、コア製作については完全なブラックボックスとなっており、未だにどの国家もISコアの製作が出来ていません。また、博士は一定のコア製作を拒否されており、世界各国の企業などはそれぞれに割り振られたコアでISを開発、製作しています」

 

アスランも教科書を見ずにスラスラと答えていく。

 

「いいだろう。さて判ったか、織斑? これを一週間の内に覚えるように」

 

織斑先生は一夏にそう言った。

 

「一週間っ⁉ 無理です‼」

 

一夏は織斑先生に反抗した。

 

「やれと言っている。貴様に拒否権など無い」

 

「うへぇ…………」

 

織斑先生はそう言って、拒否権を消し、一夏はゲンナリとする。

 

「織斑、貴様は“自分が臨んでここにいるわけでは無い”と考えたな?」

 

「…………」

 

「望む望まずに関係なく、人間は集団の中で生きなくてはならない。それすら受け入れられずに放棄しようと言うなら、人間である事や他人と関わる事を辞めてしまうことだな」

 

だが、それだけでは終わらず織斑先生からの追い討ちが続き、一夏は項垂れつつも、“現実逃避するな”と遠まわしに告げられる。

 

それが終わった時、見計らったかの様にチャイムが鳴って授業が終了した。

 

 

 

 

 

「一夏、勉強はしておかないといけないよ?」

 

キラは授業が終わると同時に一夏の所に向かい、そう言う。

 

「しかし、そんなことを言われてもあれだけの量を一週間で覚えるのは無謀だろ?」

 

一夏はキラにそう愚痴る。

 

「何言ってんだ? あれだけの量だったら二、三日で覚えられるだろ?」

 

シンは一夏にそう言った。

 

「いやいや、無理だから。それはお前達だから出来ることだろう?」

 

一夏はシンの言葉に対して反論する。

 

「無理だ無理だと言っていたら、本当に無理にしか思えなくなるぞ」

 

アスランが一夏に対して宥めながら言う。

 

「ちょっと、よろしくて?」

 

すると、キラ達の横から声がした。

 

「へっ?」

 

「はい?」

 

「んっ?」

 

「⁇」

 

上から、一夏、キラ、アスラン、シンの順番で変な声で反応した。

 

「何ですか、その返事は⁉ わたくしから声を掛けられるなんて、喜ばしい事なのにそれ相当の態度ってものがありませんって事?」

 

女子生徒はいかにも今の女子。即ち、女尊男卑に染まってしまった女子生徒であった。

 

「悪いな、俺は君が誰かなんて知らない」

 

一夏はその女子生徒にそう言う。

 

「わたくしを知らないっ⁉ このセシリア・オルコットを‼ イギリス代表候補生にして、入試試験において主席のわたくしを⁉」

 

セシリアは胸に手を置きながらそう言った。

 

「なぁ、質問良いか?」

 

すると、一夏がセシリアにそう尋ねた。

 

「ええ、下々の要求に答えるのも貴族の務めですわ。よろしくてよ」

 

セシリアは一夏にそう言った。

 

「そうか。なら、代表候補生ってなんだ?」

 

一夏がそう言った瞬間、クラス中がずっこけた。なんかこれって、デジャヴ。

キラは、頭を掻いており、アスランは頭に手を置き呆れて、シンは呆然としていた。

 

「あ、あ、あ………」

 

セシリアは言葉に出来ないのか『あ』を連発して言っていた。

 

「あ?」

 

一夏は、頭を傾げる。キラ達はもう呆れて言葉も出ない様だった。

 

「貴方っ⁉ 本当に仰っていますの⁉」

 

セシリアは凄い剣幕で一夏に詰め寄る。

 

「おう。知らん」

 

一夏はそう正直に言った。

 

「一夏、代表候補生ってのはね、その国の代表の候補生って事だよ」

 

「読んで字の如くだな」

 

「それ自体も教科書に書いているはずだぞ」

 

上からキラ、アスラン、シンの順番で一夏にそう説明する。

 

