新生IS<インフィニット・ストラトス>~英雄達集う~ 作:武御雷参型
今回は少し短いです。すんません。
今更思った事。いつまで続けるつもりなんだろうか? 早く福音編に行きたいorz
そしたら、完全オリジナルストーリーに走れるのに‼
と言う脱線話は置いておいて、真面目な話を一つ。
今日で熊本地震から一年が経ちました。
時が流れるのは早いと言いますが、その通りですね。
3.11や1.17大きな地震と言えば、これ位しか思いつかないですが、今までも大きな地震は沢山ありました。
熊本地震え亡くなられた方々に黙祷を捧げてから読んで頂ければ幸いです。
キラが一夏との訓練を終えて自室に戻ろうとしていたその同じ頃、アスランは自室でパソコンの前に座り、作業をしていた。
「アスラン? 何をしているんだ?」
「ん? ああ、これか………ちょっとキラに言われた事で気になった事があったからな。各国家の情報をハッキン……もとい、捜査していたんだ」
「おい、ちょっと待て。今、ハッキングって言ったよな?」
「………」
カガリの声にアスランは目を合わせようとせず、作業を続ける事で視線を逸らしていた。
「こっちを見ろよ、アスラン‼ まぁ、良い………それで、何か情報は掴めたのか?」
カガリはアスランの行動の追求を諦め、調査の結果の内容を尋ねた。
「そうだな…………今掴んでいる情報を見る限りでは、アメリカはイスラエルと共同で軍用ISを開発しているらしく、完成するのは夏前だと言う事。フランスに至ってはデュノア社が怪しい行動をしていると言う事。ドイツに至ってはトーナメントが終わった翌月に、軍から代表候補生として一人が転入してくる。しかも、織斑教諭の教え子だと言う事だ。イギリスは何の情報も無し。全くの白で、怪しい行動はしていない。まぁ、昨今のサイレント・ゼフィルスが強奪された事もあってか、大人しい。中国に至っては、韓国と共謀してIS学園に何か仕掛けてくる可能性がある。ロシアだが……」
「どうしたんだ?」
アスランが言葉を止めた事に眉を顰め、カガリはアスランの顔を見た。
この時点で、カガリは他国もそうだがロシアが一番怪しいと踏んでいた。
「ロシアはなんの動きも見せていない。日本では…………どうもキナ臭い所が多すぎて収集が付かない。人体実験をしている研究所などは無いんだが………倉持技研で問題を抱えているらしい」
「どう言う事だ?」
「一夏の白式はこの倉持技研で開発された機体なんだが、その前に開発されていた機体を放置して白式の開発に人員を費やした。その結果、元々開発されていた機体は、所有するはずだった生徒が引き取り、一人で組み立てをしているらしい」
この言葉にカガリは開いた口が閉じない状況であった。
「待て待て待て⁉ ISを一人で開発だと? とても正気の沙汰じゃないぞ⁉」
「いや、事実だ。一夏の所為ではないにしろ、開発を断念された事で、所有するはずだった生徒が自分で組み立てを行なっている。事実、IS学園内部にもハッキングしたら、その情報を手に入れた」
「なんという事だ………」
カガリには到底考えられる事では無かった。
幾らISとはいえ、一機を完成するだけでもそれなりの人数や機材が必要となる。
IS学園だからこそ機材などは余っているかも知れない。
だが、人員が一人となると、開発や組み立ては到底不可能な筈である。
「キラだったらどうしただろうか………」
「さぁな……でも、あいつは、困っている人間を助ける癖があるからな。首を突っ込むだろうな」
「ああ~、確かに」
キラの習性を判っている二人だからこそ通じる事であった。
その頃、キラは整備室へ来ていた。
「そろそろ、簡易整備をしないとね」
キラが向かった先は誰も使っていないメンテナンスベッドであった。
キラはメンテナンスベッドに向けてストライク・フリーダムの待機状態であるネックレスを掲げると、メンテナンスベッド上に機体が展開される。
「アスランやカガリ、シン、ルナマリアの機体も診ないと、いつガタが来るか判らないからね………さてと、整備するにしてもやる事が無いんだよね~」
キラはストライク・フリーダムの整備項目をチェックするが、特にこれと言って変更や整備するところは見当たらなかった。
「僕も戻らないとね」
キラは機体を量子変換した後、キラは直ぐに振り向き、銃を手に取る。
「そこにいるのは解っている。隠れてないで出ておいで」
キラが呼びかけると同時に、後ろで物を蹴る音がした。
「う、撃たないで………」
「手を上げてゆっくりと姿を見せろ」
キラの言う通りに、銃を向けた先から水色のセミロングの一人の少女が両手を挙げながら姿を現した。
「所属クラスと名前を」
「い、一年四組………更識簪」
彼女……更識簪の名前を聞いたキラは銃を下げた。
「驚かせたね。ごめんね」
