新生IS<インフィニット・ストラトス>~英雄達集う~   作:武御雷参型

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新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします‼

因みに、今回は新春スペシャルと言う事で二話同時投稿を行います。


第十二話~訓練

「お前の所為だっ‼」

 

「一夏さんの所為でしてよっ‼」

 

「お前等が先生の話を聞いていなかったからだろ。 それを俺のせいにするのは筋違いじゃないのか?」

 

授業終了と共に箒とセシリアは一夏に詰め寄っていく。

 

何故なら、授業中に箒とセシリアは転入生の風鈴音と一夏の関係について考えて、真耶からは8回も注意を受け、挙句の果てに千冬から5回もの鉄拳を受けてしまったからである。

 

要は、一夏の言う通り自業自得なのだが。

 

 

「まぁまぁ、二人とも、少しは落ち着いて………」

 

キラがセシリアと箒を宥める。

 

「そうだ。昔に一夏が何しようと勝手だ。それに対してケチを付けるのは場違いじゃないのか?」

 

アスランもそう言う。

 

「まぁ、今はそれを横に置いといて、食事に行きましょう」

 

「そうですわ。では、キラ。エスコートの方、よろしくお願いしますね?」

 

「うん」

 

ラクスの言葉でキラは左腕を体との間を空けると、ラクスはそこに右手を入れる。

 

「アスランも、私のエスコートを頼むぞ?」

 

「了解」

 

アスランもキラと同様に、左腕と体との間を空け、そこにカガリも右手を入れる。

 

「シンも。アスランやキラさんと同じ事をするわよ」

 

「はいはい」

 

シンもキラ達と同様に(省略

 

『羨ましいなぁ~』

 

クラスや廊下ですれ違う生徒から憧れの眼差しで見られているキラ達。しかし、その表情は少し困惑していた。

 

 

 

 

「待ってたわよッ‼ 一夏」

 

食堂の入り口にラーメンの置かれているお盆を持って立っている鈴は一夏にそう言った。

 

「待ってたって………麺が延びるぞ?」

 

「う、五月蝿いわね⁉ アンタが早く来ないのがいけないんでしょうがっ‼」

 

「まぁ、それについてはすまん。でも、久々だな、鈴」

 

「え?………うん。元気にしてそうで良かった。でも、一回ぐらい病気しなさいよっ‼」

 

「なんちゅう無茶振り」

 

一夏はキラ達を空気状態にして鈴と話し込む。

 

「おいっ一夏‼ そいつとはどういう関係なのか教えてもらおうか‼」

 

「そうですわ‼ ま、まさかその方とお付き合いされているとか………」

 

箒とセシリアは一夏と話す鈴との会話の最中に割り込みに入る。

 

「え? コイツとは単なる幼馴染だが?」

 

「………」

 

一夏が箒達に説明を入れると、鈴は一夏を睨み付ける。また、箒達も鈴に対して少しだけ同情をする。

 

「な、なんだ?」

 

「フンッ‼」

 

「はぁ~そうか。ん? 待て、一夏。今“幼馴染”と言ったな。どういうことだッ⁉ 幼馴染は私だけではないのか⁉」

 

「ああ、ほら、箒が転校して行ったのが四年生だったろ? その入れ違いで転入してきたのが鈴ってわけ。それに、中学二年の頃に転校して言ったから、こうして合うのが一年ちょっと振りってわけだ」

 

一夏は簡潔に箒に説明していく。箒も納得はしているが、鈴に対して目の(一夏関係で)にしているので表面上はニコヤカにしながら鈴に手を差し出す。

 

「そうか、では自己紹介だな。初めまして、私は篠ノ之箒だ。よろしく頼む(一夏に手を出してみろ………その時は貴様を殺す)」

 

「初めまして、風鈴音よ。こちらこそよろしく頼むわ(受けて立つわ。アンタこそ一夏に手を出してみなさい? その時は、ぶっ殺す‼)」

 

箒と鈴はニコヤカに握手はしているが、その背後のは白虎と青龍が睨み合っている様に見えていた。

 

「ンンンッ‼ わたくしの存在を忘れられては困りますわ」

 

「……………誰?」

 

「なッ⁉ わ、わたくしの事を知らないですの⁉ このセシリア・オルコットを‼」

 

「うん。だって私、他国のことなんか興味無いから」

 

「………」

 

鈴はセシリアの事なんぞ興味が無い様で、会話を強制的に終わらせて一夏の方にまた会話を再開する。

 

「ところでさ、アンタクラス代表なんだって?」

 