「そう言われてみれば、そうだな。って、シン……教科書の無い人間にそれを言われても判らないんだが……」

 

一夏は納得したが、シンの言葉に噛み付く。

 

「そりゃ、そうだろうな。事実、一夏には教科書がないんだし」

 

「(否定できねぇ……)」

 

シンは一夏にそう言うと、一夏は「ぐぬぬぬ」と言って言葉も出ない感じであった。

 

「何時までそうしていますの?」

 

セシリアの肩がプルプルと震えていた。

 

「ん? ああ、すまない。君の事を忘れていた」

 

アスランがセシリアの方を向いて正直に言う。

 

「まぁ、良いですわ。本来ならわたくしのようなエリートから声を掛けられるなんて滅多にありませんしね」

 

セシリアは胸に手を置きながら言った。

 

「そうか。それはラッキーだ」

 

「凄いねぇ~」

 

「………」

 

「で?」

 

上から一夏、キラ、アスラン、シンの順番で言った。

 

「バカにしていますの?」

 

セシリアは我慢ならずにキラ達に言う。

 

「そんな事は無いけど…」

 

「「「そんなつもりは無い………ごめん、やっぱりあったわwwww」」」

 

一夏はセシリアにそう言うが、キラ達は見事にハマりながら言った。

 

「(プチッ)ふ、ふん‼ まぁでも、わたくしは優秀ですから、貴方方のような人間にでも優しくしてあげますわよ?」

 

セシリアはまた手を胸に置きながら言った。

 

「それに、入試で唯一教官を撃墜させたエリート中のエリートですから、ISのことで判らないこと

がありましたら、まぁ、泣いて頼まれたら教えますことよ」

 

セシリアは唯一のところを強調して言った。

 

「ん、待てよ? 入試ってISを動かすことか?」

 

一夏は疑問になったことを尋ねる。

 

「それ以外に何がありますの?」

 

セシリアは一夏の質問にそう答える。

 

「あれ? 俺も倒したぞ、教官」

 

「僕達の場合は怪我人を出さない様にってことで、的だけだけど」

 

「そうだったな」

 

「はい」

 

上から一夏、キラ、アスラン、シンの順番で言った。

 

「わ、わたくしだけと聞きましたが……って、的ですって⁉」

 

「そうだね。僕達の機体はある意味で奇抜な機体だからね。そこで織斑先生がそう言う風にしたんだ」

 

セシリアは一夏のことについては驚きながら言うが、キラ達には突っかかって行く。しかし、キラが説明すると、納得しないような顔をする。

 

「「「「それに………それって、女子だけってだけじゃないの?」」」」

 

今度は一夏を含めハモりながら言った。

 

「つ、つまり、わたくしだけではありませんのね?」

 

セシリアの顔には絶望が見られた。

 

「いや、知らないけど」

 

一夏は追い討ちを掛ける様に言った。

 

「貴方方‼ 教官を倒したんですよねっ⁉」

 

セシリアはキラ達に詰め寄りながら言った。

 

「たぶん」

 

「僕達は違う」

 

「「そうだ(です)」」

 

一夏はあやふやに答え、キラ達か否定をした。しかし、セシリア自身は聞いていない。

 

「たぶんってどういうことですの⁉」

 

セシリアは一夏に標準を決めて詰め寄る。

 

「まぁ、落ち着けって………」

 

「これが落ち着いていr」

 

一夏が宥めようとしたが逆効果になり、セシリアの怒りはヒートアップする。しかし、途中でチャイムが鳴った為、一度分かれることになった。

 

「よろしいですか、お逃げにならないことですことよ‼」

 

セシリアはそう言うと、自席へと帰っていく。そして、一夏達も自席に座ると教室の扉が開きそこから織斑先生と山田先生が入ってくる。

 

「さて、これより実践で使用する武器についての講義を始める………の前に、来週に行われるクラス対抗試合の代表を決めようと思う。自薦、他薦問わないぞ」

 

その瞬間クラス中は騒然とした。

 

