新生IS<インフィニット・ストラトス>~英雄達集う~   作:武御雷参型

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うーん一部のタイトルが詐欺っぽく見えてしまうのは俺だけなのだろうか………


第三十話~訓練の結果。そして、再開

キラ達はモニターに映し出された映像は、見覚えのある格納庫の内部であった。

 

「アークエンジェルの格納庫………」

 

「懐かしいな」

 

キラとアスランは自分たちが訓練用の機械の中にいる事を忘れてしまう程の完成度で驚き、出撃シークエンス前である事を忘れていた。

 

〈あー、キラ君にアスラン? 聞こえているかね?〉

 

「あっはい」

 

「は、はい」

 

ラウの通信にキラ達は我を取り戻す。

 

〈イージスはアスランが乗っていたものをデータ化している。また、ストライクにしても全てのストライカーパックを登録しているから〉

 

「「判りました」」

 

アスランはいつでも出撃できるように、意識を先頭モードへと切り替え、キラはストライクのストライカーパックを選んでいた。

 

「エールストライカーをお願いします」

 

キラがそう言うと、振動が伝わりデータにエールストライカーが装備されたことを示す表示が映し出されていた。

 

「凄い、振動まで来るようになっているんだ」

 

キラは訓練用の機械のリアルな振動に感動を覚える。すると、再度ラウから通信が入る。

 

〈向こうも準備が整った様子だから、出撃してもらうが、良いかな?〉

 

「「はい」」

 

キラ達の返事にラウは頷くと、出撃の命令を下す。

 

「キラ・ヤマト。ストライク行きます‼」

 

「アスラン・ザラ。イージス、出る‼」

 

二人はいつも通りのコールを言って機体を出撃させた。すると、二人の目の前に広がる光景に、より一層リアル感を感じさせた。

 

「アスラン‼」

 

「ああ、行くぞ‼」

 

キラ達はフットペダルを踏み込み、機体を前進させるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

一方で相手の訓練生二人は余裕な表情で準備をしていた。

 

「相手は何も知らない学生だ。俺たちが有利なのは変わりはない」

 

「だな。さて、俺はこれで行くか」

 

「なら、俺はこれだな」

 

二人が選んだ機体はバスターとデュエルAS。

 

「ちょ、おまwww。バスターとか一瞬で終わらせる気満々じゃん」

 

「当たり前だろ。一瞬で終わらせてこんな茶番を終わらせたいんだよ」

 

二人は呑気に話しているが、後で後悔する羽目になる事は、この時は微塵も考えていなかったのである。

 

「さて、出撃の許可も出た事だし」

 

「ちゃちゃっと終わらせますか」

 

二人はそう言って出撃準備を整える。

 

「桜井俊輔、バスター行きます」

 

「小鳥遊悠馬、デュエル行きます」

 

俊輔と悠馬も出撃する。

 

「さて、いつも通りバスターの火力で制圧しますか‼」

 

俊輔はそう言うと、バスターのガンランチャーと高エネルギー収束火線ライフルをドッキングさせ、超高インパルス長射程狙撃ライフルにすると、引き金を引き、薙ぎ払うかの様にライフルを横に振るった。ビームがあった場所は爆発し、ビルたちは崩れていく。

 

「いつも通り、バスターの火力は馬鹿にならねぇな」

 

「だから、俺は好きなんだよ。ま、これであいつらも終わっただろう」

 

俊輔と悠馬は自分たちの攻撃によって、キラ達を倒せたと思っていた。だが、そう簡単に問屋は卸さなかった。二人に敵からロックされているアラームが鳴り響いたのだ。

 

「倒せてなかったのかよ‼」

 

「どうせマグレで躱せたんだろうよ………でも、何処にも姿が見えないぜ?」

 

二人はその場で停空させていると、幾つものビームの筋が上から、二人を襲いかかる。

 

「上からだと⁉」

 

「散開‼」

 

悠馬はすぐに俊輔から離れる。だが、足の遅いバスターはいつの間にか接近していたアスランの駆るMA形態となったイージスに組み付かれ、スキュラをコックピット部を撃ち抜かれ、俊輔は敢え無くご退場となる。

 

「俊輔⁉」

 

まさか開始して10分も経たずに俊輔が撃たれたことに驚いてしまう悠馬であったが、その隙が命取りとなってしまう。

後方から機動力を活用したエールストライクのビームサーベルがデュエルASのコックピットを真っ二つにしたことにより、悠馬も撃墜されてしまったのである。

試合時間は5分も経っていない。

 

 

悠馬と俊輔はただ、機械の中で呆然としていた。

 

「俺たちが………」

 

「負けた………」

 

二人はたかが学生であるキラとアスランによって瞬殺された事実が受け入れられなかったのである。

 

「俺たちはいつだって訓練の時………」

 

「誰にも負けなかったのに………どうして、学生風情の二人に………」

 

俊輔と悠馬の二人は、ラウに怒られるまで機械の中で呆然としていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで、彼らの実力は解っただろう? たかが学生と思って舐めた結果、あの二人の様になる。今後は誰が相手であっても油断はしない様に‼」

 

『はいっ‼』

 

ラウの言葉に訓練生の全員が返事をするのであった。

 

「そう言えば二人に聞きたい事があったんだが?」

 

「なんでしょうか?」

 

ラウは訓練生たちの返事を聞くと、キラ達の方に体を向ける。

 

「君たちはそれぞれの機体で全力で戦った事は?」

 

「この世界に来てからは、まだ無いです」

 