「ああ、そうだがそれがどうした?」

 

「いや、私と戦ったら絶対に私が勝つだろうな~なんて考えてる」

 

「絶対に鈴に勝つからな」

 

「へへん、そこまで言うなら絶対に私に勝ちなさいよ」

 

「望むところだ‼」

 

一夏と鈴の間では火花が散っている。これぞまさしく一触即発状態である。

 

「お、一夏。こんなところに居たのか、探したぞ? ところで、そこに居るのは誰だ?」

 

すると、シンが一夏達の元に来た。

 

「ん? シンか。こいつは幼馴染の鈴だ。鈴、コイツはシンだ」

 

「あれ? 男でISを動かしたのって一夏だけじゃないの?」

 

「まぁ、機密情報であと二人居る。しかも、千冬姉が言っていたが、千冬姉でも勝てないって言っていた」

 

「ハァ⁉ そんなのありえない⁉」

 

「いや、一夏。俺は兎も角、キラさんやアスランはこの世界中探しても勝てるやつは居ないぞ」

 

「「…………」」

 

最後のシンの言葉で一夏と鈴は固まってしまった。

 

「おっと、そうだ。一夏。今日の放課後にキラさんが特訓するから時間を空けて置く様にだってさ。良かったなアスランじゃなくて」

 

「あ、ああ………」

 

一夏はアスランとの特訓でのトラウマが出てきたのか、少し顔を青くしながら体が震えていた。

 

「まぁ、そう言うわけだから一夏、ちゃんと時間を空けて置けよ? じゃあな」

 

シンはそう言うと食堂から出て行った。

 

「ねぇ、一夏。アンタどんな特訓を受けてるの?」

 

「そうだな………シンとの特訓ではビーム砲を避けたり、対艦刀を雪片で受け止めたりしていた。アスランとの特訓では、ビームサーベルを散々避ける訓練やリフレクターを避けたり、ビームライフルの攻撃を避けたりしてた」

 

「ああ、うん。ご愁傷様ね一夏」

 

「ああ、キラとの特訓ではどんな訓練をするんだろうな………」

 

一夏がそう言うが目は遠い所を見ていた。

 

 

 

 

 

 

その日の放課後、一夏、箒、セシリアは第三アリーナに来ていた。理由はキラとの特訓の為である。

しかし、そこには先客がいた。

 

アリーナ内を紅い線と蒼い線が交差して時々は緑の線も混じっていた。

 

「よう、来たか」

 

ピットでシンは壁に背を持たれ掛けながら一夏達を出迎える。

 

「あのう、シンさん。今戦っているのはどなたですの?」

 

「うん? あれはキラさんとアスランが模擬戦してるところだ。しかし、アスランもキラさんも本気を出してないな」

 

「「「エッ⁉」」」

 

シンの言葉で一夏、箒、セシリアは驚いていた。それもそうである。ISのハイパーセンサーでないと軌道が追いつかないスピードなのに、これでも本気を出していないという事自体が驚きである。

 

「なぁ、シン。もし、キラ達が本気を出したらどうなる?」

 

「そうだな…………一日で国家一つが落ちる。しかも、俺やルナ、代hじゃないカガリさんも交われば簡単に終わるな、必ず」

 

「では、どうしてラクスさんの名前が出ないのですか?」

 

「ラクス様は司令塔の役割をしてるし、もし何処かのバカがラクス様を誘拐してみろ。キラさんが黙っていない。速攻で、誘拐した組織を壊滅に陥ることが出来る」

 

「「「ああ、納得」」」

 

一夏達はキラとラクスとのラブラブっぷりは砂糖を吐ける程である。二人が歩いた後には、砂糖を吐いた女子生徒達しか居ないとまで言われ通称『歩く砂糖吐かせマシン』または『歩く砂糖降下爆撃機』とまで言われている。

 

「まぁ、そんな話は置いといて、そろそろ終わるようだな」

 

シンがそう言うとキラとアスランが駆るストライク・フリーダムとインフィニット・ジャスティスはゆっくりと地上に降りてくる。

 

「ふぅ、まだ体が鈍ってるな」

 

「そうだね。これだとドラグーンも完全体としての使用も危ないね。でも、また今度にしようかアスラン」

 

「そうだな。さて、全員集まっているな。では、これから特訓を開始する。一夏とセシリアはキラの方に行け。箒は俺とだ」

 

アスランは一夏達に指示を出していくが、箒は不服そうに顔をしかめる。

 

「どうした、箒」

 

アスランは箒の方を見て尋ねるが、箒が考えていることは判っていた。

 