「はいっ‼ 此処は織斑君でお願いします」

 

すると一人の女子生徒が手を上げて一夏を推薦した。

 

「私もそれでいいと思います」

 

そしてここぞとばかりに、一夏を推薦していく。しかし、期待は裏切らない。

 

「ヤマト君を推薦します」

 

「ザラ君を推薦します」

 

「アスカ君を推薦します」

 

そして、キラ達の名前も呼ばれていく。

 

「織斑、ヤマト、ザラ、アスカの四名で良いのか? 自薦も問わないぞ」

 

織斑先生はクラス中を見ながら言った。

 

「待ってくれ千冬姉。おr「貴様に拒否権は無い。それに自薦他薦は構わないと言ったはずだが? それと織斑先生だ」………」

 

一夏が反抗しようとしたが、織斑先生によって沈められる。

 

「待ってください。納得がいきませんわっ⁉」

 

すると後方の席からセシリアの声とともに机が叩かれる音がする。

 

「そのような選出は認められませんわ。大体、男がクラス代表なんていい恥さらしですわ。わたくし、セシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間も味わえと言いますの⁉」

 

セシリアは自分が何を言っているのか判らずに喋って行く。

 

「実力からしてわたくしセs「黙れよ、小娘がっ‼」ッ⁉」

 

セシリアが熱弁中にカガリが割り込んだ。

 

「お前の実力なんぞ、どうでも良い。男が恥じさらしだぁ~? 寝言は寝て言え」

 

カガリがセシリアに向けて殺気を出す。

殺気を当てられたセシリアは顔を青ざめる。

 

「貴女は男を庇うつもりですか⁉ わたくしと同じ女性でありながら‼」

 

セシリアはそれでもカガリに噛み付いた。

 

「随分と物言いですわね?」

 

今度はラクスが立ち上がりながら言った。しかも威圧付きで。これにはセシリアも始め、織斑先生までも冷や汗を搔いている。

 

「それに、実力云々と言っているけど口だけじゃないの?」

 

最後にはルナマリアまでもが参戦した。

 

「ッ⁉ 決闘ですわ‼」

 

最後にはキラ達に指差しながら決闘を申し込んだ。

 

「四の五の言ううより早いな」

 

「ほう」

 

「覚悟はある?」

 

「望どころだ」

 

上から一夏、アスラン、キラ、シン言うが、一夏を除く三人に至っては戦士の目をしながらセシリアを睨み付ける。

 

「い、言っておきますが、態と手を抜いたりしましたらわたくしの駒使いにしますわよ」

 

セシリアは何とか声を出して言った。

 

「で? ハンデは要るのか?」

 

アスランがセシリアにそう言うと、クラス中が笑いに包まれた。

 

「ザラ君。それって本当に言っているの?」

 

「男が強かったのって、昔の話だよ?」

 

一人の女子生徒がアスランに言ったのを呼び水に、それを聞いたクラスメイト達はドッと笑い始める。

 

だが、アスランは冷静に言う。

 

「君達は何を勘違いしているのか判らないが、此処には四人の男性操縦士がいる。この時点で“女が強い”という方程式は既に消え去っている。俺が何を言いたいのか、判るよな?」

 

アスランはクラス中を見ながら言った。

これに反論する生徒は居なかった。

 

「ハンデは要りませんわ‼」

 

セシリアはアスランを見ながら言った。

 

「ほう、言ったな小娘。ヤマトにザラ、アスカ、織斑、オルコットの五名は一週間後の月曜日、放課後に試合を行う。それぞれは準備を済ますように、以上。では、授業に入る」

 

そして、この後授業が開始されたが、クラス内は息苦しい空気に包まれていたのであった。原因としてはラクス、カガリ、ルナマリアの三人から発せられる殺気に、誰もが息苦しさを感じていたからであった。




誤字脱字、感想、指摘、質問等ありましたらよろしくお願いします‼


修正を行いました。

機体設定について(セカンドシフト機体)

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  • そもそも、劇場版を見てないからわからない
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