「俺たち、いや、僕たちの機体は特殊なので全力でやってしまうとアリーナを破壊してしまう恐れがあるので」

 

ラウの質問にアスランとシンが返事をする。ラウは一つ、頷くとキラ達の待機状態を渡すように言う。

 

「これから君たちの機体のデータをこの機械に落とし込もうと思う。それから、データに関しては私かギルの両方の許可が無いと使えないようにするが、どうかな?」

 

ラウの提案にキラ達は少し考えたが、このままの状態であった場合、有事の際に機体に振り回されてしまう恐れがあると考え、承諾する。

ラウはキラ達から預かった待機状態を、訓練用機械にデータ化し、落とし込んだ。これにより、機械のデータにキラ達の機体が使えるようになった。

 

「では、君たちに彼らの実力を見てもらおうとするか」

 

ラウはデータの落とし込みが完了したと同時に、キラ達による摸擬戦が始まる事を勝手に決めたのである。

 

「た、隊長⁉」

 

「アスラン、何度も言わせないでくれ。私はもう君の隊長ではないんだよ?」

 

「も、申し訳ありません」

 

ラウに咎められたアスランは体を強張らせる。

 

「待ってください。勝手に決められてもこちらとしても困るのだが?」

 

声を上げたのは千冬であった。

 

「では、IS学園で彼らが全力で摸擬戦をしたとしても壊れる心配はないと、貴女は仰るのですか?」

 

「そ、それは………」

 

だが、千冬に対してギルの冷たい視線にさらされてしまい、千冬は何も言えなくなってしまう。

 

「彼らの力は確かに強力です。この委員会でも相手に出来るのは少ないでしょう。無論、私も含めた場合、ここにいる者たちでは太刀打ちが出来ない」

 

ラウの言葉にキラとアスラン、ラクス、カガリは、何を言っているんだ、コイツ? という表情をするがラウが視線を向けると顔を逸らした。

 

「また、彼らが有事の際の権力はどうしているのですか? まさかとは思いますが、彼らに独立権限を与えず貴女達の命令で動いている。というつもりは無いですよね?」

 

「「…………」」

 

ラウの言葉に千冬も真耶も何も応える事が出来ずにいた。

 

「彼らは我々にとって希望の光なのです。このまま何もせずに、ただ傍観をしていればいずれ、世界は混沌の世となるのです。なぜ、それが解らないのですか?」

 

ギルからの口撃に、反論する事が出来なかった。

 

「よって、委員長権限で彼らについては学園内で起きた有事には独立権限を与え、貴女達教師からの命令を聞かなくて良い事とします。また、彼らの指揮権はキラ君。君が持つんだ」

 

「僕が……ですか………?」

 

キラがアスランやシン、ラクス、カガリ、ルナマリアを見ると全員が納得して頷いていた。

 

「判りました。お受けいたします」

 

「さて、話は脱線したが君たちの今の実力を私たちに見せてくれ」

 

「………判りました」

 

ギルの言葉にキラ達は頷いて返事をして、機械の中に入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二階の方でも動きがあった。

 

「さぁて、俺たちも準備をしますか」

 

「久々にキラに逢えるな。フレイ」

 

「ええ。そうね」

 

ハイネは息巻き、トールはキラに逢えることを純粋に喜び、フレイも喜び半分と複雑な様子であった。

 

「シン、ルナマリア。お前達の実力を見せてもらうぞ」

 

「シン、私が護る」

 

「いや、俺たちはどちらかと言うと、乱入者になるんだけど……」

 

「アウル、黙ってろ」

 

レイはシンとルナマリアと摸擬戦が出来ることを喜び、ステラは乱入する側にも拘らず、シンを守る発言をし、アウルが止めようとしたが、スティングがアウルを止める。

 

「よっしゃぁ、行くぞ‼」

 

ハイネを先頭にもう一つの部屋に設置された訓練用機械の中にハイネ達は入って行き、摸擬戦が始まるのを待っていた。

 

そして、摸擬戦が始まったのを確認すると、出撃していく。

 

「ハイネ・ヴェステンフルス、デスティニー出るぜ‼」

 

「トール・ケーニッヒ、プロトセイバー行きます‼」

 

「フレイ・アルスター、シグーアサルト、出ます‼」

 

「レイ・ザ・バレル、レジェンド発進する‼」

 

「ステラ・ルーシェ、ガイア出るよ」

 

「アウル・ニーダ、アビス行くよ」

 

「スティング・オーグレー、カオス出る」

 

今ここに、因縁の対決が始まろうとする。




誤字脱字、感想、指摘、質問等ありましたら、どしどしと送って下さい。
作者のやる気に繋がります。批判コメントは差し控えて頂ければ、有難いです。(来てないけど



次回予告

ギルバートによってキラ達は摸擬戦をすることになった。そして、ハイネ達もその摸擬戦に乱入する。

次回、第三十一話


「摸擬戦」

勝ち残れ、ガンダム‼


「ガンダムと聞いて、私が来た‼ 待っていたぞ、少年‼ ………少年の姿が見えないようだが………?」

あのう、グラハムさん? あなたは登場する予定が一切ないのですが………なぜこちらに?

「ガンダムがここにいると聞いてな‼」

さいで………出口はあちらです。

「待っていろよ、少年‼ 私が道先案内人になってやるからな‼」


もしかして、ガンダム作品から誰か出てきてしまうのか………? 俺の胃が持つかな………色々な意味で………はぁ

機体設定について(セカンドシフト機体)

  • 設定通り
  • 劇場版基準
  • そもそも、劇場版を見てないからわからない
  • いっそのこと、新規で作ろう
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