「どうして、私は一夏と同じじゃない‼ それと、一夏は近接型、セシリアは中遠距離型なのに一緒に学ぶ必要がある。それなら私だって同じj「黙れよ小娘」ッ⁉」

 

「何が同じだ。お前は何を考えている。大方“私にも専用機があれば一夏と同じ場所に立てる”等と考えているのだろう。それだとお前は一歩も進めないし何も変われないぞ。それに力は力だ。使い方を間違えれば、それは只の暴力と変わりない。それに、今のお前と同じ考えを昔に持っていたが、近くに居るぞ?」

 

アスランは最初は厳しく怒りながら最後の方では優しく言う。アスランの教導で力を伸ばすパイロットは多く、また、箒は昔のシンと同じ考えを持っている事に気付き、箒が昔のシンと同じ道を歩もうとしている事を阻止しようとした。

 

「それは誰の事だ。もしかしてアスランか?」

 

「いや違う。答えはシンだ。アイツは護れる力を使わず、暴力で何でも解決しようとしていた。その結果、自分が歩む道を間違え、一歩間違えれば恋人であるルナマリアを殺すほどでもあった。だが今は違う。シンはキラと出会い、ちゃんと自分が歩む道を見つけ出し、護れる力を使えるようになった。それが今のシンの姿だ。だから箒、お前は何を護りたい?」

 

「………」

 

アスランの質問に箒は何も答える事が出来なかった。

 

「それが判ったら俺に言ってくれ。それと、自分で考えようとするなよ。周りを頼れ、一夏やセシリア、ルナマリア、ラクス、カガリ、キラ、シンにもだ。お前は一人じゃないからな。さて、時間も時間だ。早速特訓を開始する」

 

そう言うと、箒も頭を切り替え特訓に集中した。

 

 

 

 

 

一方、キラによる訓練では一夏とセシリアが、初めにキラの質問から始まった。

 

「さて、一夏とセシリアの特訓をするんだけど………セシリア、ブルーティアーズとスターライトの同時操作は可能?」

 

「………いえ、お恥ずかしいながら、全く出来ません。ブルーティアーズ使用時はスターライトは使えませんし逆も然りですわ」

 

セシリアはキラの質問い答えていくが、一夏はこの会話について来れなかった。

 

「ならセシリアは同時操作の特訓だね。さて、一夏は簡単な事ををしてもらうよ?」

 

「おう、何でも来い‼」

 

「言ったね? なら僕の攻撃を避けてね。僕も一応手加減はするつもりだから」

 

このときのキラは物凄くニコニコしている。

 

「………」

 

反対に一夏は地雷を踏んでしまったと後悔してしまうのであった。

 

「なら始めようか。セシリアはそうだね………一夏のことは無視していいから僕に攻撃してきて。まぁなるべく、一夏に当てないようにね? じゃあ始めるよ」

 

そう言うとキラはストライク・フリーダムを急上昇させドラグーンを10機を展開する。

 

「それはビットでしたの⁉」

 

セシリアはまさかあの羽がビットであったとは思ってはいなかった。

 

「そんなに驚いている暇はあるのかな?」

 

キラはそう言うとドラグーンを五機づつ一夏とセシリアの方に向かわせる。そして、キラはそのまま上空で停空してセシリアと一夏の特訓を見ていた。

 

 

 

そして、アリーナ使用時間終了を知らせるチャイムが鳴ったので、一夏達は地上に降りるが、キラとアスランを除く全員が肩で息をしている状態であった。

 

「そこまでしんどい事か?」

 

シンは一夏達を呆れ顔で見ていた。

 

「い、いや。キラの弾幕を避けるの…………はきび………厳しいぞ」

 

「そう、ですわ。それ……に、シンさんは何も………していないじゃないですか」

 

「いや、俺はルナとインパルスの事で話をしていた。それにしても、キラさんのドラグーンをたった五機だけで此処まで息が上がるとは思わないぞ」

 

「そう言う………シンはどうなんだ」

 

「俺は、アスランとキラさんの合同訓練に参加していたから、お前達より厳しいぞ。キラさんは一気にハイマット・フルバーストを仕掛けてくるし、アスランは近接格闘で攻撃してくるし、最終的には同時ハイマット・フルバーストを避けるなんてこともあったな………」

 

一夏達の質問に答えていくシンの目は遠い視線を送っていた。それを、一夏と箒、セシリアは同情の眼差しでシンを見るのであった。




修正を行いました。

機体設定について(セカンドシフト機体)

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