「う、うん」
キラの声色が優しくなった事に戸惑いを見せながら簪は頷いた。
「それで、君は此処で何をしていたの?」
「専用機を…………作ってた」
「作ってた? 君は代表候補生なのか?」
「うん、日本の代表候補生で、専用機が受理されるはずだったけど、男性操縦者が現れた事によって機体の開発が打ち止めにされて、仕方が無く私が引き取って作ってたの」
「見せてくれないかな? 僕だってこれでも自分の機体の整備ぐらいは出来るからね。もしかしたら、何か手伝える事があるかもしれ「一人でするから関わらないで」………そう。そこまで言うのであれば、僕は何も言わないよ。でもね、これだけは言わせて…………人間、一人ではできない事も、大勢の人間がいれば、何でも出来る。この言葉を頭の隅に入れといて」
キラはそう言うと踵を返し、整備室を後にするのであった。
整備室を後にしたキラは、持ち前のハッキングで日本の企業を調べていた。
その結果、一件の検索がヒットする。
「更識簪………専用機である打鉄二式の開発を倉持技研で行われていたが、初の男性操縦者が現れた事により、機体の開発は中止。それを知った更識簪は、打鉄二式を引き取り自らの手で開発する事になった………ね」
キラの手元にあるスマホに映し出されている情報を見ながら、考えに耽っていた。
「(彼女には一つ上の姉がいる。姉の名は更識楯無。このIS学園の生徒会長である傍ら自由国籍持ちでロシアの国家代表を務め、専用機であるミステリアス・レイディの開発を自らの手で行った。まぁ、この情報を見る限りでは嘘だという事は見抜けるんだけどね)」
キラがそう考えている時、殺気を感じすぐに銃を取り出した。
「そこに隠れている人、直ぐに出て来て。じゃないと………」
「その銃で撃つ………脅す気かしら?」
キラの言葉を後に続けるように、女性の声が響く。
そして、キラの後方の曲がり角から、更識簪と同じ水色の髪の毛の一人の少女が、扇子で口元を隠しながら現れる。
彼女が更識簪の姉、IS学園生徒会長の更識楯無であった。
「どうして私の存在が判ったのかしら? 気配は消してたはずなのに」
「さっき、僕に対して殺気を送りましたね? それで判ったんです。(調べていた矢先に、生徒会長本人のお出ましとはね。大方、妹の様子見を兼ねて張り込んでいた所かな)」
「……………貴方は…いや、貴方達は何者? 何を目的にこの学園に入って来たの?」
楯無は目元を細め、キラを睨みつける。
「僕達は貴方達に敵対する意思はないです」
キラの言葉に楯無は扇子を勢いよく閉じた。
「嘘は言ってないようね…………判ったわ。 でも、もし敵対する様な素振りや簪ちゃんに手を掛ける素振りを少しでも見せたら、貴方たち六人を…………」
楯無は言葉を区切ると静かに呟いた。
「消すわよ」
この言葉にキラは何も感じなかった。
殺気こそ感じられるが、キラは戦争や幼馴染との殺し合いを体験し、殺気の中で戦い続けた戦士なのだ。
少女から発せられる殺気など、蚊に刺される程度でしかなかった。
「どうぞ、お好きな様に………でも僕達も黙って殺られる気はないです。ですから…………」
「眠れる戦士を起こさない方が良いよ」
キラの言葉に少女は膝から崩れ落ちた。
尤も、キラはその姿を見る前に姿を消していたのだが。
「な、何なのよ、あの殺気…………私が、負けた…………? 更識家当主であるこの私が? どうして…………」
「当然だ。私でも勝てん」
少女の独り言に返事をする人物……千冬が傍らにいた。
だが千冬自身も、顔から冷や汗を流しており、自らも勝てない事を認めていた。
「織斑先生」
「彼らは歴戦の戦士で、戦場から生還しているんだ。 戦場に出ていない私達小童が数がどれだけ多く居ようと、彼らには“烏合の衆”でしかない。」
「私は、間違っていたんでしょうか?」
この質問に千冬は何も答える事無く、その場から立ち去るのであった。
誤字脱字、感想、指摘、質問等ありましたらお待ちしております‼
今更ですが、この作品の続編に関しては更新するつもりはありません。現段階ではですが………
修正を行いました。
機体設定について(セカンドシフト機体)
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設定通り
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劇場版基準
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そもそも、劇場版を見てないからわからない
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いっそのこと、新規で作ろう